Linuxマシン製作方針とパーツ選び

2004/08/22


 マシン製作方針 

 いまLinuxに傾注しつつあるのは、「なぜ、いまLinuxなのか?」でも述べたが、来たるべき市民権を得たLinuxの夜明けを期待し、とりあえず実際に動かすことにした。それも、ただ単にLinuxを動かすだけのWindowsとのマルチブートを避け(Windows同士のマルチブートより少し厄介だが可能)、最終の姿をサーバとするためにLinux専用マシンを新作することにする。

 Linuxというと、情報の表示を文字によって行い、すべての操作をキーボードで行うユーザインタフェース(CUI)を思い浮かべる人も多いであろう。しかし、それは一昔前のことで、現在配布されてるほとんどのディストリビュージョンにおいては、情報の表示にグラフィックを多用し、大半の基礎的な操作をマウスなどのポインティングデバイスによって行うことができるような、ユーザインタフェース(GUI)が組み込めるようになっている。ディストリビュージョンによっては、Windowsと見間違えるほどのデスクトップを持つものもあるほどだ。

 そのような華麗に進化したLinuxにふさわしい
  (1)ファッショナブル
  (2)コンパクト・スマート
  (3)ニュー・テクノロジー
  などで、存分に固めたマシンに仕立てる方針を立てた。

 

 ディストリビュージョン選び 

 まず最初の選択は、数多く存在するLinuxのディストリビュージョン(配布パッケージ)を決めるところからスタートする。なぜならば、数多く存在するディストリビュージョンはそれぞれ個性的で、安定指向のため古いカーネルをあえて採用しているものなどもあって、新しいデバイスに対応してないものもあるからだ。したがって、パーツ選択(デバイス)の前には、それぞれのディストリビュージョンの情報を調べ、検討した結果をもって選択したい。(もっとも、非商用ディストリビュージョンならタダなので、気に入らなければいつでも乗り換えられるというのもLinuxの醍醐味だ。)

 ディストリビュージョンの選択にあたっては、まずは無料の非商用ディストリビュージョンであるのを条件とし、次にカーネルは比較的新しいバージョン2.6以上が採用されているものとした。その結果、2つの条件をクリアものがいくつかあるが、育ちのよさと将来の発展性から、Fedora core 2に決定した。
 FedoraはLinuxのディストリビュージョン別シェアでも筆頭のRed Hat Linuxが母体となって誕生した新しいディストリビュージョンだ。いままで非商用ディストリビュージョンのRed Hat Linuxが商用ディストリビュージョンに移行するとき、非商用ディストリビュージョンとして残したのがFedoraである。すなわち、簡便な表現をすると、FedoraはRed Hat Linuxを母とするいわゆる落とし子で、氏素性についてまちがいはない。

 最初のバージョンになるFedora Core 1は2003年11月にリリースされ、2月10日には本家の米Fedora Projectと連携するFedora JP Projectを正式発足させ、日本語でのウェブコンテンツ、メーリングリスト、バグジラの情報提供が開始された。その後、5月18日にはカーネル2.6を採用したFedora Core 2がリリースされ、現在はFedora Core 3の10月25日リリースを目標にテストが繰り返されている。
 このように、非常に早いテンポでバージョンアップが進められ、新しい機能がいち早く採用されるのがFedoraの特長だ。

 

 ケース選び 

 最初にディストリビュージョンが決まったら、次はCPUやマザーボードなどのケースの中のパーツを選択するのが通常だが、マシン製作方針でも述べたように、(1)ファッショナブルで(2)コンパクト・スマートなマシンを実現するため、あえてケース選びからはじめた。

 今回の目的に沿ったケースを大ぐくりをすると、ミドルケース、そして最近流行しているMicroATXケース、キューブケースの3種類のケースが対象となるが、背が低いのが好ましい設置環境の要望もあって、キューブケースの中からと決めた。(今回選択したAntec Ariaのキューブケースは幅269mm×高さ200mmであるが、標準的なミドルケースやMicroATXケースの外形を比較すると、右のようなイメージになる。)

 キューブケースというと、昨年あたりからマザーボードとCPUがセットになったベアボーキットは大流行であるが、ケースだけを購入しようとすると入手がなかなか難しい。そこで思い出したのが、電源メーカとしては大手のAntecから4月末に発売されたAriaである。発売当時はPC系サイトで盛んに紹介されていたので、見覚えがある人も多いと思われるが、AKIBA PC Hotlineでも「MicroATXで300W電源や8-in-1タイプのメモリカードリーダを搭載し、スタイリッシュなキューブ系ケース」として紹介されている。

  確かにスタイリッシュと言われるように、AV家電製品かと思われるような洗練された風貌で、電源ランプとして機能するフロントパネル両サイドの青色LEDは、怪しさの中にも気品あふれるデザインとなっている。また、5インチベイは、トレイ連動型の開閉カバーを備えていて、通常は内蔵された光デバイスはケース内に隠れているので、わざわざブラック・ベーゼルを求める必要ない。なお、本体色はシルバーとブルーのツートンカラーと紹介されてる記事が多いが、メーカのAntec Case Comparison Tableによると、ブルーでなくPiano Blackと表現されており、実際にも気品あふれる漆黒となっている。(左上の画像)
 このようなことから、もうこれしかないと考えて、MicroATX キューブケースのAntec Ariaに決定した。

 さて、実際の購入であるが、おそらく大阪日本橋をくまなく探せば見つかると思われるが、MicroATX キューブケースといえども、持ち帰るのが大変なので通販を利用することにした。
 PCケースの通販ショップといえば、少し怪しそうな名前だが、CaseManiacさんの他にない。もっとも、とことん事前調査の上で購入し、メインマシンのケースは約7年間も使い続けているので、CaseManiacさんを使うのは初めてだが、その道では有名なショップと聞いている。
 何より店長のポリシーが素晴らしい。また、ケースのひとつひとつについて、独自のスペックシートが準備されていて強い思い入れを感じられる。Antec Ariaのスペックシートはこちら

 実はこのケース、最優先で購入したこともあって7月27日に入手し、今までテーブルの上で飾りになっていた(8月16日時点で組上げ完了し、Linuxのインストール直前まで進捗)。
 購入に際しては、7月24日(土)に発注をしたところ、即刻受注の連絡が入ったので、銀行営業日の26日(月)に振込を行ったところ、27日(火)に到着した。また、価格も比較的安い部類で、本体価格\14,490+送料\840に振込手数料(\105)を入れても、\15,435でゲットすることができた。安心できるショップなら、買い出しに出かけるよりも、通販が便利と痛感した次第だ。

  到着時にまず驚いたのが梱包ケースだ。通常のケースの梱包ケースは、印刷もない茶色のダンボールが普通だが、Ariaはこのような、まるでAV家電製品が入ってるがごとくの綺麗なパッケージに入っている。(このタイプがUSパッケージと呼ぶらしい)

 右は同梱されている付属品であるが、左上からねじやスペーサ一式、その下が増設用3.5インチベイのアングル一式、その右がマニュアル類、すぐ下が8-in-1タイプのメモリカードリーダのドライバーとマニュアルが収録されたCD-ROM、その右が増設スロットに取り付け可能なファン、電源コード、最も右がIDEスマートケーブルと、至れり尽くせりだ。

 8-in-1タイプのメモリカードリーダはUSB形式なので、CD-ROMに収録されているのはUSBドライバーになるが、驚いたのはLinux用ドライバ(Kernel version 2.4.0 & above)まで収録されていることで、マニュアル類の中にもセットアップ用のインストレーション・シートが同梱されている。

 その他にもAriaには、ユニークで優れた点が多くあるが、以降の組立編の中で詳しく紹介する。

 

 CPUとメモリ選び 

 OSのディストリビュージョンが決まり、カッコいい筐体(ケース)も決まったので、ようやく中に入るパーツの選択となる。基本的な考え方は、いまだ発展途上のLinuxという少数派のOSにあって、トラブル時などで情報が入手のしやすいことを第1優先とし、できるだけメジャーどころで揃えることにした。

 まずは、心臓部になるCPUだが、比較的新しくかつコストパフォーマンスの高い、Intel Pentium4 2.8(C)GHzとし、昨年12月よりメインマシンで半年以上の稼動実績があるのを、引っぱがして使うことにした。
 本来なら、24時間連続運転が必要なサーバ用としての熱対策を考えると、更に低いクロックが好ましいかもしれないが、お下がりということもあって2.8(C)GHzを使うことにした。排熱に分が悪いキューブケースに若干の不安もあるが、いざとなればオーバークロックならぬアンダークロックで対応するつもりだ。

 次なるメモリは、やはりメジャーどころのDDR SDRAMとし、定番のSAMSUNGオリジナル PC3200 CL3 512MB(M368L6423FTN-CCC)を2枚搭載することにした。購入してから組み込みまで約1ヶ月あったので、その間に実働試験を行った稼動実績のあるものだ。

 

 キーボード選び 

 日常のパソコン用テーブル(古い座敷机を利用)の上には、CRTディスプレイ、メインマシンとキーボードとマウス、メインノート、イメージスキャナなどが所狭しと置かれている。これにLinuxマシンとキーボード、マウスが加わることになる。したがって、Linuxマシン用のキーボードは、できるだけ小型であるのを第1条件とし、Linuxマシンにふさわしい、こだわりの逸品を選ぶことにした。

 小型キーボードというと、なんといっても、世界に名声をとどろかす「PFU」の「Happy Hacking Keyboard」だ。「PFU」は、本社を石川県河北市に置く、富士通、内田洋行、松下の出資会社で、UNIX/Linuxを主体業務とする、法人/業務向けにも強い会社だ。そこで生まれたのが「Happy Hacking Keyboard」で、初代のモデルはファンクションキーどころか、カーソルキーすらもないというUNIXに特化していたと聞いている。そして、上質にこだわった一味違うキーボードは、妥協を許さない人たちに選ばれ、愛され続けてきた。

 現在販売されてる「Happy Hacking Keyboard」は3種類のグレードがあり、最高級モデルのProfessional、高級モデルの無印、普及モデルのLite2で、価格はそれぞれ約2万5千円、約1万5千円、約6千円だ。
 さすがに、約2万5千円もするProfessionalには手が届かないが、6月に普及モデルのLite2に、かな表記の無い日本語配列<かな無刻印モデル>が新発売されたので、これを狙うことにした。

 日本語配列<かな無刻印モデル>とは、ローマ字入力では意味のなさない、通常の日本語キーボードにある「かな」の刻印を取ったものだ。このスッキリとした風貌を求めて、英語配列を使う人もいるが、日本語入力では何かと不都合がある。それに比してこちらは、日本語配列でもって「かな」の刻印を取っただけなので、日本語入力にも何ら不都合はない。

 左の画像は、今回購入したHappy Hacking Keyboard 日本語配列<かな無刻印モデル>黒 PS/2インタフェースのPD-KB220B/Pであるが、日本語キーボードなのにキートップはアルファベットと記号のみで、全角/半角キーは、無変換キーは、変換キーはの独自アイコンが刻印されており、スタイリッシュでシンプルなフォルムを実現している。
 

Happy Hacking Keyboard 日本語配列<かな無刻印モデル>黒 PS/2インタフェースのPD-KB220B/P
(Fnキーなどでキー数を最小限に抑えた60キー)

メインマシン用のOWL-KB106J(106キー)に
PD-KB220B/Pを載せたところ。キーピッチは
同じだが、設置面積は約1/2と省スペース。

 さて購入であるが、比較的扱ってるショップが少なく値引きが少ないこともあり、通販で探すことにした。いろいろと探した結果、運良くアット・ニフティスト アにて、最安値と思われる\4,864で送料無料キャンペーンが行われていたのが見つかった。商品の在庫について、最も入手に時間が掛かる[△お取り寄せ]だったのでやや不安もあったが、7月28日に発注し8月5日に無事到着した。

 

 マザーボード選び 

 残る購入パーツは、マザーボード、ハードディスク、DVD-RAMドライブ、マウスとなった。これらのパーツの買い物リストはすでにあるものの、やはり大阪日本橋に買出しに出かけ、店頭でいろいろ選ぶのも楽しい。
 ということで、実は夏期休暇の8月12日に自宅(京都府八幡市)から車で出かけたが、国道1号線が大渋滞のため引返し、再度13日に出かけて購入に相成った。

 マザーボードは、すでにMicroATXフォームファクタのキューブケースを購入してるので、必然的にMicroATXで選ぶことになる。また、CPUはPentium4 2.8(C)GHz(Northwood)、メモリはDDR SDRAM PC-3200だ。

 マザーボードベンダーの中で、Linuxでの動作保証をしているところはまずないので、メジャーなチップセットを搭載し、ユーザーが多い(情報量が豊か)ところから、Intel 865Gチップを搭載するASUS P4P800-VMを選択した。(ASUSダウンロードサイトでは、Linux用のLANとグラフィックのドライバーは掲載されている。)
 また、メインマシンのP4C800と同じチップセットシリーズの兄弟ボードになるので、BIOSの設定項目などがほぼ同じなのも心強い。

 上の画像は、今回購入したP4P800-VMだが、ASUSサイトに掲載されている画像とチップセットのヒートシンクの取り付け角度が異なる。また、シルク印刷された型番のP4P800-VMの上には、P4P800-VM/S(「/S」が追記)と書かれたシールが貼られている。おそらく、昨年5月に発売された以降、バージョンアップされたものと思われる。なおBIOSはベータ版を除く現時点で最新の1012(2004/3/24)が搭載されていた。

 購入価格は\12,440だったが、特別なことをしない限り、拡張スロットを使う必要がない、VGAとLANインタフェース(100Base)、サウンド機能(6ch)がオンボード搭載されていることを考慮すると、安くなったものと感心している。(熱対策も含め拡張スロットは使わない方針で考えている。)

 

 ハードディスク選び 

 ハードディスクは、下記に挙げた理由などを勘案して、SATA(Serial ATA)インタフェースで、1プラッタタイプの80GB品のSeagate Barracuda 7200.7 ST380013ASを選択した。価格は安くなったもので\7,650。
  1. ケース内でのケーブルの取り回しが容易
     MicroATXフォームファクタのケースということもあって狭いので、IDEやSCSIのフラットケーブルを取り回すことが難しそうなことから、信号用ケーブル(画像の右のケーブル)がスマートなSATAを選択した。
     なお、ケースのAriaには、標準でSATA用電源ケーブル(画像の左のケーブル)が1つ用意されているので、特別な変換ケーブルなどが一切不要で接続できる。
     
  2. ケース内での発熱を抑える
     SATAの信号用ケーブルのスマートさは、ケース内でのケーブルの取り回しを容易にするだけでなく、ケース内の空気流を妨げず、冷却効果を引き出す要素になっている。
     
  3. 24時間連続運転を可能にする低騒音
     主軸を油膜で支えて回転させることによって、軸受の低騒音化を実現するFDB(Fluid dynamic bearings=流体軸受) Motor Technologyを採用したモデルであるとともに、ディスクの風切音や振動による騒音に対して有利な1プラッタタイプとした。
     ハードディスク内の磁気ディスクのことをプラッタと呼ぶが、高密度化されて1プラッタで80GBの容量が得られるようになった現在では、1プラッタおよび2プラッタが主流になっている。一般的にハードディスクの騒音は、先に挙げたように軸受音とディスクの風切音や振動音が大半を占める。よって、同じ軸受とモータを使ったモデルでも、1プラッタと2プラッタのタイプでは、2プラッタが1ランク騒音レベルが高い。
     したがって、実際に容量が必要な場合はともかくとしても、将来の可能性だけで2プラッタタイプを選択するのは、騒音に対して得策でない。特に1.5プラッタタイプと呼ばれる、ディスクを2枚搭載し、その内の1枚のディスクは片面しか使わないタイプは、割高の上に2プラッタの課題を持つので、選択しないのが賢明だ。
     
  4. 最先端のストレージデバイス
     長く続いたSCSIとIDEのインタフェースは、超高級品のSCSIタイプを除いて、SATAに統合される可能性が大きくなってきた。
     ただし、最先端であるがゆえのトラブルもあるようだが、「マシン製作方針」の中で「ニュー・テクノロジーで存分に固めたマシンに仕立てる」と述べたように、あえて果敢に挑戦することにした。LinuxにおけるSATA RAIDには、まだまだ課題がありそうだが、Fedora core 2にてスタンドアロン(単独)で使用する分には、何ら問題なく使えると期待している。(うまく認識できない場合には、OSのインストールさえできない、大変なことになることは覚悟の上だ。)

 

 DVD-RAMドライブ選び 

 次はインストール用の光ディスクドライブ選びだ。Linuxのインストールは、CD-ROMまたはDVD-ROMのインストールディスクのブートで行うが、古いドライブにはブートができないものもあるので注意が必要だ。

 DVD-ROMぐらいは読めるようにしたいと、最初はDVD-ROMドライブを探したが、それでもけっこうな価格がすることから、奮発してDVD-RAMドライブを購入することにした。
 購入品の選択にあたっては、どうせLinux用のドライバーやアプリケーションなどを添付しているモデルはないので、LG電子製の付属ソフトなしのバルク品を中心に探した。

 昨年の夏あたりから販売されはじめたLG電子のDVD-RAMドライブは、DVDのマルチドライブ化と価格破壊を急進させたが、初代のGSA-4040B、第2世代のGSA-4082B、そして現時点では第3世代のGSA-4120Bが登場している。すべてに共通でDVD-RAMの3倍速に対応してるので(GSA-4120Bは5倍速、ただし2倍速以上は対応メディアが必要)、これらの中から安いものを選ぶことにした。

 すでにGSA-4040Bは市場から姿を消しているようだが、付属ソフトなしのバルク品では、GSA-4082Bで約8千円、GSA-4120Bで約9千円というところが相場のようだ。
 その中であえてGSA-4082Bを選択したが、千円が惜しかったのではなく、ファームウェアがすでに安定しているはずとの推測からだ。おそらく、GSA-4120Bは、DVD-RAMの5倍速対応している関係で、これからもファームウェアのアップデートがあると思われ、Linux上でのアップデートができないことを考慮したからだ。(今回のマシンはフロッピーディスクドライブを搭載してないので、DOSで起動するのも難しい)

 ということで、LG Super Multi DVD Drive GSA-4082B バルクを選択し\7,980で購入した。

 なお、ブラックベーゼルではないが、ケースのAriaの5インチベイは、トレイ連動型の開閉カバーを備えているため、使用してない時はベーゼルが見えないので、デザインを損ねることはない。

 

 マウス選び 

 マウスぐらいは、ジャンクボックスから適当なものを探し出そうと考えていたが、スタイリッシュなケースやキーボードと見比べると、あまりにもみすぼらしいので、カッコいいマウスを新調することにした。

 そこで選んだマウスは、おそらくコストパフォーマンスは最高と思われる、LogitechのWheel Mouse OpticalのOM-44UPiシリーズのバルク品に相当するM-BD58で、価格は\1,340だった。(詳しい内部構造などについては、サイトウサイトLogitechオプチカルマウス いきなり分解!の記事が必見)

 このOM-44UPiシリーズは2000年7月に発売されたもので、翌2001年9月には外観は変わらないが、解像度を400dpiから800dpiに倍増したモデルのOM-45UPiシリーズが発売され、現在も引き続いてリテールパッケージ品が販売されている

 すなわち、現在販売されているリテールパッケージ品のOM-45UPiシリーズと、バルク品のM-BD58(OM-44UPiシリーズのバルク版)の外観は変わらないが、解像度について、前者は800dpiであるが、後者は400dpiとなっている。

 ただし、解像度の差が大きな意味を持つかというと、マウスの動きを検知する精度が、400dpiでは約0.06mm(25.4mm/400)に対し、800dpiでは半分の約0.03mmになるだけで、CADや3DCGで精密な製図やモデリングでもしない限り、通常の使用では分からない範囲だ。むしろ、精密なマウスの動きが必要な場合は、検知エラーが多いオプチカルマウスでは、解像度よりもマウスパッドに注意を払いたい。

 

 まとめ 

 製作方針を、華麗に進化したLinuxにふさわしい、ファッショナブルでコンパクト・スマートな外観を持ち、ニュー・テクノロジーで存分に固めたマシンと決めた。また、ディストリビュージョンを、現時点では最も先進的な、Fedora core 2と決めた。
 そして、各パーツを下記のように選び、約1ヶ月弱をかけて入手が完了した。
 
パーツ名 品名 メーカ 価格 備考
ケース MicroATXキューブケース Aria Antec \15,435 送料、振込手数料込
CPU Pentium4-2.8C GHz Intel \24,350 購入時価格(2003/12)
メモリ DDR SDRAM PC3200 CL3 512MB×2本 SAMSUNG \21,540  
キーボード Happy Hacking Keyboard Lite2
 かな無刻印モデル PD-KB220B/P
PFU \4,864 送料、振込手数料不要
M/B P4P800-VM ASUS \12,440  
HDD Barracuda 7200.7 ST380013AS(SATA) Seagate \7,650  
DVD-RAM Super Multi DVD Drive GSA-4082B LG \7,980  
マウス Wheel Mouse Optical M-BD58 Logitech \1,340  

合計

\95,599  

 Windowsに比べて負荷の軽いLinuxマシンとしては、パワフルで贅沢なマシンになる予定だ。課題として考えられるのは、Fedoraがはたして 、これらの比較的新しいデバイスを認識できるのかが心配な点である。まずは、無事にインストールができるのを祈りながら、組立に進むことにする。

組立編はこちら