| 当初のロードマップでは9月発売のはずであったCoppermineだが、遅れて10月25日に発表されたものの発表日にはリテール版はおろかバルク版さえも姿を見せず、Intel前代未聞の寂しい発表となった。それから約2週間後の11月6日、いつもとは異なるバルク版より先行して姿を見せはじめたのである。送れた理由は定かでないが、マザーボードのBIOS対応がスムーズでないことからしても、ベンダーへのサンプル供給も遅かったものと推定できる。そのようなこともあいまって、パフォーマンスについてもベールに包まれたCoppermineのスタートとなったのである。 現時点でも情報が少ないのが事実であるが、それでも勇敢な人柱諸氏や雑誌記事等で徐々にベールが剥がされつつあり、凡そのパフォーマンスの推定が可能となってきた。筆者はいまだ未購入であるので、無責任極まりないものとなるが、入手できる情報を繋ぎ合わせて性能推定をしてみたのである(^^;) Coppermineの性能を語る上で重要で複雑なのは、使用するシステムの選択肢が多いことであり、それらがパフォーマンスの推定を複雑にさせている。Coppermineには、FSBが100MHzのものと133MHzがあるのはこちらで説明したが、100MHz選択時は単純であるが133MHz選択時は、現時点ではVIA Appollo Pro 133A + PC133 SDRAM(CL3)とIntel820 + PC800 RDRAMの2つの選択肢がある。そのようなことから、それらのケースを網羅できるようにパフォーマンスの推定をしたつもりだ。 下記のグラフは、Coppermineのパフォーマンスを推定する目的で、KatmaiやAthlonも含めた動作ケースごとのベンチ結果の推定だ。ベンチマークは、CPU性能が顕わせてかつメジャーなであるZiff-Davis IncのWinBench99に含まれるCPU Mark99とFPU WinMarkの2つをイメージして、整数演算と浮動小数点演算の性能を、Katmai600MHzのFSBとMemory Clockが共に100MHzの時の性能を100として、各々推定スコアを棒グラフで表示した。 動作ケースは以下の3種類となる。 1)SDRAM(CL2)にて、FSBとMemory Clockが共に100MHz・・・(A)(D)(G)(H) 2)SDRAM(CL3)にて、FSBとMemory Clockが共に133MHz・・・(B)(E)(I) 3)PC800 RDRAMにて、FSBは133MHz、Memory Clockは400MHz・・・(C)(F)(J) なおCPUは下記の7種類である。 CPU Code FSB Case 1)600 Katmai 100 (A) 2)600B Katmai 133 (B)(C) 3)600E Coppermine 100 (D) 4)600EB Coppermine 133 (E)(F) 5)700E Coppermine 100 (G) 6)700A Athlon 100 (H) 7)733EB Coppermine 133 (I)(J) |
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| グラフの結果から、次の傾向を見出すことが出来る。 1)認められるCoppermineの性能向上 Coppermineのパフォーマンスは、(A)-(D)の差を見る限り、Katmaiに比して少なくとも数%向上したと認められる。考えられることは、L2のオンダイと改良型転送キャッシュ(Advanced Transfer Cache)による性能向上だが、その中でもコアダイに集積することによって、Katmaiの半速から全速でのアクセスが可能となって、L2のLatencyが少なくなったことが大きいと思われる。CPU Mark99やFPU WinMarkにかかわらず、L2へのアクセスが頻繁に行われるベンチマークでは、高スコアが期待できるであろう。 2)Athlonの性能に肉迫したCoppermine 同クロックでの性能比較(G)-(H)において、Coppermineの整数演算および浮動小数点演算性能は共にAthlonに及ばないが、かなり接近してきたと言える。 3)133MHzシステムの性能が振るわない FSBおよびMemory Clockが上がっても、ほとんどパフォーマンスの向上が認められなく、むしろ低下するケースさえある。・・・(A)-(B)(C)、(D)-(E)(F) 考えられることは、(1)Intel820およびVIA Appollo Pro 133Aのチップセット又は搭載されたマザーボードの完成度が低い、(2)VIA Appollo 133Aでは、SDRAMはCL3を搭載せざるを得ないため、FSBが133MHzとなってもFSBが100MHzのCL2に対してアドバンテージがないことである。 あたるも八卦あたらぬも八卦!さて河童の真実はいかなるものであろうか(^^;) (1999/11/10) |
