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昨年の初夏、Yahoo!BBが
「ADSL(8M)サービスを2980円で開始!」 の発表を行い、世間をあっと言わせたのは、記憶に新しいことでしょう。 それまで、我が家の通信環境は28.8Kbps。モデムを使ったダイヤルアップ接続でした。 常時接続・高速通信に興味はあったものの、価格とサービス内容で気に入るものが無く、 変更に踏み切れずにいました。 しかし、Yahoo!BBの2980円(税抜き)には驚きました。やるな〜孫正義さん。 ADSL(1.5M)が出始めたこの時期に、破格値の2980円。通信速度は最高8M(理論値) で少々不満ですが、とにかく値段が安い!受付が開始されると、すぐに申し込みました。 こうして、我が家のブロードバンド環境導入への長い道のりはスタートしたのです。 |
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Yahoo!BB受付開始後の混乱ぶりは、皆さんご存知の通りです。申し込み後、1ヶ月 以上経過しても音沙汰無しでした。 7年間も28.8Kbpsの通信環境で我慢してきた私ですが、いざ申し込みをしてしまうと、 すぐにでもADSL環境を使ってみたくなってしまいまして、ウズウズしてしまうわけです。 ちょうどこの頃、Yahoo!BBに刺激された他社が、ADSLサービスの値下げを 開始しました。そしてついに、私の勤務する会社と関係のある某通信会社が、 ニフティー 向けのADSLサービスを低価格で開始しました。長年ニフティーを愛用してきた私に とりまして、これまた魅力的な話でした。「連絡の無いYahoo!BBよりも、こっちの 方が良いカモ…対応も早そうだし…」こんな気持ちになったわけです。 思い立ったら即行動!早速、某通信会社に連絡をしました。思った通り対応は早く、 我が家へのADSLサービスが可能かどうか、すぐに調査を開始してくれました。 「Yahoo!BBはキャンセルしよう。こっちに乗り換えだ!」と決意しました。 ごめんなさい、孫さん。 |
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Yahoo!BBからメールが届きました。「お客さまの地域では、9月中を目途に、 サービスを開始する予定です。もうしばらくお待ち下さい。」うーん、まだ1ヶ月以上 待たねばならないとの通知でした。某通信会社の調査結果を待って、すぐにキャンセル する考えです。ところが… すっかり気持ちは某通信会社へ移っていた私ですが、ここでショックな連絡が入ります。 某通信会社によりますと、私の住んでいるマンションへ入っている電話線は、 光ファイバー化されているそうでして、このままの設備ではADSLサービスは不可能 という事でした。ADSL化するには、NTTに依頼してメタル線を引き直す工事が必要 とのことでした。「光ファイバーがあるのにメタル線を引き直す?しかも有料? そんな事する奴がいるわけないだろう!」私、ちょっと不機嫌になりました。 某通信会社の方も、「恐らくNTTさんも、嫌がると思います。」と言っていました。 これは、Yahoo!BBに申し込んだところで、同じ結果という事です。 「う〜んADSL駄目か?」と、ちょっと諦め気味な私です。 とりあえず直接NTTから話を聞いてみようと思い、NTTへ電話をしてみました。 やはり結果は同じで、メタル線を引き直す必要があるとの回答でした。 「うち(NTT)のADSLサービスに申し込んで頂けるのなら、工事やりますよ。」と 言ってくれたものの、工事費用は2万円程度必要との事でした。 既存の設備で提供できるのがADSLの魅力なわけでして、新たにお金を注ぎ込んで 受けるサービスでは無いと、私は思っています。ということで、この時点でADSLの サービスは、断念せざるを得ない状況となりました。ショボン… |
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さて、既にお気づきの方もいるかと思いますが、私の住んでいるマンションの電話線は、 光ファイバー化されています。であれば、むしろ光ファイバーを利用したインターネット接続 サービスの方が、都合が良い事になります。となると、NTTの B・フレッツを利用したいわけ ですが、残念ながらこの時点では札幌はB・フレッツのサービス圏外でした。トホホ… ケーブルテレビ ( J−COM)という選択肢もあったのですが、費用が高い事と、その割りに速度 に魅力が無い(この時点で2Mbps。近々8Mbps)ことから、検討対象外でした。 |
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NTTのB・フレッツサービス圏に入るまで、高速通信を諦めようと思っていた矢先、 1通のチラシがマンションのポストに配られました。 「光ファイバーをあなたの自宅に直結。100Mbpsブロードバンド・インターネットの衝撃!!」 そうです!低価格のFTTH(Fiber To The Home)サービスで有名な 有線ブロードネットワークスが 札幌に進出し、我がマンションがそのサービス圏に入ったのです。「ぬおおっ!これだっ!」と 興奮した私。「所詮ADSLなんて、光ファイバー化への『つなぎ』の技術だ!」と、態度を一転。 光ファイバー導入へ向けて、動き出しました。 翌日、会社から帰宅するとマンションの前で声を掛けられました。「有線BNWと申します。この 地域で光ファイバーによるインターネットサービスを開始するのですが…」と説明を始めました。 既に下調べを行い、加入を決めていた私は、一通り説明も聞いて「入ります!」とその場で 申し込みをしてしまいました。 せっかく自分の家も購入したことですし、多少の初期費用がかかっても光ファイバーであれば 新たに引いても良いと考えたわけです。長く住むことになる(予定)わけですし。 |
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私の住んでいるマンションは分譲マンションですので、新たに設備を引きこむということは 諸手続きが必要になってきます。マンションの共用部分に設備を置くことになるので、当然です。 マンション生活は極めて快適ですが、この様な場合はいささか不自由を感じます。 有線BNWの方の話では、マンションの管理組合の承諾を得られれば着工できるとの事でした。 管理組合への説明を含めて、手続きをお任せしました。 ところが、申し込み後1ヶ月程経過しても動きが無いので、有線BNWに問い合わせました。 管理組合に話したところ、理事会が12月に開催されるので、それまで待って欲しいといわれた そうです。「おいおい、更に1ヶ月待つのかい」…と思いましたが、まあ自分達のマンションの 話ですし、無理は言えません。ここはおとなしく待つことにしました。 理事会というのは、マンションの住人の中から役員を選び、持ちまわりで一年間担当するわけです。 ちなみに、有線BNWの光ファイバーは、既に引きこまれているNTTの電話用光ファイバーとは 別に、独自の線を引き込むことになります。 |
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結局、マンションの理事会が開かれるのは12月の末と決まりました。ADSL導入を考えてから すでに4ヶ月以上過ぎているので、はやる気持ちも徐々に薄れてきました。 そんなある日、またまたマンションのポストにチラシが…NTTのB・フレッツサービスが開始 される案内でした。サービス開始は平成14年1月末です。 NTTのメリットとしては、インターネット・プロバイダーが自由に選べる事と、選ぶプロバイダに よっては、有線ブロードネットワークを下回る価格にあります。 (但し、B・フレッツ〜マンションタイプ@3500円の場合) 有線BNWはプロバイダ込みのサービスです。よって、私は現在利用しているニフティーを解約する 方向で検討していました。ところが、NTTのB・フレッツを利用すればニフティーをそのまま利用 する事が出来ます。う〜ん、また迷う材料が出てきた。せっかく有線BNWに決めたのに。 有線BNWを申し込んで、既に2ヶ月を経過しています。「なかなか開通しないので、気が変わった」 と言ってキャンセルしようかな、と考えたりしてしまいます。 ちょうどこの頃、実家の親父さんから「Yahoo!BB開通したよ。早いぞ。早速デジカメ画像を 送るよ。」と、自慢のメールが届きました。ううっ、親父さんにまで先を越されるとは… しかも1MB以上もあるデジカメ画像を送りつけるとは…こっちは未だ、28.8kbpsだぞ。 重すぎて開けないよ〜。 |
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再び私を悩ませたNTTのB・フレッツサービスですが、私の住んでいるマンションでは 最高10Mbpsのサービスになる事が判明しました。 最近建設されたマンションは、ほとんどLAN配線が引かれています。(24時間インターネット 使い放題!って感じで、広告されています。)100BASE−TのLANが引かれていれば、 そのLANに光ファイバーをつなげば100Mbpsの通信が可能ということです。 ところが、私のマンションは1年前に完成したにもかかわらず、LAN設備がありません。 もう半年後に設計されれば、間違い無く加えられたのですがね…残念。 ということで、B・フレッツを利用する場合は、マンション内まで光ファイバーで引き込み、 そこから先の各住居には既存の電話線で引き込むことになります。このタイプは最高速度が 10Mbpsとなります。 LAN配線が無いマンションの場合、光ファイバと既存の電話線をつなぐために、HomePNA という機械を使用します。その機械のレンタル料を加算すると、10Mbpsのサービスなのに 100Mbpsの有線BNWを上回る金額になってしまいます。これでは、全くメリットがありません。 ということで、B・フレッツは却下となりました。 10Mbpsと100Mbpsの料金を同じに設定してるNTTにも驚きます。 PNAのレンタル料を加えると、なんと10Mbpsの方が高くなります。 まあNTT側で用意している設備は同じで、お客側の設備次第で100Mbpsと10Mbps となるわけですから、NTT側にとっては金額を変える理由は無いわけです。 だけど、小市民の感情としては、「どうして?」って気持ちになりますよね? ちなみに、有線BNWは初期費用のみで住居内までLAN配線をしてくれます。これは助かる。 気持ちは有線BNWに固まりました。 |
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年末を迎え、いよいよ理事会の日となりました。有線BNWから担当者が参加し、理事会の方々に 説明です。有線BNWは、「理事会の承諾が得られれば年内に開通させます!」という心強い 約束をもらいました。楽しみ〜。 ところが… 翌日、有線の担当者と連絡を取ったところ、「残念ですが、理事会だけでは判断できない部分があり、 来月のマンション管理組合総会(住人総会)で承諾を得ることになりました。年内開通は出来なくなり ました。」と、悲しいお知らせ。 次のマンション管理組合総会は、1ヶ月後。また、お預けです。ふう。 |
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管理組合理事会から約1ヶ月。ようやくマンション管理組合の総会が行われました。 今回は総会ですので、住人全員が出席可能な場です。 月曜日の夕方7時からという、会社員にとっては出席不可能とも言える時間に行われる 総会ですが、そんな悠長な事は言っていられません。早々に仕事を切り上げ、満を持しての 出席です! 反対の意見がでたら、どうやって説得しよう…などと、頭の中で色々シュミレーションを しながら、緊張の総会がスタートしました。 一通りの議題が消化され、最後にいよいよマンション共用部へのインターネット通信機器設置に 関する議題です。マンション管理会社の方から説明をしていただいたところ、「いいんじゃないですか? 希望されている方が現にいるわけですし。」「管理組合に費用的負担が発生しなければ、 問題無いのでは。」「うちも、利用したいです。」と、好意的な意見が続きます。 結局反対意見は出ず、NTTのB・フレッツも、有線BNWも、無事承諾を得ることが出来ました! やった〜! |
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総会翌日、早速有線BNWと連絡を取ったところ、2日後に工事が可能ということになりました。 本当はもっと後の日付を指定されたのですが、そこは無理にお願いしまして…まあこれだけ待った わけですから。(と言っても、長引いたのはマンション側に原因があるのですがね。) 住居内の配線工事は難航しましたが、なんとか希望する部屋に100BASE−TのLANケーブル を引いてもらうことが出来ました。 壁からのLANケーブル引出しは、こんな感じ。 壁に情報コンセントを付けてくれるのかと思っていたのですが、直接ケーブルを引き出します。 コンセント盤の下に、1センチ程のゲタを入れます。そこから、ケーブルが出ます。 壁から出たケーブルの長さは、5メートルくらい。直接PCへ接続できます。 ![]() 会社から帰宅する途中、100BASE−T対応のLANアダプターを購入しまして準備は万端です。 娘を寝かせた後、LANアダプターをPCに取りつけて、いざ接続! ありきたりですが、「ぬおおっ!早い!」というのが正直な感想。快適なスピードで画面が展開します。 画像が多いHPをいくつか見て回るにつれて、その早さに驚きます。我が家の場合、今までが遅すぎた ということもありますがね。 もちろん、いくら通信速度が速いといってもサーバー側のレスポンスが悪い時は、どうにもなりません。 しかし、サーバーが反応してからの画面への展開は非常に快適です。 ちなみに転送速度を測定したところ、今までの最高は27Mbpsを記録しました。しかし夜間は速度が 若干低下します。。 まあこれは、仕方ないかなと思っています。普通にWEBを見る上では全く問題無い速度ですし。 レジストリの設定も大体良い加減がつかめたので、この程度の速度が限界でしょうか。 後はCPUの能力アップとOSの更新が効果的な様です。 特にWINDOWS−XPは、ブロードバンド対応というだけあって、高速通信に強いそうです。 実際に使用してみて、今のところ一番ありがたいのはソフトウェアの更新がオンラインで行えること。 今までは絶対手を出さなかったインターネットエクスプローラーのオンライン更新や、WINDOWSの アップデートが手軽に行えます。フリーのソフトウェアもサクサク入手。う〜ん、快適。待った甲斐が ありましたよ。 有線BNWには色々なお願いをしたのですが、非常に柔軟な対応をしてくれる会社でした。感謝です。 こうして、約7ヶ月に及んだ「北の金子家BroadBand化計画」は、ようやくその目的を 達成することが出来ました。 おしまい。 2002-4-13追加 (通信速度が安定したので、最新の測定結果を掲載します。) 測定サイト http://speed.on.arena.ne.jp/ v2.0.8 測定時刻 2002/04/13 19:59:02 回線種類/線路長 家庭向け光ファイバ(FTTH)/- キャリア/ISP 有線ブロードネットワークス/有線ブロードネットワークス ホスト1 WebArena(NTTPC) 24.5Mbps(4236kB,1.7秒) ホスト2 at-link(C&W IDC) 28.9Mbps(9971kB,2.8秒) 推定最大スループット 28.9Mbps(3608kB/s) |