犬神家の一族(角川春樹事務所)1976年公開

那須警察署・上田蚕種協業組合事務棟 (上田市常田)

 

 

 那須警察署の撮影場所となった上田蚕種協業組合事務棟 は大正6年に建てられた木造2階建ての建物です。
事務所の所長さんにお話を伺いました。

 昭和27年から上田蚕種協同組合が蚕種(卵)生産を再開し、昭和45年に上田蚕種協業組合と名称を改めて現在も蚕種を全国各地に送り出しています。
 養蚕の盛んだった昭和40年代には、隣のスーパーマーケットが建っている場所も組合の敷地だったそうで、その頃は年間二十数万箱も出荷していたそうですが、現在は6千箱程度にいるとのこと。
 新しい蚕の研究の為、あちこちの大学の研究室にも出しているそうです。色んな色の繭を見せていただきました。
 戦時中は軍需工場にも転用され、隣の高校のグランドにも爆撃を受けたそうですが、幸いにも難を逃れ建てられた時のままの姿で残り、平成9年より上田市の登録文化財となっています。
リメイク版(2006年12月公開予定)でも撮影が行われました。

外観は色を塗り替えたぐらいで殆ど変わっていないようです。
警察署の廊下。つきあたり左に二階に上る階段があり、一番奥の部屋は畳敷きの和室でした。
署長室として使われた部屋(企画室)、リメイク版では蛍光灯もはずされ、大がかりな撮影となったそうです。

蚕種組合というのは、何をする組合なのかと思っていたら、蚕の卵を作っているところだったのです。私の実家も養蚕をしていましたが、”おかいこさん”が何処から来るのか?考えたこともありませんでした。

築90年以上建物、管理がなかなか大変だそうです。しかし、管理がしっかりしているのか廊下を歩いてもきしむことはありませんでした。

(2006.8.24)