クラシック音楽庵 index>クラシック音楽〜陰の名盤・ウラの名盤>メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」他/ピエール・デルヴォー指揮ハンブルク国立po
(Oct,22 2004 by kinji)
| メンデルスゾーンのイタリアは苦手な曲で、あまり聴いた事がなかった。それまで持っていた盤(あえて名前は伏すが)のせいもあるのかもしれないが、能天気なだけのお坊ちゃま曲というイメージがあって、どうも好きになれなかった。 そのおかげで名盤と言われるトスカニーニやクレンペラーの演奏にさえも手が伸びず、聴かず仕舞いでいる程だ。しかしヤフオクでゲットした「LP色々18枚」の中に偶然入っていたこの一枚は、そんな私のメンデルスゾーン観を一気に覆すものだった。 一般的にメンデルスゾーンの「イタリア」というと「晴れ渡った青空のような曲で・・・」というように説明されることが多いが、恐らくデルヴォーのこの演奏はその点で数ある名盤と比較しても、かなり異端なのではないかと思う。 一言でいうと「柔らか」で、決して晴天の明るさなどではなく、柔らかな明るさ、明滅する木漏れ日の中に漂うよう、ほのかな哀愁のイメージだといえよう(宇野調)。 デルヴォーは始終アクセントとディミヌエンドをかなり細かく巧みに使い分け、深い彫琢を感じさせる表現をしており、ゴツゴツしたところや刺々しさも無く、どこまでも繊細で柔らかなのが素晴らしい! |
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