| *** 全ての民間人はイラクから撤退せよ! *** 香田さんはテロリストに殺されてしまった。最初に外交官2人、次に2名のジャーナリストが、反米武装勢力とやらに殺害されたのに続いて、5人目の被害者と言うことになる。
今回は旅行者?ということで、世間の論調も、以前にもまして厳しいものがあるようだ。特にTV番組でのキャスターやコメンテーター諸氏など、開口一番、何故この時期にイラク入り?ということが多かった。そして次に来るのが小泉総理の「撤退しない」発言への批判だ。
もっともらしい話なのだが、私が気になったのは、一般市民に危害を加える「テロ攻撃」への非難の調子が弱いということだ。テロの存在を当たり前のように認めてしまってよいのだろうか?
米軍の攻撃によりイラク軍が壊滅した以上、反米勢力としてはテロしかない、これはレジスタンスだと言う意見もあろう。第二次大戦中のレジスタンスがドイツ側の民間人への攻撃をしたかどうかということは置いても、本末転倒な非戦闘員への攻撃は犯罪であり、反米勢力にとり世界中から支持を失うだけなのだからテロは止めなさい、そうしたコメントが出てきてもおかしくないと思うのだが・・・。
しかし、いったいテロ攻撃の恩恵を受けるのは誰なのか?
テロリストにしてみれば、いくら武装勢力とはいえアメリカが相手では、核兵器でも入手しなければ勝ち目は無いのは自明である。勿論、その可能性を指摘する話もあるようだが・・・。
それでも、その米軍本体を叩かない以上は、尚更勝ち目は無いのだ。ベトナム戦争でホーチミン側が勝利したのは、ソ連や中国から北ベトナムへの軍事的支援があったからだ。反米武装勢力側にしても支援してくれる国家が欲しい所だろう。
しかし現状ではそれは在り得ないし、今後も望めそうも無いことだ。そこで弱い所を攻撃する、ということなのだろうけれど、おかしいではないか?そんなことしても米軍や自衛隊は痛くも痒くもないだろう。
彼らにしてみれば民間へのテロ攻撃が続いている間は自分たちは(完全に、とまでは行かないにしても)安心していられるのだ。もし全ての武装勢力からの攻撃が自分たちに集中してきたら多少なりとも怖いことだろう。
そう考えると、結局、民間へのテロなど攻撃の分散によるメリットがあるのは、米軍や自衛隊なのではないかとさえ思えてくる。
そこで、現在自衛隊のイラク派兵に反対している人々や、高遠さん他ボランティアの方々、安田さんのようなジャーナリストの方々にお願いしたい。イラクに行かないで下さいと!そして今イラクに居る全ての民間人は撤退せよと!
弱い手近な攻撃対象が無くなった時、テロリスト達はどうするか?
そうなればもう、自衛隊の宿営地への攻撃(信管あり)や、米軍の中でも比較的攻め易いところを探して攻撃してくるのではなかろうか?でなけりゃ反米云々自体がインチキだったということになるしね。
まあ、とにかく、そういう状況(戦闘地域)になると、少なくとも自衛隊は撤退せざるを得ないと思うんだよね、米軍はどうするか知らないが・・・。
要するに、本当に自衛隊を引き揚げさせたいのなら、それが最も安全かつ簡単な早道だと思うわけ。
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