| *** BDターンテーブル駆動用ベルトの自作 *** ベルト・ドライブ式のプレーヤーでは経年変化でベルトが劣化したり、切れたりします。
しかしメーカーによる部品交換等のサポートは既に行われていない場合が多く、汎用部品に頼るのが普通です。
まあ、汎用であろうと、供給されているのだからそれを使えばよいのですが、それとていつまで続くか判りませんし、なんとか自作は出来ないものだろうかと考えたくなりますよね。
パンツのゴムとか、糸ドライブにしてしまうとか、色々あるようですが、ここでは自転車のタイヤのチューブを切り出して作ってみました。乗り物に使うくらいですので、耐久性も優れてるのではないかと勝手に推測しています。
*** 必要なもの ***
- 自転車タイヤ用チューブ
ホームセンターの自転車部品売り場に種々のサイズのものがあります。値段が同じなら、径が大きくて太い物のほうが得ですね。
- ゴム系接着剤
「ボンド・GPクリヤー」は強力でオススメです。
- カッター・ナイフ
切断するたびに刃を折って新しくしましょう。これをケチってはいけません。
- 長さ60cm以上の定規
私はアクリル定規を使いますが、スチール定規が一般的かと思います。
これに沿ってカットするのですが、手を切らぬよう注意してください。
- カッティング・ボードとして使う適当な板
一般家庭ではこれが一番難物かもしれませんね。私は廃品の板ふすまを利用していますが、ポリ合板なのでカッターの刃がすぐダメになります。
コンパネと呼ばれるサブロク合板も使えますが、板目方向に刃が走るのを考慮して、それを打ち消すような切断方向にするとよいです(意味わかりますか?)。
- 両面テープ
ゴムを切断するとグニャグニャ動いてしまい、正確な切断ができません。そこで、切断する時は必ずテープで固定しておくのがよいのです。
*** では始めましょう! ***
- チューブは空気を入れるバルブ部分を捨てるように切断します。写真はそうなってないですが、これは損な切り方です。バルブ付近はゴム厚も厚くなっていて不適当です。
全体の中から実際に必要とする長さ程度に切ってください。殆どは長さ60cmくらいだと思います。
- チューブには円周方向にスジが入っているので、これに沿ってハサミで短冊状に切り出します。
- これで2〜3本分のベルトが切り出せるでしょう。
チューブには滑りやすくする粉が塗布されているので、この段階で石鹸などでよく洗ってください。
- 洗って乾かしてからゴムが動かぬよう片面に両面テープを張り、切断板に貼り付けます。なるべく真っ直ぐになるようにしてください。
そうしたら、基準の直線を出すために端部1mmくらいを切り落とします。この部分の品質は回転精度に大きく影響します。
写真では判りにくいですが、厚みのあるアクリル定規を当てたところです。
- ベルトの幅は機種によって差がありますが、わかっている場合は、その幅にします。4極シンクロナス機で5〜7mm、DCサーボ機で4〜5mmくらいだと思います。
ベルトの幅は回転速度に影響します。これはモーター・プーリーが樽型になっているからです。
幅が広いと速度が遅く、幅が細いと速くなります。
従って、幅は正確に一定である必要があります。これが不揃いですとワウの原因となります。
写真では判りにくいですが、定規から5mmはみ出させたところです。
定規に沿ってカットしてください。
一度ではカットしきれないと思います。2〜3回繰り返さないといけないかもしれませんが、ズレないように。とにかく幅は正確にすることです。
- 切り出したらもう一度洗剤で洗浄してください。
- 今度は長さを決めます。シンクロナス機ではターンテーブルのベルトが巻かれる部分の円周よりもやや短めに、DCサーボ機では円周と同じ位にします。実際に巻きつけて位置決めしてください。
余った部分は重ね合わせてからカットしますので、位置を覚えておきます。
- 両面テープで張り合わせます。これは切断時に歪まないようにするためです。
- さらに、切断板に固定するために、どちらかの面に両面テープをはり、板に貼り付けます。
- 定規を斜めに当ててバイアス・カットします。
傾斜は30度くらいでいいでしょう。
- 切断部分をボンドGPクリヤーで突合せ接合します。
- 接着しました。
メビウスの輪みたいにならないように(笑)
- これも両面テープ上で行うと接着面がズレなくてよいかもしれません。
- 乾かします。一昼夜以上は置いたほうが安全です。
完全に乾いたら、接合部分内側のはみ出した接着剤をなるべく細かい目のサンド・ペーパーで、軽く、すり落としてください。耐水ペーパーの400番以上がいいでしょう。
- 幅の違うものを2種類作ってみました。
シンクロナス機では普通は微調整が効かないので、ベルトの幅を変えて正しい速度が出るまで試行錯誤で調整するしかないです。DCサーボ機では微調整つまみがあるので、それで調節します。
当然ですが、使っているうちに伸びてきますが、適当な時期に寸法を詰めればよいでしょう。
シンクロナス機ではある程度テンションがあったほうが立ち上がりが良いようです。
DCサーボ機ではモーターのトルクがひ弱なケースが多く、あまりハイ・テンションにするとモーターが唸りだします。かなり緩くても支障ないようです。
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