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グローバル化と監視警察国家への抵抗

戦時電子政府の検証と批判

小倉利丸編

四六判 488ページ 2500円

装幀/熊澤正人

 

監視されるのは行動ではなく、コミュニケーションである。
話し合うこと、コミュニケーションを行うことが「罪」になる──。

監視技術は放射能のように人の健康を損なうとはいえないが、
人々の信頼という最も大切な社会関係の基本条件を汚染し、
人々の間に敵意を醸成させるものだ。

【もくじより】

グローバル化・「強い国家」政策と現代警察のねらい 渡辺治
はじめに いまなぜ「治安の回復」?
一 戦後警察の路線と安全神話の形成──企業社会の安定と治安
二 日本企業のグローバル化を新自由主義改革による既存社会統合の解体
三 九〇年代警察の戦略と破綻
四 二〇〇〇年代の警察──治安の悪化と警察の新たな役割
小括 「強い国家」づくりの尖兵

見られる者と見る者 監視社会と外国人 古屋哲 
「見られる」体験を聞く
「見る」体験──視線の過剰

警察・治外法権の闇組織 市川守弘

日本の治安は良好である 犯罪統計からは警察とは全く逆の結論がでてくる 角田富夫

戦時電子政府と監視社会 小倉利丸
はじめに いま、危機的なプロセスにある日本
第一章 戦時体制とグローバル社会 
1 イメージチェンジした戦時体制と総動員体制
2 電子政府──民主主義の救世主か墓場か
3 監視社会と治安警察
4 電子政府と資本の動向
5 「公共マネジメント」と権力の監視機能─政治権力組織は民間企業と同じ組織原則をもつべきか?
6 監視経済
7 米国「九・一一委員会報告書」にみる監視政府化
8 警察のグローバル化
第二章 監視社会の構造
1 近代監視社会の起源
2 監視のなかの「保護」と「敵意」
3 現代の監視社会とプライバシーの権利
4 文化としての監視
5 官僚制と電子化する権力
おわりに 現代の監視社会とオルタナティブの可能性

資料●緊急治安対策プログラム(警察庁)

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