田中伸尚の名著 大改訂して刊行

合祀はいやです。

こころの自由を求めて

(『自衛隊よ、夫を返せ!』の改題・大改訂版です)

小B6判 上製 432ページ 1800円


装幀/熊澤正人
(カバーの題字はバーコ・ダイワ株式会社によるバーコ印刷で仕上げています。視覚効果抜群。書店でぜひご覧ください)

逆転判決となった最高裁で、少数意見となった伊藤正己裁判官による「反対意見」から

私は、基本的人権、特に精神的自由にかかわる問題を考える場合に少数者の保護という視点に立つことが必要であり、特に司法の場においてそれが要求されると考えている。多数支配を前提とする民主制にあっても、基本的人権として多数の意見をもっても奪うことのできない利益を守ることが要請されるのはこのためである。思想や信条の領域において、多数者の賛同するものは特に憲法上の保障がなくても侵害されるおそれはないといってよく、その保障が意味をもつのは多数者の嫌悪する少数者の思想や信条である。

イラク特措法など、自衛隊の海外派兵が現実になっている今こそ、本書で中谷さんが訴えていることの意味を考えてみたい。

守られるべきは少数者の思想や信条なのである。

当事者の「こころ」(信仰、思想、良心)を国家は全く問題にしていない。
それは国家による「死者の支配」なのである。

これが「靖国問題」の原点といえる。
そこのところが、中谷さんの事件には実に鮮やかに出ている。


こころの自由を求めて、今なお闘い続けている中谷康子と人々を描く。

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