2006年3月30日発売

映画論叢14号

(装幀/大熊肇)

A5判 128ページ 800円

【もくじより】

井上和男自伝 バンと呼ばれて60年
第一回 敗戦 ──虚妄──そして大船助監督

ニューヨーク映画館事情 海彼のコヤも明るかった! 重政隆文
素人による戦前小型映画入門 パテーベビーと日本人 藤元直樹
フェイ・レイの思い出 『キング・コング』リメイクに寄せて 石原香絵

倍賞千恵子が綺麗になったわけ
「下町の太陽」 チンピラ役者の万華鏡 第三回 三上真一郎

新連載 
田中眞澄の《脱》映画横断1 『オルフェウス』うたかた

栗島狭衣も政岡憲三も
スター・プロの疑問 役者たちの独立熱 第二回 永田哲朗

好評連載
こんな役者がいた ナチに消されたスター ブリギッテ・ヘルム 山下武
機影見ゆ デ・ハビランド“モスキート” 三隅繁
洋書覚書 サラ・ベルナール 戸崎英一
悲願千人斬 落語篇 「また、夢ンなるといけねえ」 吉原すずめ
映画保存協会トピックス 天野園子
映画本の困った人たち 和田誠の現在 川喜多英一
リレー連載開始 私の隠し玉 『結婚の夜』 清水誠

 

バンさん、の愛称で知られる井上和男監督の自叙伝が始まった。ユニークな作品を撮り続けているのに、何故か世間では“小津安二郎の語り部”としてのみ扱われてきた。蛮友社を興しての「小津安二郎 人と仕事」刊行や小津全集の編集など、師への恩返しは充分なすったはず、そろそろ井上ファンの渇を癒して戴けないか......と説得しての連載である。大船撮影所を考えるうえで、今後欠かせぬ資料となるだろう。(編輯後記より)

 

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