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第一話 「私、ダンス始めるわ!」
私・キラ子は、ピチピチの女子高生。けど、いつも何か満たされない生活をしているの。
お父さんは、医者。お母さんは高校教師と、何不自由無い家族構成なんだけど。
「けど、私満たされないの!!」私は叫んだ。
私の趣味は、ホームページをいろいろ見ること。検索サイトで色々検索してると楽しいページが沢山あるの。
私と同じ名前の子はいないかしら?と、私は「キラ」で検索をしてみたの。
そしたら、あらまぁ、いるじゃないの!「キラ☆」だって。馬鹿みないな名前!どんな事してるのかしら?
なになに・・、マンドリン?なにかしら?まったく、マイナーな楽器を弾いてるのね。今の時代はテルミンでしょうに・・。
けど、何か面白い事やってそう。ホームページも下手糞な絵で可愛らしいし。きっとキラ☆君は私と同じ高校生ね、きっと。
そんなこんなで、このキラ☆君が所属してる、エレクトリック・チェアのコンサートに行くことにしたの。
上手い具合に今週の週末だったの。
そしたらびっくり、本当にマンドリンってなんて素晴らしい楽器なんでしょう。まるで、砂漠に映るオアシスのよう!
いえいえ、熱帯雨林に映る虹かしら?いえいえ、たまに体毛にある、長い毛かしら?そうよ、長い毛よ!
そんなこんなで、すっかりエレチェ(最近は何でも略すのね。困っちゃうわ)のファンになってしまったの。
キラ☆君が、曲の合間にトークをするの。それがくだらなすぎて笑えるの。けど、彼、こんなことを言ったの。
「人生とはジャズダンスです。どんなに辛い事があっても、ジャズダンスで乗り切れます。僕は乗り切れました。」
ジャズダンスってそんなに素敵なのかしら?私もそんな満たされる生活をしてみたかったので、
演奏会が終わったらキラ☆君にアタック!
そしたら彼、フリーターですって!知能低いから高校生かと思ったのに・・。
話してると彼「それじゃ、ジャズダンス一緒にやりませんか?いい先生を知ってますから紹介しますよ。」だって。
新手のプロポーズかと思ったわ。けど、面白そうだから紹介してもらうことにしたの。
今日は演奏会だった。僕はトークも有意義にできたとおもう。人生はなんたるか!生きるとはなんたるか!を的確に知的に
表現できたと思う。そしたら、僕のファンという、変な女の子が演奏会後に現れた。どうもラリってる女の子だった。
「長い毛ですよね〜。」と意味不明なことを言っていた。薬でもやっているのだろうか?やっているのだろう。
そしたら「私満たされたいの!」なんて言い出す始末だ。誘っているのだろうか?怖い・・・・。
僕がダンスをレッスンしてるって言ったら「私も満たされたい!」と発狂する。怖いから先生を紹介したくなかったのに
「紹介してくれるんですか!キャ〜うれし〜!!」だって・・。はぁ、何でこんな事になるんだろう・・。気が重い・・・。
キラ☆君は、ジャズダンスの巨匠のS先生を紹介してくれた。キラ☆君、なんだかそわそわしてる。私に気があるのかしら?
まったく、身分をわかってない人ね。まぁ、いいわ。私は悪い女よ。そしたら、S先生「今度踊りの発表があるから、
それ見てから決めれば?」 っておっしゃってくれたの。私見に行く事に決めた!
ジャズダンスってどんな踊りなのかしら?ドキドキしちゃう。
はぁ〜、この子変だよ・・。電車の中でも「私のお父さん医者なの、だから内臓の話しましょう!」って・・。電車で内臓を話を
延々としてる。困って周りの視線が気になってしまった。はぁ、今度一緒にダンス見に行くことになってしまった。嫌だ・・・。
ジャズダンスって本当に素敵!S先生はジャズダンスを超えて、創作ダンスの域に入ってるわね。それがまた素晴らしいの!
「心」を前面に出して、だから感動も数倍なの。もう私やるっきゃないわ!「私、ダンス始めるわ!」
嗚呼、何でこんな子と一緒にダンスやることになったのだろう。何か僕が悪い事したのだろうか?神様・・・。
つづく
※この物語はフィクションです
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