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第二話「私、ダンス始めてるわ!」
最近キラ子が輝いている。昔は親子の会話は私の患者の話だけだった。
「この間、盲腸の患者がいて、盲腸の代わりに小腸を取っちゃったんだ。エヘ!」
とかだけだったのに、最近なぜか「長い毛」の話題が尽きない。
なぜだろう?パパに長い毛があるのだろうか?キラ子には黙っているが、パパはズラである。
それを皮肉っているのだろうか?そういえば、この間、5度ぐらいズラがずれてたような・・。
とりあえず輝いている。パパに惚れたのだろうか?惚れた!?まさか、パパの浮気を知っているのだろうか?
患者の女子高生に手を出したのがばれたか?ま・・まさかな・・・。
最近キラ子が輝いているわ。昔は親子の会話は私の生徒の話だけだったのに。
「この間、テストの採点めんどくさかったから、全員0点にしといたわ。ハハハ」
とかだけだったのに、最近なぜか「長い毛」の話題が尽きない。
なぜかしら?ママの毛がそんなの魅力的なのかしら?
長い毛→魅力的→魅力的なママ→生徒は黙っていない・・・。
ま・・まさか、キラ子、私の不倫の事知っているのかしら?生徒に手を出した事を・・。
ま・・まさかね・・・。
最近、毛の話ばっかりし過ぎたので飽きたわ。そしたらなぜかしら?パパとママがそわそわしだしたの。変ね?
まぁ、いいわ。今の私はジャズダンスに夢中なの。レッスンの半分がストレッチだけど、やっぱり基礎が大事よね。
関節動かすと気持ちいいわ。最近親子の会話のネタがなくなったから、今度は基礎の話でもしようかな?
今日ほど驚いた日は無い。キラ子が突然「ねーパパ。キスって気持ちいいわよね。」と言ってきた。
そりゃ確かに気持ちいい。しかし、赤裸々に告白する事じゃないだろう?こりゃ、完全にばれてる。
ズラがばれるのは、まだいいが、浮気はばれたくなかった。どうしよう。ママに本当の事を言って誤ろうか?
どうしよう?ついでにヅラのことも告白しようか・・。どうしよう?困った・・・・。
今日はショッキングだった。キラ子が「ママ!絶対キスするべきよ!それって大事な事よ!」
と言ってきた。まさかこの子、私の浮気を知ってるの?しかもさらにその奥まで知っているの?
私の浮気相手が、生徒の学級委員長の女性だってことを!?しかも、「レズは悪くないわ。
絶対キスするべきよ!それって大事!」とエールを送っているのかしら?けど、浮気は悪い事よね。
これは、パパに正直に話すべきかしら?嗚呼、どうしましょ?
最近、基礎の話ばっかりで飽きたわ。そしたらパパとママ、目に見えて不自然な動きするの。
パパなんか「風林火山をどう思うズラ?」とか意味のわからない質問してくるし、
ママも「レーズン美味しい、レーズン、レズン、レズーーン。なんちゃって。」とか意味不明だし・・。
自然の法則かしら?私がダンスで輝いてるから、二人がおかしくなっちゃったのかしら?
まぁいいわ。そんな事よりダンスよ。「私、ダンス始めてるわ!」
「ママ、大事な話があるんだ。」
「え?ど・・どうしたのパパ?」
「じ・・・実はだな・・。パパな・・・・・・・。」
「ど・・どうしたの・・・。」
「もうこの際、はっきり言おう!俺は不倫してる!」
「え!?あなたも!?」
「あ・・あなたもだって!?どういう意味だ!?」
「は!しまった。・・・、そうよ、私もしているの。」
「なにーー!こりゃお互い様だな!はっはっは・・・。ってバカやろー!何やってんだお前!」
「あなたに言われたくないわよ!このエロじじい!禿げ!」
「えええ!何で知ってるんだ!俺がヅラだってことをぉぉ!!」
「誰でも気づくわよ!毎日同じ長さじゃないの!私の不倫相手も言ってたわよ!あなたのズラばればれってね!」
「なにーー!!そいつは誰だ!?何で俺の事知ってるんだよ!!」
「ふん、この間、あなたの病院に入院してたU子ちゃんよ!」
「・・・え?お前その子と不倫してたの?女だよ・・。」
「悪い?性別なんて関係ないのよ!大事なのは心よ!ハートよ!」
「・・・、というか、俺もその子と不倫してるんですけど・・・・。」
「え?」
つづく
※フィクションですので・・。あと、作者はヘンタイではありません。
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