「…誰ですか、アンタは。」

『俺?見て分からない?』

「…分かるわけないし…。」



天使(仮)と俺。





突然俺の目の前に人が落ちてきた。
勢いからしてもの凄い高さから落ちてきたのだろう。

けど。

なんかこの人ヘン。
というか、きっと人間じゃない。
何故って凄い勢いで落ちてきたのにも関わらず、すり傷1つ無い。
…こりゃ明らかにおかしいだろ。


『アンタが櫻井翔?』


人間(仮)は俺を真っ直ぐに睨みつけてそう言った。
俺はその目に少々戸惑いながらもゆっくりと頷いた。
すると人間(仮)はさっきと態度を180度変えて満面の笑みを浮かべた。


『翔くんに空からプレゼントですv』


人間(仮)は言葉と同時に1通の手紙を寄越した。
俺は受け取り、そして開いた。
_______________________________

 さくらいしょう

あなたのふだんからのこうどうは目にあまる。
てんかいとしてはかきのじこうをすべてやりとげなきゃ
あんたをきょうせいてきにしょうてんするから。

だてんし ジュンのこうせい

きかんは2か月。   せいぜいがんばれ


              大てんし サトシさま
_______________________________

「何コレ、阿呆らしい。」


手紙をそこら辺に投げ捨てると、俺はさっさとその場を離れようとした。
しかし、歩き出すと同時に急に体の自由が利かなくなって、
気が付くと俺の体は宙に浮いていた。
下を見ると意地悪そうに笑う人間(仮)


『翔くんはね、俺を更正しなきゃいけないんだよ。』


その言葉を聞き終わらないうちに、俺の体はぐるんと逆さまになった。


「うわっっ!ちょっ…元に戻せっ…!」

『翔くんがちゃんと俺を更正するって約束しなきゃダメー。』

「はっ…?お前がジュンっ?!」

『そっvほら、早く言った方が身の為だよ?』


何がだよ…なんて聞き返す暇なかった。
体中の血という血が頭に溜まって顔が熱くなってきた。


「わっ…わかった、約束するからっ…元に戻せっ…!」

『戻して下さいでしょ?』

「くっ…戻して…下さいっ…」

『んー、まぁいいや。戻してあげる。』


なんとか地面に足を着けた頃には俺はまるで生まれたての子鹿のように、
足下がおぼつかない状態になっていた。


『じゃ、俺の面倒ちゃんとみてよね。』


偉そうに言う人間(仮)もといジュンを見ながら思った。
俺はどうやら、相当厄介な約束をしてしまったのかもしれない…と。










________________________________________________________________________

580 優様

パラレルにしてみましたが、どうでしょうか;
書いてるときはとても楽しかったのですが、設定に多少無理がありますね;