『僕の心、君知らず』
ソロカットの撮影が終わって楽屋の前まで来てみると、
どうゆう訳か、扉の前に智さんがしゃがみ込んでいる。
その顔はふて腐れてるような、考え込んでるような。
どちらとも取れる顔で。
不思議に思って近づいてみても、反応ナシ。
気付いていないのか、無視されているのか。
微妙な所だったが、とりあえず話しかけてみた。
「智さん?」
すると智さんは驚いた顔をして俺を見つめてきた。
きっと気付いていなかったのだろう。
そんな所が妙に智さんらしくて笑えたけど、笑ってしまうと怒る智さんが目に見えるから、笑うのは止めておいた。
「どうしたの?何か考え事?」
智さんの隣にしゃがみ込んで、聞いてみた。
すると智さんは一瞬眉間にしわを寄せて困った顔をすると、
すぐ後ろの楽屋の扉を指さした。
楽屋に何か困ったモノがあるらしい。
そっと立ち上がって、扉の隙間から中を覗いてみる。
……………………………………………っ!
思わず、扉の前で固まってしまった。
予想外の2人の予想外の展開。
気付かれないようにそっと扉を閉めると、もう一度、しゃがみ込んだ。
頭の中、大パニック。
(二宮と松潤が…で……えっ…?)
そんなパニクってる俺の服の袖がクイッと引かれた。
「…っ智さん?」
引っ張られた方向を向くと、今度はなにやらお強請り顔をした智さんがいて。
何?と聞いてみた。
智さんはゆっくりと口を開けると、少し俯き加減で話し出した。
『俺にもアレやって。』
アレ?
アレとは何の事だろう。
思い当たる節を必死に思い出してみたが、結局解らず、お手上げ。
「アレって何?」
すると智さんは楽屋の扉をコンコンと叩いた。
(あぁ…、なるほどね。)
「アレ」が理解できた所で、俺は俯いている智さんの顔を持ち上げた。
「あのね、智さん。俺もしてあげたいのはやまやまなんですが、ここは仕事場ですから;帰ってからやってあげるから許してね?」
これで、智さんも納得してくれるかな…?なんて、期待した俺が馬鹿だったのかもしれない。
むっと顔を顰めた智さんは、頬を膨らませて怒ったように言ってきた。
『ヤダ!!今して欲しいんだもんっ』
あぁ…俺の理性は保つでしょうか…。。
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あとがき兼言い訳
長くなってしまいました、櫻井視点。
この櫻井視点だと、ニノ潤が大分凄いことしてるように思えますが、違います;
抱き締めてるだけですね;
ま、そこら辺はやはりへたくそだからなんでしょうなぁ…。。(遠い目)
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