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 「夢のなかの汽車」
 
〜戸田幸一切り絵画集〜

 絵が好きで子どものころから描いていましたが、25年ほど前に切り絵と出会い、その後は切り絵の創作に熱中しました。カッターナイフを使い、スケッチをもとに作成した下絵をラシャ紙など黒の用紙と重ねて切りぬき、白と黒のコントラストで表現する白黒作品と色の和紙を重ね合わせ、より素朴さを出した色彩作品に創り上げます。
 切り絵は線と面で表現する絵画ですが、黒の線が強く、色和紙との微妙なバランスにより素朴で温かみのある作品となります。
 ここに紹介いたしました切り絵は、子どものころ、心が満たされない寂しかった日々をおくりながらも、親友と出会い楽しい時を過ごしたこと、母のやさしさ、父の愛情にふれ、とても幸せであったことなどを記憶をまさぐりながらスケッチし、切り絵に創作したものです。
 記憶の中の心の世界を感じていただけたら幸いに思います。