【2004年】 〔十二月〕〔十一月〕〔十月〕〔九月〕〔八月〕〔七月〕
〔六月〕〔五月〕〔四月〕〔三月〕〔二月〕〔一月〕
12/1(水)新宿駅地下広場古本市へ。なんと開場の8時に着いてしまう。
でも、有名なコレクターM氏は既に並んで待っている。凄いなあ。
見ている途中、やっぱり有名なコレクターS氏が「こんなのを見付けた」と
かなりレア度の 高そうな本を嬉しそうに見せびらかしてくれる。わたしも焦って物色。
○『千一夜』(昭和28年5月号)
――エロ系の怪しげな雑誌。巻頭ヌードグラビア「天草娘子軍」はかなり笑える。
怪奇系?の「霊界から来た妖女」目的で買ったら「2050年の日本州」も載ってた!
○国枝史郎『神州纐纈城』(講談社・大衆文学館/1995年)
――伝奇小説の名作。全集だと持ち歩けないので。
ファミレス読書。中川恵三『ヒューマンクローン』平山峻『二〇五〇年冷凍人間の朝』読了。
共に私家版の医学系SF。
謹呈本届く。
○森奈津子『ゲイシャ笑奴』(ぶんか社/2004年)
――百合性愛ファンタジー。森さん、ありがとうございます。
夜、月一の本好き会合の忘年会で神楽坂へ。
ついでに飯田橋のブックスサカイ深夜+1で新刊。
○あずまきよひこ『よつばと!(3)』(メディアワークス/2004年)
――『あずまんが大王』の作者の新作、早くも第3巻!
12/2(木)ファミレス読書。
濱島義博『からだ道中膝栗毛』読了。ミクロの決死圏して人体を学ぶ医学入門SF。
帰路、整体へ。古本屋は収穫ナシ。でも古本は向こうからやって来る。
○羽化仙史『冒険小説 生?死?』(大学館/明治39年)
――ネット古本。少々お高かったけど、羽化仙史にしては安かった。
12/3(金)神田と高円寺の古書即売会ハシゴ。
○岡本一平『どぜう地獄』(春陽堂・日本小説文庫/昭和7年)
――作者は昔の有名な風刺漫画家。岡本かの子の夫。つまり岡本太郎の父。
ところで、ドジョウ地獄ってどんな地獄だ。永久にドジョウを口に流し込まれるのか。
ドジョウが大量ににょろにょろしてる中に落とされるのか。どっちも嫌そうである。
○『少女の友』(大正2年12月号)
――江見水蔭「飛ぶ少女」掲載。他に竹久夢二の挿画も有り。
○長尾七郎『児童寓話 笑の話 尋常六年生』(創元社/昭和10年)
――座談会形式のSF「百年後の日本」、滅茶苦茶な洋行話「桃太郎の土産話」等。
一番スゴイのは義経や信玄らがシーザーやコロンブスと対戦する「大野球戦」。
試合結果が火星や木星にまで報道される。おお、SFだ!
○キャシー・アッカー『アホダラ帝国』(ペヨトル工房/1993年)
――一冊だけ新しいですね(といっても十年以上前だが)。一大奇想SF。
吉田大我『REMAN(リマン誕生)』読了。北海道産の(たぶん)自費出版SF。
夜、青山円形劇場で『ア・ラ・カルト』観賞。滅茶苦茶楽しく、笑いっ放し。
ローリー寺西、濃過ぎ(笑)。
12/4(土)ファン・セヨン『第二次朝鮮戦争勃発の日〈上〉』読了。
『本の雑誌』連載コラム「北原バカ本道」執筆。
12/5(日)ホームズクラブの発送作業に参加。オークションのディーラーも務める。
12/6(月)ファン・セヨン『第二次朝鮮戦争勃発の日〈下〉』読了。
リアルさに欠ける面がないでもないが、物語としてはよく出来ており面白く読んだ。
「週刊新潮」書評執筆。
12/7(火)ファミレス読書。ヒュー・ウォルポール『暗い広場の上で』読了。傑作。
狂気じみたオブセッションが読者を圧倒する。
またしても偏頭痛気味な上、首を捻った様子なので赤坂の整体へ。
帰宅すると謹呈本が届いている。
○尾之上浩司監修『ゴースト・ハンターズ』(中央公論新社/2004年)
――田中啓文氏の作品がホームズの語られざる事件! 尾之上さん、多謝。
12/8(水)ファミレス読書。帰路、近所の書店。
○ベロック・ローンズ『リジー・ボーデン事件』(ハヤカワポケミス/2004年)
――『下宿人』の作者。本作も、米国だが19世紀末の犯罪実話に基づく。
帰宅すると謹呈本届く。
○井上雅彦監修『妖女』(光文社文庫/2004年)
――異形コレクション最新刊。今回は執筆していないが過去作品からの引用あり。
山本護久『はしれロボット』読了。ロボットが暴れる間に街に泥棒が。果たして犯人は……。
おお、童話なのにSFミステリである(笑)。
12/9(木)まだ首が痛い。近所の整体へ。帰宅すると謹呈本届く。
○大森望&三村美衣『ライトノベル★めった斬り!』(太田出版/2004年)
――ライトノベル解説本。対談が滅茶おもろい。大森さん、三村さん、多謝。
○シオドア・スタージョン『時間のかかる彫刻』(創元SF文庫/2004年)
――サンリオ文庫『スタージョンは健在なり』の復刊。素晴らしい!
『本の雑誌』掲載の「北原古本旅」執筆。
12/10(金)42歳になった。
小沢正『ほしからきたうま』読了。ニセモノが子供たちと入れ替わる『盗まれた街』テーマ。
これまた童話なのにSFミステリだ。本書は昭和37年12月10日印刷。
わたしの生年月日と同じなのである(笑)。
北原尚彦&西崎憲編『北極星号の船長 ドイル傑作集2』見本届く。
連載コラム「北原バカ本道」第一回掲載の『本の雑誌』05年1月号も届く。
東京ステーションギャラリー「国芳 暁斎 なんでもこいっ展だィ!」の内覧会へ。
妖怪画などもあって非常に楽しい。図録も戴く。学芸員のT様、ありがとうございました。
神田の古書即売会へ。
○木村荘十『ベンガル土民兵』(大都書房/昭和17年)
――戦時中刊行の戦争冒険小説集。
古本の収穫が一冊だったので、飯田橋で途中下車してブックスサカイ深夜+1で新刊。
○『続リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』(ジャイブ/2004年)
――映画『リーグ・オブ・レジェンド』の原作アメコミの続編。今度は火星人来襲!
○E・W・ホーナング『二人で泥棒を ラッフルズとバニー』(論創社/2004年)
――ドイルの義弟が書いた泥棒紳士モノ。ホームズのライヴァルの一人。
新国立劇場で『NOISM04』観賞。……耳が痛かった。
12/11(土)高円寺の古書即売会へ。
会場に向かう途中、買い終わったS氏(しかも大量の収穫を抱えている)と遭遇。
時計を見たらまだ開場後25分。早っ。
注文品はハズレ。くそっ、きっとS氏に当たったに違いない。きっとそうだ。
○池長孟『戯曲集 荒っ削りの魂』(弘文社/昭和4年)
――「空中楼閣」が百年後が舞台のSF。火星人も出てくる。
○雲のやかくれ『兵士の誉 櫻花』(明治29年)
――一応戦争小説らしい。表紙も殆ど取れてぼろぼろだが150円だったので。
12/12(日)大森望&三村美衣『ライトノベル☆めった斬り!』読了。
対談パートは殆どSF読者のためのものだよなあ。おかげで楽しく読みました。
ドイル忘年会で、編集の藤原義也氏とともに共編者の西崎憲氏宅を訪問。
その前に、これから忘年会だというのに西崎氏宅近辺の古本屋巡り(笑)するも収穫ナシ。
西崎氏製作の映画を見せて戴く。おお、設定はSFでストーリーは幻想だ。
西崎氏はミュージシャンでもあるのだが、歌の生徒さんたちが映画に出演している。
その中に青学推理時代の先輩Kさん(T夫人)がいたのにオドロキ。奇縁である。
12/13(月)「SFマガジン」連載エッセイ「SF奇書天外」執筆。
ネット注文の古本届く。
○バラージュ・ベラ『ほんとうの空色』(スミセイ児童文庫/1987年)
――ハンガリーのファンタジイ。非売品。サンリオギフト文庫版は持ってる。
クロネコヤマトで荷物発送。ついでに古本屋へ寄るが収穫ナシ。
12/14(火)小説家Mさんと久々にお会いする。業界話に花が咲く。
E・W・ホーナング『二人で泥棒を』読了。ラッフルズが出たのはよいが訳文がちょっと……。
12/15(水)ファミレス読書。
ジャスパー・フォード『文学刑事サーズデイ・ネクスト2』読了。ぶっ飛んだサイコーの小説。
様々な小説の登場人物が出てくるが、前日読んだばかりのラッフルズが出てきたのには
思わず吹き出した。ホームズの兄の秘密も解かれるぞ。
帰路、古本屋。
○中村徳吉&池原昭治『戸田のむかしばなし』(戸田市/平成5年)
――地方自治体発行の「とだ文庫」。巻頭言は戸田市長。文庫資料。
帰宅すると謹呈本届く。
○松井今朝子『大江戸亀奉行日記』(ハルキ文庫/2004年)
――江戸城で亀の面倒を見る奉行の話かと思ったら、本当に亀の奉行だった!
石亀慎太郎とか亀野千鶴子とか出てくるし結構無茶。ほかハルキ文庫新刊。
○エドモンド・・ハミルトン『透明惑星危機一髪!/時のロスト・ワールド』(創元SF文庫/2004年)
――キャプテン・フューチャー全集、第4弾刊行!!
○ロビン・ホブ『騎士の息子〔上・下〕』(創元推理文庫/2004年)
――異世界ファンタジイ「ファーシーアの一族」開幕。
12/16(木)ファミレス読書。ベロック・ローンズ『リジー・ボーデン事件』読了。
訳してくれたのは有り難いが、訳文に馴染めず読むのにかなり苦労。
森奈津子『地下室の幽霊』読了。ホラータッチのミステリ系ジュヴナイル。
主要キャラが全て女の子(&女性)な辺り、いかにも森さんであるなあ。
「ミステリマガジン」年間ベストアンケート執筆。
近所の整体へ。帰路、書店へ。
○マーク・チャドボーン『フェアリー・フェラーの神技』(バベル・プレス/2004年)
――英国幻想文学大賞短篇部門受賞作。序文はニール・ゲイマンだし。
12/17(金)五反田の古書即売会へ。神田の即売会は一枚物(掛軸等)なのでパス。
○木村天眞『病原一大発見と木村法』(大日本病原研究所/昭和3年再版)
――医学書ではなく宗教系でした。「過去の罪業が未来の病苦」とか。
○鬼切平助編『笑話 山彦集』(鬼切山房/昭和27年)
――エロネタの小咄集。文庫資料。
○『空中散歩』(路面電車同人会/昭和51年)
――路面電車文庫。同人文庫だが、鉄道愛好会ではない。文庫資料。
○奥野他見男『学士様なら娘をやろか』『温泉場の女』『銀座の夜の若き群れ』
『美しき君よ今夜はこれで帰るのか』『我は抱く白鳥の君』『春の誘惑』
『僕も嬉しや嫁もろた』(玉井清文堂/昭和4〜5年)
――大正〜昭和初期のユーモア作家。これで21冊。だいぶ揃えたなあ。
五反田のブックオフへ。絶版児童書&私家版SF。
○光瀬龍『その列車を止めろ!』(秋元ジュニア文庫/昭和57年)
――ジュヴナイルSF。小学生か中学生の頃に読んだ覚えがあるぞ。
○鎌田直衛『2020年、巨大村社会「ニッポン」が干上がる日』(鳥影社/1996年)
○平山峻『人生よ再び・クローン人間』(青娥書房/2003年)
○HONDA『十字星団物語 EP列伝』(文芸社/2001年)
――こういう自費出版SFが部屋に積み上がってる。邪魔になってきたなあ(笑)。
12/18(土)ファミレス読書。
マーク・チャドボーン『フェアリー・フェラーの神技』読了。
バベルの共同出版(翻訳の半自費出版らしい)で刊行されたものだが、
よくぞ出してくれましたと訳者に多大なる感謝。
自転車でドン・キホーテ小金井公園店へ。別に事件に触発されて見学に行った訳ではなく、
溢れ返っている古本を収めるためのケースを物色に行ったのだ。
(そして半分は運動目的でした。)
サイズを丹念に測り、取りあえず本当はDVD用のケースを一つ買ってみる。
ついでに古本屋を数軒流し見したが収穫ナシ。
ま、本を片付けるケースを買いに行って、余計に本増やしちゃいかんわな。
帰宅して古本を収めてみると、なかなか具合が良い。
よし、このケースで揃えることにしよう。
12/19(日)W・W・ジェイコブズ『替玉』読了。表題作はユーモア物。
同時収録の「海蛇」は怪獣物の奇想小説でした。
12/20(月)神田の古書即売会へ。
○『明るく強い第二の國民をつくる 愛の学校』(婦人公論 昭和9年4月号付録)
――教育読本。時代ゆえ満州國も載ってます。資料。
吉居和弘『テレビの中のテレビ』読了。私家版SF。読み易かったが未来像がチグハグ。
先日買ったケースの色違いがないか、渋谷、新宿、中野のドン・キホーテを廻る。
ドンキのハシゴなぞ、初めてである。で、結果はというと……同色すらない。
仕方ない、とりあえず、小金井公園店のを買い占めるか。
12/21(火)鎌田直衛『2020年、巨大村社会「ニッポン」が干上がる日』読了。
自説主張が目的の私家版近未来SF。もう既にハズレてる。
織宮愛『火龍 怒りと哀しみの炎』読了。私家版SF。
不況と地震はサイクルが同期しているそうだ。ううむ。
赤坂の整体へ。ほぐされる。
12/22(水)白山大地『次元の旅人 誕生篇』読了。私家版の宗教系小説。
冒頭にUF0が出てくるが、あとはSF性薄し。
行き付けの古本屋へ。お茶を御馳走になり話し込む。が、買う物ナシ。
12/23(木)グロリア・S・サイソン&藤島宇策『熱帯妖怪マナナンガル』読了。
フィリピンの妖怪に材を取った妖異小説。美女の上半身が空を飛び回るのだそうだ。
自転車でドンキ三鷹東八道路店へ。目的のケースなし。という訳で小金井公園店再び。
……おおっ、色違いケースがあるではないか!! 入荷したのか、見落としてたのか。
何はともあれ、在庫7つ買い占める。重ねたとはいえ、自転車に乗せて走るのは一苦労。
ついでに古本屋(正確には行きがけに。ケース7つ持って古本屋は無理だ)。
○佐治芳彦『世界最終戦争 The Origin 超空の聖断(3)』(KKベストセラーズ/2003年)
――会員カードのポイント期限が切れそうだったので。おかげで21円(笑)。
中身はトンデモな架空戦記SF。「SFマガジン」連載用資料です。
夕方、髪を切りに行く。帰路、頭が少々寒い。
12/24(金)神田の古書即売会へ。
○『東京三番叟/蛸をどり』(コロンビア/昭和?年)
――タコおどりの踊り方の本>本当です。写真入りだし。西条八十作詞だし。
根津の弥生美術館の「南洋一郎と挿し絵画家展」へ。展示本にヨダレが垂れる。
根津の古本屋は残念、閉まっている。仕方なく(嘘)飯田橋のブックスサカイ深夜+1で新刊。
○ジョン・ダニング『失われし書庫』(ハヤカワ文庫/2004年)
――大傑作の古書ミステリシリーズ、遂に新作登場! すっごい楽しみ。
○有本倶子編『山田風太郎 疾風迅雷 書簡集』(神戸新聞総合出版センター/2004年)
――なんと貴重な資料! 『子不語の夢』といい、書簡集の当たり年だ。
深夜+1になかった本が近所の書店で見つかったので購入。
○唐沢俊一編著『怪奇トリビア 奇妙な怪談傑作選』(竹書房文庫/2004年)
――昔のB級雑誌に載ったエロ系ホラーのアンソロジー。
帰宅途中、近所でガレージセールをやっている。古本も売っていたので見る。
○川田武『乱歩邸土蔵伝奇』(光文社文庫/2002年)
――乱歩が竜馬暗殺の謎を解く? 乱歩ネタミステリ。
レイ・デルモンテ『オンゴロ』読了。やや説教臭いファンタジイ。
ネーミングのセンスなどからして、たぶん翻訳じゃなくて日本人が書いてるんだろう。
北村正裕『砂漠のメロディー』読了。私家版SFファンタジイ童話。
物語の骨子はラピュタにそっくり(苦笑)。
12/25(土)高円寺の古書即売会へ。
○乙骨淑子『こちらポポーロ島 応答せよ』(太平出版社/1970年)
――地底王国ネタ(?)の児童SFファンタジイ。
作場知生『天国への自動階段』読了。マイナー出版のイラスト入りファンタジイ。
日本古典SF研究会の忘年会でまた神保町へ。即売会と古書街をぐるっと廻るが、何も買わず。
忘年会で本を4冊譲ったので、今日は差し引き3冊本が減ったぞ(笑)。
12/26(日)奥平祐川『帰らざる海―1998年―』読了。
第三次大戦で地上が壊滅し、海底都市と潜水艦だけに人類が生き残っているSF。暗い。
12/27(月)新宿京王古本市へ。前回は開場前に並んだが、今回は開場直後に突入。
しかし前回よりも会場が狭く、思ったより早く見終わってしまう。収穫も一冊のみ。
それも三百円(笑)。
○脇田登摩『霊界』(中央出版社/昭和23年)
――トンデモ系を期待して買ったら、キリスト教系でした。文庫資料。
収穫が少なくて楽しくないので、近所の古本屋へ。
○『コンピュータのはなし』(トヨタ自動車販売/昭和54年)
――企業発行の「トヨタ文庫」。レトロだ。「本田文庫」も持ってます。文庫資料。
12/28(火)〜31(金)取材旅行。詳細は改めて報告します。
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11/1(月)「週刊新潮」書評執筆。
11/2(火)近所の整体。
石井義人『73の怪奇 PART2』読了。かなりトンデモな小説だった。
○織宮愛『火龍 怒りと哀しみの炎』(東京経済/1994年)
――近所の古本屋で。破滅SFらしい。
11/3(水)所沢の古本市へ。休日なので混んでいる。
○ウラヂミル・コロレンコ『悪い仲間』(越山堂/大正9年)
――ロシア文学。同時収録の「マカルの夢」が死後の世界を描いた幻想文学。
○奥野他見男『娘の顔も日に三度』(東文堂/大正7年)
――大正期に一世を風靡したユーモア作家。安い時に買い集めている。
○行茅生『青春鉄腕娘』(豊書房/昭和37年)
――道産娘が大暴れする明朗小説。タイトルが気に入った。貸本上がり。
○池田碧丁『社会劇 雪を凌ぎて』(実業之日本社/大正13年)
――保健会社の宣伝劇。当時の相撲の星取り表が挟まってた。
○荘徹也『秘楽のSM』(譚奇会/昭和46年)
――オムニバスSM長篇。時代性たっぷり。
○『現代国民文学全集 江戸川乱歩 木々高太郎 横溝正史集』(角川書店/昭和32年)
――『孤島の鬼』『人生の阿呆』『八つ墓村』収録。函はボロいが月報付で格安。
一定金額以上買うと福引きができるのだが、ほんの僅か足りず、わざわざ友人に
譲れそうな本を買い込む。当たったのはポケットティッシュ。世の中そんなものである。
11/4(木)高円寺でラーメンを食す。古本屋には寄らず。
11/5(金)神田の古書即売会へ。
○巖谷小波『小波世間噺』(日本書院/大正10年)
――お伽噺の人の小文集。吾輩パロディ「吾輩は大礼服である」収録。
その他「細君七面相」は堀内新泉『細君百癖』の、「佳道楽」は村井弦斎『食道楽』の
もじりなんだが、分かる人にしか分からないだろうなあ。
本棚探偵・喜国雅彦氏を囲む古本者オフ会へ、喜国氏に誘われていそいそと出掛ける。
会場は名前だけは聞いていた赤坂のバー「ですぺら」。
名だたるコレクター諸氏とお会いし、楽しい時間を過ごす。
ジャンケンに勝って喜国氏提供の景品(もちろん古本)まで戴いてしまう。
○S.S.ヴアンダイン『賭博場殺人事件』(日本公論社/昭和9年)
――旧蔵書ということで「喜国蔵」と書き入れて戴く。有り難うございました。
ふっと気を失った隙に終電を逃してしまい、朝まで話し込む。始発で帰宅。
11/6(土)当然早起き出来ず、高円寺の古書即売会は挫折。
午後、adidasの放出セールへ。超格安。Tシャツとバッグを中心にしこたま買い込む。
○上田早夕里『ゼウスの檻』(角川春樹事務所/2004年)
――届いた謹呈本。第4回小松左京賞作家の新作SF。
景山民夫『時のエリュシオン』読了。かなりストレートな幸福の科学PR小説。
11/7(日)最終日終わり頃、高円寺の古書即売会へ。そんな時間でいい本が
あるのかと思われるかもしれないが、わたしの買うのはヘンな本。残ってます。
○福井水明編『自警童謡選集 ねんねの夢』(自警会/昭和27年)
――警視庁の警官たちの書いた童謡集。だから序文は警視総監。
「みの虫さん」「クリスマス」「ままごと人形」なんて可愛い童謡を警官が書いてる。
「しんやのはりこみ」「はんにんたいほ」「ちぞめのないふ」とかはありません。
○西川満『海のほとりの王領に エドガア・ポオの星』(人間の星社/1971年)
――占星術?から見たポオの生涯。ポオは天中殺に結婚して不幸になったそうだ。
「本の雑誌」新連載コラム「北原バカ本道」執筆。
11/8(月)ファミレスにこもって読書。吉祥寺の古本屋。
○メリル・ハウス『アリスの夢』(二見書房/1978年)
――エロ版『不思議の国のアリス』。
グレッグ・イーガン『万物理論』読了。後半にイーガン節炸裂!
11/9(火)ファミレス読書。森島健友『聖シャンバラ海兵団』読了。
アストラル界で悪の軍団とゼロ戦で空中戦を繰り広げる宗教系SF。
『斎藤秀雄童話集 仲の悪い仲よしさん』読了。白光真宏会の宗教童話。
11/10(水)ファミレス読書。
夜、月一の本好き会合で神楽坂へ。ついでに飯田橋のブックスサカイ深夜+1で新刊。
○ポール・アルテ『赤い霧』(ハヤカワポケミス/2004年)
――密室殺人と切り裂きジャックが交錯するフレンチミステリの傑作。
○サックス・ローマー『怪人フー・マンチュー』(ハヤカワポケミス/2004年)
――フー・マンチューが新刊で読める! 凄いぞポケミス!
○ジョン・クリストファー『トリポッド(1)襲来』(ハヤカワ文庫/2004年)
――ディズニー映画化決定のジュヴナイルSF。学研の旧版が超レア。
○ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた』
(ハヤカワ文庫/2004年)
――ティプトリーの新刊だ!!! プラチナ・ファンタジイ最新刊。
○『久山秀子探偵小説傑作選(1)(2)』(論創社/2004年)
――マニア歓喜の「論創ミステリ叢書」9・10巻。
○山本弘『審判の日』(角川書店/2004年)
――『神は沈黙せず』の著者による最新書き下ろしSF作品集。
○石川賢/国枝史郎原作『神州纐纈城(3)』(講談社/2004年)
――石川賢がコミック化した国枝史郎、いよいよ佳境の第3巻!
11/11(木)ファミレス読書。日下三蔵編『天城一の密室犯罪学教程』読了。
よくぞまとめてくれました! 密室推理をたっぷりと堪能。
山本弘『審判の日』読了。世界観の崩壊していく感覚にぞくり。
斎藤秀雄『光のドーナツ』読了。これも白光真宏会の宗教童話集。
「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆。
11/12(金)古書即売会がないので神保町へは行かず。
「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」続き。
ラテラル・サイ・トレーナー
届く。早速一汗流す。
『日本古書通信』11月号届く。
「最近の古書即売会 収穫と希望」という特集に、わたしも寄稿しております。
謹呈本届く。
○フリッツ・ライバー『魔の都の二剣士』(創元推理文庫/2004年)
――傑作ヒロイックファンタジー連作。今度こそ未訳の部分も出るぞ!
○『ウィリアム・テン短編集1・2』(創元SF文庫/1973年)
――傑作SF短篇集、30年振りの復刊。何を隠そう「テンを復刊しましょう」と
編集氏に提言したのはわたしであります。えへん。
近所の書店へ。
○乾くるみ『リピート』(文藝春秋/2004年)
――『リプレイ』+『そして誰もいなくなった』な超絶本格ミステリ。
○伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』(東京創元社/2003年)
――これは某氏から送って戴いた本。ありがとうございました。
11/13(土)高円寺の古書即売会は多忙のためパス。
乾くるみ『リピート』読了。読み始めたら止まらず。よくこんな話を考えついたものだ。
11/14(日)結局、高円寺の古書即売会へ。
○W・W・ジェイコブズ『替玉』(健文社/大正14年)
――怪奇小説の古典「猿の手」の作者ジェイコブズの和英対訳短篇集。
○津村憲文『19世紀の英国小説と出版』(広島修道大学総合研究所/昭和62年)
――「広島修道大学研究叢書」。ヴィクトリアン資料。
○山田孝之助『漆器一代』(山田平安堂/昭和40年)
――皇室御用達の漆器会社創設者の自伝。序は武者小路実篤。表紙がなんと朱塗りの漆板。
暫く悩んで買ったのだが、会計で「こりゃ凄い本ですね」と言われ、嬉しくなる。
コニー・ウィリス『犬は勘定に入れません』読了。ヴィクトリア朝がメインの
タイムトラベルSFラブコメディ。SFファンだけでなくミステリファンも必読。
11/15(月)「週刊新潮」書評執筆。
伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』読了。うわ。やられた。
11/16(火)友人来訪。ポール・アルテ『赤い霧』読了。ヴィクトリアンミステリ。
前半の密室殺人と後半の切り裂きジャックが絡み合う。
11/17(水)森奈津子『からくりアンモラル』読了。珠玉のエロティックSF短篇集。
謹呈本届く。
○森奈津子『電脳娼婦』(徳間書店/2004年)
――前掲書に続くエロティックSF集。森さんありがとうございました。
○香山滋『ゴジラ』(ちくま文庫/2004年)
――ゴジラ50周年記念。オリジナル台本も収録したスペシャル版。
○『山田風太郎忍法帖短篇全集(1)(2)(3)(6)(8)』(ちくま文庫/2004年)
――風太郎忍法帖の短篇を全12巻に網羅。
○小泉八雲コレクション『さまよえ魂のうた』(ちくま文庫/2004年)
――自伝的断片など思想的方面を収録。
11/18(木)ファミレス読書。帰路、近所で古本と新刊。
○『暗黒街の秘密』(銀星社/昭和31年)
――「探偵文庫」だが、10/28購入の探偵文庫とは別物。
しかし後者の作品一覧には『暗黒街の秘密』のタイトルがあるし。ううむ。
○森山東『お見世出し』(角川ホラー文庫/2004年)
――ホラー小説大賞短編賞受賞作を含む京都ホラー短篇集。
帰宅すると古本届く。
○瀬川昌男・文『三年生のS・Fものがたり』(集英社/49)
――翻訳SFアンソロジー。ストルガツキーとかドイルとか入ってて超レア。
ネット購入したコエンザイムQ10の錠剤「ユビテンS」届く。
夜、西荻窪の欧風料理「華」で解禁されたボジョレー・ヌーヴォーを一杯。
A・H・Z・カー『誰でもない男の裁判』読了。名手による短篇推理を堪能。
11/19(金)五反田と神田の古書即売会をハシゴ。
○三四郎『南京虫の皮肉 親父のすねと阿母のへそくり』(宝学館書店/大正10年)
――南京虫が語る吾輩小説。『それからの漱石の猫』も書いてる作者。
○山中峯太郎『覚(ボダイ)に生きる』(二見書房/昭和16年)
――『敵中横断三百里』の作者による仏教小説。
○『北町一郎集』(駿河台書房/昭和28年)
――〈現代ユーモア文学全集〉14巻。「美人島桃色事件」はSFらしい。
○『新青年』(昭和19年2月号)
――守友恒の長篇冒険小説「夢幻城」掲載。
○ドイル『シャーロック・ホームズの冒険』(集英社・少年少女世界の名作/昭和43年)
――SFグラビア・プラモ画で有名な小松崎茂が絵を描いている。
○關時發『自然法と合致した我が國體』(文化社/大正13年)
――太陽系と大日本帝国を重ねて語ったトンデモ本らしい。
奥野他見男『蛙の盆踊り』も買ったがダブった。ダブらせてどうするこんなもん(笑)。
森山東『お見世出し』読了。心地よい京言葉で恐怖が語られる。
11/20(土)渋谷の書店へ。
○巴里夫・画『家庭のお経〈維摩経と勝鬘経〉』(鈴木出版/1994年)
――仏教マンガシリーズ。マンガ家は『5年ひばり組』の作者。
○遠藤淑子『空のむこう』(白泉社/2004年)
――好きなマンガ家。これで全部揃ったのだろうか?
何年振りかで、渋谷のまんだらけへ。配列などが変わっていて戸惑う。
○木谷梨男『大魔神』(朝日ソノラマ・宇宙船文庫/1984年)
――特撮映画のノベライズ。定価より高かったけど、相場の数分の一だったので。
○松本正彦『復刻版 パンダラブー』(青林工藝舎/2002年)
――うわ、こんなのがいつの間にか復刻されてた。ヘンテコなギャグ漫画。
とかやってるうちに日本推理作家協会の土曜サロンに少し遅れてしまう。
ゲストの巴里夫氏にサインを戴く。ありがとうございました。
参加者の草川隆氏には拙著にサインを頼まれる。こちらこそ今度サイン下さい。
帰路、古本屋。
○ベリャーエフ『地球の狂った日』(国土社/1995)
――〈海外SFミステリー傑作選〉1巻。別版は持ってるんですが。
○中尾明『きえた火星ロボット』(岩崎書店/1981年)
――幼年向けSF童話。こういう本も今のうちに買っておかないと。
○ソバスキ タロー『和田博士の大発明』(新風社/2004年)
――自費出版SF。この人の他の本、持ってるぞ(笑)。
○反中祥子『月のエンディミオン』(新風社文庫/2002年)
――自費出版文庫のSF。
帰宅すると謹呈本が届いている。
○ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『呪文の織り手』(創元推理文庫/2004年)
――『ハウルの動く城』原作者のファンタジイ。
11/21(日)ジーン・ウルフ『ケルベロス第五の首』読了。傑作SF。
こんな作品が70年代に書かれていたとは!
11/22(月)「週刊文春」ミステリーベストアンケート執筆。
近所の本屋&古本屋。
○山田風太郎/せがわまさき『バジリスク(5)』(講談社/2004年)
――コミック版『甲賀忍法帖』ついに完結! 大傑作。
○ジャーナ=アングィッソラ『とてもすてきな動物記者』(学研/昭和43年)
――動物語の判る少女記者が主人公のイタリアン・ファンタジイ。
11/23(火)飛浩隆『象られた力』読了。飛浩隆初の中短篇集。表題作が圧巻。
謹呈本届く。
○ファン・セヨン『第二次朝鮮戦争勃発の日〈上・下〉』(扶桑社ミステリー/2004年)
――韓国ミステリー界の俊英による近未来サスペンス。
○ギルアド・アツモン『迷える者へのガイド』(東京創元社/2004年)
――荒唐無稽な哲学/エロ/政治/スラップスティック小説らしい。面白そうだ。
装幀がまた凝っている。本屋で見てみて下さい。
○リン・カーター『ファンタジーの歴史』(東京創元社/2004年)
――ファンタジー・ブックガイド。これは貴重な資料。
ネット注文の古本も届く。
○コナン・ドイル『シャーロック・ホームズの冒険』(岩波文庫/昭和11年)
――初版、訳者(菊池武一)署名入。
東中野へ。閉店する古本屋の半額セール最終日へ行く。
○デイヴィッド・マレル『トーテム』(ハヤカワ文庫NV/昭和62年)
○ホイットリー・ストリーバー『ウルフェン』(ハヤカワ文庫NV/昭和62年)
○ジェームズ・ハーバート『ムーン』(ハヤカワ文庫NV/昭和63年)
――3冊ともモダンホラーセレクション。全部カタカナだ。
○R・ギャリック-スティール『コナン・ドイル殺人事件』(南雲堂/2002年)
――『バスカヴィル家の犬』は盗作だった、というトンデモ本。
肩凝りが酷く、夜、近所の整体へ駆け込む。
11/24(水)ファミレス読書。
イアン・ワトスン『エンベディング』読了。ネタ大量突っ込み(過ぎ?)の言語SF。
横田順彌『古書ワンダーランド(2)』読了。嗚呼また古本が買いたくなってしまった。
『このSFがすごい!』SFベストアンケート執筆。
謹呈本届く。
○浜田雄介編・乱歩蔵びらき委員会発行『子不語の夢 江戸川乱歩小酒井不木往復書簡集』(皓星社/2004年)
――正に今日、チラシを見付けたので注文しようと思ってた本!
ミステリ関係研究者には貴重極まりない資料。ありがとうございます。
○朝松健『闘・真田神妖伝』(祥伝社ノン・ノベル/2004年)
――時代伝奇「真田」三部作完結編。朝松さん、ありがとうございます。
11/25(木)原稿執筆。近所の整体へ。
日本童話協会編『童話教室』読了。童話アンソロジー。桃太郎が竜宮城へ攻め込むぞ!
○『ガロ』(1994年4月号)
――特集「江戸川乱歩の世界」。乱歩モノはすぐ高くなるからなあ。
清水正二郎『情痴物語』読了。パンティ抜き取りが得意技のFBI捜査官の話(笑)。
11/26(金)神田の古書即売会へ。
○清水正二郎『アメリカ情痴物語』(光書房/昭和34年)
――前日読んだ『情痴物語』は本書の続篇だった! ああびっくりした。即日読了。
○安倍季雄『幼年冒険小説集』(国民図書/昭和4年)
――函付だが落丁本だったので格安。函欠本を持ってたので、組み合わせれば完本!
○井上孝『壇之浦0番地』(大澤書房/昭和34年)
――現代風に描いた壇之浦合戦後日譚。龍神とか人魚とかも出てくるしヘンだぞ。
○『日本少年』(大正8年6月号)
――永代静雄「地下宮殿」連載。
○竹村文祥『肉体類型學』(銀座出版社/「サロン」昭和24年7月号付録)
――小型文庫。性知識の解説本だが、読者はエロを求めたのであろう。文庫資料。
ファミレス読書。行茅生『青春鉄腕娘』読了。道産娘大暴れの明朗小説。
原稿執筆。
11/27(土)原稿執筆。シャーロッキアンの集まりは多忙のためパス。
井上孝『壇之浦0番地』読了。超ヘンテコな小説だった。
謹呈本届く。
○クライヴ・バーカー『アバラット2』(ソニーマガジンズ/2004年)
――瞠目のファンタジイ超大作第2弾。
『絵ものがたり紅色娘子軍』読了。中国の革命バレエを絵物語化したもの。
11/28(日)東京フィルメックス映画祭で『ドラキュラ 乙女の日記より』観賞。
カナダのロイヤル・ウィニペグ・バレエ団の舞台を映画化したというので、
興味を持って観ることにした(こんなに多忙になると思わずチケットを買ってしまっていた)
のだが……感想はというと……ええと……怪作でした。
ドラキュラ役の中国人ダンサーが若い頃の菊地○行氏にちょっと似ていたのが笑えた。
会場で天野護堂氏と偶然出くわす。上映後、一緒に食事。
帰宅して原稿執筆。
11/29(月)原稿執筆。肩凝りが酷く週二回ペースで整体へ。帰路、古本屋。
○井口民樹『東京大壊滅』(スポニチ出版/昭和57年)
――首都圏を大地震と富士山爆発が襲うSF。おっ、表紙は生頼範義だ。
石野博士『恐怖の痙攣』読了。なんと医療を勉強するためのゲームブックなのだ!
11/30(火)原稿執筆。
原禎男『アンドロメダ知性体 神の実験』読了。私家版SF。
ネット古本届く。
○服部静雄『陣中劇』(新興文芸社/昭和14年)
――横田順彌氏が紹介していたので欲しくなってしまった。慰問芝居の戯曲集。
○竹河聖『魔界の島』(ハルキ・ノベルス/2004年)
――これは届いた謹呈本。暗黒竜神シリーズ第2弾。ほかハルキ・ノベルス新刊。
水木守三『オクサマ経済学』読了。カタカナ デ カイテ アッテ ヨミニクカッタデス。
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10/1(金)高円寺と早稲田の古本市ハシゴ。
○清水正二郎『緋ぢりめん武士道』(光風社/昭和38年)
――シミショウ(後の胡桃沢耕二)の時代小説。勿論エロっぽい。
○朝倉稔『魂の飛ぶ男』(パトリア書店/1959年)
――ずっと探していた怪奇幻想短篇集、遂に入手。
○海老池俊治『ヴィクトリア時代の小説』(南雲堂不死鳥選書/昭和33年)
――ヴィクトリアン資料。当時の文学とその社会背景解説書。
飯田橋のブックスサカイ深夜+1へ。これからパーティなので挨拶のみ。
角川春樹事務所のパーティへ。今回のトピックはなんといっても――
「ギャル侍」ファッションショーなるものが、突然始まったこと。
みんな、度肝を抜かれてました。
それから、締めの挨拶の後、壇上の社員が歌った歌が妙に上手かったのも、
みんなウケてました。
ああいやいや、今回小松左京賞を受賞された有村とおる氏が、
来年還暦というお歳だということが、一番「へえ」でした。
有村さん、おめでとうございます。
閉会後、SF関係諸氏とお茶して帰宅。
10/2(土)吉祥寺へ輸入ビール買い出し。ついでに古本屋。
○日塔聰『砂金掘り夜話草』(ぷやら新書/昭和43年)
――札幌で出た小型文庫。文庫資料。北海道のゴールドラッシュの話。
小さいし安かったので、場所もお金も掛からない。買う本がみんなこうならいいのに(笑)。
10/3(日)一日原稿執筆。
テレビ東京深夜の新番組『怪奇大家族』に大ウケ。毎週観ることにする。
10/4(月)ネット注文の古本届く。
○ドイル『幽霊犬』(春陽堂少年少女文庫/昭和54年)
○ドイル『恐怖の谷』(春陽堂少年少女文庫/昭和55年)
――ジュニア向け文庫版のホームズ。文庫資料。
「本の雑誌」から古本コラム連載の依頼。なんかまた忙しくなりそうだ。
10/5(火)大雨。蔵前の筑摩書房へ。編集氏と打ち合わせ。謹呈本戴く。
○『山田風太郎忍法帖短篇全集(4)(5)(7)』(ちくま文庫/2004年)
――風太郎忍法帖の短篇を網羅。素晴らしい。
○『都筑道夫恐怖短篇集成(2)(3)』(ちくま文庫/2004年)
――ミステリにSFに怪談にと活躍した都筑道夫の怪奇作品集。
○日夏耿之介『日夏耿之介文集』(ちくま学芸文庫/2004年)
――『吸血妖魅考』の著者による珠玉の随筆集成。
「SFマガジン」用「石原豪人展」レポート記事執筆。
10/6(水)「古書通信」用原稿執筆。近所の整体へ。
午後、歯医者。
夜、月一の本好き会合へ。
地下鉄の中に文庫本を忘れたことに気付き呆然。家の中で本が行方不明になったことな
ら数え切れぬほどあるが、本当に本をなくしたのは二十年振りぐらいか。
飯田橋のブックスサカイ深夜+1で新刊。
○喜国雅彦『本棚探偵の回想』(双葉社/2004年)
――ああ面白い。うむ面白い。なんて面白いんだ。
10/7(木)喜国雅彦『本棚探偵の回想』読了。一気読みでした。
10/8(金)神田の古書即売会へ。
○流月『孝行美談 君國の為に』(大川屋書店/大正14年)
――軍事小説。映画のノベライズらしい。背表紙だと著者は愛月。どっちなんだ。
○紅之助『悲劇小説 羽衣の舞』(榎本書店/大正14年)
――斜め読みしたがなかなか悲劇にならぬ。最後にヒロインが死ぬらしい。
○『讀切讀物』(昭和24年8月特大号)
――横溝正史、香山滋、高木彬光、村上元三、山手樹一郎ら執筆の大衆雑誌。
○『新語大事典』(キング昭和26年新年号付録)
――「輪タク」とか。新語どころか、もう死語ですな。
古書通信社へ。原稿渡す。
10/9(土)台風で大雨の中、高円寺の古書即売会へ。
○川井昌平『前門外綺譚』(山梨県警察本部警務部教養課/昭和29年)
――世界の犯罪実話集。警察の発行なのだが資料というより読み物形態。
○飯田豊吉『鬼乳房伝奇』(路書房/昭和44年)
――S・M双書第1集。時代SM小説。挿画がグー。
筑波昭『津山三十人殺し』読了。『八つ墓村』のモデルになった事件の実録。
東京創元社から翻訳短篇の再校ゲラ届く。
10/10(日)「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆。
10/11(月)「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆続き。
図書館で調べ物。ついでに古本屋。
○ルイス・ロレンス『灰のまつえい』(篠崎書林/昭和62年)
――最終戦争SFらしい。不勉強にして知りませんでした。
○紀和鏡『Aの霊異記』(講談社/昭和60年)
――伝奇小説。挿画は花輪和一。
10/12(火)午前、近所の整体へ。
新宿へ。紀伊国屋書店本店で買い物。
○柳下毅一郎監修『実録殺人映画ロードマップ』(洋泉社/2004年)
――映画化されたもしくは映画に影響された殺人事件の研究書。
新宿へ出たため、歯医者の予約をしていたのを失念してしまう。
夜、クロネコヤマトで荷物を発送。
10/13(水)〜17(日)取材旅行。詳細は改めて報告します。
10/18(月)翻訳短篇ゲラ再校。不在時の郵便が続々届く。
○ドイル『四つの署名』(春陽堂少年少女文庫/昭和53年)
○ドイル『ゆうかい犯人』(春陽堂少年少女文庫/昭和55年)
――春陽堂少年少女文庫版のホームズ。
○長山靖生『「人間嫌い」の言い分』(光文社新書/2004年)
――謹呈本。長山さん、ありがとうございます。
10/19(火)翻訳短篇ゲラ再校。「週刊新潮」書評。近所の整体。
10/20(水)台風で大雨。謹呈本届く。
○ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『聖なる島々へ』(創元推理文庫/2004年)
――『ハウルの動く城』原作者のファンタジイ。
○リチャード・ビアード『永遠の一日』(東京創元社/2004年)
――ロンドンの片隅を舞台にした不思議なファンタジイ、らしい。
10/21(木)図書館へ。ついでに古本屋へ行くが収穫ナシ。
10/22(金)五反田の古書即売会へ。
○『慰問文庫 新選捕物傑作集』(アカツキ書店/昭和16年)
――戦時中の慰問本。横溝正史、大林清、城昌幸収録。
神田の古書即売会(今回は洋書市)へ。収穫ナシ。
鮎川哲也『積木の塔』読了。
飯田橋のブックスサカイ深夜+1へ。
○アルフレッド・ベスター『願い星、叶い星』(河出書房新社/2004年)
――ベスターの短篇集! 初訳もあり! 偉いぞ河出!
東京創元社のパーティへ。
○岸田るり子『密室の鎮魂歌』(東京創元社/2004年)
○神津慶次郎『鬼に捧げる夜想曲』(東京創元社/2004年)
――パーティのお土産は鮎川賞受賞作。今年は二作同時受賞。
二次会のお茶、三次会の歌わないカラオケ、四次会の歌うカラオケまで参加し、朝帰宅。
10/23(土)東京大丸の「チーズとワインフェア」へ。
やや添え物的なビールコーナーでばかり試飲。結局、配送するほど買い込む。
ついでに八重洲地下街の古本屋へ。
○松村喜雄『江戸川乱歩殺人原稿』(青樹社/1990年)
――乱歩ネタなので。故・松村氏は乱歩の甥にあたる。
紅之助『悲劇小説 羽衣の舞』読了。
10/24(日)拙作「怪人撥条足男」収録のホラーアンソロジー『平成都市伝説』見本届く。
表紙がなかなか格好良く、嬉しい。
覆面女流作家『結婚教室』読了。一応性知識啓蒙目的なのだが古臭くて笑ってしまう。
10/25(月)午前中歯医者へ。午後、神田の古書即売会へ。
○橘外男『亡霊怪猫屋敷』(東京ライフ社/奥付欠)
――古本界では有名な有名なT橋T弘蔵書を久々に買った。
奥付が切り取られてられてハンコがべたべた押してあるのだ。
○アレクサンドル・デューマ『ラインの古城』(三崎書房/昭和16年)
――こんな作品知らなかった。歴史的伝奇小説とのこと。デュマ、大好きなんです。
○釣洋一『四谷怪談360年目の真実』(於岩稲荷田宮神社/1997年)
――於岩稲荷がお岩さん没後360年忌記念で刊行した非売品。
三省堂本店へ。新刊。
○ピーター・ラヴゼイ『絞首台までご一緒に』(ハヤカワ文庫/2004年)
――ヴィクトリア朝が舞台のユーモアミステリ。切り裂きジャックも絡むらしい。
三省堂本店主催の喜国雅彦氏と日下三蔵氏のトークショーへ。
古本者にとっては至福の一時でありました。
話に聞き入っていたら日下氏にいきなり振られて慌ててブロックサインを送る。
控え室へお邪魔すると、綾辻行人氏をはじめ名だたる作家諸氏がずらり。
喜国氏への差し入れをお渡しする。当然、古本(笑)。
○喜国雅彦『神保町の中心でダブリとさけぶ』(企画制作・国樹由香&喜国雅彦/2004年)
――配布された小冊子。非常にレアな内容。
表紙に三色あり、別なサイン会で入手できたと聞いて歯がみしていたが、控え室で全色戴いてしまう。
喜国さん、ありがとうございました!
打ち上げにまでお邪魔してしまう。喜国氏夫人の国樹由香さんとロンドンの話で盛り上がる。
地元へ帰ってから人に遭ってしまい、行き付けの店で三時半まで呑む。
帰路、行き付けの古本屋さんに呼び止められ、古本のチェックを頼まれる。
○仁木悦子『銅の魚』(角川文庫/昭和59年)
――報酬として戴いた古本(笑)。女流乱歩賞作家の短篇集。
10/26(火)近所の整体。原稿執筆。
尾之上浩司監修『平成都市伝説』読了。牧野修氏が、最後に綺麗にまとめてくれた。
10/27(水)ホテルオークラへ。業者&飲食店向けのフード&ワインフェアを取材。
試飲で酔っ払ってしまう。土産にパスタなど戴く。
帰宅すると謹呈本が届いている。
○グレッグ・イーガン『万物理論』(創元SF文庫/2004)
――大のお気に入りイーガンのハードSF長篇!
○エドモンド・ハミルトン『太陽系七つの秘宝/謎の宇宙船強奪団』(創元SF文庫/2004)
――キャプテン・フューチャー全集、早くも第三弾刊行!!
10/28(木)ネット注文の古本届く。
○『純金の馬』(キング出版社/1952年)
――「探偵文庫」第一巻。うおお、これはレア物である!
早川恵美子・博子バレエスタジオの発表会へ。
同スタジオは以前、わたしが原作を書いたバレエ『名探偵ホームズ登場』を公演した。
ピーター・ラヴゼイ『絞首台までご一緒に』読了。ユーモアたっぷりで楽しんだけれども、
登場人物一覧に書いてある「切り裂きジャック」、登場はしないじゃん!
10/29(金)神田の古書即売会へ。今回は神田古本まつりなので「雑記」に詳細。
○ブルワー=リットン『聖人か盗賊か』(今古堂書店/明治36年)
――レトロな探偵小説。あっ、でもこれ、上巻だけだった! しまった!
○『敵の少女』(文化書房・学級文庫/昭和7年)
――表題作はドイルの勇将ジェラール物! こんな本、全く知られていなかった。
○『動物の社会』(文化書房・学級文庫/昭和7年)
――収録作「弟よいづこ」がハガードの『ソロモンの洞窟』!
○伊藤銀月『裏面観的異説日本史』(藍外堂書店/明治42年)
――古典SF『不死人』『小説 明治百年』の作者。これはSFじゃないけど。
青空古本市では収穫ナシ。しかし今年は露台があちこちに出ていて色々購入。
○ロフティング『たべものどろぼうと名探偵』(光文社/昭和32年)
――ドリトル先生の作者が書いたホームズパロディの古い翻訳。
○シェリー夫人『巨人の復讐』(新人社/昭和23年)
――「世界大衆文学全集」11巻。勿論『フランケンシュタイン』。
一旦帰宅した後、表参道へ。人通りが多いと思ったら、母校青学の学祭中ではないか。
後ろ髪引かれつつ、青山円形劇場へ。
作品のひとつに台本協力した『下村由理恵バレエ・リサイタル』のリハーサルに立ち会う。
10/30(土)高円寺の古書即売会へ。
○Guy B.H.Logan『MASTERS OF CRIME』(Stanly
Paul/1928)
――切り裂きジャックなど19世紀の犯罪者の研究書。ヴィクトリアン資料。
今日も神保町へ。雨天なので青空市は中止。一応、今日も即売会をのぞく。
○『THE HOUSEWIFE'S TREASURY OF DOMESTIC INFORMATION』(Ward
Lock/?)
――たぶん19世紀末の刊行の『家庭宝鑑』てところ。ヴィクトリアン資料。
古典SF研究会例会へ。二次会で夕食。日付が変わる直前に帰宅。謹呈本届く。
○イアン・ワトスン『エンベディング』(国書刊行会/2004年)
――〈未来の文学〉シリーズ第二弾はワトスン! 好きな作家なので踊って喜ぶ。
10/31(日)『下村由理恵バレエ・リサイタル』へ。
ただでさえ円形劇場なのに第一列に座ったので、ダンサーの息づかいまで聞こえる大迫力だった。
世界トップレベルの素晴らしい舞台をたっぷりと堪能。
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9/1(水)久っびさにプールへ。みっちり泳ぐ。
月一の本好きの会合へ。ついでに飯田橋のブックスサカイ深夜+1で新刊。
○島田一男『黄金孔雀』(ゆまに書房/2004年)
――少女小説傑作選最新刊。正義の怪人黄金孔雀VS悪の魔人一角仙人! 凄いぞ!
○東雅夫編『ゴシック名訳集成 西洋伝奇物語』(学研M文庫/2004年)
――「龍動鬼談」など、欧米の伝奇小説の歴史的名訳を集成。これは有り難い。
○ロード・ダンセイニ『夢見る人の物語』(河出文庫/2004年)
――ダンセイニの幻想作品集第2弾。『ペガーナの神々』が大好きなので嬉しい。
○ヒュー・ウォルポール『暗い広場の上で』(早川書房/2004年)
――ヒュー・ウォルポールの長篇を読める日が来るとは! 偉いぞポケミス!
○『週刊100人 コナン・ドイル』(デアゴスティーニ/2004年)
――週刊のシリーズ。この号しか買わないけど(笑)。
9/2(木)津原泰水『綺譚集』読了。ツハラヤスミらしさの非常によく出た傑作短篇集。
わたしの気に入りは「赤假面傳」「脛骨」。
島田一男『黄金孔雀』読了。頭がみょんと長い孔雀の仮面の怪人! 身体は騎士!
わはははは、これは素晴らしい! 絶オススメである。
9/3(金)神田の古書即売会&古書街へ。
○海野十三『赤道南下』(大日本雄弁講談社/昭和17年)
――『火星兵団』の作者の従軍記録小説。文庫化されてるし奥付欠なので超格安。
○桜沢如一『ウナギの無双原理』(無双原理講究所/昭和16年)
――開戦の年に出たトンデモ本。
○河竹繁俊『今日の演劇』(藝能文化研究所・藝能文庫/昭和22年)
――文庫資料。献呈書名入。ありゃ国会図書館に収蔵されてない。もしかして珍本?
○『誰にも出来る民間薬療法』(「健康時代」昭和5年11月号付録)
――文庫資料。喘息は大麻を煙草に入れて吸えと。それは駄目でしょう。
○『女性の手紙新事実』(「主婦と生活」昭和30年11月号付録)
――文庫資料。文例に少女小説の横山美智子も入ってる。
○『笑の泉 特別増大号 艶笑奇談百家選』(昭和27年11月)
――「TELEROS発明」がSF。北町一郎や楠田匡介も執筆。
○『高校生のための性と保健のバイブル』(「高一時代」昭和41年7月号付録)
――文庫資料。自慰はもう有害でなくなってる時代(笑)。
でも同性愛は「いずれ異性に目が向きます」と解答されてます。
○『黄色いレターペーパー』(「美しい十代」昭和35年9月号付録)
――島田一男、岡本綺堂、加納一朗、ポー他収録。文庫資料。
○鈴木三重吉『ペリー艦隊来航記〔上・下〕』(西荻書店・三色文庫/昭和26年)
――珍しい児童むけ文庫。でも中巻が抜けてる。探すのは至難の業だろうなあ。
○三浦藤作『怪奇物語 天から落ちた男』(昌平社/昭和23年)
――児童向け叢書「少年名著文庫」。『聊斎志異』のリライト。
9/4(土)高円寺の古書即売会へ。収穫ナシ。
SF作家クラブの総会へ。続いて懇親会にも出席。更に局所的な二次会、三次会。
帰宅後、椅子にのって天袋に荷物を片付けようとして落ちそうになる。
下手にこらえたのが災いして、足指がへんなところに引っかかる。
右足親指の爪がほぼ完全に剥がれた。根元だけでつながってる状態。
――激痛&流血。
9/5(日)「SFマガジン」用記事執筆。
夜、北尾トロ氏の「北尾堂ブックカフェ」最終日閉店直前のところに遭遇する。
覗かせて戴くが、最終日なので欲しい本は見付からず。
店仕舞い中をお邪魔して失礼しました。
9/6(月)嬉野泉『吸血観音』読了。東北の古参SFファンが自費出版した短篇集。
近所の古本屋。
○古田足日『水の上のタケル』(偕成社/昭和44年)
――『ロボット・カミイ』の作者がハワードのコナンすら訳されていない頃に書いた
和製ヒロイック・ファンタシイ。
9/7(火)松宮静雄『SF短歌 ウルの墓』読了。連作短歌形式のSF集。
赤坂の整体へ。ほぐされる。
9/8(水)淀理恵子『信女夜咄』読了。自費出版?のグロテスク短篇集。
所沢の古本市へ。ここへ行くのは一年半ぶりだ。
○造士會編『サンダウ体力養成法』(造士會叢書/明治33年)
――サンダウは昔の有名な運動家。序は造士會会長で柔術家の嘉納治五郎だッ!
巻末の「英米国製エキセルサイザー」「サンダウ氏鉄亜鈴」等の広告が超楽しい。
○黒羽進『ある不思議な物語』(大陸書房/昭和45年)
――大陸のオカルト本だと思ってたら、後半はSFだった!
○グロリア・スカジンスキ『ヴァーチャル・ウォー』(偕成社/2004年)
――今年出た児童向けSF。新刊書店で見かけないうちに古本で見付けてしまった。
帰路、国分寺の実家へ寄る。
ユング・ホルツ『紫色の時差』読了。外人ではなく日本の某企業副社長が書いたSF集。
○ダニエル・ネイサン『ゴールデン・サマー』(東京創元社/2004年)
――実は数日前に届いていた謹呈本。貸していた『まだらの紐』用イラスト原本と
一緒に送られてきたため、気付いていなかったのでした。クイーンの片割れの少年小説。
9/9(木)吉祥寺へ輸入ビールの買い出し。ユザワヤの地下に出来た大型書店を覗く。
○遠藤淑子『ファミリーアワー』(白泉社/2004年)
――違うサイズで探してた。見付からない訳だ。
古本屋も覗く。
○ティム・ラヘイ&ジェリー・ジェンキンズ『レフトビハインド』(フォレストブックス/2002年)
――近未来「予言」小説だそうだ。トンデモSFの匂いが……。
ダニエル・ネイサン『ゴールデン・サマー』読了。とっても素敵な小説でした。
9/10(金)神田の古書即売会へ。
○橋亭主人『兵営後日物語 朝日影』(文陽堂/明治36年)
――軍事小説かと思ったら、軍人が出てくるだけのようだ。続篇らしいし。文庫資料。
○田中恭平『逞しき日本人』(日本青年館/昭和17年)
――大和魂万歳の本かと思ったら、後半は体力増進のお灸とか。文庫資料。
○『TALES FROM A.CONAN DOYLE』(興文社/明治40年)
――ドイルの短篇3&長篇の一部を収録した英文テキスト。
○『THE BLUE GUIDES ENGLAND』(Macmillan/1920年)
――ヴィクトリアンより後だが英国資料。詳細な地図や寺院の見取り図まで付いてる。
『3分間劇場 やなせたかし幻想短篇小説集』読了。御存知アンパンマンの作者。
9/11(土)中央公論新社から創作短篇のゲラ、東京創元社から翻訳短篇のゲラと、
立て続けに届く。
英国から帰国した友人が遊びに来る。帰還祝い。
不在時の出版物を我が家でチェックしていく(笑)。土産に本を頂く。
○『シャーロック・ホームズ ウォーキングガイド 日本語版』(Louis' London
Walks/?)
――日本では売ってない。英語版しか持ってなかったので有り難い。
9/12(日)高円寺の古書即売会へ閉場一時間前に滑り込む。
○杉村顕道『彩雨亭鬼談 箱根から来た男』(椿書房/昭和37年)
――やや古めの怪奇短篇集。ちょっと探していたので嬉しい。
○大輪茂男『夜出る魚達の船』(香速社/1989年)
――地方小出版の幻想的童話集。表紙が振付家リンゼイ・ケンプ画。何故?
柴崎淑子『萬華鏡』読了。自費出版?の時代怪異小説集。
「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆。
9/13(月)「週刊新潮」書評執筆。
横溝正史生誕地碑建設趣意書とともに冊子届く。
○『横溝正史と東川崎町』(東川崎歴史の会/2004年)
――横正って神戸出身だったのか。こういう地方冊子は貴重である。
近所の古書店へ。
○田中貢太郎/東雅夫編『日本怪談事典』(学研M文庫/2003年)
――「伝奇の匣」六巻。怪談だけでなく怪奇小説『黒雨集』も収録。
篠原聖一氏と『The King of Comedy』打ち合わせ。
9/14(火)近所の整体。空気を抜いて球を吸い付ける「吸角」もやってもらう。
刺青かと見紛うほどの凄い痕(真っ黒い丸六つ)が肩と背中に残る。
ネット注文の古本届く。
○若木重敏『2101年 ユング博士のバイオ大予言』(協和企画/1994年)
――ユング・ホルツ名義で『紫色の時差』を書いてる人のややトンデモな未来予測SF。
大輪茂男『夜出る魚達の船』読了。音楽プロデューサーが地方出版した童話集。
深夜過ぎ、クロネコヤマトで荷物を発送。
9/15(水)別役実『わんだぁらんど安曇野』読了。
写真の多いガイドブックだが、別役実なのでファンタシイでもあるという不思議な本。
9/16(木)木原伸朗『アリハトの冒険』読了。
空を飛ぶ鳩に憧れて「アリハト」となった蟻の物語。ヘンテコな寓話である。
右足の小指を負傷して病院へ。詳しくは「雑記帳」参照。
それにしても、ここのところ右足の指ばっかり災難だ。
9/17(金)ビッコを引きつつ五反田と神田の古書即売会をハシゴ。
○『讀切文庫』(昭和43年5月号)
――なんと城戸禮が贋作ナポレオン・ソロを書いてる! ソロが日本へ来るのだ!
ミステリ研究家の日下三蔵氏も「こんなの知らなかった」と言っておられた。
○『信州百物語 信濃怪奇傳説集』(信濃郷土誌刊行会/昭和9年)
――長野の怪異譚集。「蟇合戦の話」「一つ目鬼の話」等々。
○D・ミドルトン『世界を旅した女性たち』(八坂書房/2002年)
――「ヴィクトリア朝レディ・トラベラー物語」。ヴィクトリアン資料。
○秋田落雁編『結婚初夜の智識』(一元社/大正15年)
――心得だけでなく性の奇談・奇習も。文庫資料。
○北村小松『髯と口紅』(春陽堂/昭和12年)
――「新作ユーモア全集」。「幽霊と禿頭」など収録。フクちゃんの横山隆一装幀。
○豊心斎華玉『講談・霊木柳物語』(「新愛知」切抜)
――新聞連載の講談をまとめたもの。たぶん大正期。
飯田橋へ移動。ブックスサカイ深夜+1で新刊。
○小林泰三『ネフィリム』(角川書店/平成16年)
――現代版ヴァンパイア小説。楽しみ楽しみ。
有楽町へ移動。乱歩賞パーティへ。土産に受賞作を頂く。
○神山裕右『カタコンベ』(講談社/2004年)
――史上最年少24歳3か月で受賞! ほんとに若かった。
二次会へ移動する集団からはぐれてしまい(苦笑)、T社編集氏とお茶して帰宅。
帰ると謹呈本が届いている。
○エドモンド・ハミルトン『挑戦!嵐の海底都市/脅威!不死密売団』(創元SF文庫/2004年)
――キャプテン・フューチャー全集、早くも第二弾刊行!!
○ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『詩人たちの旅』(創元推理文庫/2004年)
――『ハウルと動く城』の作者による四部作、第一部。
9/18(土)推理作家協会の土曜サロンへ。
会う人会う人、「北原さんは『ドイル全集』予約したんですか」と訊いてくる。
……しましたとも(苦笑)。
喫茶店へ移動。小説家A氏から色々と話を伺う。
帰宅して校正。
9/19(日)終日校正。
吉祥寺で夕食。ついでに駅の書店へ。
○飛浩隆『象られた力』(ハヤカワ文庫/2004年)
――遂にまとめられた飛浩隆の初期中篇SF完全改稿版。
9/20(月)終日校正。
小林泰三『ネフィリム』読了。新世紀吸血鬼譚、たっぷりと堪能させて頂きました。
9/21(火)終日校正。創作ゲラはFAXにて送信。
翻訳ゲラは荻窪にて編集の藤原氏に手渡し。ついでに荻窪の書店&古本屋。
○青池保子『エロイカより愛をこめて(30)』(秋田書店/平成16年)
――シリーズ最新刊。「Z」未収録作も入ってオトク。
○『光村こども図書館6年』(光村図書/1992年)
――共箱入の冊子6冊。うち一冊がヴォネガット! 小学生に読ませるのか!
○『19世紀の工芸美術(2)』(マール社・マールカラー文庫/1994年)
――万国博覧会の出展目録。ヴィクトリア朝資料&文庫資料。(1)は持ってる。
○高島茂『学習まんが 熊本の歴史(5)』(熊本日日新聞/1990年)
――地方出版の学習漫画。資料。
○綾瀬まみ『ヤクシオンは市民の敵!?』(しすてむ文庫/平成6年)
――同人文庫『宇宙市役所ヤクシオン』第二弾。第一弾持ってるし(笑)。文庫資料。
9/22(水)近所の整体へ。
夜、クロネコヤマトで荷物を発送。
9/23(木)
『スターオーシャン Till the End of Time Special Side DIRECTOR'S CUT』見本届く。
格好良い本に仕上がっていて嬉しい。
近所の古本屋へ。
○『日本漫画家名鑑500』(アクア・プランニング/平成4年)
――漫画家の名鑑。書誌としては余り使えないが、総覧としては役立つ。資料。
久世栄三郎『葬儀屋・七万歩才 あの世の旅』読了。葬儀社社長が書いたあの世巡り小説。
9/24(金)神田の古書即売会へ。買ったのは古い洋書ばかり。
○『SWIMING』(Gale&Polden/1906)
――英国資料。古い水泳教本。イラストや巻末広告がレトロで良い。
○George Barton『ADVENTURES OF THE WORLD'S GREATEST DETECTIVES』(John
C. Winston/1909)
――19世紀の世界の探偵を紹介したノンフィクション。ヴィクトリア朝資料。
翌日会う筈の関西のシャーロッキアンM氏に遭遇。前日から来都との由。
夕方、映画『ヴァン・ヘルシング』観賞。かなり無茶苦茶で大いに笑えました。
でも特別出演のハイド氏がハルクみたいなのは『リーグ・オブ・レジェンド』のまんまでしょう。
帰宅すると本が届いている。
○コナン・ドイル『クルンバー館の謎』(エミルオン/2004年)
○コナン・ドイル『緋色の研究』(エミルオン/2004年)
――笹野史隆氏の個人訳による「コナン・ドイル小説全集」遂に刊行開始。
9/25(土)謹呈本届く。
○石田衣良『ブルータワー』(徳間書店/2004年)
――直木賞作家によるSFファンタジイ。
日暮里でM氏の出版を祝う会に出席。有楽町に移動しての二次会にも参加。
外出ついでに書店へ。
○浅暮三文『嘘猫』(光文社文庫/2004年)
――推理作家協会賞受賞作家・グレさんの自伝的青春小説。
9/26(日)終日原稿執筆。
9/27(月)終日原稿執筆。
9/28(火)終日原稿執筆。近所の整体。
9/29(水)終日原稿執筆。歯医者。秋の新番組用にTV情報誌購入。
9/30(木)古本を買ってないな……と思ったらネット注文の古本届く。
○永松浅造『富士の秘宝』(新風社/昭和24年)
――児童向け怪奇冒険小説。仙花紙(戦後の粗悪な紙)本。絵が下手糞。
クロネコヤマトで本届く。
○森薫『エマ(3)(4)』(エンターブレイン/2003・4年)
○森薫・村上リコ『エマ ヴィクトリアンガイド』(エンターブレイン/2004年)
――ヴィクトリア朝のメイドが主人公のコミック&ガイド。
夕方、クロネコヤマトで荷物を発送。ついでに古本屋。
○村上薫『大謀略198X年』(サンケイ出版/昭和57年)
――「日ソ決戦のXデー」の近未来シミュレーションSF。
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8/1(日)クリストファー・プリースト『奇術師』読了。プリーストだし、
ヴィクトリア朝の奇術師の話だしで読んだのだが、これが大傑作。
SFファンも幻想ファンも、ミステリファンも必読。今年のベスト入り必至だ。
原稿執筆。夜、吉祥寺のイタリアンで夕食。
8/2(月)ファミレス読書。久利武『怪盗お花七変化』読了。くだらないSFポルノ。
でもラストには思わず吹き出した。
帰宅して原稿執筆。
8/3(火)ファミレス読書。蹟見冠『黄金の目』読了。透視能力開発小説。
8/4(水)多忙のため本好きの会合へ終わり頃顔を出す。
ついでに飯田橋のブックスサカイ深夜+1で新刊。
○『小酒井不木探偵小説選』(論創社/2004年)
――少年科学探偵物を初めて集大成! 「論創ミステリ叢書」シリーズ第8巻。
○石川賢/国枝史郎原作『神州纐纈城』(講談社/2004年)
――石川賢がコミック化した国枝史郎、早くも第二巻!
8/5(木)一日原稿執筆。
8/6(金)神田の古書即売会へ行くが収穫ナシ。でも古本は郵便でやって来た。
○『北海文学』85,87,88,91,92号(北海文学/平成11〜14年)
――これまたドイルの翻訳(笹野史隆訳)掲載の、釧路の文芸同人誌。
8/7(土)田中啓文『蹴りたい田中』読了。
思わず笑ってしまい(と同時に)脱力してしまう駄洒落の数々。
夜、近所の整体へ。帰りに焼き肉。
8/8(日)一日原稿執筆。
8/9(月)高田馬場BIG BOX古本市へ。
○『結婚・職業 科学的運命判断』(キング昭和8年4月号付録)
――設問への解答の組み合わせで結婚運等を占う。付録資料。
○藤澤衛彦『変態交婚の話』(国民教育社/昭和25年)
――妖怪や動物精との異種交婚の解説。
西澤保彦『パズラー』読了。本格パズル小説短篇集。
メイントリックの見当がついてしまうものもあったが、幾つかの謎が組み合わさっているので
「完全に分かりきった」ものはなかった。
何よりも小説としてきちんとできているので好感が持てた。
8/10(火)
拙作「愛書家倶楽部」収録の異形コレクション最新刊『蒐集家(コレクター)』届く。
本書所収の中島らも氏の作品は、遺作となった。
かなりの「問題作」で、よくぞ収録してくれたものと思う。
同時刊行の光文社文庫の謹呈本も届く。
○倉阪鬼一郎『呪文字』(光文社文庫/2004年)
――袋とじに、前代未聞、驚天動地の仕掛けが施されているらしい。倉阪さん、多謝。
松任谷國子『夢幻譚海』読了。入水した女性が竜宮城みたいなところでエロい目に遭う
海洋ポルノファンタシイ。ヘンな話。
荒井潤『未来(ミキ)が原発神(アトムのかみ)に勝てたわけ』読了。
コテコテな「反原発」テーマの、SFファンタシイ。
「週刊新潮」書評執筆。
8/11(水)ハヤブサマサト『冒険活劇帖』読了。長野の地方出版SF短篇集。
UFOやMIBやモスマンならぬモスガールが出てきたり、バロウズ風の話だったり。
近所の古本屋へ。
○A・フォン・フォイエルバッハ『カスパー・ハウザー』(福武文庫/1991年)
――1828年、異様な状況で突如現れて憶測を呼んだ、謎の少年の記録。文庫資料。
「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆。
8/12(木)瀧譲二『トリプル クロス アタック』読了。
核弾頭のソ連機載ミサイルが東京に向けて誤発射され……という話。自費出版?
8/13(金)神田は古書即売会がないので出掛けず。謹呈本届く。
○森奈津子『地下室の幽霊』(学研/2004年)
――児童向けエンターティメント〔エンタティーン倶楽部〕の一冊。森さん、多謝。
8/14(土)国分寺の実家へ。暑い。
8/15(日)急に涼しい。一日原稿執筆。
8/16(月)
『スターオーシャン Till the End of Time Special Side DIRECTOR'S CUT』脱稿。
多忙だった一番の原因が終わって、ほっと一息。
西丸震哉『ニチャベッタ姫物語』読了。生態学者の書いた自称「ファンタスティックSF」。
8/17(火)池袋西武の古本市へ。珍しく古典SF研会長らしい買い物(笑)。
○ジャック・ロンドン『アダム以前』(洛陽堂/大正5年)
――文豪が原始時代を舞台に描いた古典SF。
○アナトオル・フランス『白き石の上にて』(新潮社/大正13年)
――フランスの文豪のユートピアものの古典SF。未来社会とか出てくる。
8/18(水)一日翻訳。
8/19(木)謹呈本届く。
○エドモンド・ハミルトン『恐怖の宇宙帝王/暗黒星大接近!』(創元SF文庫/2004年)
――キャプテン・フューチャー全集、遂に刊行開始!!
8/20(金)神田の古書即売会へ。
○C・N・パーキンソン『小馬のたくらみ』(至誠堂/1967年)
――馬児童文学。作者は「海軍将校デランシー」とか『パーキンソンの法則』の人。
馬が宇宙へ行くSFパートもあったので。
○『幻想文学 51号』(アトリエOCTA/1997年)
――この号だけ抜けてた。これで本誌は揃った。
池袋へ移動。「江戸川乱歩と20世紀の東京」展へ。
ヨダレものの本がずらりと並んでいる。図録購入。
乱歩の蔵も見学。入り口ちょこっと入って強化プラスチック越しですが。
更に乱歩関連の展示のあるミステリー資料館へ。
駅へ戻る途中、洋古書店を発見。古い民家をそのまま使っており、なかなかいい雰囲気。
でも買ったのは和文英文混ざった本。
○『ブリティッシュ・スタイル170年』(西武美術館・コンラン財団/1987年)
――英国の建築・都市建設展の図録だが豪華本。ヴィクトリアン資料。
疲れ切っているのに、帰路、近所の古本屋。
○赤瀬川隼『けんせつshort short ミューズの女神』(大成建設/1995年)
――建設会社刊の赤瀬川隼短篇集。たぶん非売品。これは珍本。文庫資料。
帰宅すると謹呈本が届いている。
○テッド・リカーディ『シャーロック・ホームズ 東洋の冒険』(光文社文庫/2004年)
――ホームズの空白期間を描いたパスティーシュ。日暮さん、多謝。
8/21(土)髪を切りに行く。帰路、古本屋へ寄るも収穫ナシ。
田中新造『蒼い貘』読了。飛行船犯罪を描いた近未来サスペンス。
8/22(日)練馬で下村由理恵 バレエ・リサイタルの打ち合わせ。帰路、古本屋。
○桜井一『これでもか!殺人推理』(大陸文庫/1991年)
――パロディ形式のミステリパズル。ホームズ物もアリ。
8/23(月)予定を空けてゲラ待ちしていたら出ず。仕方なく整体へ。
ジェフ・ヌーン『未来少女アリス』読了。SF版アリス。
駄洒落が多くさぞ翻訳が大変だったことだろう。
……『蹴りたい背中』を先に読むべきではないですね。
倉阪鬼一郎『呪文字』読了。前代未聞の大仕掛けの謎が、袋とじで明らかになる。
8/24(火)
『スターオーシャン Till the End of Time Special Side DIRECTOR'S CUT』ゲラ。
スクウェア・エニックスへ行って数時間校正。ゲラを持ってそのまま銀座へ。
映画『ヴィレッジ』試写観賞。『シックス・センス』『サイン』のシャマラン監督最新作。
推理作家T氏や、切り裂きジャック研究家J氏などが会場に。
ミステリ評論家・笹川氏夫妻と出逢い、終映後一緒に有楽町で軽食&一杯。
8/25(水)一日校正。明け方までかかって終え、宅配便で発送。あとがき執筆。
8/26(木)取材で編集氏と展覧会をハシゴ。
東京ステーションギャラリー『真鍋博展』へ。内容が非常に充実している。
星新一やSFマガジン、ミステリマガジンのイラストも。図録入手。
学芸員氏がわたしの著書を知っていたのにオドロキ。
根津の弥生美術館『石原豪人展』へ。江戸川乱歩のイラストから少年誌グラビアまで、
懐かしい絵がずらり。図録代わりの新刊を購入。
○中村圭子編『石原豪人』(河出書房新社/2004年)
――展覧会に行けなかった人は本書を御覧頂きたい。
疲れたので帰路、近所の整体へ。真空状の玉を付ける「吹角」も追加。凄い痕が付く。
西荻窪の「和々っ亭」で夕食&一杯。穴子の押し寿司が美味&ボリューム満点。
帰宅すると謹呈本が届いている。
○J・P・ホーガン『揺籃の星〔上・下〕』(創元SF文庫/2004年)
――ヴェリコフスキー理論に基づいた(!)ハードSF三部作の第一部。
8/27(金)神田の古書即売会へ。
○伊藤銀月『三國志物語』(成光館/大正3年)
――持ってる気がしたが安かったので購入。確認したら持ってたのは水滸伝でした。
危ない危ない。古典SF『不死人』の作者。
○宮崎来城『楊貴妃』(大学館/昭和32年)
――上記書を買った勢いで。著者は破天荒な国士で、漢詩の有名な人らしい。
○木村鷹太郎『世界の三大宴会/日本建国と世界統一の天照大神』(日本民族協会/大正10・11年)
――〔日本民族研究叢書〕合本。大正期のトンデモ本。
渋谷東急東横店の古本市もハシゴするがこちらは収穫ナシ。
8/28(土)高円寺の古書即売会へ。
○J・P・ブラウン『十九世紀イギリスの小説と社会事情』(英宝社/昭和62年)
――ヴィクトリアン資料。階級とか職業とか結婚とか。
新宿へ。小田急の三省堂で新刊。
○津原泰水『綺譚集』(集英社/2004年)
――ノンシリーズ物の短篇集。非常に美しい本。読むのが楽しみである。
『SF雑誌の歴史』刊行記念・牧眞司氏を囲む会へ。予約限定付録を戴く。嬉しい。
神保町へ移動。古典SF研究会の月例会へ。日が変わる30分前まで話し込む。
8/29(日)グレアム・ジョイス『鎮魂歌(レクイエム)』読了。
ジョナサン・キャロル系と聞いて大いに期待して読んだ。浅倉久志訳だし。
途中までは非常に良かったのだが、結末がちょっと趣味に合わないかなあ。
下村由理恵 バレエ・リサイタル関係の仕事。
8/30(月)大きくて分厚くて重い、共箱入り2巻本が、どーんと届く。
○『真鍋博 作品コレクション目録』(愛媛県立図書館/平成16年)
――非売品。先日『真鍋博展』を取材した関係で入手が可能となった。
とにかく凄い書誌目録。ページを繰っているだけでくらくらしてくる大労作。
夜、駅でスクウェア・エニックス編集氏と待ち合わせ。再校ゲラ受け取る。
明け方まで校正。
8/31(火)校正。
夜、駅でスクウェア・エニックス編集氏と待ち合わせ。再校ゲラ渡す。帰路、古本屋。
○清水真砂子・八木田宜子編『英米児童文学年表・翻訳年表』(研究社/1972年)
――年表形式の書誌。前日の真鍋博目録もだが、書誌って眺めているだけで楽しい。
「週刊新潮」書評執筆。
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7/1(木)短篇執筆。プロット作業。
7/2(金)高円寺と神田の古書即売会をハシゴ。でも収穫は一冊ずつのみ。
○『伊馬春部 ラジオ・ドラマ選集』(宝文館/昭和29年)
――ペスト菌が巨大化して暴れる怪獣ドラマ?「ペストの王様」収録。献呈署名本。
○鎌瀧喜六『佛と性愛』(私家版/昭和27年)
――小説? 題名に惹かれて買ったが、内容が良く分からない。文庫資料。
余りにも本が増えたので、雑誌をダンボール一箱(六十数冊)処分。
部屋の見た目は全然変わらないが、気分的にちょっとすっきり。
7/3(土)プロット作業。
少々熱っぽいので、横になって下読み作業。『***』読了。
7/4(日)熱が下がって復活したので買い物。新刊購入。
○瀬名秀明編著『ロボット・オペラ』(光文社/2004年)
――世界初、究極のロボット・アンソロジー。凄いぞ。
○テリー・ビッスン『ふたりジャネット』(河出書房新社/2004年)
――「奇想コレクション」第三弾。ゲラで読んだために買うのを忘れてた!
7/5(月)郵便局へ。ついでに古本屋の店頭棚で映画パンフ。
○塚本晋也監督『双生児』(東宝/1999年)
――江戸川乱歩原作。出演:本木雅弘・RYO・浅野忠信・田口トモロヲほか。
7/6(火)ファミレス読書。真木洋三『ポールシフト』読了。破滅SF。
図書館で調べ物。ついでに古本屋。
○野村胡堂他『捕物小説集1』(鱒書房/昭和30年)
――横溝正史・城昌幸・陣出達朗・土師清二など収録の捕物アンソロジー。
7/7(水)ファミレス読書。相澤惣治『10億人の餓死 200X年 地球を襲う危機』読了。
本好きの会合へ。ついでに飯田橋のブックスサカイ深夜+1で新刊。
○日下三蔵編『天城一の密室犯罪学教程』(日本評論社/2004年)
――幻の探偵作家の、初作品。よくぞ出してくれました!
○『松本恵子探偵小説選』(論創社/2004年)
――「論創ミステリ叢書」シリーズ第7巻。また容積の大きい本ばっかり……。
○『月刊少年ジャンプ』(2004年7月号)
――本日の最大容積。ホームズパロディ亜種「ダブル・ホームズ」掲載のため。
○山本弘『トンデモ本? 違う、SFだ!』(洋泉社/2004年)
――新たなるSF入門書。拙著『SF万国博覧会』も参考資料に挙がっていた。
○マイケル・クーランド『千里眼を持つ男』(講談社文庫/2004年)
――モリアーティが活躍するホームズパロディ。
○田中啓文『蹴りたい田中』(ハヤカワ文庫JA/2004年)
――第130回茶川賞受賞作。素晴らしいの一言。
○ジェフ・ヌーン『未来少女アリス』(ハヤカワ文庫FT/2004年)
――お気に入りのジェフ・ヌーンで、しかもSFアリス物!
7/8(木)小野瀬健人『大地震 首都圏はどうなる!? 大地は警告する』読了。
駅近くで編集氏と打ち合わせ。帰路、古本屋に寄るが収穫ナシ。
7/9(金)新宿へ。電気剃刀が壊れたので新調。
映画『バレエ・カンパニー』試写観賞。バレエ団の裏側などリアルに描かれ、
また出てくる公演も実際に見たくなるほどで、非常に楽しかった。
山本弘『トンデモ本? 違う、SFだ!』読了。読み逃してるSFが凄く読みたくなった。
7/10(土)高円寺の古書即売会へ。丹念に二周するが収穫ナシ。
新宿へ出て、前日買い損なった小型扇風機を購入。快適なり。
「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆。
異形コレクション『蒐集家』用短篇「愛書家倶楽部」ゲラ届く。
7/11(日)短篇「愛書家倶楽部」ゲラ校正。
秋山正美『古本術。』読了。『。』がついてるので『モーニング娘。』の元祖である。
「この本の相場は幾らで、将来値上がりが見込まれる」という観点から書かれており、
読んでいて余り楽しくなかった。百円で買ったからいいけど。
仕事に疲れてTVをつけたら、大友克洋監督の映画『スチームボーイ』の特番をやって
いたので見てしまう。これもヴィクトリアンなので、見ずばなるまい。
主人公の声をやった鈴木杏がメインなのはいいとして、パペットマペットが子供たちに
蒸気機関の実験をしてみせる、なんてのはいかがかと思う。それぐらいなら、
もっとヴィクトリア朝の背景を説明してくれ。
夕方、新宿へ。
電器屋に行った勢いで新しいパソコンを買ってしまう。
七年以上使ったパソコンが、調子悪かったんですけどね。よくもったもんだ。
7/12(月)宅配便出しついでに古本屋へ行くが買うものナシ。
ここのところ古本買ってないな――って、たった一週間なんだが。
7/13(火)古本買ってない記録がまた一日伸びた。
夜、練馬で打ち合わせ。
7/14(水)浦和伊勢丹の古本市は、さすがに時間がかかるのでパス。
ファミレス読書。
7/15(木)マイケル・クーランド『千里眼を持つ男』読了。
モリアーティがメインのホームズパスティーシュ。
解説を担当したクリスティー文庫版『バグダッドの秘密』届く。
「週刊新潮」用書評執筆。
○井上雅彦『髏漫』(ハルキ・ホラー文庫/2004年)
○平山夢明『つきあってはいけない』(ハルキ・ホラー文庫/2004年)
○桐生祐狩『物魂』(ハルキ・ホラー文庫/2004年)
○平谷美樹『百物語 第三夜』(ハルキ・ホラー文庫/2004年)
○新津きよみ『生まれいづる双葉』(ハルキ・ホラー文庫/2004年)
○栗本薫『鬼』(ハルキ・ホラー文庫/2004年)
○和田はつ子『首交換殺人』(ハルキ・ホラー文庫/2004年)
――届いた謹呈本。ハルキ・ホラー文庫最新刊。
7/16(金)五反田と神田の古書即売会をハシゴ。古本購入は十日ぶり
○種村季弘編『ドラキュラ・ドラキュラ』(薔薇十字社/1973年)
――当選した注文品。吸血鬼アンソロジーの古典。
○中岡俊也編著『謎のミステリーゾーン』(ダイナミックセラーズ/昭和59年)
――怪奇実話集。持ってない「四次元文庫」だったので文庫資料。
○森藤よしひろ画『坂東の風雲児 平将門』(岩井市/1993年)
――地方都市発行の人物歴史漫画。資料。
○片桐龍子『国華神道 萬壽華』(忠誠婦徳会/昭和9年)
――宗教小説。この人の本、これで4冊目(笑)。
東京創元社創立五十周年記念翻訳者謝恩パーティへ。二次会は翻訳家Y氏らとお茶。
カラオケに誘われるが、断腸の思いで帰宅。
7/17(土)サラ・ウォーターズ『荊の城〈上〉』読了。
目録注文の古本届く。一気に古本づきました。
○幸田露伴『番茶会談』(小山書店/昭和11年
――露伴の児童向けSF。この「少年世界文庫」がまたレア。文庫資料。
○大下宇陀児『仮面城』(春陽堂少年文庫/昭和7年)
○大下宇陀児『黒星章』(春陽堂少年文庫/昭和8年)
――昔の探偵小説作家による児童向け冒険探偵小説。文庫資料。
○藤咲淳一『攻殻機動隊 凍える機械』(徳間書店/2004年)
――これは届いた謹呈本。キュートなAI戦車タチコマくんも活躍。
中学時代のクラス会で吉祥寺へ。二次会までしこたま呑む。
帰路、古本屋へ。酔っ払って二冊購入するも、帰ってみればどちらもダブリ本。
7/18(日)一日原稿執筆。夜、メキシコ料理屋で夕食。
7/19(月)一日原稿執筆。
7/20(火)一日原稿執筆。
西崎憲氏と共編の『まだらの紐 ドイル傑作集1』見本届く。装丁が格好良い。
付録やら舞台写真やらも盛り込んであるので、是非お手に取って御覧下さい。
一緒に謹呈本も届く。
○マイク・アシュリー『SF雑誌の歴史』(東京創元社/2004年)
――こんな凄い本を翻訳した牧眞司さん、偉いの一言。
○アレン・カーズワイル『形見函と王妃の時計』(東京創元社/2004年)
――『驚異の発明家の形見函』続編。訳者の大島豊様、多謝。
サラ・ウォーターズ『荊の城〈下〉』読了。ヴィクトリアンテイストたっぷり。
7/21(水)一日原稿執筆。
7/22(木)徹夜してしまったので、ヤケクソで新宿京王の古本市へ。
デパート古本市に、初めて開場前に行って並んでしまった。知った顔が何人も(笑)。
○『キャプテンフューチャー』(栄光社TVうたのえほん/1978年?)
――「夢の舟乗り」「ポプラ通りの家」をみんなでうたおう。コメット号は活躍する。
グラッグとオットーも頑張るぞ。
○『サイボーグ009 超銀河伝説』(東映/1980年?)
――劇場用アニメの「社外秘」資料。シナリオ&キャラクター設定。
○ドイル『名探偵ホームズ 六つのナポレオン』(講談社/昭和47年)
――児童向けだが巻末に長沼弘毅がエッセイを連載。他の巻も買ったがダブる。
○ドイル『バスカービルの魔犬』(集英社/昭和47年)
――児童向け。帯付。先着1万名は「探偵手帳」がもらえたらしい。欲しい。
○蹟見冠『黄金の目』(日研出版/昭和56年)
――透視能力の開発過程を解説した「異色体験小説」だそうだ。
帰宅してまた原稿執筆。謹呈本届く。
○朝松健『一休魔仏行』(光文社カッパ・ノベルス/2004年)
――室町物の時代伝奇小説。朝松さん、有り難うございます。
○倉阪鬼一郎『42.195』(光文社カッパ・ノベルス/2004年)
――マラソンをテーマに描く本格推理。倉阪さん、有り難うございます。
7/23(金)神田の古書即売会へ。
○『藝者自慢 お座敷花』(榎本書店/大正5年)
――目次だと『美人の友 十美人』。大正の芸者のネタ集。レトロで楽しい。
○『少女世界』(大正6年3月号,4月号,7年5月号,6月号,7月号,9月号,8年7月号,9月号,9年4月号)
――切抜有で安値。児童雑誌だからね。「少女探偵号」なんてのも。
○『少女の友』(大正9年6月号)
――同。加藤朝鳥の探偵小説「疑問の指先」など。
○『幼年世界』(大正9年9月号)
――同。山内秋生の冒険小説「悪魔の海」など。
○穐葉昭江『ジョージアン&ヴィクトリアンジュウリー』(穐葉アンティークジュウリー美術館/1995年)
――美麗な写真集。小説執筆のためのヴィクトリアン資料。
帰宅して原稿執筆。謹呈本届く。
○八杉将司『夢見る猫は、宇宙に眠る』(徳間書店/2004年)
――第5回日本SF新人賞受賞作。ナノテクと量子力学を駆使した火星SF。
7/24(土)原稿執筆。謹呈本届く。
○ジーン・ウルフ『ケルベロス第五の首』(国書刊行会/2004年)
――国書刊行会SF〈未来の文学〉シリーズ第一弾! しかもウルフ! 素晴らしい!
7/25(日)渋谷でバレエ『La Bell(美女)』観賞。
「眠れる森の美女」をモチーフにジャン=クリストフ・マイヨーが振り付けた作品。
姫の世界と王子の世界が対照的な幻想世界になっていたり、
王子の母がペローの原作通りに人喰い鬼だったりと、わたし的に非常にツボだった。
デザインが斬新で、無垢な姫が巨大な風船に入っていたり、性的な表現もされていたりと、大満足。
だがなんと言っても、姫のベルニス・コピエテルスが超美人。
7/26(月)一日原稿執筆。
7/27(火)一日原稿執筆。謹呈本届く。
○ノルベルト・ジャック『ドクトル・マブゼ』(早川書房/2004年)
――無声映画史上最大の犯罪映画の、幻の原作が遂に登場!
○中野善夫・吉村満美子編訳『怪奇礼賛』(創元推理文庫/2004年)
――英国の古典的怪奇小説集。こういうのは大好きである。
○倉阪鬼一郎『十人の戒められた奇妙な人々』(集英社/2004年)
――本の天地まで黒くした凝った本。倉阪さん、多謝。
7/28(水)古本&謹呈本届く。
○『北海文学』78,80,81,82,83,84,86,89,90号(北海文学/平成7〜13年)
――釧路の同人雑誌。ドイルの翻訳(笹野史隆訳)掲載の号。
○森博嗣『工作少年の日々』(集英社/2004年)
――ミステリ作家の工作系エッセイ集。
○西澤保彦『パズラー』(集英社/2004年)
――贋作「退職刑事」など収録の短篇集。
夜、小林泰三氏が上京されたのに併せ、ML&掲示板のオフ会が開かれ、お邪魔する。
オフ会というものがそもそも初めての経験なので、緊張。
7/29(木)ノルベルト・ジャック『ドクトル・マブゼ』読了。
「週刊新潮」書評一本執筆。
7/30(金)神田の古書即売会へ。
○『週間読売別冊 漫画読売 4号』(昭和31年)
――「宇宙七つのナゾ」特集。横山隆一や岡部冬彦などのSF小説掲載。
○亀山巌『神の貌 または創世記私注』(有光書房/昭和50年)
――創世記を元にしたエロティック画集兼文集。クリスチャンが怒りそうだ。
出版社で編集氏と打ち合わせ。帰宅して原稿執筆。
7/31(土)高円寺の古書即売会へ。
○間部薫述/『淋病の完全な治療法』(間部医天堂/昭和6年)
――「間部淋薬」の製造元によるPR兼啓蒙書。男女生殖器図付き(笑)。
ロンドンの友人から本届く。
○『CHRISTIE'S LONDON THE CONAN DOYLE COLLECTION』(19
MAY 2004)
――クリスティーズで競売にかけられたドイル関連資料のカタログ。図版大量。
○鯨統一郎『喜劇ひく悲奇劇』(ハルキ・ノベルス/2004年)
――こちらは届いた謹呈本。全て回文で成り立つ超絶ミステリ!
渋谷でシャーロッキアンの集まりがあったが、多忙のため三次会のみ参加。
ついでに露店で古本。
○内山まもる『帰ってきたウルトラマン 完全復刻版』(小学館/2004年)
――こんなのが出てたとは知らなかった! 貴重な初単行本化である。
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6/1(火)『ドイル傑作選1』解説執筆。
○響堂新『ダーウィンの時計』(ハルキ・ノベルス/2004年)
――謹呈本届く。「進化」テーマのSFミステリ。
6/2(水)短篇執筆。夜、月一の本好き会合に少しだけ顔を出す。
ついでにブックスサカイ深夜+1で新刊。
○石川賢/国枝史郎原作『神州纐纈城』(講談社/2004年)
――石川賢が国枝史郎をコミック化! これは凄い!
○グレアム・ジョイス『鎮魂歌(レクイエム)』(ハヤカワ文庫FT/2004年)
――浅倉久志訳でジョナサン・キャロル系と言われたら、もう。
6/3(木)西部太郎『未来記 日本の2015年』読了。未来予測モノ。
6/4(金)神田の古書即売会へ。
○阪本勝『戯曲資本論』(日本評論社/昭和6年)
――マルクス資本論を戯曲化したもの。……って、どうやって?
○谷口雅春『戯曲イエスは十字架にかからず』(日本教文社/昭和28年)
――トリックは…って、ミステリではなさそうだ。悪魔が出てくるから幻想文学か。
○マンディアルグ『満潮』(奢*都館/1976年)*=さんずい+霸
――シュールレアリスム作家のエロティシズム小説。
6/5(土)高円寺の古書即売会へ。収穫ナシ。
6/6(日)図書館へ調べ物。ついでに古本。
○稲垣足穂『おくれわらび』(中央公論社/昭和49年)
――足穂の(30年前の)最新エッセイ集。
○稲垣足穂『タルホフラグメント』(大和書房/1974年)
――同。江戸川乱歩の話とかも入ってます。
6/7(月)ファミレス読書。富山義昭『一〇〇〇年後の世界』読了。未来予測物。
加藤寛一郎『宙航レース1999』読了。航空力学SF。これがなかなかスグレモノ。
6/8(火)図書館へ調べ物。ついでに古本。
○『大活字 芥川龍之介集』(リブリオ出版/1998年)
○『大活字 夢野久作集』(リブリオ出版/1998年)
○『大活字 大下宇陀児集』(リブリオ出版/1998年)
○『大活字 久生十蘭集』(リブリオ出版/1998年)
○『大活字 横溝正史集』(リブリオ出版/1998年)
――大活字本「くらしっくミステリーワールド」。本屋にはない本なので有り難い。
斎藤博『日本分割』読了。米ソの陰謀で日本が東西に分割される。かなり無茶。
6/9(水)ファミレス読書。
駒井みのる『1999年 明日に向って』読了。SF度はかなり低し。
6/10(木)「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆。
夜、近所の蕎麦屋で、にしんそばを食す。
6/11(金)ネット注文の資料届く。
○仁賀克雄『ロンドンの怪奇伝説』(メディアファクトリー/2002年)
――倫敦の三つの怪奇伝説を解説。英国関連資料。
6/12(土)図書館で調べ物。ついでに古本屋。
○佐藤紅緑『黒将軍快々譚』(講談社少年倶楽部文庫/昭和51年)
――ドイルの時代冒険小説「ジェラール」シリーズを翻案したもの。
6/13(日)神田の古書即売会へ。
○John Coulter『LONDON OF ONE HUNDRED YEARS
AGO』(Sutton/1999)
○Nicolas Bentley『THE VICTORIAN SCENE:1837-1901』(Weidenfeld&nicolson/1968)
○Roger Hudson『THE JUBILEE YEARS 1887-1897』(Folio/1996)
――全てヴィクトリアンのビジュアル資料。重いったら。
6/14(月)新宿駅地下広場の古本市へ。
○實吉達郎『シャーロック・ホームズの決め手』(青年書館/昭和55年初版)
――昭和59年版。実はわたし、これで5冊目である。
○『ヘンな雑誌 男と女の小説大特集号』(昭和45年1月増刊)
――「怪人ジゴマの冒険」掲載。しかもSFらしい。
クリスティ『バグダッドの秘密』解説執筆。
6/15(火)小説家Mさん来訪。業界話に花を咲かす。
6/16(水)ファミレスで『ドイル傑作集1』再校チェック。帰路、本屋へ。
○ジョン・バクスター『ある愛書狂の告白』(晶文社/2004年)
――オーストラリア人のSF作家にして映画研究家が綴る古書の日々。
6/17(木)ファミレスへ。
増刷が最後になった『スターオーシャン Till the End of Time Side1』チェック。
『Side4 Final』の増刷見本届く。
6/18(金)神田の古書即売会へ。
○深谷時男『詩集・ロボット』(宇宙時代社/昭和40年)
――SFな詩集。「中部日本詩人叢書」第二十一篇。
○角山榮『生活の世界歴史10 産業革命と民衆』(河出書房新社/昭和62年新装版)
――英国の生活史。ヴィクトリアン資料。
○『写真詩集RUMI』(ブルーキャンディー/平成3年)
――詩集+ヌード写真集。定価3万9千円! 誰が買ったのよ。五十分の一で購入。
6/19(土)謹呈本届く。
○デイヴィッド・アーモンド『秘密の心臓』(東京創元社/2004年)
――『肩胛骨は翼のなごり』の作者のファンタシイ長篇第四作。
挟み込みの新刊予告を見てたら『まだらの紐 ドイル傑作集1』が近刊に。
たった今、解説を校正していたところだったのである。
クリスティ『バグダッドの秘密』解説ゲラが送られてきたのでこれまた校正。
6/20(日)短篇執筆。
『まだらの紐 ドイル傑作集1』再校を発送しにコンビニへ。
ついでに古本屋を覗くが、収穫ナシ。時代小説研究家のN氏に遭遇。
6/21(月)短篇執筆。神田の古書即売会へ。
○『雄弁』(昭和11年8月号)
――ビヴァリ『地球侵略者』連載中。 訳者は新潮版ホームズの延原謙。
6/22(火)短篇執筆。煮詰まって古本屋。
○田澤丈夫『趣味の研究 白象』(元元書房/昭和16年)
――戯曲や短篇も収録。装丁の白い象たちが可愛い。
6/23(水)短篇執筆。図書館で調べ物。ついでに古本屋。
○獅子文六他『ユーモア小説集1』(鱒書房/昭和30年)
○中野實・他『ユーモア小説集2』(鱒書房/昭和30年)
――半世紀前のユーモア小説アンソロジー。「軽文学新書」。
6/24(木)ジョン・バクスター『ある愛書狂の告白』読了。
○『トーキングヘッズ叢書 少女×傍若無人』(アトリエサード/2004年)
――謹呈本届く。「無防備で、恐れ知らずな少女たち!」特集。
6/25(金)短篇執筆。多忙につき神田と五反田の古書即売会をパス。謹呈本届く。
○『實吉達郎の動物解体新書』(新紀元社/2004年)
――面白動物知識集。「猿にオ×ニーを教えると…」を検証したり。實吉さん多謝。
6/26(土)短篇執筆。謹呈本届く。
○横田順彌『古書ワンダーランド(2)』(平凡社/2004年)
――古典SFを中心に、古書の魅力が語られる。横田さん、ありがとうございます。
多忙につき高円寺の古書即売会はパス。日本古典SF研究会の例会で神保町へ。
こちらの古書即売会は、終了直前にちょこっとだけ覗く。
○水木守三『オクサマ経済学』(カナモジ ニッポンシャ/昭和12年)
――タカサゴ老人が野田夫人と女中に家計ヤリクリを教えるレトロなハウツー小説。
○覆面女流作家『結婚教室』(「青春ロマンス」昭和25年5月号付録)
――妊娠してしまった八重(未婚)が様々な性知識を学ぶ。手遅れだと思いますが。
6/27(日)一日短篇執筆。
6/28(月)短篇執筆。髪を切りに行く。
丁度「京王百貨店古本市」の目録が来ていたので、髪が入ってもいいやと持っていく。
途中まで読んだが、腕が疲れて挫折。ここの目録、分厚くて重いんです。
帰路、古本屋。
○ジュール・ベルヌ『悪魔の発明』(学研・少年少女ベルヌ科学名作/昭和44年)
――以前は店内に並んでいたのに、いつの間にか表の均一棚に。即買い。
夜、西荻窪の「和々っ亭」で夕食しつつビール。
ここはいつも懐メロがかかってて「これって何でしたっけ?」と主人夫妻と盛り上がる。
6/29(火)推理作家協会賞のパーティへ。二次会にも参加。
その後、小説家A氏からカラオケに誘われるが、断腸の思いで帰宅。
短篇執筆。
6/30(水)前日出掛けてしまったので、一日こもって短篇執筆。
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5/1(土)高円寺の古書即売会へ。
○日本童話協会編『童話教室』(第一印刷出版/昭和22年)
――「それから物語」に桃太郎・浦島太郎・花咲爺が登場。
桃太郎も竜宮城に行き、玉手箱で爺さんになってしまう。
○『風流征誅組』(吉本書店/昭和13年)
――戦前の講談文庫「大衆講談文庫」の一冊。文庫資料。
○秋山金也『生殖器の研究と其疾病療法』(島田文盛館/大正6年)
――昔の性病理学書。自慰が身体に悪いことになっている(笑)。文庫資料。
SFセミナーに参加。合宿企画「ほんとひみつ」「SFファン奇想天外」で話者を務める。
○岡崎つぐお『最速電獣Eチェイサー』(電気通信振興会/2002年)
――京都のS氏に譲っていただいた電波コミック。『ジャスティ』の岡崎つぐお!
5/2(日)SFセミナー合宿帰り、数名でスタバでだらだらしてから帰宅。謹呈本届く。
○『エゾシカ飼うべ』(日本技術士会北海道支部 北海道技術士センター/2004年)
――飼うと言っておきながら巻頭写真は「エゾシカ料理の数々」である。
5/3(月)散歩ついでに近所の本屋。
○井上雅彦監修『黒い遊園地』(光文社文庫/2004年)
――異形コレクション最新刊。しまった、一冊抜けてる。
松尾心空『妖説水子地蔵』読了。坊さんの書いた宗教系小説。
5/4(火)ファミレスにこもって読書。桐山靖雄『一九九九年地球壊滅』読了。
阿含宗の宗教小説で、一応SF。
5/5(水)ファミレス読書。生野以久男『地球崩壊の日 第一部 迫りくる水の壁』
『第二部 死にゆく海』読了。環境SF。近所の古本屋へ。
○リチャード・マーシュ『黄金虫』(創元推理文庫/1986年)
――ヴィクトリア朝怪奇譚なのに持っておりませんでした。
○横溝正史原作『青蜥蜴ほか』(サスペリアミステリー付録)
○横溝正史原作『人形佐七捕物帳』(サスペリアミステリー付録)
――届いたネット古本。付録の横溝コミック。
5/6(木)髪を切りに外出。ついでに本屋。
○山本善行『関西赤貧古本道』(新潮新書/2004年)
――古本についての本は、やはり気になってしまう。
5/7(金)神田の古書即売会へ。
○アサヒグラフ編『玉石集』(朝日新聞社/昭和23年)
――著名人に関する一口逸話集。ドイルがホームズを復活させた一件とか。
鏡花や芥川、芭蕉などの文体模写もあり。挿画の可愛い蛙はフクちゃんの横山隆一。
神田の書店街へ。書肆アクセスで小出版社の新刊。
○『近代日本心霊文学誌』(つちのこ書房/2004年)
――心霊文学のアンソロジー&解説。押川春浪、井上円了、ドイルなどを収録。
ファミレス読書。大竹秀明『西暦二〇〇〇年 会津の春』上下巻読了。御当地SF。
帰路、古本屋で店頭本。
○河村悟/高松衣緒里『毛深い沙漠を、横切って――。』(未来工房/1995年)
――詩画集。詩も絵も独特にして幻想的。ややムレ本。たぶんサイン本。
5/8(土)高円寺の古書即売会へ。
○ジョルジュ・シムノン『三文酒場』(創元推理文庫/1960年)
――創元の絶版シムノン文庫の一冊。
○内藤*策編『現代地方小唄集』(高文館/昭和8年)*=金+辰
――「高文館文庫」第一編の地方民謡集。表紙のおねいさんが良い感じ。文庫資料。
○『A NEW CLASSICAL DICTIONARY OF GREEK AND ROMAN』(HARPER/1871)
――ヴィクトリア朝に出たギリシャ&ローマ古典の辞典。資料。ボロいが安い。
山本善行『関西赤貧古本道』読了。やっぱりわたしの買う古本の方が下世話である。
所用で東大宮へ。東大宮駅前の古本屋はショボくて収穫ナシ。
でも入ってすぐの棚に拙著『惑星シマベーナの怪猫!』があったのには驚いた。
「すしの信太」という寿司屋へ。東大宮にこんな旨い寿司を食べさせてくれる店があるとは!
5/9(日)ホームズクラブの例会だがパス。申し訳ない。
石井一『二十一世紀 神戸未来物語』読了。国会議員の書いた御当地未来予測SF。
「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆。
5/10(月)駅前まで出て編集氏と打ち合わせ。『ドイル傑作選1』ゲラ受け取る。
ついでに古本屋。
○平山蘆江『新いせ物語』(住吉書店/昭和27年)
――男と女とイロイロ話。花柳界モノで有名な作家。
○アルフレッド・クロウクィル『喫煙者のスクラップブック』(山愛書院/2003年)
――ヴィクトリア朝のタバコ画文集。資料。
5/11(火)スクウェア・エニックスへ。ついでに新宿の古本屋。
○G・L・ヴァーシュウァ『宇宙のカタストロフィ』(ダイヤモンド社/昭和54年)
――単なる科学解説書だと思い込んでいたら、半分はSF短篇集だった。
5/12(水)ヘレーン・ハンフ編著『チャリング・クロス街84番地』読了。
米国の貧乏女流作家とロンドンの古書店との心温まる往復書簡集。
北原尚彦「北の国古本買いまくりツアー顛末記」掲載の『本の雑誌』6月号届く。
月一の本好き会合へ。ついでにブックスサカイ深夜プラス1で新刊まとめ買い。
○エドモンド・ハミルトン『フェッセンデンの宇宙』(河出書房新社/2004年)
――ハミルトンの短篇、すっげえ好きなので滅茶苦茶嬉しい。SF者必買!
○ロード・ダンセイニ『世界の涯の物語』(河出文庫/2004年)
――ダンセイニの中でも『ペガーナの神々』が気に入りなので、本書には狂喜乱舞。
○クリストファー・プリースト『奇術師』(ハヤカワ文庫FT/2004年)
――「プラチナ・ファンタジイ」最新刊。プリーストも気に入りの作家です。
○『浜尾四郎探偵小説選』(論創社/2004年)
――「論創ミステリ叢書」シリーズ第6巻。まだ一冊も読んでません。
○石川賢『ゲッターロボアーク(3)』(双葉社/2004年)
○村枝賢一『仮面ライダーSPIRITS(6)』(講談社/2004年)
○せがわまさき『バジリスク(4)』(講談社/2004年)
○あずまきよひこ『よつばと!(2)』(メディアワークス/2004年)
――それぞれ気に入りのコミック最新刊。ゲッターはここで終わりかよ!
5/13(木)アルフレッド・クロウクィル『喫煙者のスクラップブック』読了。
ジョギング。途中で古書集積所に創元推理文庫が積んであるのに遭遇。
あとで自転車で回収する。主にSFマークで五十冊近くあった。
5/14(金)神田の古書即売会へ。
○雪花散人『武士道精華 紀州三郎丸』(立川文庫/大正8年)
――最も有名な講談文庫「立川文庫」の一冊。
○ルーシー・フィッチ・パーキンス『ほら穴のふたごの冒険』(学研/1973年)
――古代人の生活を描いた原始SF。武部本一郎画。
○イーディス・ネズビット『きみのいきたいところ』(学研/1973年)
――『砂の妖精』の作者のファンタジイ短篇集。
謹呈本届く。
○サラ・ウォーターズ『荊の城〈上・下〉』(創元推理文庫/2004年)
――『半身』に続くヴィクトリアン・ミステリ第二弾。
○キアラン・カーソン『琥珀捕り』(東京創元社/2004年)
――様々な蘊蓄を積み重ねたアイルランドのエピソード小説。
荻窪へ。ヨガ講座の体験受講をする。
5/15(土)地元の古本屋。
○アンドレーア・ケルバーケル『小さな本の数奇な運命』(晶文社/2004年)
――一冊の古本が自らの人生(本生?)を語る、というイタリアの小説。
5/16(日)国分寺の実家へ。ボルネオ土産を渡す。
アンドレーア・ケルバーケル『小さな本の数奇な運命』読了。
5/17(月)一日翻訳校正。
5/18(火)一日翻訳校正。
夜、バレエ『名探偵ホームズ登場』にも出演した美人ダンサーの誕生日宴会に参加。
5/19(水)ファミレスで翻訳校正。
5/20(木)ファミレスで翻訳校正。帰宅すると謹呈本。
○倉阪鬼一郎『大鬼神』(祥伝社ノン・ノベルズ/2004年)
――霊的国防を担う現代の陰陽師を描く伝奇小説。倉阪さん、多謝。
○T・E・D・クライン『復活の儀式〈上・下〉』(創元推理文庫/2004年)
――英国幻想文学大賞受賞のホラー巨編。
○ポール・ギャリコ『トマシーナ』(創元推理文庫/2004年)
――猫ファンタジイの名作の新訳。懐かしいね。
○戸松淳矩『剣と薔薇の夏』(東京創元社/2004年)
――万延元年の遣米使節団訪問中のニューヨークが舞台の歴史ミステリ。
5/21(金)神田の古書即売会へ。
○生田直親『東京大戦争』(オリエント/昭和49年)
――日本に革命が起こるSFらしい。
○山本護久『はしれロボット』(小峰書店/昭和37年)
○小沢正『ほしからきたうま』(小峰書店/昭和37年)
――「創作幼年童話」中のSF系の二作品。
アガサ・クリスティ『バグダッドの秘密』読了。
5/22(土)知り合いのレストランのフリマを少しだけ手伝う。
5/23(日)ファミレスで翻訳校正。図書館で調べ物。ついでに古本屋。
○藤原審爾『大妖怪』(文春文庫/1991年)
――時代妖怪小説。部分的にしか読んでいなかった。
5/24(月)ファミレスで翻訳校正。取りあえず一段落。
5/25(火)『スターオーシャン Till the End of Time Side4 Final』チェック。
増刷が決まったため。ファミレス帰りに近所の古本屋。
○コーニー・オハラ『のぞき』(富士見ロマン文庫/昭和54年)
――後半にピエール・ルイスが収録されているのに初めて気が付いた。
その古本屋さんに気になる美術展のチラシがあったので「もらっていいですか」と言ったら、
「これも持っていきなさい」と招待券をくれた。嬉しい。
5/26(水)短篇執筆。国分寺の実家へ。ついでに国分寺の古本屋。
○『ミステリマガジン』(2004年4月号)
――「ホームズ150回目の誕生日」特集。わたしとしたことが買い逃しておりました。
5/27(木)短篇執筆。本届く。
○ドーナルド・E・キーホウ『エム・デイ アメリカ参戦せば』(朝日新聞社/昭和16年)
――ネット注文の古本。太平洋戦争開戦直前に出た架空戦記SF。
○E・E・スミス『渦動破壊者』(創元SF文庫/2004年)
――謹呈本。新訳レンズマン、遂に完結。
5/28(金)五反田の古書即売会へ行くも収穫ナシ。神田の古書即売会へハシゴ。
○中村正道『小児養育法』(博文館/明治26年)
――古い文庫「寸珍百種」の一冊。序文は星新一の祖父・小金井良精。文庫資料。
○朝報社選『俚謡正調 第二集』(楽世社/明治38年)
――黒岩涙香の萬朝報に掲載された俚謡の傑作選。文庫資料。収録作には……
「廻る地球をにほんの足で 踏んで宇宙を乗り廻す」なんて壮大なのもある。
○『少年世界』(博文館/明治40年11月号)
――表紙が焦げて?茶ばんでいるため格安。押川春浪「幽霊小家」連載。
○『世界大衆文学全集 内容見本』(改造社/昭和3年?)
――『メトロポリス』等を収録した全集の内容見本。森下雨村・木村毅・賀川豊彦ら
の推薦文は貴重。実際には収録されない作品が予定に入っていたり面白い。
○南部和男『おはぐろいろの雨が降る』(VAMP叢書/1970年)
――幻想的な詩集。著者献呈署名入。挿画の石井秀紀は劇画家の石井隆。
折角JR都区内乗車券を買ったからと、八丁堀に出て新川の小山富美夫ギャラリーへ。
佐藤江梨子をフィギュアにみたててコスプレさせた村上隆写真展「サトエリKo2ちゃん」を見る。
永代橋のたもとというちょっと辺鄙な場所のせいか、観客はわたしのみだったので、
ゆっくりと観賞させて頂く。
サトエリは今回、映画でキューティーハニーを演じただけあって、コスプレがよく似合うこと。
図録はないので告知用絵葉書をもらう。
「一名様一枚限りにお願いします」とあった。
まとめて貰ってネットのオークションなんかで売っ払おうとする輩がいるんだろうな。
夜、執筆に煮詰まる。
せめて気分をヴィクトリアンにしようと新宿のアイリッシュパブへエールを呑みに行く。
5/29(土)短篇執筆。煮詰まって近所の古本屋。
○小林章夫『イギリス貴族』(講談社現代新書/1991年)
――英国関連資料。今書いてる短篇にも使えそうだ。
5/30(日)短篇執筆。
5/31(月)短篇執筆。本届く。
○Philip Pullman『SPRING-HEELED JACK』(Corgi/1998)
――ヴィクトリアン資料。Amazonに注文したら英国から一週間で届いた。早いね。
○霞流一・杉江松恋『浪人街外伝』(宝島社文庫/2004年)
――謹呈本。唐沢寿明・松たか子ら出演の舞台の外伝。杉江さん多謝。
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4/1(木)ブルース・スターリング『塵クジラの海』読了。
サイバーパンク運動の旗手スターリングの、幻の処女長篇たるSFファンタジイ。
買い物ついでに新刊&古本。
○江本創『幻獣標本博物記』(パロル舎/2004年)
――各地で発見された怪奇生物という設定の創作標本図鑑。「悪魔杓子」とか楽しい。
○『プチ変の1』(まんだらけ出版部/1997年)
――昔のオモチャのプライスガイド写真集。懐かしいものが一杯。文庫資料。
4/2(金)神田と五反田の古書即売会をハシゴ。
○『中学世界』(大正13年6月号)
――ドイル「試験問題謄写事件」第一回掲載。
○『恐ろしい因縁実話』(日本仏教新聞社/昭和17年)
――親の因果が子に報い、の類の話。
○ヘンリー・ヘスター『傷ついた薔薇』(第二書房/昭和46年)
――〈現代世界ホモ文学選集〉2巻。1巻は持ってる(笑)
○西川満『長篇伝奇 珍玉宝塔』(人間の星社/昭和58年)
――中国を舞台にした伝奇小説らしい。著者は昔、中国に住んでたらしい。
○『新案 福引のたね本』(岡村書店/戦前?)
――問題「帝都の中央」は答えが「日本橋」で景品が「箸二本」といった具合。
○山中峯太郎『鐵か肉か』(誠文堂新光社/昭和15年)
――ノモンハンに材を取った軍事小説。
野方で舞台観賞。帰路、高円寺の焼鳥屋で夕食がてら一杯。
4/3(土)午前中、近所の整体へ。夜、新宿で食事。
4/4(日)終日翻訳。
4/5(月)新宿へ。DVD『リーグ・オブ・レジェンド特別版』購入。照明器具購入。
新刊も購入。
○津原泰水『ルピナス探偵団の当惑』(原書房/2004年)
――ようやっと入手。「ミステリー・リーグ」最新刊。
4/6(火)撮り貯めしてあった『24』6時間分を観る。疲れた。
4/7(水)津原泰水『ルピナス探偵団の当惑』 読了。文章の巧さに舌を巻く。
月一の本好き会合。ついでにブックスサカイ深夜プラス1で新刊。
○『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』(ジャイブ/2004年)
――5日にDVDを購入した映画の原作アメコミ。だいぶ違うけど。
○『松本泰探偵小説選(2)』(論創社/2004年)
――「論創ミステリ叢書」シリーズ。早くも5巻。
○芦奈野ひとし『ヨコハマ買い出し紀行(11)』(講談社/2004年)
――久々のシリーズ最新刊。SF設定だがほのぼのとしたコミック。
4/8(木)ドイル「青の洞窟の恐怖」訳了。
4/9(金)神田の古書即売会へ。
○眞壁廉『元気かい?プルガサリ』(文芸社/2003年)
――北朝鮮の怪獣映画の撮影秘話&北朝鮮訪問記。
○『石ノ森章太郎のタイムトリップ 新機会製造会社“TOPY”』(トピー/1991年)
――電気炉会社の社史。石ノ森章太郎がタイムトラベルするという設定のカタログ形態。
マンガではなく、石ノ森イラストが少ないのが残念。
○『SMマガジン』(1977年10月増刊号)
――SF推理小説「無色透明」掲載。
○『奇譚クラブ』(昭和42年8月号)
――SMSF「地底の国」掲載。
○伊藤勝幸『宇宙伝説PART1 母なる地球へ』(あき書房/1991年)
――指定のセブンイレブンへ届けてもらうなら送料無料というネット書店で購入。
話はかなりトンデモだった。詳しくは『SFマガジン』連載の「SF奇書天外」参照。
読了。
4/10(土)高円寺の古書即売会へ。
○奥野他見男『二度と行くまい公爵様へ』(東京楽譜出版社/昭和21年)
――当選した注文品。昔、大人気だったユーモア作家。
○樋口紅陽『課外の読物 六年生の童話』(弘文社/昭和4年)
――吾輩ものの「吾輩は歯の虫である」を収録。
○パトリック・ムーア『魔の星カリスト』(中学時代一年生 昭和38年1月号付録)
――学年誌付録のSF。最近付録SFは高いのだが格安だった。
○Bruce R.Beaman『THE SHERLOCK HOLMES BOOK OF QUOTATION』(Gaslight/1980)
――ホームズの名言集。どこかの編集部の資料だったらしい。
「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆。
4/11(日)日本シャーロック・ホームズ・クラブ例会へ。
久々なので二次会の飲み会、三次会の喫茶店まで参加。帰路、古本屋。
○設楽順『太宰治VS寺山修司』(あすなろ舎・津軽共和国文庫/1994年)
――太宰と寺山と架空対談集。なんだそれ。青森の地方出版。文庫資料。
4/12(月)近所の古本屋へ。
○『絵入柳樽』(冨山房・新型名著文庫/昭和4年)
――江戸時代の絵入川柳集。百円均一の店頭本で見つけ出したら、レジでお店の人に
「お目が高い」と言われてしまった。
4/13(火)「本の雑誌」掲載の「北の国古本買いまくりツアー顛末記」改稿。
4/14(水)図書館へ。ついでに古本屋。
○内多毅『ジョナサン・ワイルドにおける風刺の研究』(垂水書房/1961年)
――18世紀のロンドンの悪漢小説の研究書。英国資料。
4/15(木)所用で吉祥寺へ。ついでに古本屋。
○金辰明『ムクゲノ花ガ咲キマシタ(上)』(徳間書店/1994年)
――韓国産の近未来SF。下巻は二年前に買ってある(笑)。
スクウェア・エニックス編集氏と『スターオーシャン』完結打ち上げ。
4/16(金)五反田の古書即売会へ。
○ヴイヴイアン・グレイ『英国衰亡史』(開運社/昭和17年)
――本日最大の収穫。明治期にも訳された古典SFの戦中版。
○清水正二郎『情痴物語』(浪速書房/昭和36年)
――エロ冒険小説。女性の分泌物を原料に精力剤を作るとか(笑)。
○ベルヌ/那須辰造『海底二万里』(集英社/昭和43年)
――古典的名作SF。「少年少女世界の名作」版。
○『A DICTIONARY OF ENGLISH PHRASES』(有朋堂書店/明治42年)
――明治期の英熟語辞典。ドイルなど古い作品を訳す時の資料。
帰路、渋谷で途中下車。『盲獣VS一寸法師』プログラム購入。
車中でジェイムズ・P・ブレイロック『魔法の眼鏡』読了。
夕方から新宿でようやく『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』観賞。
密度の濃さに圧倒される。疲れるほどだったが、決して長くは感じなかった。
4/17(土)謹呈本届く。
○コニー・ウィリス『犬は勘定に入れません』(早川書房/2004年)
――ウィリスだしヴィクトリアンだし嬉しい。大森望様、多謝。
○加門七海『女切り』(ハルキ・ホラー文庫/2004年)
――異形コレクション初出のホラー短篇集。ほかハルキ文庫新刊。
4/18(日)近所の古本屋へ。
○歴史文芸ペングループ『真田忍法陣』(日本文芸社/昭和43年)
――カラーイラスト入り新講談。『霧隠才蔵』は持ってる。エロいシーンも有り。
4/19(月)神田の古書即売会へ。
○童話研究会編『面白い為になる 小学童話三年生』(大阪堂/昭和4年)
――「お髭の裁判」「夢で聞いた話」など。後半はアラビアンナイト。
英国から一時帰国中のシャーロッキアンの友人が遊びに来る。
4/20(火)近所の整体。ついでに古本屋。
○苫米地貢『テーブル・スピーチ』(誠文堂/昭和5年)
――「誠文堂十銭文庫」。文庫資料。
○嶋優夏里/高橋美幸/古田浩之『ぼくたちの小説』(波乗社/平成3年)
――ミドルティーンの書いたファンタジー。富士通協賛。
○ジャック・フィニィ『盗まれた街』(早川書房/昭和36年再版)
○リチャード・マティスン『吸血鬼』(早川書房/昭和33年)
○レスター・デル・リイ『神経繊維』(早川書房/昭和33年)
――ハヤカワ・ファンタジイ版が百円均一棚に並んでたので。
4/21(水)近所の書店へ。
○ジャムヤン・ノルブ『シャーロック・ホームズの失われた冒険』(河出書房新社/2004年)
――ホームズがチベットを訪問していた大空白時代を描いたパスティーシュ。
4/22(木)ボルネオのコタキナバルへ。直行便なので早い。
4/23(金)ビーチでビールを飲んで昼寝。
午後はリラクゼーション・マッサージを受ける。気持ち良くて延長。
4/24(土)午前はまたビーチへ。
午後はシャトルバスでコタキナバルの街で買い物。古本屋は見付からなかった(笑)。
夜はアロマ・マッサージを受ける。
4/24(日)午前はバスでラグーン・パークへ。
中国人の団体が騒々しいので、一時間ほど散歩して戻る。
正午にチェックアウト後、ビーチへ。雨が降るが、ぎりぎりまで粘る。
夕方からボルネオ・マッサージを受ける。これが一番良くて溶けてしまう。
ホテルのリサイクル本コーナーで、この旅で唯一の本をゲット。
○横溝正史『本陣殺人事件』(加珈文化/1997年)
――台湾版の金田一。『犬神家一族』『悪魔吹著笛子来』なども出てるらしい。
深夜の直行便で出発。
4/25(月)早朝、成田着。帰宅すると色々と本が届く。
○菊地秀行『幽王伝』(角川春樹事務所/2004年)
――謹呈本。ハルキ・ノベルス最新刊。菊地氏の時代小説にしてスーパー伝奇小説!
○森奈津子『からくりアンモラル』(早川書房/2004年)
――謹呈本。Jコレクション最新刊の性愛SF短篇集。森さん、ありがとうございます。
○『小松左京マガジン 第14号』(イオ/2004年)
――会員になっている小松左京マガジン最新号。
4/26(火)雨と強風の中、赤坂へ。整体を受ける。帰路、近所の古本屋。
○『サスペリアミステリー』(2004年4月号)
――横溝正史大特集。付録も『金田一耕助傑作撰』。
4/28(水)SFセミナー合宿企画の準備。
4/29(木)新宿でスリランカ料理を食す。旨いけど辛い。
4/30(金)神田の古書即売会へ。
○ゴーチエ『金羊毛』(新潮社/大正9年)
――恋愛小説「ヱルテル叢書」11巻。後半にゾラも収録。文庫資料。
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3/1(月)夕方まで翻訳。ちょっと近所の古本屋。
○フレドリック・ブラウン『通り魔』(創元推理文庫/1963年)
○フレドリック・ブラウン『パパが殺される!』(創元推理文庫/1963年)
――ブラウンはSFしか読んでなかったな、とふと思ったのであります。
○フレドリック・ブラウン『3、1、2とノックせよ』(創元推理文庫/1960年)
――わたしは本当に『3、1、2とノックせよ』を買ったのか? 詳細はいずれ。
夕方からスクウェア・エニックスへ。
夜11時までかかって『スターオーシャン Till the End of Time Side4 Final』再校。
3/2(火)夕方まで翻訳。
金重剛二『銀河へのエレベーター』読了。エイリアンによる入れ替わりネタでした。
夕刻、久々に赤坂の整体へ。たっぷりほぐされて、ふにゃふにゃになって早寝。
3/3(水)朝から翻訳。ノルマは達成したので、夜10時近くに本好き会合へ顔を出す。
石原孝哉『幽霊のいる英国史』読了。幽霊譚が主体かと思ったら、英国史がメインだった。
期待とは違ったが、大変勉強になった。
3/4(木)終日翻訳。関英雄『空とぶ船』読了。
三吉と花子が喋るロバと一緒に菓子の国、玩具の国、子供の国へ行くファンタジィ。
3/5(金)神田の古書即売会へ。
○江戸川乱歩原作/三島由紀夫脚本『黒蜥蜴 上演台本』(ドラマチックオフィス/1997年)
――美輪明宏主演、名高達男=明智小五郎の芝居の台本。
○パーリー『くらげ 後篇』(籾山書店/明治40年)
――古典SF。でも後篇だけ。前篇、手に入るだろうか。
○『少女クラブ』(昭和24年2月号)
――浦上智子「ケミ子ちゃんの化学漫遊記」連載。「酸素と窒素のダンス」とか愉しい。
○阿藤恵風山人『恋愛虎の巻』(ワンパク社/大正5年)
――「海女の恋」とか「女給の恋」とか「未亡人の恋」とか、滅茶苦茶面白そうだ。
○北野佐久子『イギリスのお菓子』(CBSソニー出版/1989年)
――純粋に英国関連の小説執筆資料として。でも旨そうな写真ばかりである。
○ルブラン/南洋一郎『怪盗ルパン 八つの犯罪』(ポプラ社/昭和35年4版)
○ルブラン/南洋一郎『怪盗ルパン 七つの秘密』(ポプラ社/昭和35年3版)
――後の版には入ってない、南洋一郎が勝手に書いた話が入っている巻。
神保町の古書通信社に立ち寄り、挨拶。
日本SF作家クラブ総会へ。推薦していた天野護堂氏の入会が認められ一安心。
そのまま徳間書店パーティに出席。徳間編集M氏より謹呈本渡される。
○山田正紀『イノセンス』(徳間書店/2004年)
――話題の押井守アニメ映画のコラボレーション・ノベル。しかも山田正紀!
○『SF Japan VOL.09』(徳間書店/2004年春号)
――配布のお土産は最新号。日本SF新人賞受賞作掲載。
公式二次会には出席せず、横田順彌氏らとお茶だけして帰宅。
3/6(土)高円寺の古書即売会へ。
○渡辺啓助『海・陸・空のなぞ』(新潮社/昭和33年)
――探偵小説作家による児童向け科学解説書。「少国民の科学」シリーズ。
○中村敦夫・大林丈史『すばらしい新世界!』(版元・発行年不明)
――ハクスリーにインスパイアされたというハチャメチャSF劇。
○田中千禾夫『時間という汽車』(劇団俳優座/発行年不明)
――タイムトンネルの出てくる時間SF劇。
○ジルベール・シゴー『狂犬』(月曜書房/昭和26年)
――フランスを恐怖政治が支配する近未来SF、らしい。
○玉城肇『日本女性史』(雄鶏社/昭和23年)
――日本における女性・結婚の歴史。「雄鶏新書」だが文庫資料。
3/7(日)終日翻訳。
3/8(月)近所の古本屋。
○ジョン・T・フィリフェント『ナポレオン・ソロ 秘密兵器事件』(久保書店/昭和43年)
○ピーター・レスリー『ナポレオン・ソロ こわれたサングラス事件』(久保書店/昭和45年)
――QTブックス版はソロの中でも入手難易度「中」。洋版のがないんだよなあ。
○ジョセフ・H・フセル『霊智学運動歴史の事実』(イー・エス・ステブンスン&宇高兵作訳・発行/明治43年)
――届いたネット古本。明治期における神智学史の翻訳。
再版の決まった『スターオーシャン Till the End of Time Side2』をチェック。
夜、ノドがごろごろするので寝込む。風邪。
3/9(火)風邪で一日寝込む。起き出して少し仕事。
やはり再版の『スターオーシャン Till the End of Time Side3』をチェック。
夜、焼き肉を食いに行って精をつける。
3/10(水)志賀千代美『宇宙漂流艦 スバル33〈1〉』読了。80年代の自費出版SF。
スタートレックの影響大。
銀座で音楽劇『2ピアノ4ハンズ』観賞。コメディータッチでかなり面白かった。
銀座で夕食後、帰路、地元で本屋に寄る。
○さいとう・たかを『ゴルゴ13 シャーロッキアン』(リイド社/2004年)
――増刊(小型雑誌版)のバージョンでは持ってるんだけど、一応。
3/11(木)「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆。
3/12(金)神田と高円寺の古書即売会をハシゴ。
○オリワー・ロッヂ『他界にある愛児よりの消息』(新光社/大正11年)
――「心霊問題叢書」第一巻。霊界通信についての本。野尻抱影訳。
○イーディス・ネズビット『よい子連盟』(国土社/昭和53年)
――小説だが子供の生活を描いたヴィクトリアン資料として。
○『決定版受胎調節宝典』(『モダン夫婦読本』昭和28年2月号付録)
――避妊を中心とした性の知識集。イラストがレトロ。
○斎藤栄『奥の細道幻紀行』(郵便局/昭和62年)
――東北郵政局発行の東北ミステリ。記念切手が貼れるようになっている。
貼ってないのは持ってたんだけど、これは貼ってあったので。
3/13(土)銀座でマシュー・ボーンのバレエ『くるみ割り人形』観賞。
一幕も二幕も、前半は「おっ」と思わせてくれるのだが、各幕の後半がそのままだら
だらと続き、途中で飽きてしまった。
マシュー・ボーンの『カーマン』はとても気に入ったので、期待していたのだが。
この次はどうしようか、悩むところ。
一緒に行った友人たちと銀座で食事&お茶。
3/14(日)終日翻訳。荷物の発送がてら古本屋をのぞくが収穫なし。
3/15(月)髪を切りに外出。ついでに古本屋。
○荒木和博『北朝鮮崩壊、日本大混乱』(「現代コリア」別冊/1994年)
――前半が近未来シミュレーションSFになっている。
3/16(火)ネット古本届く。
○『文藝倶楽部』(明治45年3月1日号)
――本田探偵が活躍する「秘密の扉」事件。実はホームズの「ぶな屋敷」の翻案。
大宮とか川口なんて地名が出てきて、ヘンな感じである。
3/17(水)台所の改修工事の騒音の中、ドイル『クルンバーの謎』翻訳脱稿。
3/18(木)雨の中を歩いて隣の駅の図書館まで行ったら休館でがっくり。
仕方なく古本屋をのぞくが収穫無し。
夜、ビール解禁。
3/19(金)神田の古書即売会へ。
○『欧米之新彩』(報徳会/明治45年)
――「新民講壇」第四編。文庫資料。
○新島繁『蕎麦極楽』(さらしな総本店/昭和37年)
――蕎麦屋の主人が書いて蕎麦屋が刊行した蕎麦に関する「新島文庫」。文庫資料。
○ウォルター・デ・ラ・メア『デ・ラ・メア物語集1』(大日本図書/1997年)
――デ・ラ・メアの幻想作品集。
○古橋秀之&前嶋重機『蟲忍』(徳間書店/2004年)
――届いた謹呈本。デュアル文庫最新刊。読了。スピード感溢れる作品だが、
個人的にはもうちょっと世界観に関わる部分を描いて欲しかった。
編集のF氏と打ち合わせ。ついでに地元の古本屋。
○『スタートレック・ファクト・ファイル』(デアゴスティーニ/2003年)×17号
――最初の方をばらばらとしか買ってなかったが、これで途中まで揃った。
3/20(土)府中でバレエ『みにくいあひるの子』『コッペリア』観劇。
M・ディブディン『シャーロック・ホームズ対切り裂きジャック』読了。
3/21(日)日本シャーロック・ホームズ・クラブ大会で住吉へ。
わたしはいつも通りオークショニアを務める。二次会、三次会と呑む。
○芳谷圭児『キツネ・クラブ』(小学六年生・昭和34年12月号付録)
――友人から譲られた付録漫画。「赤毛連盟」の翻案。
○『COMIX KISS COMIX』(1997)
――同。スペインのエロ漫画雑誌。ホームズの登場するコミックも連載。
3/22(月)終日翻訳。
3/23(火)セルゲーエフ『ジームカとまほうのくつ』読了。
透明人間テーマのロシアンファンタジイ。
○アン・マキャフリー『天より授かりしもの』(創元推理文庫/2004年)
――届いた謹呈本。一冊になっているが中身は短篇ファンタジー一篇。
3/24(水)台所の壁タイル改修工事の騒音の中、終日翻訳。
アン・マキャフリー『天より授かりしもの』読了。短いからあっという間でした。
3/25(木)ニコラ・テスラ『テスラ自伝』読了。貴重な文献である。
○ウォルター・サタスウェイト『仮面舞踏会』(創元推理文庫/2004年)
――謹呈本届く。『名探偵登場』に続くユーモア時代ミステリ。今回はパリが舞台。
3/26(金)神田の古書即売会へ。
○春山作樹『交際の常識』(三省堂/昭和8年)
――常識といっても70年前なので古臭い。文庫資料。
飯田橋で途中下車してブックスサカイ深夜プラス1で新刊を買い込む。
○『松本泰探偵小説選(1)』(論創社/2004年)
――「論創ミステリ叢書4」。マニアックなのによく続くと関心。
○ロバート・リード『地球間ハイウェイ』(ハヤカワ文庫/2004年)
――久々の伊藤典夫訳のSF。買わずばなるまい。
○ブルース・スターリング『塵クジラの海』(ハヤカワ文庫/2004年)
○ケリー・リンク『スペシャリストの帽子』(ハヤカワ文庫/2004年)
○ジェイムズ・P・ブレイロック『魔法の眼鏡』(ハヤカワ文庫/2004年)
――以上3冊は「プラチナ・ファンタジイ」シリーズ。
○諸星大二郎『栞と紙魚子 何かが街にやって来る』(朝日ソノラマ/2004年)
――わたしの大のお気に入りのシリーズ。ついに完結。
○佐藤マコト『サトラレ(6)』(講談社/2004年)
――人気シリーズ最新刊。
○『ミステリーズ!』vol.03,04(東京創元社/2004年)
――四号が出てしまったので慌てて2冊まとめて。
深夜プラス1店長A氏と昼食。帰宅すると謹呈本が届いている。
○サム・チャップ&アンドリュー・グリーンバーグ編『ノド書』(アトリエサード/2004年)
――ヴァンパイアの聖典。よくぞ翻訳したものとオドロキ。
○『トーキングヘッズ叢書 中華モード』(アトリエサード/2004年)
――台湾&上海特集。
五反田でバレエ観賞。ついでにブックオフ。
○武藤誠『明治の炎 『警察手眼』の世界』(啓正社文庫/昭和62年)
――近代警察を創設した川路利良に関する研究書。文庫資料。
3/27(土)高円寺の古書即売会へ。
○童話研究会編『張番小僧』(中村書店/昭和6年)
――しゃぼん玉に入って火星へ行くSF童話「しゃぼん玉旅行」収録
○ハンベリ『改訂版 イギリスの裁判所』(鳳舎/昭和50年改訂六版)
――英国の司法制度に関する資料。
渋谷へ移動し、表参道まで歩く。途中、古本屋。
○H・B・アーヴィング編『疑惑』(旺文社文庫/1981年)
○エリック・R・ワトソン編『謀殺』(旺文社文庫/1981年)
――共に「実録裁判」シリーズ。英国犯罪史資料。今日はこの類ばかりである。
推理作家協会の土曜サロンへ。帰路、古本屋。
○『完全保存版 名探偵大百科』(エニックス/1997年)
――映像・コミック中心の名探偵ガイド。明智小五郎や金田一耕助の映像化の頁も。
文庫資料。
○T・H・シャーレッド『タイムカメラの秘密』(国土社/1995年)
――児童向けSF。「海外SFミステリー傑作選」版。別版は持っていた。
○樺島勝一・織田小星『正チャンの冒険』(小学館/2003年)
――正ちゃん帽の語源にもなった大正期の漫画の復刻。
3/28(日)ファミレスにこもって読書。
小久保桃江『童話三国志』読了。劉備とか関羽とかの三国志ではないのだ。
日本の桃太郎、中国の孫悟空、インドのラーマ王が協力して怪獣軍団と闘う話なのだ。
本間正樹『ソンゴクウ銀色の雲にのる』読了。こっちは基本的には『西遊記』。
伊藤勝幸『新西遊記 アクション イズ ラブ 卑弥呼VS孫悟空』読了。かなり無茶。
図書館へ。ついでに古本屋。
○バローズ『火星の王女』(ぎょうせい/平成7年)
○ドイル『失われた世界』(ぎょうせい/平成7年)
○ウエルズ『宇宙戦争』(ぎょうせい/平成7年)
――「新装 少年少女世界名作全集」からSF作品のみ。
○J・ブリュース『ハエが夜をねらう!』(国土社/1983年)
――児童向けミステリ。「少年SF・ミステリー文庫」版。
3/29(月)またファミレスにこもって読書。松本利昭『悟空太閤記〔上〕』読了。
3/30(火)午前中、久々にプールで泳ぐ。ついでに古本屋。
○三橋一夫『日本の奇怪』(ルック社/昭和44年3版)
――初版は持ってたが、表紙が全く違うので別な本だと思って買ってしまった。
帰宅して昼食後、再外出。ついでに新刊。
○榛野なな恵『Papa told me (27)』(集英社/2004年)
――久々の最新巻。前巻はエピソードがイマイチだったが、今巻はOK。
松本利昭『悟空太閤記〔下〕』読了。
3/31(水)所用で参宮橋へ。
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2/1(日)吉祥寺の家具屋で、本棚の上載せ用の拡張棚を注文。
吉祥寺東急で九州物産展をやっていたので、生酒と芥子蓮根を買う。楽しみ楽しみ。
2/2(月)樽見博『古本ずき』読了。大変勉強になりました。
○John Hannavy『THE VICTORIAN PROFESSIONAL
PHOTOGRAPHER』(Shire/1980)
――近所の古本屋で。英国の職業写真家の研究。図版多数。ヴィクトリアン資料。
2/3(火)小説家・森奈津子さんが引っ越しをすることになり、
雑誌を処分するというので一部頂きに伺う。途中から、森さんのヒミツの本棚から
秘蔵のSM写真集やらSMコミックを見せて頂き、堪能する。
2/4(水)小森健太朗『大相撲殺人事件』読了。
以前執筆したことのある『日本及日本人』の平成十六年新春号届く。
金子國義氏の個展初日へ。オープニングパーティの通知を頂いていたので伺う。
会場で、金子氏装幀の新刊を購入。
○ピエール・モリオン『閉ざされた城の中で語る英吉利人』(中公文庫/2003年)
――金子氏にサインを頂く。ありがとうございました。
月一の本好き会合へ。ついでにブックスサカイ深夜プラスワンで注文していた新刊を購入。
○『平林初之輔探偵小説選TU』(論創社/2003年)
○『甲賀三郎探偵小説選』(論創社/2003年)
――「論創ミステリ叢書」1〜3巻。これは全巻取り寄せることにした。
○西条八十『人食いバラ』(ゆまに書房/2003年)
――「少女小説傑作選 カラサワ・コレクション」1巻。やっと揃った。
○富田良雄『八十歳の反骨』(中央文化出版/2001年)
――SFマニアなら知ってる『謎のテンプラ中佐』の別バージョンが存在した!
詳しくは『SFマガジン』4月号の「SF奇書天外」を待つべし!
2/5(木)買い物ついでに近所の古本屋。
○豊島與志雄『エミリアンの旅』(春陽堂/昭和8年→ほるぷ/昭和46年)
――童話集。春陽堂少年文庫をほるぷ出版が復刻したもの。挿画は棟方志功。文庫資料。
刊行から38年後の復刻だが、復刻からでも33年経ってるんですね。
○ローラン・トポール『幻の下宿人』(早川書房/昭和45年)
――「ブラック・ユーモア選集」第1巻。
夜、近所で一杯やる。
2/6(金)神田の古書即売会へ。
○アンダーヒル『英国私犯法』(敬文堂/昭和6年)
――英国関連資料。実例が面白くて買ったのだが「或事件ニ於テ荷車カ公道ニ於テ
監視セスニ放任セラレタリ」と漢字カタカナ表記なので読み難いこと甚だしい。
○『世界美談宝玉集』(少年倶楽部:昭和3年新年号付録)
――小酒井不木・山中峯太郎・池田宣政など豪華執筆陣。挿画も樺島勝一など。
2/7(土)高円寺の古書即売会へ。
○寺本忠雄『夫婦絵草紙』(あまとりあ社/昭和31年)
――男女ネタの川柳に色っぽい絵を添えたもの。レトロ〜な感覚が良い。
○『こども家の光』(昭和38年3月号)
――前にまとめて60冊買ってしまったので見かけると買ってしまう。菊村到掲載。
2/8(日)
日本シャーロック・ホームズ・クラブ東京例会だが多忙につきパス。すまぬ。
2/9(月)西条八十『人食いバラ』読了。これはかなりオススメ!
整体へ。帰路、本屋へ。
○石川賢『真説 魔獣戦線(1)(2)』(秋田書店/2003年)
――今月、早くも3巻が出てしまうらしいので慌ててまとめ読み。
2/10(火)謹呈本×2&古本届く。
○横田順彌『古書ワンダーランド(1)』(平凡社/2004年)
――珍本が次々に紹介されてサイコーに楽しい。横田さん、ありがとうございます。
○M・ディブディン『シャーロック・ホームズ対切り裂きジャック』(河出文庫/2004年)
――名のみ高かったパロディが遂に翻訳。訳者の日暮さん、ありがとうございます。
○南澤十七『海底黒人』(国民社/昭和19)
――激レア品、遂に入手!
2/11(水)富田良雄『八十歳の反骨』読了。
『SFマガジン』連載コラム「SF奇書天外」執筆。
2/12(木)スクウェア・エニックス編集氏と打ち合わせ。
雪まつりの雪像が壊されたばかりの札幌へ、夜の最終便で飛ぶ。
2/13(金)札幌の古本屋巡り。大量に買い込む。詳細は『本の雑誌』に書きます。
本欄には雑誌発行後に改めて載せる……かもしれません。
夜は西区の寿司屋「多津美寿し」へ。ウニ! イクラ! ネタが最高。満腹。
札幌へ行かれる方には、強くお勧めしておきます。
銘酒「北海熊古露里(ほっかいくまころり)」で酩酊。
2/14(土)
今回の旅の目的のひとつが、明治期にマダム・ブラヴァツキーを翻訳し、霊智学協会を
作ったという宇高兵作という人物の、孫にあたる方とお会いすることだった。
色々とお話しを伺った上、関係者限定配布の非売本を頂く。
○宇高兵作訳註『和英対訳脚本集』(建文館/大正二年・2002年複製)
――萬朝報懸賞当選の「世の終り」などが対訳になっている。
夜は、生牡蛎とホタテとタラバガニを食いまくる。満腹。
2/15(日)札幌古本屋巡り第2弾。大漁。
2/16(月)整体で身体をほぐす。弛緩。
続いて中央区のチョコレート・バー「CHUAO」へ。美味。
夕方、銭湯値段の市内の温泉「極楽湯」へ。ほんとに極楽。
現地購入の鈴木坦『アトム君の冒険』読了。
○『お笑い替え唄集』(音楽春秋/発行年不明)
――この2冊だけ『本の雑誌』原稿に書かなかった古本。文庫資料。
表紙がゴリラの人形で「オレ社長の代理」とか書いてあり、時代を感じる。
○ヒュー・ロフティング『ガブガブの本』(国書刊行会/2002年)
――同。ドリトル先生の番外篇。ホームズもどき「シャーベット・スコーンズ」登場。
2/17(火)夜の便で帰京するはずが、雪のため飛ばず、もう一泊する羽目に。
空港で地ビール「千歳ピルスナー」を飲んでから宿へ。
2/18(水)振り替えた午前の便で帰京。帰宅すると本やら古本やらが届いている。
○SFマガジン編集部編『SFが読みたい! 2004年版』(早川書房/2004年)
――最新SFガイドブック。わたしも短篇集ガイドを執筆してます。
○露国海軍士官某『世界将来之海王』(春陽堂/明治29年)
――ネット注文の古本。明治期のSF。
○ニコラ・テスラ/新戸雅章訳『テスラ自伝』(テスラ研究所/2003年)
――新戸氏が自費出版した貴重な資料。興味のある人はネット注文すべし。
○新戸雅章『バベッジのコンピュータ』(筑摩書房/1996年)
――新戸氏がサイン入りで謹呈下さった。本当にありがとうございます。
2/19(木)横田順彌『古書ワンダーランド(1)』読了。本好きは絶対面白く読めます。
整体へ。ついでに近所の書店。
○せがわまさき『バジリスク(3)』(講談社/2004年)
――山田風太郎『甲賀忍法帖』漫画化、最新の第三巻。
○石川賢『真説 魔獣戦線(3)』(秋田書店/2004年)
――さあ、今度はちゃんと完結してくれるのか?
2/20(金)五反田の古書即売会へ。池袋サンシャインの古本市は多忙のためパス。
○陶山密『太陽は悪女をつくる』(日本文芸社/昭和41年)
――「世界秘密文庫」シリーズ。これで3冊になった!
○ザイツエフ『心の扉』(文化社/大正10年)
――後半半分以上はアンドレーエフ「獣の呪ひ」。文庫資料。
○藤木稟『エターナル・ラヴ』(祥伝社/2004年)
――届いた謹呈本。未来社会を舞台にしたSF恋愛小説集。
○E・E・スミス『三惑星連合』(創元SF文庫/2004年)
――同。改訳版レンズマンシリーズ最新巻。
ヘンリー・ブラックバーン『百年前の絵本』読了。
絵本画家・挿絵画家として有名なコールデコットの伝記。
2/21(土)終日翻訳。
2/22(日)終日翻訳。
2/23(月)近所の古本屋へ。
○加藤木花圃編『趣味新題 福引の拵へ方』(富文館/昭和3年)
――昔の福引というのは駄洒落や頓知クイズになっている。
問題が「お正月」だと答えが「やすみ」で、景品が「炭八個」て具合。
問題が「象の睾丸」で景品が「雑巾」てのも笑える。文庫資料。
2/24(火)整体へ。ついでに近所の書店。
○椎名高志『GSホームズ極楽大作戦!!』(小学館/2004年)
――ホームズが出てくる表題作は雑誌で持ってるのだが、一応。
『スターオーシャン Till the End of Time Side4 Final』ゲラ届く。校正。
ここのところ、どうもまた偏頭痛っぽい。
集中して翻訳をして、肩が凝っているせいか。
ゾーミッグという強い味方がいるとはいえ、嫌である。
またしばらく禁酒せねばなるまい。
2/25(水)『SFマガジン』4月号、更には謹呈本が届く。
○オラフ・ステープルドン『最後にして最初の人類』(国書刊行会/2004年)
――名作と言われた伝説的古典SF、遂に翻訳成る。これは偉業である。
○ピーター・F・ハミルトン『マインドスター・ライジング〔上・下〕』(創元SF文庫/2004年)
――新たなる英国産冒険SF。こいつは面白そうだ。鶴田謙二の表紙も良いです。
2/26(木)スクウェア・エニックスでゲラ付き合わせ。帰宅すると謹呈本届く。
○『KARASU No.19』(鴉の会/2004年)
――滅茶苦茶豪華な執筆陣による渡辺啓助追悼号にして最終号。
2/27(金)翌日行くのだから、と神田の古書即売会初日を諦めて、終日翻訳。
2/28(土)高円寺の古書即売会へ――獲物ナシ。神田の古書即売会へハシゴ。
こちらでも買うものが見付からないが、注文品が当選していたので良しとする。
○『シャーロック・ホームズの想い出 花婿失踪事件』(ラジオ東京/1955年?)
――半世紀前のラジオ台本。資料的に超貴重。
収穫が少なかったので、神田の古書街を少しうろつき、百円本を(別々な店で)2冊。
○金重剛二『銀河へのエレベーター』(理論社/1971年)
――30年以上前にこんなタイトルの児童SFが出てたんですね。
○森田淑子『遠い約束―赤いラシャの帽子―』(私家版/1997年)
――冒頭、女の子が戦時中にタイムスリップして帰ってくるのでSFである。
古典SF研究会の例会へ。二次会にも参加し、帰宅すると謹呈本が届いている。
○森奈津子『耽美なわしら〔上・下〕』(フィールドワイ/2004年)
――単行本未収録作4編を含む完全版。森さん、ありがとうございます。
2/29(日)整体へ。帰路、アジア料理屋へ。美味。
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1/1(木)謹賀新年。少々原稿執筆。
1/2(金)国分寺の実家へ。親族新年会。
1/3(土)新宿で買い物。京王古本市をちょろっとのぞくが何も買わず。
1/4(日)シャーリイ・ジャクスン『くじ』読了。
「週刊新潮」用書評執筆。
1/5(月)ファミレスにこもって読書。
まだ出てないテリー・ビッスン『ふたりジャネット』をゲラで読了。滅法面白かった。
早くも出逢ってしまった、2004年ベスト翻訳SF候補である。
夜、西荻窪北口の「和々っ亭」で呑む。
1/6(火)原稿執筆&読書。近所の古本屋をのぞくが何も買わず。
1/7(水)ファミレスで読書。シオドア・スタージョン『不思議のひと触れ』読了。
スタージョンはやっぱり素晴らしい。これまた今年のベスト翻訳SF候補。
帰路、古本屋。古本買い初め。
○天沼春樹『夢童子曼陀羅』(ブックヒルズ/1989年)
――幻想短篇集。改題再刊『夢童子 転生奇譚集』は蔵す。
1/8(木)ファミレス読書。東京斎有楽『夜雷香 性自身の革命的証言』読了。
1/9(金)『SFが読みたい! 2004年版』用の短篇集ガイド執筆。
1/10(土)高円寺と神田の古書即売会をハシゴ。
○三宅艶子『男性飼育法』(婦人公論 昭和33年7月号付録)
――クローン男性を飼育するSF……ではなく、主婦向けの亭主操縦法の本。
○岡本一平『富士は三角』(修文社/昭和2年)
――動物共通語「動物エスペラント語」を喋る男が動物園から動物を解放する
「動物園開放」も収録。ややSF?
○加治木義博『焼酎入門』(保育社カラーブックス/昭和57年)
――『落・奈落』の作者なのでちょっとトンデモ。結構長いこと探してた。
○光谷東穂『耽美な征服者』(あまとりあ社/昭和46年)
――「SMノベルス」第一集。この作者のSM小説、他にも持ってるなあ。
和久峻三(夏目大介)『恐竜王子』読了。すっごい尻切れトンボ。
1/11(日)ファミレスに二回(合計7時間以上)こもって読書。
富田良雄『謎のテンプラ中佐』読了。SF奇書である。
1/12(月)夏目大介(和久峻三)『超妖獣Ψの逆襲』読了。
1/13(火)初整体。夏目大介『超妖獣Ψの逆襲 PART2』読了。
「本の雑誌」用原稿執筆。
1/14(水)夏目大介『幽界戦士』『幽界戦士 ファントム迎撃篇』読了。
「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」原稿執筆。
○高瀬彼方『カラミティナイト。』(ハルキ文庫/2004年)
――今年届いた初謹呈本。ヌーヴェルSFシリーズ。ほかハルキ文庫新刊。
夜、月一の本好き会合にちょこっと顔を出す。ついでに新刊。
○山田風太郎『山屋敷秘図』(徳間文庫/2003年)
――風太郎妖異小説コレクション。切支丹・異国小説集。
1/15(木)近所の古本屋。
○浦本政三郎『近世日本生理学思想史論』(邦人社/昭和10年)
――まだ持ってない文庫「邦人叢書」だったので。文庫資料。
1/16(金)神田の古書即売会へ。
○深澤由次郎訳註『からたち花』(博文館/明治42年)
――英和対訳本The English World Series No.4。ホーソーン、トウェーンなど収録。
「デイジー・ミラー」が「三浦花子」、「ミスター・ヘンリー」が「平さん」になっている。
○林髞『私達のからだ』(新潮社・新日本少年少女文庫/昭和14年)
――探偵小説作家・木々高太郎は本業は医師で、本名で医学書を多数書いている。
(15日の購入本↑にも登場。)本書は子供向けで、小説仕立てになっている。
宮原京子『時の輪舞 めざめゆく宇宙〔上〕』読了。昔、十代の女の子が書いたSF。
「その頃、はるか未来では…」などの記述が大爆笑。自費出版に近い地方出版。
1/17(土)整体へ。宮原京子『時の輪舞 めざめゆく宇宙〔下〕』読了。
夜、吉祥寺に出て夕飯。
1/18(日)一日読書。
1/19(月)謹呈本届く。
○森奈津子『姫百合たちの放課後』(フィールドワイ/2004年)
――百合コメディ小説集。森奈津子さん、ありがとうございます。
近所で古本と新刊。
○広田栄太郎&鈴木棠三編『類語辞典』(東京堂出版/昭和30年)
――無論、資料として。
○わたなべまさこ『金瓶梅(十一)』(双葉社/2003年)
――久々の最新刊。楽しみにしてたのであります。
1/20(火)近所で新刊。
○吉川惣司・矢島道子『メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋』
(朝日新聞社/2003年)
――19世紀前半の英国で化石を掘っていた女性の話。ヴィクトリアン資料。
○長山靖生『日露戦争 もうひとつの「物語」』(新潮新書/2004年)
――謹呈本届く。長山さん多謝。架空日露戦小説にも触れているのでSF者は読むように。
原点回帰で小松左京『日本アパッチ族』読了。やっぱり面白い。
1/21(水)森奈津子『姫百合たちの放課後』読了。堪能致しました。
1/22(木)『SFがよみたい! 2004年版』のブックガイド、及び『本の雑誌』の
「古本ミダス王の禁断の一冊!?」と、ゲラ二本を校正。
○藤咲淳一『攻殻機動隊 虚夢回廊』(徳間デュアル文庫/2004年)
――謹呈本届く。人気TVアニメのアナザーストーリー。地上波で毎回見てます。
1/23(金)神田と渋谷東急東横店の古本市をハシゴ。
○西澤實『富士怒る』(沖積舎/平成2年)
――富士山が怒って噴火してしまうのである。SFなのである。探していたのである。
○『怪奇傳説 悪魔の接吻』(日光書院/昭和15年)
――黒死病にまつわる怪奇譚。独和対訳本。
○『新羅生門 横内謙介戯曲集』(テアトロ/1991年)
――表題作も同時収録作「まほうつかいのでし」も幻想っぽいので。
○大瀧啓裕編『ホラー&ファンタシイ傑作選2』(青心社/1985年)
――ウィアードテールズ誌傑作選。全部で何巻出たんだっけ?。
○ルブラン/朝島靖之助『怪人と巨人』(偕成社・名作冒険全集/昭和43年)
――『ルパン対ホームズ』が原作だが、ワトソンが子供になってる!
○ウェルズ『とうめい人間』(偕成社・名作冒険全集/昭和37年)
――同じ叢書だが、透明人間が子供になってるわけではない。
「私のベスト3」アンケートに答えた『ミステリマガジン』3月号届く。
1/24(土)高円寺の古書即売会へ。
○クリュス『マルチンのはつめい』(偕成社・世界のカラーどうわ/昭和44年)
――動物語翻訳機が発明されるドイツのSF童話。
○『主要叢書便覧』(東京古書籍商組合/昭和13年)
――明治から昭和十年までの叢書一覧。文庫資料。
○杉靖三郎『あたらしい医学 若い人の生理と衛生』(平凡:昭和34年7月号付録)
――平凡の付録なので浅丘ルリ子とか小林旭の写真などもふんだんに入っている。
○齋藤昌三編『翻訳文学発禁考』(あまとりあ:昭和30年終刊号付録)
――発禁文学の研究及び抜粋集。
○ウロフ・ヨハネッソン『未来コンピュータ帝国』(大陸書房/昭和52年)
――届いたネット古本。コンピュータ未来史という設定のドイツSF。
『SFマガジン』3月号届く。
『英国における海底ケーブル百年史』読了。いつかこの資料で小説書きます。
1/25(日)クリュス『マルチンのはつめい』読了。可愛いSF童話だった。
1/26(月)自転車で片道30分の古本屋へ。
○筑波昭『津山三十人殺し』(新潮OH!文庫/2001年)
――『八つ墓村』のモデルになった事件のノンフィクション。
○チャールズ・デ・リント『ジャッキー、巨人を退治する!』(創元推理文庫/1995年)
――ケルティックな現代ファンタシイ。
1/27(火)近所の整体へ。
1/28(水)近所で髪を切る。頭が寒い。帰路、古本屋をのぞくが何も買わず。
新宿へ出て、伊勢丹の催事「サロン・ド・ショコラ」へ。
ジャン・ポール・エヴァンのショコラ・バーでホットショコラを飲んでから一巡り。
各店で試食しまくり、結局、色々と購入。
1/29(木)郵便局へ。ついでに古本屋。
○マーガレット・チェニー『テスラ 発明王エジソンを超えた偉才』(工作舎/1997年)
――実在のマッドサイエンティストの詳細な伝記。ヴィクトリアン資料。
1/30(金)神田の古書即売会へ。
○別役実『わんだぁらんど安曇野』(桐原書店/1981年)
――写真も多数収録されており、長野県安曇野のガイドブックに思えるがファンタジイ。
別役実だから怪しいなとは思ったのだが、案の定である。
○きたかりんいち『ろんりがく』(愚麟山房/昭和2年)
――論理学の本だが、全部ひらがな。読みにくいったらありゃしない。
○堀英男『首なし男』(教育報道社/2000年)
――グロテスクな幻想童話とシベリア抑留記。ううむ。
横田順彌氏と本の受け渡し。氏の打ち合わせにも同席。
横田氏と古典SF研の白戸君と古書店街を歩く。
○高岡智照尼『花喰鳥〔上・下〕』(かまくら春秋社/昭和59年)
――明治期に舞妓になり後に出家した女性の自伝。有名人も多数登場。
○樽見博『古本ずき』(非売品/2004年)
――日本古書通信の編集者による限定本。樽見氏より頂く。ありがとうございました。
帰宅すると会員になっている『小松左京マガジン』13号が届いている。
1/31(土)新戸雅章『超人ニコラ・テスラ』読了。謹呈本届く。
○町井登志夫『爆撃聖徳太子』(ハルキノベルス/2004年)
――小松左京賞受賞作家によるハイパー歴史アクション。
○小森健太朗『大相撲殺人事件』(ハルキノベルス/2004年)
――新本格の旗手による超変格ミステリ。
○中島望『ハイブリッド・アーマー』(ハルキノベルス/2004年)
――意図せず人間以上の力を手に入れた少年。ハイブリッドSFアクション。
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