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【2005年】

12/1(木)入院2日目。採血やら採尿やら。
実家(といっても割と近い)から親が来てくれる。すまんのう。
痛みがどうしようもなく、読書でまぎらわそうと本に集中する。
前日から読んでいた小川一水のSF中短篇集『老ヴォールの惑星』読了。おお傑作!
この日は朝、昼と絶食。
夕食が出るが、鳥のささみを半分齧るのが精一杯。それもほんの一口ずつ。
桜坂洋『All You Need Is Kill』読了。ふむ、この設定できちんと理論付けたのはうまい。
最初はこっちを先に読み始めたが、やたらと人が死にまくる話なので、入院中に読む話じゃ
なかったかなあ、と逆にしたのでした。主人公は偏頭痛が酷くなるし(笑)。
とかいってるうちに、昼間は良かったのだが夕方から頭痛(と全身の痛み)が激化。
横になると血圧の関係か頭痛が増すので、起き上がってるしかない。入院してるのに。
夜中、気を失いかけたのでありがたやと横になり、数時間眠る。

12/2(金)入院3日目。
ほんとなら(元気なら)神田と高円寺の古書即売会をハシゴしてたはずの日。
明け方、脂汗でぬるぬるになって目覚める。
蒸しタオルをもらって身体を拭く。案の定、痛みは治まってない。
今日は造影CTスキャンで内臓を調べるという。なんでもして早く治して。
いつ呼ばれるか判らず、昼食は検査後に延期。
結局、検査終了は午後2時半。
で、昼食はうどんでした。最悪。
麺・具と汁は別々だったので汁だけ温めてもらったがとても食えた代物ではなく、
一口でリタイヤ。
3日目になってベッドを起こせることに気付く(笑)。これまでは枕をベッドの枕元に
立ててそれによりかかっていたのだ。いかに朦朧としてたかですね。
早速起こしてもらう。おお快適。
……かと思いきや、ずっとこうしてると今度は腰に負担がかかる。
結局、元に戻す。
昨日は本に集中したのがかえってよくなかったかなあ、と、アヴラム・デイヴィッドスン
の短篇集『どんがらがん』をぽつりぽつりと拾い読みするだけにする。
夕食に「銀かれいの西京焼」が出る。
西京焼! それ好き! それ食べたい!
というわけで、がんばって西京焼全部と、御粥三分の一を食す。
それも、二口食べては十分休み、というペースで一時間かけて。
わたしの古いパソコンに反応したナースがいた。パソコン好きなのだという。
パソヲタの(しかもガネっ子!)ナース。アキバ系には「萌え〜」間違いなしだろう。
そういや若い看護婦ばっかりだなあ、と思っていて、はたと気付いた。
自分が歳をとったためだ。
今や30歳の女性でも「若い子」だと思ってしまうもんなあ。
さて、実はわたしの病室、個室なのに非常にうるさい。
わたしは消化器科だが、わたしの隣から別な科なのだ。
寝たきりの爺さんぱかりなので「ジジイ科」と呼んでいたが、実は呼吸器科だった。
で、爺さんが喉にタンが絡むと、ブザーを押して人を呼ぶわけ。
夜だろうが明け方だろうと、おかまいなしに。
ビーッ。ビービービービービービーーーーーッ。ビービービービーーーーーッ。
安全のためかむこうはドアが開け放しで、話も丸聞こえ。
ガラガラガラ(機械を引きずってくる音)。
「お爺ちゃん!迷惑になるから夜は鳴らしちゃダメって行ってるでしょ!」
「あうあうあう」
「はい、あーんして」
「くぇーっ、くぇっくぇっ」
シュコー、シュココココー(たぶんタンを取る音)。
……これが一晩続くのだ。
絶対、安眠できるわけがない。

12/3(土)入院4日目。
一時間おきに目覚めてたとはいえ、まとめて五時間も眠ったのは入院して初。
身体を拭いたら気分爽快。
調子に乗って早く食い過ぎたか、朝食後、発熱し調子が悪くなる。
以後、大丈夫そうでも食事はすごーくゆっくり食べることにする。
昼食は(たぶん鮭の切り身の)ムニエルと、おかゆの三分の一だけ食す。
隣の「タンがどーしたこーした」という会話は、こっちが食事中だろうとお構いなし。
食欲もなにもあったもんじゃねえ。
午後、ようやく少しずつ気分が(やや)良くなってくる。
短篇集読書続き。
昨日看護「婦」と書いたが、実際、見事に女性ばかりなのだ。
そういう方針なのかと思って訊いてみたら、男性もいるが救急医療など、
もっと体力のいるところに配属されているとのこと。なるほど。
秘密兵器(「どんがらがん」には非ず)を導入。マッサージ機である。
これで身体の痛みがかなり改善。
この日は解熱鎮痛剤3回のみ。減りました。
40度近い高熱が出ることはなくなったが、常に少し熱がある状態で、以降、
入院中は平熱が37度ということに。
さて、昨日書いたジジイ病棟、じゃなくて呼吸器病棟の呼び出し音だが。
患者を区別するためか音がみんな違う。
「ビービービービー」
「プープープープー」
「チリン、チリン」
「ファファファファファーン」(「運命」に一音加えマヌケにしたもの)
などなど。
これがあちこちから聞える。
……安眠できるわけがない。

12/4(日)入院5日目。今日は天気が悪い。
朝食は牛乳とフルーツは食べ、パンは耳をとった白身(って言うか?)を一枚分のみ。
アサイチで、大部屋へ移って欲しいと言われる。個室で経過を見たい患者がいるそうだ。
元々個室を希望していたわけではないので承諾。
準備をしていたら、午前10時には移動。
見舞いに本を(指定して)買ってきてもらう。
○『ミステリマガジン』(2006年1月号)
 ――特集「シャーロック・ホームズ」。わたしにも書かせて欲しかったぞ。
アヴラム・ディヴッドスン『どんがらがん』読了。すんげえヘンで、すんげえ面白かった。
ミステリの方でもベスト5に入れても良かったかも。
夕食。ささみのごま風味は完食。すきやき風(肉なし)なのはネギなどのみ選んで食す。
そしてふりかけも導入し、御粥を初完食!(笑)。
でも夜、熱が38度を超えて、ちょっとダウン。
ちなみに、大部屋の方が明らかに静か(苦笑)。
ジジイ病棟から一番遠い部屋ですから。
解熱鎮痛剤3回。

12/5(月)入院6日目。熱は朝までに37度で落ち着く。が、身体は少々痛む。
朝食。牛乳とキウイは完食。パンは白身(笑)を一枚分と三分の一。少し増えた。
点滴再スタートの際、針がゆるんでたのか溢れる。あわあわ。
たまたま昨日の新聞の上だったので良かった。で、針が抜かれる。
しかし段々食べられるようになっていることもあり、点滴を(とりあえず)止めることに。
酷い高熱にはならず、つまり汗をさほどかかなくなっているのに点滴は続いていたから、
トイレが近くて近くて困っていたのである。
電話で年間SFベスト投票。コメントは待ってもらう。特別扱いしてもらってすんません。
ベスト向け読書が一区切りしたので、仕事用読書。
『冷凍死体、出動せよ/GO!GO!ニキビ大作戦』(中学一年コース68年10月号付録)読了。
SFだったら良かったのになあ、ほんと。
ちなみに今の大部屋は「肝臓病部屋」(ヘンな相撲部屋みたいだね)。
わたし以外の三方は、みなC型肝炎。
見た目は私より元気だが(わたしが移ったときもみんな外出or外泊してた)、
病気的にはわたしが一番軽度。
昼食、初の完食!
食後、やや熱が出るが今日初の解熱鎮痛剤と根性で乗り切る。
夕食も完食。やっぱり熱。
解熱鎮痛剤2回。更に減りました。

12/6(火)入院7日目。
朝食、もそもそするパンに難渋したが完食。以下、特記なければ完食。
仕事用読書も終わったので今度は――
「こんなことでもなければいつ読むか分からない」本を読むことにする。
医師に「今週中の退院は無理」と言われる。まあそうだろうとは思ってたが。
「来週の退院は、検査の数値次第」。頼むから来週には出させてくれ。
わたしの正面の方は、今日退院。いいなあ。いいなあ。
この日は午後になるまで熱が出ず、初の解熱鎮痛剤服用も午後。
しかしそれが災いして、夜に熱が出ても6時間が経過するまで服用できず。
結局、解熱鎮痛剤2回。
ちなみに熱が出ると、凍らした点滴パックかペットボトルを布に包んだもので、
鼠けい部(足の付け根)を冷やす。動脈があるからね。
両側を冷やすと、挟まれて一物も金玉も冷え冷え。
金冷法かよ(笑)。

12/7(水)入院8日目。遂に一週間を経過してしまった。やれやれ。
朝、身体を拭く際に自分の肌を見ると、明らかに黄色い。黄疸が出ているのだ。
朝食、パンの耳まで完食(前日のは丸いパン)。
採血。月水金で採血するそうだ。もう、じゃんじゃん採ってじゃんじゃん検査して。
リンパがいつまでも腫れてるので、血液の病気ではないか血液内科の先生にも
見てもらうという。「血液の病気」って、何。白血病? はっきり言ってくれ。
「こんなことでも(以下略)」本、甲賀三郎『盲目の目撃者』読了。古臭ーい探偵小説。
ほんと、入院でもしてなきゃいつ読んだやら(笑)。
「こん(以下略)」第2弾『絵話法典 日本イソップ』読了。
前掲書は昭和7年刊。本書は少女倶楽部昭和3年新年号付録。ふっるーい本ばっかである。
有名どころも書いてるがSF味・探偵味のある作品は皆無。残念。
午後、SFマガジン編集部(清)氏が見舞いに来てくれる。ありがとうございます。
SF者の病気の話(苦笑)や、SFベスト集計経過の話など。
見舞い品は本。これが一番ありがたい(笑)。
○林譲治『ストリンガーの沈黙』(早川書房Jコレクション/2005年)
 ――ハードSFは好きなので嬉しい。
○トマス・グレニーアス『レイジング・アトランティス』(ハヤカワ文庫NV/2005年)
 ――南極大陸の氷の下にアトランティスの遺跡があって、というSF気味な冒険小説。
訳者は嶋田洋一氏だし。
ああ、誰か「こんな北原さん向けの本がありました!」って、古本持ってきてくんねえかなあ。
さもなきゃ、古書即売会を持ってきてくれ(もう滅茶苦茶)。
夜、大学の先輩、K藤氏見舞いにきてくれる。ありがとうございます。
推理研OBの話題など。ちなみに見舞い品は古本ではありませんでした(笑)。
ベッドの上で「本の雑誌」連載コラム「北原バカ本道」執筆。
そのせいか夜に熱が出てしまい、結局この日の解熱鎮痛剤は3回。

12/8(木)入院9日目。
差し入れに美味しいパンをもらったのでそちらを先に食べ、朝食の食パンは一枚残す。
やっぱ、美味しい物を食べたいよね。
医師に、血液の数値全体が快方に向かってると言われる。ホッ。
「血液の病気」の可能性もなさそうとのこと。ホッ。
結局、最初に言われてた「EBウィルス」が原因らしい。
できれは来週中には退院したいと告げると「お仕事は激しい運動をされますか」と
訊かれる。ガテン系と思われたのだろうか(苦笑)。
本当の職業を告げると、それなら血液検査の数値次第で、ということになる。やった。
午前11時に軽く熱。薬を飲んで、昼食を食べたら、午後は割りと元気。
義理の姉が本を差し入れてくれる。
○『ここだけは行ってみたい 映画で見た景色』(ピエ・ブックス/2004年)
 ――写真集。デビルズ・タワーとか(笑)。ありがとうございます。
謹呈本届く。
○セルゲイ・ルキヤネンコ『ナイト・ウォッチ』(バジリコ/2005年)
 ――ロシア発のバトルファンタジイ。うおっ、これは面白そうだ。
○紀田順一郎&東雅夫編『日本怪奇小説傑作集3』(創元推理文庫/2005年)
 ――傑作アンソロジー全三巻、遂に完結。
わたしの正面のベッドが埋まる。これで「一番の新入り」ではなくなった(笑)。
でも相変わらず、部屋で最年少。
シャーロッキアンの友人が見舞いにきてくれる。色々と雑談。
差し入れのプリンを食す。ああ、遂に食事以外の間食までとれるようになったなあ。
見舞いが帰った後、少し熱が出る。
解熱鎮痛剤は2回。

12/9(金)入院10日目。
今日は金曜だから神田で古書即売会があるなあ。行きたいなあ。
点滴に繋がったまま古書即売会に来たツワモノがいた、と何かで読んだが、
それほどの気力も体力もない。
血液検査。
お向かいさんは肝生検がどうのと言ってるから、やっぱり肝臓病部屋だ。
聞えてきた看護婦の話。
「6時間は麻酔で起きられないから、オシッコしたくなったらニョウキでね」
ニョウキ=尿器=しびん、であろう。
尿器。
猟奇。
猟奇殺人事件。
尿器殺人事件。
……熱があるみたいだ>俺。
実際、午前も午後も熱っぽく、午後に薬を飲む。
夕方にようやく元気になる。
見舞いに来てくれるという友人から連絡があり、欲しいものはありますかと言うので、
『醗酵人間』と答えておく。
元気になったと思ったら、今度は大部屋に移って以来という激しい偏頭痛。
結局、この日は一日ぐったりで読書も1ページも進まず。
ただ、ドクターが血液検査の結果は良好で、全ての数値が快方に向かってるとのこと。
全く悪いことばかりではなし、ということか。
解熱鎮痛剤は3回。

12/10(土)入院11日目。
今日は土曜で、高円寺で古書即売会が(以下略)。
朝食の食パンは残し、差し入れの美味いパンを食べる。
調子に乗って食べすぎ、昼食を残す。何してんだ>俺。
12月10日。わたしの誕生日である。
誕生日だというのに。ここは病院。
入院中に誕生日を迎えるのは生まれて初めてだ。
しかもこの病院、実は自分が生まれた病院なのである。
まさかここで、43回目の誕生日を迎えようなどとは予想も出来ませんでした。
だが友人たち数人がケーキを土産に訪ねてきてくれて、誕生日を祝ってくれる。
まあ、こんな時でもなければ、そんなことしなかったよなあ。
人生、最悪ってわけでもない。
見舞いの品のひとつはついに来た――古本!
ありがとう、古本! VIVA、古本!
○リチャード・ゴードン『歴史は患者でつくられる』(時空出版/1999年)
 ――入院患者への見舞いにこのタイトルの本(笑)。洒落てるね。
しかもくれた理由は書名ではなく、最終話がホームズパロディになってるのだ。
ああ、それにしても、やっぱり古本はいいねえ。
N浜さん、本当にありがとう。『醗酵人間』じゃなかったけど(笑)。
見舞い客と騒ぎ過ぎたのか、夜、熱が出てしまう。
解熱鎮痛剤は3回。

12/11(日)入院12日目。
体重を量る。……軽くなっている。でもこれは筋肉が落ちているからで、全然嬉しくない。
退院しても暫くは安静だろうし。筋力を取り戻すの、大変だろうなあ。はあ。
尻の上側の筋肉とか、明らかに落ちてるし。使ってないもんなあ。
自宅の体脂肪計付きので量りたいなあ。
筋肉が落ちてる分、相対的に体脂肪率が上がっている可能性あり。ぐわあ。
一昨日の偏頭痛が、まだ後を引いている。その度にマッサージ。やれやれ。
謹呈本届く。
○井上雅彦監修『アート偏愛(フィリア)』(光文社/2005年)
 ――異形コレクション最新巻。今回は不参加だがお送り戴いた。ありがとうございます。
谷敦志氏の写真が凄い。パーティで井上氏にお会いした際、もっと凄くて、とても
載せられない作品も見せて頂いた。
解熱鎮痛剤は3回。

12/12(月)入院13日目。
汗びっしょりで起きる。おかげで熱は下がっているが。
朝、コーヒーを飲みながらクラシックを聞く。
……これが入院中のベッドの上じゃなきゃ最高なんですがね。
(音楽はCDをノートパソ&ヘッドホンで。)
血液検査。この結果次第で退院日が決まる。神様仏様。
シャーロッキアンの友人が見舞いにきてくれる。見舞いの品は本。
○A.Conan Doyle『福尓摩斯探案集』(安徽科学技術出版社/2001年)
 ――福尓摩斯は「ホームズ」です。見開きの片側は挿画というイラスト本。
中国の出版だが文章は英文(注は中文)。でもこの表紙やイラスト、見覚えあるなあ。
たぶん、わたしは米国版を持ってるのではないか。
前日のホームズクラブの発送作業で入手との由。いつもならわたしも行って、作業後の
オークションでディーラーを務めるのだが、さすがに行けませんでした。
まだ偏頭痛が尾を引いて、マッサージ器でほぐす。
謹呈本届く。
○長山靖生『不勉強が身にしみる』(光文社新書/2005年)
 ――長山さん、多謝。でも兼業なのに専業の俺より本を出さないでってば(笑)。
解熱鎮痛剤は2回。

12/13(火)入院14日目。
血液検査の結果は良かったが、まだ熱が出ているので水曜日の退院は無理で、早くて
金曜日だとドクターに言われる。……がっかり。
がっかりして、ぐったりと何もやる気せず。
やることなんてないんだけど。
ああ、早く出てえ。
シャバの空気が吸いてえ。
何もやる気しないと言いつつ、あとちょっとだった読みかけ本読了。
林譲治『ストリンガーの沈黙』。ファーストコンタクト物のハードSF。
前作のストーリーはほとんど忘れてましたが、ちゃんと楽しめました。
はす向かいの同室者が退院。いいなあ。いいなあ。いいなあ。
考えれば考えるほど、これ以上の入院生活に我慢できなくなる。
ベッドの寝心地がどうしても合わず、そうすると音やら何やら全部気になり、
ストレスになってリラックスして寝れなかったのだ。
決して悪い病院ではないのだが、やはりたくさんの人がいる以上、
足音やら点滴スタンドの音やら、様々な雑音が聞えてしまうもの。
やっぱり水曜に退院させて欲しい、とドクターに強くお願いする。
結局、入院時と同じ「安静」(及び通院)を絶対条件に、許可してもらう。
ひゃっほう。
血液検査の数値など説明してもらったが、実際、あと少しのところだったのだ。
解熱鎮痛剤は2回。

12/14(水)入院15日目にして、退院日。ちょうど2週間の入院生活でした。
朝食後、ゆっくりと荷物を片付けていると、血液検査、退院時用の薬を持った薬剤師、
精算の書類などが次々に来て、あっという間に退院できることになってしまう。
タクシーで帰宅。
さっそく布団に転がる。
ああ、やっぱり畳に布団、それも自分の布団はいいなあ。
ありがとう、布団! VIVA、布団!
しかもこの家はすっごく静かなのだ。
早速、昼間なのに2時間ほど爆睡してしまう。
夕方から偏頭痛が出てしまい、ちょっとダウン。
ま、これは元からの持病だから仕方ない。
でも自宅だから、夜中だろうが音を気にせずマッサージ器を使えるもんね。
2週間ぶりに入浴。
鏡を見たら、すっかり肉が落ちている。
足なんか、まるでモンキー・パンチ原作版のルパン三世みたいだ。
尻の上側の筋肉が落ちてしまい、引っ張る力がなくなったせいか、尻全体は肉が落ちた
と言うより、垂れてしまっている。げげげっ。
実際、床に坐ると自分自身の肉座布団がなくなっているため、骨が当たって痛い。
まあ、今はとにかく安静で治そう。筋肉を戻すのはまた後で。
謹呈本届く。
○エドモンド・ハミルトン『眠れる人の島』(創元SF文庫/2005年)
 ――ハミルトンの怪奇幻想系短篇集。嬉しいねえ。
やはり自宅でリラックスしたのか、熱があまり上がらず。
結局、この日解熱鎮痛剤を飲んだのは午前0時20分、つまりまだ病院で寝ていた時に
一回きりである。

12/15(木)朝、自分の布団で目覚めるのは、なんと気持ちのいいことか。
言われた通り安静にして、この日はただただ寝てるか読書。
トマス・グレニーアス『レイジング・アトランティス』読了。
南極の氷の下にアトランティスがあるというネタの冒険アクション、ややSF系。
SFマガジン編集部(清)氏がおっしゃってた通り、病床で読むのに丁度いい、
「気楽に読めるエンターティメント」でした。
注文していた新刊本届く。
○『都筑道夫少年小説コレクション(3)蜃気楼博士』(本の雑誌社/2005年)
○『都筑道夫少年小説コレクション(4)妖怪紳士』(本の雑誌社/2005年)
○『都筑道夫少年小説コレクション(5)未来学園』(本の雑誌社/2005年)
○『都筑道夫少年小説コレクション(6)拳銃天使』(本の雑誌社/2005年)
 ――本の雑誌社から直接購入なので代金も連載原稿料から天引き。ラクチンだ。
夜、やはり偏頭痛が少し出てしまうが、昨日ほどではない。
この日は遂に、一回も解熱鎮痛剤を服用せず。
つまり、退院してからまだ一回も飲んでいないのだ!
やっぱり退院して正解でした。

12/16(金)
古本市へ行く夢を見た(笑)。それも幾つも。
知らない古本市ばっかりで、プレハブ小屋でやってるのとか(滅茶怪しい)。
洋書中心で、古本屋のひとりがわたしを知ってて声をかけて来たりとか。
青空古本市なんだけど、会場が何箇所にも離れてるのとか。
しかも、知り合いの古本者が次々登場(笑)。
あまり欲しい古本はなかったが、一冊だけ掴んだ本が――
「森鴎外が編訳したアンソロジーでSF系作品を含む児童書」。
すっごい欲しいぞ(ねえって、そんな本)。
函付きだけど函の角が少し壊れかけてて、って辺りがやたらリアルでした。
退院はしたものの安静だから、古本市なんかもってのほか、と理性では分かってても、
無意識下では「古本市行きたい衝動」がドロドロとマグマのように煮えたぎっているのかも。
さて現実には、今日は五反田で古書即売会をやってる。
神田でもやってるけど、一枚物(掛け軸とか)の会なので、元々行ってません。
即売会へ行けるようになるのは、いつのことやら。
「ミステリマガジン」用の今年度ベスト&オールタイムベストのアンケート執筆。
今年のベストは決まっていたが、オールタイムに悩んでしまう。
なんか大事なものを忘れているような気がして。
入浴前に、恐る恐る体脂肪計付き体重計に乗る。
……うわ。
女の子かよお前、って体重になっている。
筋肉だけ落ちて相対的に体脂肪率が増える、という最悪パターンは避けられました。
というか、かえって体脂肪率落ちてるし。
まあ入院当初は絶食だったしで、脂肪もだいぶ落ちていた模様。
今日は偏頭痛は出ず。
熱も出ず、解熱鎮痛剤は今日も0回!

12/17(土)鈴木千歳編『トラの歯のネックレス』読了。
インドの児童文学作家らによるミステリ・アンソロジー。お国柄が出ててなかなか良いです。
入院中に届いたメールの整理。大部分がジャンク。やれやれ。
謹呈本届く。
○ジャン=クリストフ・グランジェ『狼の帝国』(創元推理文庫/2005年)
 ――ジャン・レノ主演映画『エンパイア オブ ザ ウルフ』の原作。
○篠田真由美『螺鈿の小箱』(東京創元社/2005年)
 ――幻想ミステリ短篇集。綺麗な本だよなあ。
○田中啓文『落下する緑』(東京創元社/2005年)
 ――鮎川哲也が絶賛した幻のデビュー作を含む本格ジャズミステリ連作集。
○永嶋恵美『一週間のしごと』(東京創元社/2005年)
 ――「ミステリ・フロンティア」から刊行の青春ミステリ。
○平谷美樹『歌詠川物語』(つり人社/2005年)
 ――小松左京賞受賞作家が書いた本格フライフィッシング小説。平谷様、多謝。
本当は今日は、わたしが会長を務める日本古典SF研究会の忘年会だが、
酒を飲める飲めない以前に外出できず、申し訳ないが欠席。
入会以来、忘年会は皆勤していたので非常に残念。
今日は少しだけ偏頭痛。
熱はやはり出ず、解熱鎮痛剤0回。

12/18(日)既に投票済みの年間SFベストのコメントを後から執筆。
特別扱いで、ほんとすいません。病人ゆえ御容赦下さい。
『都筑道夫少年小説コレクション(4)妖怪紳士』読了。療養中読書に丁度いいね。
「妖怪紳士」第二部は単行本初収録、貴重です。
今日は偏頭痛も熱も出ず(以下特記なければどちらもナシ)、解熱鎮痛剤0回。

12/19(月)だいぶ元気になってきた。
寝るか食うか読むかだけの「安静」という名の一日は、今やとても安楽である。
篠田真由美『螺鈿の小箱』読了。幻想とミステリの融合具合が非常に上手い。

12/20(火)謹呈本届く。
○Ed.by KEN ASAMATSU『INVERTED KINGDOM』(黒田藩プレス/2005年)
 ――和製クトゥルー神話アンソロジー『秘神界』英訳版第2巻。朝松様、多謝。
○小谷真理『星のカギ、魔法の小箱』(中央公論社/2005年)
 ――ファンタジー&SFガイドブック。イラストも可愛い。小谷様、多謝。
「週刊新潮」用書評執筆。ま、少しずつリハビリです。
体重は少しずつながらも着々と元通りになってきて(増えて)いる。よしよし。
久々にネットで古本検索。で、注文してしまう。
病気療養中で外出できなくても古本を買えるんだから、いい時代(笑)になったもんです。

12/21(水)退院後初の通院。
体力的に大丈夫そうなので、タクシーでなくバスを乗り継いで行きました。
久々の外出。ちょっと寒いけど、気分が変わっていいね。
血液検査後、診察。
抗体が確認され、ようやく原因が「EBウィルス」と最終的に確定される。
様々な数値はかなり良くなっている。が、まだ健康体とまでは言えず。
引き続き、酒、薬、激しい運動は控えるように、とのこと。へーい。
外出は、と訊くと、近所はいいが遠出は止めておくようにと。
近くの古本屋はいいが、遠くの古本市は駄目ってとこか(笑)。
で結局、古本屋にも寄り道せず、おとなしく帰宅。なんて偉いんだ>俺(笑)。
……本当は、薬局で薬を待ってる際に偏頭痛が出てしまったのです。
外出中の偏頭痛には参る。わたしの場合、風呂に入るなどして温めたり、
マッサージ器でほぐせば和らぐのだが、それができないのだ。
帰宅後にあわてて入浴したが手遅れで、結構強い偏頭痛でぐったり。
ダメモトで解熱鎮痛剤を飲む。気休めにしかならないのは分かってるけど。
血圧の関係で横になると痛みが増すので、うなりながら部屋の中を行ったりきたり。
動物園の動物かい>俺。
少し治まってきたところで、痛みをまぎらすためにネット少々。
今日は古本は注文しませんでした(検索はしたけど)。
『都筑道夫少年小説コレクション(5)未来学園』読了。
都筑作品はSFであっても、ミステリのコードで書かれているなあ。

12/22(木)あらら、体重がちょっと逆戻って(減って)しまった。
昨日、外出したり偏頭痛が出たりとかで体力を使ったからか。
安静なので重い本の箱を動かすなどもってのほかだが、箱の山の一番上に「乱歩」
というのが見えたので(笑)、脚立に乗って開けました。
江戸川乱歩『パノラマ島奇談』(講談社・江戸川乱歩推理文庫)読了。
とってもイヤラシくって、乱歩はやっぱりいいねえ。
謹呈本届く。
○平谷美樹『時間よ止まれ』(ハルキ文庫/2005年)
 ――SFショートショート集。その他ハルキ文庫新刊5冊。

12/23(金)ドクターに言われた通り遠出は避け、神田の古書即売会はまだ自粛。
すごーく行きたいけど(笑)。
その代わり、買出しついでに、遂に!近所の古本屋へ。
古本だ、古本だ! ほとんどひと月ぶりの古本屋なので、ちょっとどきどき。
○アレクサンドル・デュマ『くるみ割り人形』(東京音楽社/1991年)
 ――ホフマン作品の翻案だが、バレエはこのデュマ版の方に基づいているらしい。
うーむ、知らなかった。こんな邦訳が出てることも知らなかったし。
久々の古本買いとしては、ま、こんなところでしょうかね。
ネット注文の古本も届く。今日は古本三昧である。
○アルプ・クマル・ダッタ『盲目の目撃者』(佑学社/1987年)
 ――インドのジュヴナイル長篇ミステリ。版元が倒産しており、絶版。
ちなみに12/7読了の甲賀三郎『盲目の目撃者』とは全くの無関係です。
○ベルヌ『悪魔の発明』(少年少女講談社文庫/1972年)
 ――名は「〜文庫」だけどハードカバー。わたしが小学生の頃の本であります。
ジョン・ディクスン・カー『猫と鼠の殺人』読了。
これも箱の山の一番上にあった「文庫」という箱から発掘。
よく考えると、カー読むのって一体何年ぶりだろう?
ホームズ関係を除くと、最低十年以上じゃないか。
割と読み易かったが、ミステリ的にはまあまあというところ。
夜、偏頭痛が出てしまい、8時頃から12時頃まで全く使い物にならず。ううう。

12/24(土)高円寺の古書即売会も自粛。よって退院後初の古本市は年明けに。
今日はクリスマスイヴ。なのに自宅療養。……ま、入院中よりは百倍マシか。
アルプ・クマル・ダッタ『盲目の目撃者』読了。甲賀三郎とは無関係(しつこいって)。
でも同じ月に二種類の『盲目の目撃者』を読んだのは、わたしぐらいじゃなかろか。
謹呈本届く。
○P・G・ウッドハウス『エムズワース卿の受難録』(文藝春秋社/2005年)
 ――ウッドハウスだ、ウッドハウスだ、わーい。英国ユーモア小説の大家です。
これは嬉しいクリスマスプレゼントだ。ウッドハウス風ホームズパロディも収録。
オールタイムベストSF選定。やっぱオールタイムベストは難しい。
どうしても、何か大事なものを忘れているような気がしてしまう。
何はともあれ、今年のベスト選びもこれでひと段落。

12/25(日)メリークリスマス。なのに自宅療養(以下略)。
山田正紀『流氷民族』読了。これも「文庫」箱から発掘。
体重は一進一退。三食しっかり食って、間食もして、寝てるか本読んでるだけなのに。
まだ身体を治すのにエネルギーがつかわれてるってことか。がんばれ肝細胞。
偏頭痛がかなりヤバめに出かけていたが、対処法を覚えたのでなんとかやり過ごす。

12/26(月)
体温がだいぶ落ち着いてきた。上がってもせいぜい36度台後半。
当初の40度とか、入院後半の平熱が37度で一日数回38度を超えるとか、
そういう時期に比べると隔世の感がある。
とはいえ、36度台後半ってのは「微熱」だから、それもなくならないと
「完治」してないってことですな。
近所の郵便局へ。ネット古本代金の振込み。
ついでに古本屋を覗くが、さすがにそうそう買いたい本は増えてない。
P・G・ウッドハウス『エムズワース卿の受難録』読了。英国ユーモア小説はやはりよいですな。
他の(持ってる)作品も読みたいが、どこにあることやら。タメイキ。

12/27(火)
わたしが「のたれ死んでないか確認」しに友人が来る。要するに見舞い。
「安静」ゆえ殆ど家に籠ってるので、来客は気分が変わって有り難い。
でも結局、自分たちを含めて病気話ばかり(笑)。
ネット古本届く。
○ドン&リンダ・ペンドルトン『生命の目覚めるとき』(太陽出版/1999年)
 ――「マック・ボラン」シリーズ(創元推理文庫他)の作者と夫人による精神世界本。
こんなの書いてたのね。

12/28(水)図書館へ。入院前から借りっぱなしだった資料を返却。
すんません、返したくても返しに行けなかったんです。
ついでに古本屋。
○水谷準『奥様お耳をどうぞ』(あまとりあ社/1955年)
 ――カミのルーフォック・オルメス物の最も長い作品「処女華受難」収録。
古本らしい古本を買えて、ちょっと嬉しい。
帰宅すると謹呈本届く。
○コリン・ウィルソン『迷宮の神』(東京創元社/2006年)
 ――もう奥付が来年ですな。サンリオSF文庫から出てた作品の改訳版。
○ブライアン・ラムレイ『地を穿つ魔』(創元推理文庫/2006年)
 ――オカルト探偵タイタス・クロウ活躍の、クトゥルー神話系長篇。
サックス・ローマー『怪人フー・マンチュー』読了。
90年以上前に発表された作品だが、これが意外と面白いではないか。
続きも訳してくれないものだろうか。

12/29(木)世間様ではコミケなるものが開催されてる(明日まで)。
……あんまり「世間様」じゃないか(笑)。
K下S蔵さんとか、さぞや大忙しであろう。お疲れ様であります。
ネット注文の古本届く。
○『体――ガリバーびっくり旅行』(予防健康出版社/発行年不明)
 ――ああっ、これは失敗!表紙と題名から、ガリバーが人体に入っていく小説形態と
思ったら、本文にはガリバーは全く登場せず、ただの一般向け医学解説書。あーあ。
せっかくなので「肝臓」の項だけ斜め読みするが、今のわたしの状態に役立つことは
あまり書かれておりませんでした。
夕方、偏頭痛。対処したものの、痛みで数時間ダメダメ。

12/30(金)週末だが流石にもう古書即売会はない。あっても行けないけど。
ジャン=クリストフ・グランジェ『狼の帝国』読了。
予想以上に、いやかなり面白く読めた。さすがは『クリムゾン・リバー』の作者。
まさかこんな結末を迎えるとは、予想もできませんでした。
近所の古本屋へ。絶版でずっと探してた本が見つかる。とても嬉しい。
○フランソワ・リヴィエール&ガブリエル・ウィトコップ『グラン=ギニョル 恐怖の劇場』(未来社/1989年)
 ――世紀末パリ発祥の恐怖劇。フランスだけど19世紀末資料。

12/31(土)大晦日。
高木彬光『人形はなぜ殺される』読了。
真相はいいセンまで分かったけど、完璧ではありませんでした。オシイっ。
最後の謎解きには、思わず唸りました。不朽の名作だけのことはある。敬服。
「2005ミステリーベスト10」掲載の「週刊文春」、ようやく到着。
住所変更が発送担当に伝わってなかったらしい。ぎりぎり年末に届きました。
吉祥寺へ。入院以来初めての、電車に乗ってのお出かけである。
へぎそばをたぐる。美味。
西荻窪のいきつけの欧風レストランへ顔を出し、挨拶。
ネット注文の古本届く。
○樋口麗陽『第二次世界大戦未来記』(大明堂/大正10年)
 ――「新青年」連載の古典SF。『日米戦争未来記』の続篇。
正篇は某古書店で売ってるのを知ってるんだけど、桁違いに高いんだよなあ。
……年末になって、ようやく「古本的日常」らしくなってきましたな(笑)。
それではみなさん、よいお年を。

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11/1(火)グレッグ・ルッカ『耽溺者(ジャンキー)』読了。
ボディガード・アティカス物の番外篇で、女探偵が主人公。
わたしは普通、シリーズ物は概ね一作目から通して読む方だが、
番外篇ということでいきなり読んでみた。ハードボイルドは久し振り。
作品傾向からして『IN・POCKET』のベストテンに入りそうだ。

11/2(水)新宿へ。最近映画館へ足を運んでないので、えいやでハシゴする。
まず『ヴェニスの商人』を朝イチで鑑賞……しようと思ったら満席!
仕方なく次の回のチケットを購入し、時間までベンチで読書。
説明の要もない、シェイクスピアの古典の映画化。
シャイロックを演じたアル・パチーノが予想以上に素晴らしい!
終演後急いで移動し、今度は『チャーリーとチョコレート工場』鑑賞。
それにしても、なんちゅう組み合わせだ(笑)。
映像もストーリーも存分に楽しめた。でもサイコネタとか2001年ネタとか、
わたしは観るなり噴き出してたけど、若い人は全然判ってなかった模様。
帰宅すると本が色々と届いている。
○コナン・ドイル『ポールスター号の船長(下)』(エミルオン/2005年)
 ――百部限定のドイル全集最新刊。発刊から一年間で着々と第7巻。
○西澤保彦『フェティッシュ』(集英社/2005年)
 ――謹呈本。西澤保彦最新長篇。集英社様&西澤様、多謝。
ジャック・リッチー『クライム・マシン』読了。最高。短篇好きの諸兄には絶対お奨め。
わたしは今年のベストに、まず確実に入れます。

11/3(木)adidasのセールへ。シューズと腕時計を購入。
ネット注文の新刊届く。
○高木彬光『悪魔の口笛』(ポプラポケット文庫/2005年)
○横溝正史『仮面城』(ポプラポケット文庫/2005年)
 ――新創刊の児童向け文庫。『悪魔の口笛』が新刊で買える日が来るとは!
でも表題作のみなので、短篇併録の旧版の価値は余り下がらないでしょう。
○諸星大二郎『諸怪志異(四)燕見鬼』(双葉社/2005年)
 ――待望の諸怪志異、6年振りの最新巻!

11/4(金)神田の古書即売会へ。……買う物ナシ。
M氏向けの雑誌を見つけたのみ。会場でそのままお渡しする。
古本者諸兄とお茶。その後古本街を流し見するがやはり無収穫。
ウォーキングがてら徒歩で飯田橋へ。ブックスサカイ深夜+1で新刊。
○アヴラム・デイヴィッドスン『どんがらがん』(河出書房新社/2005年)
 ――奇想コレクション最新刊。殊能将之編の傑作短篇集。
この作家の邦訳はこれ以前に一冊きりしかないので非常に嬉しい。
○ロバート・J・ソウヤー『ハイブリッド―新種―』(ハヤカワ文庫SF/2005年)
 ――シリーズ第3作にして完結編。どう展開するのか楽しみ楽しみ。
○諸星大二郎『妖怪ハンター 魔障ヶ岳』(講談社/2005年)
 ――諸星大二郎の単行本が立て続けに出るとは!ファン狂喜乱舞である。
……うーむ、どうもこのところ「古本的日常」というより「新刊的日常」である。
明日に期待をかけよう。
ポール・アルテ『カーテンの陰の死』読了。
うーん、去年の『赤い霧』は好みだったんだがなあ。

11/5(土)高円寺の古書即売会へ。……やっぱり買うものナシ。
もうダメダメである。古本者の諸兄とお茶。
その後高円寺の古本屋を流し見するがそれでも無収穫。
「買う古本がどうしても見つからない時のためにとっとこう」と考えていた古本を
遂に買おうと、近所の古本屋へ。ところが行ってみると売れてしまっている!がーん。
古本は一期一会。見かけた時に買わないといけません。
それにしても、古本の神に完全に見放されております。
で、これまたやっぱり帰路に新刊。
○ブライアン・フリーマントル『シャーロック・ホームズの息子〔上・下〕』(新潮文庫/2005年)
 ――スパイ小説の名手が描くホームズ・パスティーシュ。仕上がりは如何でしょうか。
新刊見本届く。
○シオドア・スタージョン『一角獣・多角獣』(早川書房/2005年)
 ――コレクター垂涎の書が新装版で復活。異色作家短篇集を未読の方はこの機会に是非。
この巻はわたくしが解説を担当しました。スタージョン好き冥利に尽きます。

11/6(日)古本屋でも即売会でも古本屋が買えないので、ネット古本を注文してしまう。
謹呈本届く。
○パトリック・クェンティン『悪女パズル』(扶桑社ミステリー/2005年)
 ――クェンティン未訳の長篇!これは読まねば。
○F・P・ウィルスン『始末屋ジャック 幽霊屋敷の秘密〔上・下〕』(扶桑社ミステリー/2005年)
 ――伝奇アクション「始末屋ジャック」シリーズ最新刊。
○アーヴィング・ウォーレス『聖母マリア再臨の日〔上・下〕』(扶桑社ミステリー/2005年)
 ――ルルドの奇蹟が再び起こる、という歴史サスペンス。
○『スリランカで亡くなった米澤園子の『思い出と野鳥写真』集』(非売品/2005年)
 ――スマトラ沖地震の津波で亡くなったアマチュア写真家の遺作集。

11/7(月)町井登志夫『血液魚雷』読了。現代版『ミクロの決死圏』。
「このミス大賞」最終候補作の改稿版であります。

11/8(火)目白の整体へ。ほぐされる。
ついでに途中下車して高田馬場BIGBOX古本市へ行くが、それでも収穫ナシ。
全くもって、ダメダメである。
「週刊文春」ミステリーベストのアンケート用紙届く。
今年ももう、そんな季節である。

11/9(水)吉祥寺の古本屋を覗くが、無収穫。そうだろうと思ってたけど。
「SFが読みたい!2006年版」のアンケート用紙も届く。
ほんと、そういう季節になってしまった。
所要で新宿へ。購書衝動を収めるため(笑)新刊。
○三橋一夫『腹話術師』(出版芸術社/2005年)
 ――「三橋一夫ふしぎ小説集成」1巻。初収録作もあるので嬉しいぞ。

11/10(木)パトリック・クェンティン『悪女パズル』読了。
60年前の作品ゆえのレトロ感がいい味を出している。よくぞ訳してくれました。

11/11(金)神田の古書即売会へ。……まだダメ。無収穫。
古本者の諸兄とお茶。M氏から本を譲って頂く。久々(2週間ぶり!)の古本購入なり。
○ジョン・クリストファー『異世界からの生還』(学研/1979年)
 ――ずっと探してたジュヴナイルSF。同じ叢書から刊行の「三本足」シリーズは
映画化の関係でハヤカワから新訳が出たが、こちらは単発物でこれでしか読めない。
解散後、また徒歩で(というか殆ど走って)飯田橋へ。
ブックスサカイ深夜+1で新刊。
○蜂巣敦『「八つ墓村」は実在する』(ミリオン出版/2005年)
 ――「津山三十人殺し」など『八つ墓村』にまつわる探訪記。読了。
「週刊新潮」書評執筆。

11/12(土)高円寺の古書即売会へ。遂に一冊購入!でも久々でこれかい(笑)。
○横山正男『洋食の食べ方と洋服の着方』(満州日日新聞社印刷/大正14年)
 ――パンをちぎってスープに入れて飲んではいけないとか。満州のホテル支配人の著。
古本者の諸兄とお茶。
森本藤夫『科学物語 ピコちゃんの冒険』読了。人体の科学を学ぶ空想物語。
表紙がヘンテコな割に、物語は破天荒さにやや欠けるのが残念。
「本の雑誌」連載コラム「北原バカ本道」執筆。

11/13(日)新城カズマ『サマー/タイム/トラベラー1』読了。

11/14(月)新城カズマ『サマー/タイム/トラベラー2』読了。
青春SF。今若い人にも、昔SF少年だった人にも。

11/15(火)ここのところ体調がイマイチなので、元気を出そうと焼肉屋へ。
……食い過ぎて腹がパンパンである。

11/16(水)ジョージ・R・R・マーティン『タフの方舟2 天の果実』読了。
これは絶品でございますな。今年のベストSF入りは確実でございましょう。
謹呈本届く。
○レイ・ブラッドベリ『黄泉からの旅人』(文藝春秋/2005年)
 ――ブラッドベリのミステリ長篇三部作の第2部の復刊。これで三作揃った。

11/17(木)ロバート・J・ソウヤー『ハイブリッド―新種―』読了。
三部作の完結篇。ソウヤーはやっぱり見事なストーリテラーである。

11/18(金)五反田の古書即売会は多忙のためパス。

11/19(土)何故多忙かというと……いきなり、引越しすることになってしまったのだ!
友人二人が手伝いに来てくれて、ひたすら本を箱詰め。
しかしわたしの蔵書は約一万八千冊(推定)。果たしていつ終わるのか?

11/20(日)箱詰め続き。――いつまでたっても終わらない……。

11/21(月)結局徹夜。本は無理矢理詰め終わったが、それ以外が詰め終わらない
うちに引越し屋が来てしまう。
引越し屋の手も借りて、残りをぼんぼん箱へ突っ込む。
ああ、あとで絶対にありかの分からない物が出て来る……。
大型トラック二台でも積みきれず、往復。
それにあわせて、わたしも往復。死にそう。
全ての荷物を降ろし終わったのは、もう夕方。
買ってきた弁当で夕食を済ませ、箱の山の間で泥のように眠る。

11/22(火)生活用品の箱から開けるが、案の定、行方不明多数。
本の箱なぞ一つも開けないうちに、早速新居へ本が届く。
○『冷凍死体、出動せよ/GO!GO!ニキビ大作戦』(中学一年コース1968年10月号付録)
 ――ネット注文の古本。転居が決まって、慌てて新住所を連絡したのである。
前者がSFだと思ったら中尾明の実録スパイ物だった。後者はユーモア小説。
○鈴木千歳編『トラの歯のネックレス』(ぬぷん/1998年)
 ――同。児童向けインドミステリ短篇集!MYSCONでその存在を知り、
最近古本者S氏が入手したというので探したら見つかりました。
○クリス・ウッディング『ポイズン〔上・下〕』(東京創元社/2005年)
 ――ヤングアダルト向けファンタジイ。この作者の前作はわたしが解説を書いております。

11/23(水)諸々の住所変更などしようと思っていたのだが、休日でした。
それでも一日中雑用に追われる。

11/24(木)本部屋の本棚のレイアウトが、ようやく決定する。まるでパズル。
……つまり、本の箱はまだ全く開いていないままなのです。
トイレで水漏れするので、工事屋に来てもらう。やれやれ。

11/25(金)未開封の本の箱を横目に、気分転換で二週ぶりで古書即売会へ。
(22日到着の古本は転居前の注文だったので。)
果たして古本購入スイッチは入るでしょうか?
○甲賀三郎『盲目の目撃者』(春陽堂・日本小説文庫/昭和7年)
 ――入りました(笑)。古ーい探偵小説。「山荘の殺人事件」も収録。
○『絵話法典 日本イソップ』(少女倶楽部 昭和3年新年号付録)
 ――佐藤紅緑・小酒井不木・水谷まさる・サトウハチローなど超豪華執筆陣。
挿画も竹久夢二・須藤しげる・武井武雄など。こりゃ拾い物だ。
……ま、リハビリとしては、こんなもんでしょう。
古本者の諸兄とお茶。
ジョギングで神保町から飯田橋へ。ブックスサカイ深夜+1で新刊。
よく考えたら、新刊購入も2週間ぶりだね。
○長山靖生『千里眼事件』(平凡社新書/2005年)
 ――百年前の有名なオカルト事件の顛末記。『リング』のモデルになったやつです。
歩いて五分のところに温泉があることに気付き、夜、行ってみる。
……癖になりそう。

11/26(土)(入院4日前)
高田馬場へ。星敬氏の依頼で作家養成講座のゲスト講師務める。
ネットが繋げていないため、TRICK+TRAPで二階堂黎人氏のサイン会が
あることを直前に知り、慌てて行くが終わった後だった。残念無念。
どうも風邪っぽいので、シャーロッキアンの集まりがあったが、パス。
(↑これが風邪などではなかった訳であります。)

11/27(日)(入院3日前)
40度近い高熱。タクシーで休日診療の病院へ。
普通の問診表以外に「最近、台湾・香港・北京などに行きましたか」等の質問表を渡される。
あまりに高熱のため鳥インフルエンザの可能性が疑われたらしい(苦笑)。
鳥じゃない普通のインフルエンザでも厭なので検査したところ、違っていた。ホッ。
でもまだまだ熱が続いて寝込む。

11/28(月)(入院2日前)
今日は新宿西口地下古本市の初日――だが、それどこじゃないわい。
病床で「週刊文春」ミステリ年間ベストアンケート執筆。ふう。

11/29(火)(入院前日)
病床で長山靖生『千里眼事件』読了。うむ、勉強になった。
病床で「週刊新潮」書評執筆。がんばってるぞ>俺。
高熱がいつまでも続くため、おかしいなと思って病院で血液検査&尿検査。
……ウィルス性の肝機能障害でしょうと言われる。がーん。大病院への紹介状もらう。
入院か否か微妙な線だと言われる。うわーん。

11/30(水)アサイチで紹介状を持って大病院へ。
診察&血液検査。昨日より数値が悪くなってると言われる。
即入院確定。うわわわーん。
かくして「入院患者」になってしまいました。
(と、一応シャーロッキアンしておく。)
早速、点滴を繋がれる。 
部屋から出る時は車イスに乗らないといけない「安静」だと言われる。
そんなに悪いのか>俺。
この日は絶食。全身の筋肉が激しく収縮していて、胃もぎゅっと締め付けられた状態の
ままのため、どっちにしてもモノはほとんど食えそうもない。
肝機能障害の原因は、ウィルス性の可能性が一番高いものの、一応「不明」。
薬物は肝臓に負担を与えるので、常用薬は全て禁止。
愛用の偏頭痛薬ゾーミッグも。
案の定、偏頭痛が出てしまうが弱めの痛み止め(ピリナジン)を、しかも6時間おきに
しかくれないので、頭は常に痛いまま。どうするの>これ。

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10/1(土)早稲田の青空古本市へ。青空古本市の季節、秋なのにカンカン照りで暑い。
会場の穴八幡は雨だと滅茶苦茶ぬかるむので、雨天よりは百倍マシだけど。
○C・S・ルイス『天国と地獄の離婚』(みくに書店・KGK新書/1966年)
 ――『ナルニア国物語』の作者の宗教的幻想小説。割と珍しい本らしい。
○山中峯太郎『実録アジアの曙』(二見書房/1964年)
 ――カバ欠本は持ってたが、カバ付、TV化帯付なので。
○『ワールドミステリーツアー13【イギリス篇】』(同朋舎/1998年)
 ――ヴィクトリアン・英国関連資料。
古本者の諸兄と早大のカフェテラスでお茶。風は気持ちいいけど、蚊がね。
気が付くと、暑いせいかまだセミが鳴いてる。
解散後、高田馬場まで歩いて早稲田古本街を流し見するが、買う物ナシ。
古本市で千円以上買うともらえる「一割引券」が折角あったんだけどね。
帰宅すると謹呈本届く。
○桜庭一樹『少女には向かない職業』(東京創元社/2005年)
 ――人気ライトノベル作家による一般向けミステリ。
○ジェレミー・ドロンフィールド『サルバドールの復活』(創元推理文庫・非売品/2005年)
 ――『飛蝗の農場』の作者。これまた上下合本のプルーフコピー。見本づいてるね。
○雨宮雨彦『石の海航海記』(鳥影社/2005年)
 ――SFマガジン編集部からの転送。同誌連載で雨宮氏を紹介したことがあるため、
新刊を送ってくれたものらしい。雨宮様、多謝。魔女と少年との物語。
ネット注文の本も届く。
○天城一/日下三蔵編『島崎警部のアリバイ事件簿』(日本評論社/2005年)
 ――天城一傑作集第2弾。鉄道ミステリ全短篇収録の、超貴重な一冊。
○萩尾望都『バルバラ異界(4)』(小学館/2005年)
 ――最新SF長篇コミック、遂に完結! 1巻から読み返そう。
フィリップ・ベッソン『ぼくは死んでいる』読了。ミステリの器から出たし、
一人の男の死を巡る物語ではあるが、これは文学作品として評価すべきだろう。
デイヴィッド・イーリイ『大尉のいのしし狩り』読了。
不気味さがたまらない異色短篇集。

10/2(日)『小説エマ2』解説ゲラ校正。
外出ついでに近所の古本屋を覗くが、買う物ナシ。

10/3(月)「週刊新潮」用書評執筆。
桜庭一樹『少女には向かない職業』読了。
大人向けレーベルから出てるが、基本的には青春ミステリですね。

10/4(火)プールでひと泳ぎ。午前9時台に行ったら流石に混んでないが、
がらがらというほどでもなかった。ノルマ+α泳ぐ。
「SFマガジン」用の映画『乱歩地獄』紹介記事執筆。

10/5(水)「SFマガジン」用の映画『乱歩地獄』紹介記事執筆続き。
近所の整体。ほぐされる。
丸本宏『巨人平成御伽草子』読了。巨人が炎上してインターネットプロ野球が誕生する
話を書いた作者と如来様が問答する。……奇書以外の何物でもありません。
謹呈本届く。
○吉岡平『シャルロット・リーグ2 月の夜は蝙蝠と翔べ』(ファミ通文庫/2005年)
 ――広義のホームズパロディ。旧作「暗殺者(マーダラー)のヒモ」も同時収録。
○響堂新『白魔の湖』(角川春樹事務所/2005年)
 ――南極で未知なる怪物が惨劇を引き起こす。『ウルトラQ』系の冒険サスペンス。
神楽坂へ。月一の本好き会合に参加。
ついでに飯田橋のブックスサカイ深夜+1で新刊。
○『国枝史郎探偵小説全集』(作品社/2005年)
 ――喜国雅彦氏から「あれ限定千部だよ」と聞いて、慌てて購入。
○ジーン・ウルフ『独裁者の城塞』(ハヤカワ文庫SF/1998年・2005年2刷)
 ――復刊。「新しい太陽の書」は、この第四巻だけ欠けてたのだ。
○村枝賢一『仮面ライダーSPIRITS(8)』(講談社/2005年)
 ――ライダー世代ゆえ買い続けているシリーズ最新刊。
○青池保子『エロイカより愛をこめて(32)』(秋田書店/2005年)
 ――シリーズ最新刊。少し前に一度予告が出てたが、刊行が延びてた模様。

10/6(木)池袋西口公園古本市だがパス。
謹呈本届く。
○井上朝廣『パンゲニア〔第2巻〕』(文芸社/1999年)
 ――自費出版SF。1巻は持っており読了済み。井上様、多謝。

10/7(金)神田の古書即売会へ。
○E・ハミルトン『地球最後の都市』(中学二年コース1964年11月号付録)
 ――ハミルトンが一冊増えた……と思ったら、ダブってしまいましたっ!
井上朝廣『パンゲニア〔第2巻〕』読了。SF性は1巻の方が濃い。
船山馨『白鳥は悲しからずや』読了。バレエ物の少女小説。
謹呈本届く。
○ジェレミー・ドロンフィールド『サルバドールの復活〔上・下〕』(創元推理文庫/2005年)
 ――先日プルーフコピーをもらった本の本物。
夜、飯田橋へ。東京創元社のパーティに出席。作家率が高く、混雑しているため、
挨拶し損なった方がいらしたらごめんなさい。
二次会はお茶しながら雑談。三次会のカラオケは終電までお邪魔しようと思っていたら、
移動するというので断念。お先に失礼する。
パーティでお会いした日下三蔵氏に本を譲って頂く。
○高木彬光『骸骨島』(神月堂/2002年)
 ――貴重な高木彬光の児童向け探偵小説の復刻版で、既に売り切れ。
日下氏が帯違いで複数購入していたものを、お願いして譲ってもらった。
日下様、ありがとうございました。
パーティの御土産でも本を戴く。
○『ミステリーズ 13号』(東京創元社/2005年)
 ――ミステリーズ!新人賞受賞作掲載。高井忍様、おめでとうございます。
表紙裏のイラスト「シャーロック・ホームズ変奏曲」は喜国雅彦氏。
毎回違う作家がホームズを描くシリーズだが、実は今回ホームズは描かれてない。
……見てすぐに分かった方は、立派なシャーロッキアンです。

10/8(土)高円寺の古書即売会へ。
○清水正二郎『模範女学校―めりけん娘探訪記―』(三笠図書販売/1962年)
 ――FBI内田君シリーズまた一冊! 彩古氏が見つけてくれました。多謝!
○眞継雲山『迷悟問答 佛説綺譚』(興風書院/1941年)
 ――仏様と対話して地獄へ行ったり極楽へ行ったり。この人の本、5冊目(笑)。
○河内桃子監修『アンデルセン味の百科 第一巻 ペストリー』(タカキベーカリー/1971年)
 ――パン屋発行の豆本。表紙折り返しに小松左京が一文を寄せているぞ。
古本者の諸兄とお茶して帰宅。

10/9(日)「本の雑誌」連載コラム「北原バカ本道」執筆。
外出ついでに近所の古本屋をのぞくが買う物ナシ。

10/10(月)雨模様の中、図書館へ。ついでに輸入食材屋へ。
ついでのついでに(笑)古本屋をハシゴするが、買う物まるでナシ。

10/11(火)近所の古本屋へ。実は古本屋で古本を買うのは久々だ(笑)。
遡れば9/23以来か。9/28に買ってるって? あれは模型屋(笑)。
○梅田晴夫『みゆき』(宝文館/1953年)
○梅田晴夫『みゆき 第2部』(宝文館/1954年)
 ――百円均一棚に店晒しになっててずっと気になってたのだが、ふとネットで調べたら
某古書店などでは二冊でウン千円付いていたので、つい。……いかん買い方だなあ。
ラジオドラマを小説化したもの。配役表を見ると「学生小島=小池朝雄」

10/12(水)近所の整体へ。ついでに古本屋
○中島信一『盆栽入門』(昭文社・ミニミニカラー文庫/1979年)
 ――中身はミニミニカラー文庫だが表紙にはどこにもその表記がなく、裏表紙には
「上野松坂屋」のロゴとマークが。盆栽市の類のために表紙をかけ換えて用意したもの
であろう。盆栽購入者に配布したのか。文庫資料。でも盆栽の本をどうするんだ>俺?
佐治芳彦『創世記「竹内文書」傳2』読了。超古代ファンタジイがスペオペに。奇書。
佐治芳彦『創世記「竹内文書」傳3』読了。えらく中途半端なところで終わるなあ。
「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」最終回執筆。

10/13(木)「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」最終回完成。
苦節6年、ようやく終わりましたっ!
でも某社から単行本化の予定なので、この先にはまだ大変な追加作業が……。

10/14(金)神田の古書即売会へ。
○都筑道夫編『魔女の誕生』(新人物往来社/1970年)
 ――日本初のヒロイックファンタジイ傑作選。でもダブリ本です。

10/15(土)推理作家協会の土曜サロンだが所要で欠席。
ネット注文の古本届く。
○光瀬龍『夕映え作戦〔前・後〕』(中二時代1966年5・6月号付録)
 ――ジュヴナイルSFの傑作『夕ばえ作戦』の初出。文庫資料。
謹呈本も届く。
○実吉達郎『中国の鬼神』(新紀元社/2005年)
 ――中国の神話世界ガイドブック。実吉様、ありがとうございます。

10/16(日)外出中に地震。帰宅してみると思ったよりも本が崩れていた。ううむ。
シオドア・スタージョン『一角獣・多角獣』再読了。
新版『一角獣・多角獣』解説、朝まで執筆。

10/17(月)一日雨模様。
『一角獣・多角獣』解説完成。
「週刊新潮」用書評執筆。

10/18(火)『一角獣・多角獣』解説ゲラが早くも届く。校正。深夜に戻す。
謹呈本届く。
○レイ・ブラッドベリ『死ぬときはひとりぼっち』(文藝春秋/2005年)
 ――ブラッドベリのミステリ長篇三部作の第1部の復刊。

10/19(水)地震。書庫の一番奥、第三通路にいたので慌てて出て来る。
入り口近くで最も崩れ易い山を押さえる。おかげで被害は小雪崩ひとつのみ。
それにしても、ここのところ地震が多いよなあ。
拙文「ブラッドベリは健在なり」掲載の「本の話」11月号届く。

10/20(木)謹呈本届く。
○チャールズ・シェフィールド『マッカンドルー航宙記 太陽レンズの彼方へ』(創元SF文庫/2005年)
 ――傑作宇宙ハードSF、待望久しい続篇!
歌野晶午『女王様と私』読了。超変化球だが見事ストライク!なミステリ。

10/21(金)五反田の古書即売会へ。……買う物ナシ。
付録本があったとM氏に言われて慌てて二階へ上がるが、既にS氏やK氏が買い漁った
後だったとのことで、ペンペン草も生えていませんでした。
神田の古書会館へも。こちらは今日は洋古書市。ミステリ関係がまとまって出ていて、
ドイル&ホームズ関係もそこそこあったのだが、ほぼ持っている本ばかり。
一旦帰宅。夕刻、浜松町へ。早川惠美子・博子バレエスタジオ公演鑑賞。
早川惠美子氏の還暦記念作品「ファンタジア」がとても楽しい。

10/22(土)高円寺の古書即売会へ。……買う物見つからず。
会場を出て、古本者の諸兄とお茶。
解散後、昨日も買ってないしな、と未練たらしく即売会場へ戻って流し見。
で、ようやく一冊発見。
○山本三郎『詩劇 白夜』(櫻木書房/1941年)
 ――後半の「戯曲浦島太郎」は、漂着した南洋民を帰国させるため太郎が南洋へ
行く、という話。刊行の時節がら、皇国日本を讃える内容となっている。
精算時、帳場に丁度この本を出品した古本屋さんがおり、「これ、俺いくら付けて
いいかさっぱり分からなかったんだよね」とおっしゃる。さもありなん。
帰宅後ネットで調べたが、某古書店で十倍以上の値段で売っているのを見つけた以外
この本についても作者についても全く不明。御存知の方、乞御教示。
謹呈本届く。
○イ・ヨンド『ドラゴンラージャ1 宿怨』(岩崎書店/2005年)
 ――おお韓国発のファンタジイ! 非常に嬉しいが、版元に知り合いはいない気が。
わたしがアジアンSF&幻想小説が好きだと知っててわざわざ送ってくれたのだろうか。

10/23(日)有川浩『空の中』読了。怪獣物の青春小説。すごくイイです。

10/24(月)夜、駅前を通ったらアーケードが封鎖され、
建物から煙が上がっている。火事である!
消火活動は行われていたが、煙がどんどん酷くなり、迂回して歩いたのに
燻されて自分が焦げ臭くなる。
あとで振り返ってみたら、かなり激しい炎が上がっている!
ああ驚いた。
本だらけの生活をする身として、火事は本当に怖いです。

10/25(火)午前中に駅前へ行ったら、まだアーケードが封鎖されて、
消防と警察が現場検証していた。死傷者はなかったらしい。良かった良かった。
でも、まだ辺りが焦げ臭い。
「SFマガジン」12月号届く。「SF奇書天外」最終回掲載。ちょっと感無量。
ネット注文の古本も届く。
○中島河太郎編『推理小説傑作集』(高校時代1959年7月号付録)
 ――ドイル「唇のねじれた男」収録。挿画は岩井泰三。クイーンとルブランも収録。
解説でホームズの短篇は57篇とある。「指名手配の男」をカウントしちゃってます。
謹呈本も届く。
○ウォーレス&クーパー『キング・コング』(創元推理文庫/2005年)
 ――『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクスン監督による再々映画化に
あわせての再刊。石上三登志訳なので、元版は奇想天外社版。
東野圭吾『容疑者Xの献身』読了。傑作!今年のベストテン入り間違いナシ。

10/26(水)エンターブレインより本届く。
○久美沙織『小説エマ2』(ファミ通文庫/2005年)
 ――人気コミック小説版。わたくしが解説を書いております。
○森薫・村上リコ『エマ・アニメーションガイドVol.1』(エンターブレイン/2005年)
 ――アニメ版のガイドブック。ヴィクトリアン者には楽しい一冊。

10/27(木)謹呈本届く。
○大森望『現代SF1500冊 回天編1996-2005』(太田出版/2005年)
 ――怒涛のSF時評集第2弾。SF者必読。大森様、太田出版様、多謝。

10/28(金)神田へ。青空古本市。……全く収穫ナシ。
すれ違ったM氏に「あそこの古本屋の二階は見ておいた方がいいですよと言われ、
覗いた店でようやく一冊。
○『探偵全集』(小学五年生1962年7月号付録)
 ――探偵入門。ドイル「くちびるのねじれた男」の超短縮版(3頁!)も収録。
「モルグ街の殺人」も犯人当てクイズになってる。これをクイズにしたらいかんだろ。
巻末に野球漫画「尾崎投手物語」併録。東映フライヤーズの選手であります。
古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』読了。迫力のイヌ小説。系図が欲しかったなあ。

10/29(土)今日も神田へ。午後から雨模様だが人出は多い。
古本屋へは寄らず、古典SF研究会の例会に出席。

10/30(日)近所の書店で新刊。
○ジャック・リッチー『クライム・マシン』(晶文社/2005年)
 ――ヒッチコックアンソロジーでお馴染み作家の傑作短篇集。嬉しいよう。
○野田隆『にっぽんローカル鉄道の旅』(平凡社新書/2005年)
 ――日本全国のローカル鉄道を紹介。読了。

10/31(月)「週刊新潮」用書評執筆。

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9/1(木)松本熱『星の王子さま』読了。台本だが原作と違ってジュリエットとか
ダルタニアンとかチェシャ猫とかブッダとキリストとか登場して滅茶苦茶。
文藝春秋社のPR誌『本の話』向けに、レイ・ブラッドベリに関する原稿を執筆。
何か買いたくて行きつけの古本屋へ。お茶をご馳走になるが、買うものがない。
夜、外出ついでに新刊書店を覗くが、欲しい本がない。今日はそういう日なのだな。
……明日古本市へ行くんだから我慢しろってことか。

9/2(金)神田の古書即売会へ。
○『検視の実務』(埼玉県警察本部刑事部捜査第一課/1984年)
 ――いいのかこんなの流出して。変死体のカラー写真入ってるし。でも貴重な資料。
○松沢保和『村の二千年史』(全国農協青年組織連絡協議会/1956年)
 ――農協発行の文庫「農協青年叢書」。未来の村を描いた農村SF(←大うそ)。
ホントはヤマトの時代から説く農村史。サイン本だけど余り意味ないよね(笑)。
○伊馬鵜平『月夜のパラソル』(代々木書房/1940年)
 ――ユーモア小説集。「防共キャラメル」なんて時代性たっぷりのタイトルも。
「竜宮時計」は現代版浦島話でややSF。夢オチだけど。作者は後の伊馬春部。
……と言っても分かる人にしか分からないか。ラジオドラマ「向こう三軒両隣」の人。
古本な方々とお茶して雑談。古本女王様から古本を譲って頂く。
Iさんありがとうございました(←イニシャルにする意味あるのかこれ)。
○ピーター・シーモア他『お行儀の悪い世紀末』(大日本絵画/1983年)
 ――ヴィクトリアンで、ちょっとHな大人の飛び出す絵本。原書しか持ってなかった。
鹿猟帽かぶって虫眼鏡をもった人物が出てくるが、きっとホームズだ。そう決めた。
帰宅してブラッドベリ原稿続き。脱稿。ちょっと苦労しました。
肩が凝ったので近所の整体へ。ほぐされる。
宗森登美男『SF・不完全融合・空飛ぶドライバー』読了。
生き返った男が空を飛べるようになるという自費出版SF。

9/3(土)高円寺の古書即売会へ。……買う物がない。仕方なく安い本を掴む。
だから、その買い方はいかんって>俺。
○川口怒濤『小説 名残の曲』(榎本書店/大正8年)
 ――大正期の通俗小説。恋愛悲劇らしい。SFでもなければミステリでもないっす。
それでも、ボロい改装本とはいえ大正本が百円ですから。と自分を納得させる。
SF評論家・牧眞司氏夫妻にお遭いしたので、お茶して雑談。
帰宅すると謹呈本届く。
○菊地秀行『幽王伝―魔剣烈風篇―』(ハルキノベルス/2005年)
 ――時代伝奇小説シリーズ、第二弾。
○中島望『宇宙捕鯨船バッカス』(ハルキノベルス/2005年)
 ――宇宙捕鯨というモチーフのスペースオペラらしい。面白そうだ。
菅俊雄『SF神話 ツキヨミ探検隊 エリクサ伝説』読了。自費出版本。
古代史小説かと思いきや、最後の方でいきなりSFになる。
この作者に他にも著作があることが判明し、慌ててネットで探して注文。

9/4(日)シャーロッキアンの友人たちと銀座でチーズフォンデュを食す会。
なぜホームズでチーズフォンデュかというと、「最後の事件」でホームズが赴いた
スイスの名物料理だから。←かなりこじつけ。要は食べたかったから。満腹。
帰路、有楽町駅に入った途端に豪雨。台風なのだ。危ない、危ない。
無事に帰宅したが、割と近くで川が溢れたりしているぞ。

9/5(月)「SFマガジン」用「100年前の未来画展」紹介記事執筆。
まさきひろ『大江戸フランケンシュタイン』読了。
平賀源内がエレキテルの力で死から甦る話。

9/6(火)朝からプールへ行こうと思ってたら台風の影響で雨。
仕方なく家で仕事読書。
買い物がてら吉祥寺で昼食。ラーメン+ミニマーボ丼+ギョーザ。満腹。
夕方、雨が止んだので自転車を飛ばしてプールへ。流石に子供がおらず、すいている。
自分のペースで泳げると気持ちよく、がしがしと普段以上に泳げた。
往路、途中で雨が少し落ちてきてアセったが、泳いで出て来ると路面は濡れているが
降っていない。ちょうど泳いでる間に降ったらしい。ラッキー、と急いで帰宅。
ネット古本届く。
○菅俊雄『怨念の女神(デヴァター) アンコール遺跡哀伝説』(東洋出版/1996年)
 ――9/3読了本の作者の伝奇SF。TOYOファンタメントノベル大賞受賞作らしい。

9/7(水)台風で、晴れてるものの強風。ファミレス読書。
松永義弘『猿飛佐助は女だった』読了。タイトル通りの忍法小説。
帰路、公園へ寄って遊具を利用して懸垂。
普通の公園には、大人用鉄棒は滅多にないので、よくこういうことをする。
いつもだと隣の幼稚園帰りの子供がわらわらしているが、今日は無人。
台風接近で休みだったのかも。
晴れてるのに雨が降り始めたので(狐の嫁入りです)、慌てて帰宅。
本が次々と届く。
○まさきひろ『幕末二万マイル』(暖流社/2005年)
 ――ネット注文の新刊。榎本武楊がネモ船長と出逢うスゴイ話。
しかも海底軍艦まで出て来る。
おまけに表紙は石川賢! 9/5読了本の作者(脚本家らしい)による自費出版SF。
○コナン・ドイル『ポールスター号の船長(上)』(エミルオン/2005年)
 ――百部限定のドイル全集最新刊。着々と第6巻。
○倉阪鬼一郎『泪坂』(光文社文庫/2005年)
 ――以下謹呈本。書き下ろし長篇、今回はなんと人情噺。倉阪様、多謝。
○ジュール・ヴェルヌ『月世界へ行く』(創元SF文庫/2005年新版)
 ――原書の挿絵を多数収録した新版。ヴェルヌ没後100年記念。
○ジュール・ヴェルヌ『地軸変更作戦』(創元SF文庫/2005年)
 ――前掲書の続篇。あっ、文庫化で短篇が削られてる! 元本も買わんと……。
神楽坂へ。月一の本好き会合に参加。
ついでに飯田橋のブックスサカイ深夜+1で新刊。
○エリザベス・ムーン『栄光への飛翔』(ハヤカワ文庫SF/2005年)
 ――ネビュラ賞受賞の宇宙冒険SF。
○コリイ・ドクトロウ『マジック・キングダムで落ちぶれて』(ハヤカワ文庫SF/2005年)
 ――未来のディズニーワールドが舞台のSF。ローカス賞受賞。
○瀬名秀明『デカルトの密室』(新潮社/2005年)
 ――人工知能テーマの最新ロボットSF。タイトルからミステリだと思ってました。
○あずまきよひこ『よつばと!(4)』(メディアワークス/2005年)
 ――やっぱり面白いコミック最新刊。家までも我慢できず、帰路の車中で読了。
……うーむ、今日の本は全部新刊。「古本的日常」になってないな。
でも明日からは古本三昧三連チャンだ!

9/8(木)今日は所沢の古本市&古本屋巡り。
たぶんネタにすると思うので、詳細な購入書は後日改めて。
(……いっぱい買ってしまったよ。)
まず数軒回ってから所沢の古本市へ。
マンガ家にして古本コレクターの雄である、喜国雅彦氏と会場で待ち合わせ。
氏の車で、遠くの古本屋をぐるっと案内して頂くのだ!
車中、古本話&古本屋話&古本者話で盛り上がる。
一番買い込んだのは、駅から遠くて車でないと行きにくい「ほんだらけ」。
でもわたしが「あっ、こんな本が!」とか言って(個人的に)珍しい本を掴んでも、
喜国さんは「ふーん、そういうのを買うんだ」と笑っている。
一番凄かったのは、古紙・古布処分業者がやってる古本屋。
ここではなんと……(以下略)。
更に更に、喜国氏宅にもお邪魔してしまう。
御夫人の国樹由香さん、お二方の愛犬「くりかの」コンビの歓待を受ける。
びびり屋(由香さん談)のかのちゃんにすぐ懐かれる。光栄です。
そしていよいよ本日のメインイベント――喜国さんの蔵書を見せて頂く!
その精選振り、レベルの高さに心から感服。
わたしの量ばかり多くてバカ本ばかり(苦笑)の蔵書と雲泥の差である。
「こんなのもあってね」と次から次へと見せて頂き、鼻血が出そうになる。
余りに楽しく、ついつい時間を忘れる。長々とお邪魔してすみませんでした。
三人で、御夫妻オススメのレストランで夕食。満腹。
喜国さん、国樹さん、何から何まで、本当にありがとうございました。

9/9(金)神田の古書即売会へ。
○栗林平佐・齊藤寛『小学児童 理科物語』(学習指導研究会/大正14年)
 ――奇想小説に分類される話もアリ。この作者について検索したら、ヒットしたのは
自分の日記だけでしたよ(笑)。6/20の日記を参照下さい。
○清水谷善照『西国札所 観音霊験記』(堀書店/1952年)
 ――観音様にまつわるエピソード集。雷様の出て来る戯曲とかも収録。文庫資料。
古本な方々とお茶して雑談。それからぞろぞろと古書モールへ。
50円均一棚から一冊掘り出す。
○矢崎由紀子『ラブ・ストーリーとしての『ダイ・ハード』1&2ものがたり』(ROADSHAW1991年1月号付録)
 ――映画2本分を写真入でまとめて小説化したもの。文庫資料。
夜、池袋へ。バレエ『夜叉ヶ池』鑑賞。主演の下村由理恵さんのファンなのである。
原作はもちろん、泉鏡花の名作。

9/10(土)高円寺の古書即売会へ。買う物が見つからず手ぶらで出ようとしたら、
いつもの古本な方々に「北原さん、『密室』のホームズ特集がありましたよ」と言われ、
慌てて会場に引き返してチェック。……ありましたっ!
○『密室 活版記念号』(S・Rの会/1956年)
 ――ミステリの鬼たちによる同人誌。シャーロキアン特集でホームズパロディが
3篇も載ってるのだ! これは買わずばなるまい。
知識豊富な人と知り合っておくと、こういう時に助かります。
その古本な方々とお茶して雑談。
一旦帰宅してから、SF作家クラブの総会出席のため表参道へ。
引き続き懇親会にも出席。帰路、古本屋。
○レナート・オリヴィエリ『コドラ事件』(近代文藝社/1995年)
 ――自費出版のイタリア推理小説。同じ作者の『呪われた祝日』は持ってるぞ。

9/11(日)まさきひろ『幕末二万マイル』読了。『海底二万マイル』+『海底軍艦』。
菅俊雄『怨念の女神 アンコール遺跡哀伝説』読了。歴史ファンタジイかと思ったら、
どちらかというと過去の因縁が現代に甦る伝奇小説でした。

9/12(月)「本の雑誌」連載コラム「北原バカ本道」執筆(完成)。
「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆(途中)。
外出ついでに古本屋をのぞく。
○『ミステリマガジン』(2005年9月号)
 ――ホームズパロディ「消えた探偵の秘密」掲載。

9/13(火)「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆(完成)。
整体を受けに目白へ。徹底的にほぐされる。
帰路、高田馬場で途中下車してBIG BOX古本市を覗くが、収穫ナシ。
でも帰宅すると古本が届いている。
○A・E・W・メーソン『山の科学小説 モンブランの乙女』(日本公論社/昭和8年)
 ――科学小説と言ってもSFではなく、どちらかというと山岳ミステリらしい。
『矢の家』の作者だしね。

9/14(水)プールへ。がしがし泳ぐが、やや混みでノルマのみ。
所要で新宿へ。帰路、古本屋。
○江草斧太郎編『三面子 狂句集(其一)』(有光書房/1970年)
 ――明治38年の狂句集の復刻。「令嬢の琴も英語も孕むまで」とか(笑)。

9/15(木)ファミレス読書。
夕方、吉祥寺の輸入食材屋へ。ついでに古本屋。
○清水正二郎『情欲の大陸横断』(新流社/1960年)
 ――留学生FBI捜査官・内田君シリーズ、新たに発見!

9/16(金)五反田と神田の古書即売会ハシゴ。
○船山馨『白鳥は悲しからずや』(偕成社/1947年)
 ――少女小説。バレエを踊る女の子の悲しいお話ですのよ。挿画は松田文雄よ。
○『十五博士性の講座 花嫁草紙』(婦人世界 大正16年1月号付録)
 ――大正天皇は年末に崩御してるので本当は昭和元年一月号。文庫資料。
コンドームによる避妊の項は伏字になってる。それじゃ分からないじゃん。
帰宅すると謹呈本が届く。
○マイケル・マーシャル・スミス『みんな行ってしまう』(創元SF文庫/2005年)
 ――英国幻想文学大賞受賞作を収録のSFホラー短篇集。
○紀田順一郎・東雅夫編『日本怪奇小説傑作集U』(創元推理文庫/2005年)
 ――横溝正史・久生十蘭・三橋一夫・山田風太郎・橘外男など収録の大名作集。
○高井信『ショートショートの世界』
 ――歴史から書き方まで、ショートショート入門書。高井様、ありがとうございます。
瀬名秀明『デカルトの密室』読了。今年のSFベスト10入り確実。
夕方、乱歩賞のパーティで有楽町の帝国ホテルへ。お土産はもちろん受賞作。
○薬丸岳『天使のナイフ』(講談社/2005年)
 ――選考委員が満場一致で推したとのこと。もう二刷になってる。
パーティ後、作家仲間の諸兄とホテルのラウンジでお茶(約10人)。
更にガード下の飲み屋(7人)→カラオケ(3人)と流れ、早朝帰宅。

9/17(土)推理作家協会の土曜サロンだが午前様だったためパス。すみません。
謹呈本届く。
○朝松健『修羅鏡 白凰坊伝綺帖』(ソノラマ文庫/2005年)
 ――逆宇宙シリーズ14年ぶりの書き下ろし! 朝松様、ありがとうございます。
風音*『ムーの幻影』読了。青森の地方出版SF。ムー大陸が浮上するぞ。
(*=白+高)

9/18(日)市川森一『リセット』読了。ヴァーチャル世界を描いた戯曲。
西田敏行主演で公演されたらしい。シャーロック・ホームズも出てくるぞ。
神田で臨時の古書即売会をやっているがパス。

9/19(月)「週刊新潮」書評執筆。
井上朝廣『パンゲニア[第一巻]』読了。自費出版SF。第二巻まで出てるらしい。
地球国家を提唱する祖父と、時間短縮能力を持つ孫の物語。
倉阪鬼一郎『泪坂』読了。人情噺として書かれているが、いかにも倉阪さんな作品。

9/20(火)プールへ。がしがし泳ぐ。
天沼春樹『飛行船帝国』読了。飛行機ではなく飛行船の発達した世界で、
日本人少年が大活躍する改変歴史冒険SF。
続いて天沼春樹『夢童子曼陀羅』読了。夢と転生を描く幻想短篇集。
夕刻、にわか雨の中、外出ついでに古本屋へ寄るが買う物ナシ。
でも結局ネットで古本を注文してしまった>古本依存症なわたくし。

9/21(水)ファミレス読書。
森英俊氏よりミステリ古本目録「MURDER BY THE MAIL」最新号届く。
一冊結構欲しい本があるけれど、実は別版を既に二種類も持ってるのだ。
うーん、うーん、どうしよう。
……本届く。
○ドイル/加納一朗・石津嵐『名探偵シャーロック=ホームズ』(中一時代1975年11月号付録)
 ――山形のルパン研究家S氏より。S様、ありがとうございました。
それにしても、ホームズの付録本は集めても集めても集めきらないなあ。
○レイ・ブラッドベリ『さよなら、コンスタンス』(文藝春秋/2005年)
 ――謹呈本。ブラッドベリのミステリ長篇三部作の完結篇。凄くいい装丁です。
『小説エマ2』解説執筆。

9/22(木)ジャック・アタリ『まぼろしのインターネット』読了。
未来からの通信がインディアンの伝説と交錯する。版元の丸山学芸図書って、どこ。
謹呈本届く。
○グレッグ・イーガン『ディアスポラ』(ハヤカワ文庫SF/2005年)
 ――やった、イーガンの長篇だ! 早く読みたいぞ。訳者の山岸様、多謝。
○エドモンド・ハミルトン『フューチャーメン暗殺計画/危機を呼ぶ赤い太陽』(創元SF文庫/2005年)
 ――キャプテン・フューチャー全集、早くも9巻。
『小説エマ2』解説執筆続き。

9/23(金)神田の古書即売会へ。休日なので普段より混雑。
……買う物見つからず。うむむ、不完全燃焼なり。
古本者の諸兄とお茶。CD-ROMを譲って頂く。
○『SR Archives 1/SR Monthly No.1-50』(SRの会/2005年)
 ――歴史的なミステリ同人誌の復刻。会員だと安いので入会もさせて頂きました。
諸兄に続いて古書モールへ行くがやはり買う物がない。解散後、再び古書即売会へ。
○マッカレー/南洋一郎『空とぶ怪盗』(ポプラ社世界推理小説全集/1962年)
 ――やったね、粘り勝ち! カバ欠なので見逃されてた模様。紐跡アリだが超格安。
帰路、荻窪の輸入食材屋へ。ついでに古本屋をハシゴして流し見。
数軒回った割には、買ったのは安ーい文庫一冊。……買う物があっただけマシか。
○『陸上自衛隊・装備ハンドブック』(開明社/1967年)
 ――無線機から戦車まで写真たっぷり。40年近く昔なのでレトロでいい味が出ている。
M4A3中戦車なんて米軍が大戦で使った奴だし。61式特殊運搬車はちょっとカワイイ。
佐治芳彦『創世記「竹内文書」傳』読了。有名な偽書・竹内文書に基づく超古代ファンタジイ。
『小説エマ2』解説執筆続き。

9/24(土)台風接近で一日雨。
シャーロッキアンの集まりがあったが原稿が進まずパス。すみません。
『小説エマ2』解説執筆続き。
古本&謹呈本届く。
○『譚海文庫 乃木将軍』(博文館/昭和14年)
 ――「この『譚海文庫』は毎号、雑誌少年少女譚海の懸賞に当選した皆様にだけ
お送りすることになっていますので、御希望がありましても、他の方にはおわかち
することは出来ません」とのこと。レア感を煽る名文である。文庫資料。
○マイケル・スレイド『斬首人の復讐』(文春文庫/2005年)
 ――『ヘッドハンター』の続篇。訳者は先日朝までカラオケをご一緒した夏来健二氏。

9/25(日)台風の影響で強風。
プールへ。日曜午前は思ったほど混んでない……と思ったら、昼が近づくにつれて
親子連れで混む。ノルマ分泳いで退散。
『小説エマ2』解説執筆続き。朝までかかって完成。

9/26(月)おかげで昼近くなって起床。台風一過で昼間はやや暑い。
外出ついでに近所の書店へ。
○『ミステリーボニータ』(秋田書店/2005年10月号)
 ――人形サイズのホームズが登場するもとなおこ「Dearホームズ」第4話掲載。

9/27(火)所要で四谷へ。ポルトガル料理店でランチ。
世界各国のビールを並べた柄のTシャツを着てたら、隣り合わせた外国人の客に
「そのTシャツいいですね。どこで買いましたか」と言われる。
潰れて今はもうないお店なんです。残念でした。
ネット注文の古本届く。
○ルブラン/伊藤松雄『奇巖城』(少年少女譚海 昭和14年新年号付録)
 ――ルパンだけカタカナで、他の登場人物はガニマール=加丸などと日本人名に。
滅茶苦茶レア本です。文庫資料。
○『推理クイズコミックス』(小学五年生1982年7月号付録)
 ――江波じょうじ画「恐怖のへや」収録。「まだらの紐」の漫画化です。
村田ヒロシ画のパロディ「迷探偵シャーロッペ・ホームズ」も収録。

9/28(水)プールへ。さすがに空いている。ゆったり泳ぐ。
帰路、古本も売ってる模型屋へ。もちろん、模型でなく古本を物色。
○『第4回ムー・ミステリー・コンテスト傑作選』(ムー1991年10月号付録)
 ――山本正志「黒い臨月」と武田敏彦「邪術を弄する者」のオカルト小説2本収録。
文藝春秋「本の話」用原稿「ブラッドベリは健在なり」ゲラ校正。

9/29(木)連日プールへ。やや混みで泳ぎにくかったが、ゆっくりノルマ達成。
ネット注文のDVD届く。
○『シャーロック・ホームズの冒険〈特別編〉』(20世紀フォックス)
 ――ビリー・ワイルダー監督の名作、遂に単品DVD化。ネス湖のアレです。
特典映像もたっぷり。ジャケットがイマイチかなあ。ポスター使えばよかったのに。
謹呈本届く。
○東野圭吾『容疑者Xの献身』(文藝春秋/2005年)
 ――今年のベストテン入り確定との声も。古本屋で買ったら絶対擦れてる黒い装丁。
夕刻、外出ついでに近所の書店。
○フィリップ・ベッソン『ぼくは死んでいる』(ハヤカワ・ミステリ文庫/2005年)
 ――男性が死んで発見され、三人が彼について語るのだが、うち一人はなんと死者本人!
『お前はもう死んでいる』ではありません、念のため。

9/30(金)高円寺の古書即売会へ。今日は神田の即売会がないので混雑。
……また買う物ナシ。今回もやっぱり不完全燃焼。
唯一注文品が一点あったが、M氏に当選していることが眼前で判明。残念。
というわけで、確認するまでもナシ。
古本者の諸兄とお茶。
解散後、今回もやっぱり即売会へ戻る。ようやく買う物が見つかる。
○マイケル・グルーバー『夜の回帰線』(新潮文庫・非売品/2004年)
 ――本当は上下二冊だが、合本になったプルーフコピー(見本)。文庫資料。
中身は「驚愕のスーパーナチュラル・スリラー」だそうだ。
新宿へ移動。昼食中のシャーロッキアンの友人たちに合流。
さぼてんでカキフライ&豚カツ。満腹。
一旦帰宅後、夜、小松左京賞のパーティへ。
なんと長渕剛のミニコンサート有り。映画『男たちの大和』主題歌担当ゆえ。
色々疲れて二次会はパスして帰宅。『小説エマ2』解説ゲラ届く。
FAXがトラブって4枚受信するのにえらく苦労してしまう。ふう。

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8/1(月)暑い。前日に引き続き、打ち水。
お昼にタイ料理屋に入る。うっかり(笑)プーケットビールを呑んでしまう。
旅行中はともかく、地元で「昼からビール」をするのは久々である。
『カリオストロ伯爵夫人』解説執筆続き。
近所の古本屋を覗くが収穫ナシ。
某古書店の自家目録届く。久々に、自家目録で注文してしまう。在庫有。やったね。
ネット古書店目録で、悩んだ末に買おうかと思い、途中まで注文メールを書く。
はっと気付いて本棚を見ると、既に持っているではありませんか!
あー危ないところだった。
危うく、持っている本を倍以上の値段(しかも状態不美)で買ってしまうとこでしたよ。

8/2(火)プールへ。夏休みで子供が多く、混んでいるがノルマは達成。
帰路、図書館で調べ物。
短篇ゲラ校正続き。
モーリス・ルブラン『怪盗紳士アルセーヌ・ルパン』読了。
所収の「遅かったシャーロック・ホームズ」なんか何度も読んでるはずなのに、
話を全く覚えていないのは困ったもんだ。

8/3(水)謹呈本が次々届く。
○森奈津子『倉庫の中の美しき虜囚』(KKベストセラーズ/2005年)
 ――衝撃の官能小説短篇集。森さん、ありがとうございました。
○イサベル・アジェンデ『神と野獣の都』(扶桑社ミステリー/2005年)
 ――少年が密林で体験する大冒険、魔術的リアリズムの傑作とのこと。
『カリオストロ伯爵夫人』解説執筆続き。
神楽坂へ。月一の本好き会合に参加。
ついでに飯田橋のブックスサカイ深夜+1で新刊。勝手にポール特集(笑)。
○ポール・J・マコーリイ『4000億の星の群れ』(ハヤカワ文庫SF/2005年)
 ――P・K・ディック記念賞を受賞したイギリスSF。
○ポール・アルテ『カーテンの陰の死』(早川ポケミス/2005年)
 ――カーの系譜を継ぐフランスミステリ「ツイスト博士」シリーズ。
帰路、酔っ払って古本屋。掘り出し物を買ったつもりがダブリ。
ま、誰かに譲りますわい。

8/4(木)所要で渋谷へ。古本屋に寄るが収穫ナシ。
神田の早川書房へ。編集氏から資料受け取る。
短篇ゲラ校正。
解説を書いた本が届く。
○クリス・ウッディング『魔物を狩る少年』(創元推理文庫/2005年)
 ――歴史の異なるヴィクトリア朝ロンドンが舞台のゴシック・ファンタジイ。
槻城ゆう子氏描くジャケット画がまた良いです。

8/5(金)神田の古書即売会へ。……買う物ナシ。
こういう時、仕方なくあまり欲しくもない本を買ってしまったりするものだが、
実は、今日は自家目録で予約注文してある本を古本屋へ取りに行く予定なので、
堂々と(笑)手ぶらで会場を出る。で、その古本屋へ。
○川端勇男『小説マラリア』(東亜書院/1944年)
 ――マラリア知識啓蒙のための科学小説だが、空想科学小説に非ず。作者は南沢十七。
ついでに神保町の古書街を流し見。
○金井茂『少年ターザン』(日本書房/1968年)
 ――拙著『奇天烈!古本漂流記』で紹介したインディアンのターザンの更に別版!
中身は全く同じなのに、作者名が違ってるし。一体どうなっているんだぁ!
○影浦掠『2万4千光年の黄昏』(ナポレオン文庫/1997年)
 ――えろSF。連載「SF奇書天外」用資料。
イサベル・アジェンデ『神と野獣の都』読了。
密林を舞台にしたマジックリアリズムの幻想冒険小説で、なかなか楽しめた。
ちなみに『神と野獣の日』なら松本清張、『野獣の都』ならマイケル・ムアコックだ(笑)。
前日受け取った映像資料観る。
某社から連絡。一部執筆を担当し、進行中だった企画がドタキャン。あーあ。
まあ、こういうことは出版界ではたまにあるんですがね。

8/6(土)『カリオストロ伯爵夫人』解説執筆続き。
豊田行二『浮気なエイリアン』読了。昔ながらのポルノだがSF仕立て。大爆笑。

8/7(日)『カリオストロ伯爵夫人』解説執筆続き。
旭堂南湖氏のミステリ講談「幻の南湖」は仕事が終わらないので断念。
南湖さん、本当に行くつもりだったんですよ。すいませんでした。
荒神伊火流『スカイ・ウェブを突破せよ!』読了。ナポレオン文庫のえろスペオペ。
「荒神伊火流」は、後に『星界の紋章』で有名になる森岡浩之のペンネーム。
葉影立直『熱砂の惑星』読了。やっぱりナポレオン文庫のえろSFで、調教物。
龍門主樹『BLACKミッション1999』読了。これもナポレオン文庫のえろSF。
いくら仕事とはいえ、3冊ぶっ続けで読んだら流石に疲れた。はああ。
今日ンところはこれくらいで勘弁しといてやらあ。

8/8(月)高田馬場BIG BOX古本市へ。
○ホフマン『悪魔の霊薬〔上・下〕』(冨山房百科文庫/昭和14年)
 ――下巻はボロいがカバ有。でも持ってたような気もしてドキドキしつつ帰宅。
で、棚を確認した結果は……。ウチにあったのは改造文庫版でしたっ。ホッ。
西荻窪の古本屋・音羽館に寄る。ダブリ本1冊。
○スタニスワフ・レム『すばらしきレムの世界1』(講談社文庫/1980年)
 ――持ってるけど良い本なので、人にあげるように買っとく。
会計の際、音羽館さんからピンバッジ戴く。音羽館に行ってる人ならご存知の、
ポスターにも使われてる「古本を読む女の子」のキャラクターのもの。
五周年の記念品で、馴染み客らに配ってるとのこと。馴染みと認めてもらえてちょっと嬉しい。
いつも店頭本ばかり買ってるのに(今日もだ)、すみません。
このピンバッジ、400円で販売もするそうだ。欲しい人は音羽館へGO!
往復の電車の中でもナポレオン文庫を読んだが、やはり周囲の目が気になり読みにくい。
カバーをかけてもエロエロ〜なイラスト満載ですから。
同じ理由により、ファミレス読書はやめておきました。
星野ぴあす『次元特捜EXERON』読了。えろ版ウルトラマンでした。
松井淳『フォース!第4の処女天使』読了。アンドロイド物のえろSF。
夕方、涼しくなったので自転車で資料探しに古本屋。
帰路、雨に降られてしまうが、本は濡らしませんでした。
○石野雷太『新任女中尉☆絵理子』(ナポレオン文庫/1997年)
○森村将『ブルーガイア』(ナポレオン文庫/1994年)
○佐藤典人『飛竜伝説』(ナポレオン文庫/1994年)
○中嶋ラモス『宇宙刑事ヴォルクバン』(ナポレオン文庫/1997年)
○雑破業『ゆんゆん☆パラダイス』(ナポレオン文庫/1993年)
 ――えろSF。最後のだけSFじゃないけど雑破業なので。

8/9(火)郵便で色々と本届く。
○柳あきら『新刊・同人誌文庫』(セピア文庫/2005年)
 ――同人誌界の文庫本の解説本。
わたしが『新刊!古本文庫』で柳氏の本を取り上げたのをきっかけに、
掲示板で話が転がって生まれた企画。柳さん、ご苦労さまでした。
本当はコミケ販売の本ですので、行かれる方には是非ともオススメしておきます。
一緒に、柳氏の著作をお送り戴く。柳さん、ありがとうごさいました。
○柳あきら『シュレディンガーの大脱走』(セピア文庫/2002年)
○柳あきら『レースが始まるまで』(セピア文庫/2002年)
○柳あきら『俺たちの祭り』(新風舎文庫/2004年)
 ――おお、新風舎文庫からも出されてたんですね。存じ上げませんでした。
ナポレオン文庫は食傷ぎみなので別な本を読む。山科薫『パラサイト・ハート』読了。
死んで女性のクリトリスに寄生した男の話。でも彼の教え子のレイプ未遂事件や、
彼が殺された事件が解決されるミステリでもある。あー、ヘンな話だった。
で、ナポレオン文庫に戻って石野雷太『新任女中尉☆絵理子』読了。
宇宙軍の女パイロット物のえろSF。
夕刻、井上雅彦監修『オバケヤシキ』(光文社文庫/2005年)見本届く。
異形コレクションの最新刊。拙作「屍衣館怪異譚」も収録。皆さん、買ってね。
『カリオストロ伯爵夫人』解説ゲラ届く。

8/10(水)午前、プールへ行く予定だったが急な大雨で断念。ナポレオン文庫に専念。
布施はるか『近未来新海洋戦記 オリハルコンソード』読了。海洋えろSF。
森村将『ブルーガイア』読了。地球が滅亡に瀕し、火星へ行くと……というえろSF。
午後、晴れたのでプールへ。やっぱり子供(と付き添いの大人)で混んでる。
が、なんとかノルマはこなす。
『カリオストロ伯爵夫人』解説ゲラ校正。
パナマ帽を求めて吉祥寺へ。東急でしっくりくるものを見つけ購入。
ついでに古本屋。
○工藤俊彦『雪と風の紋章』(ナポレオン文庫/1995年)
 ――えろ版『スタートレック』パロディ。続篇は持ってます。
夜までに読了。

8/11(木)島津出水『機械じかけのマリアン』読了。
アンドロイドのメイドが出てくるヴィクトリアン物のエロゲーのノベライズ。
森亜亭『贖罪の宇宙』読了。宇宙海賊物のえろスペオペ。
ちなみにペンネームの由来はモリアーティだそうだ。
今日のTVの血液型占いで、わたしのAB型は――
「願いがかなう日。ずっと欲しかったものが運よく手に入りそう。買い物へ出掛けてみて!」
――だったので、一体どんな探求書が見つかるかとドキドキしながら古本屋へ行ってみる。
○市川創士郎『宇宙海賊ビューティー』(辰巳出版/1999年)
 ――えろSF。こんな本探してねーよ!(笑)でも資料として購入。夜までに読了。
一部執筆を担当する筈だった企画が中止になった某社の編集氏と会う。
お詫びのしるしにと菓子折を戴く。ご丁寧にわざわざどうもでした。
夕方から実家へ。と言っても近いので夜には帰宅。
「本の雑誌」連載コラム「北原バカ本道」執筆。

8/12(金)東急東横店の古本市へ。
○渡辺恒人『楕円の鏡 幻想小説集』(近代文藝社/1982年)
 ――解説は荒巻義雄。SFアドベンチャーの同人誌評で取り上げられた人らしい。
○ジュール・ヴェルヌ『八十日間世界一周』(荒地出版社/1957年)
 ――この版の訳者が北村小松だと最近気が付いたところだった。
○『ドラえもんの推理クイズブック』(小学四年生1981年2月号付録)
 ――シャーロック・ホームズスタイルのドラえもんが世界各国で事件を解決するぞ。
古典SF研究会の大橋氏とお会いし、喫茶店で話し込む。色々と眼福な品を見せて頂く。
帰宅し、翌日に備えて大掃除。書庫は、久々に一番奥の第三通路まで開通する。
「第三通路」なぞと言うと、どんなに広い書庫かと思われるかもしれないが。
……ただの六畳間である。
六畳間に、櫛の歯状に本棚が林立しているため、第三通路まであるのだ。
夜、海外から帰国中の二十歳のバレエダンサーらと吉祥寺で夕食。
若い子は食べっぷりが気持ちいいね。

8/13(土)シャーロッキアンの友人らが遊びに来る。
以前、懸賞で当選した「生ビールセット」を久々に取り出し、暑気払い。
折角なので整理した書庫を案内する(って言うほど広くないってば)。
最近太り気味の友人が、腹で(本人は「尻で」と主張)本の山を崩す。
ウチの書庫は、太った人は入れません(笑)。
みんなで映画『DEVILMAN』をツッコミながら鑑賞。
……うわああああっ、詰まんねえっ。
よくぞあの歴史に残る大傑作マンガを原作に、これほど詰まらない話が作れたものだ。
これだったら、深夜映画でやってビデオで撮って最近観たばかりの古いカンフー映画
『片腕カンフー対空飛ぶギロチン』の方が一万倍面白かったぞ。
景浦掠『2万4千光年の黄昏』読了。調教モノのえろSF。
「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆。

8/14(日)新国立劇場へ。「全国合同バレエの夕べ」鑑賞。
出演のため地方から上京中の19歳のダンサーらとお茶する。
佐藤典人『飛竜伝説』読了。恐竜が復活するえろSF。
近所の書店で買い物。
○田中芳樹『ラインの虜囚』(講談社ミステリーランド/2005年)
 ――登場人物の一人がドイル関係と仄聞した。田中芳樹だし、絵は鶴田謙二だし。
「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆続き。朝までかかってようやく完成。

8/15(月)『クルンバーの謎』翻訳手直し。
買い物ついでに古本屋を覗くが収穫ナシ。
「週刊新潮」書評執筆。
田中芳樹『ラインの虜囚』読了。歴史冒険ロマン。期待以上に楽しめました。
お恥ずかしながら、わたしはこれが初田中芳樹です(たぶん)。
夜、駅前まで出たら大雨に降られる。雨宿りがてら、駅近くの整体へ。ほぐされる。

8/16(火)またまた地震。折角書庫の通路が全面開通したのに、
本の山がひとつ崩れて第一通路が不通に。(すぐ復旧しました。)
『クルンバーの謎』翻訳手直し。
高橋治夫『猫魔山』読了。超巨大猫怪獣が出現する怪奇科学小説。にゃぎゃーっ。

8/17(水)池袋西武イルムス館古本市へ。わたしは最初、間違って前日の日付を
手帳に記していたため、危うく昨日行ってしまうところでしたよ。
○Bill Jay『VICTORIAN GRAND CAMERA』(David & Charles/1973)
 ――ヴィクトリアン資料。当時の風俗写真が多数収められており見てるだけで楽しい。
『クルンバーの謎』翻訳手直し。

8/18(木)『乱歩地獄』試写で京橋へ。5月に一度観ているが、
雑誌に紹介記事を書くことになったため。何度観ても凄い。
八重洲地下街の古本屋へ。
○室伏哲郎『一九九三年秋・日本クーデター』(三天書房/1983年)
 ――初めて見る本だ。近未来(過ぎちゃったけど)に日本でクーデターが起きる話。
でもそれで帯に「ノンフィクション・ノベル」ってあるのはどういう意味よ。
飯田橋で途中下車。ブックスサカイ深夜+1で新刊。
○小川一水『老ヴォールの惑星』(ハヤカワ文庫/2005年)
 ――小川一水初の作品集。
○『橋本五郎探偵小説傑作選(2)』(論創社/2005年)
 ――数か月ぶりの「論創ミステリ叢書」。翻訳より早くこっち出してくれ。
帰宅すると謹呈本届いている。
○東山彰良『さようなら、ギャングランド』(宝島社/2005年)
 ――第一回このミス大賞銀賞受賞作家の新作。
夜、急遽「SF奇書天外」直し要請が入り、改稿。

8/19(金)神田の古書即売会へ。
○清水正二郎『アメリカン・セキサス―ニューヨークの情事―』(マイアミ出版社/1960年)
 ――また見つけた「FBI秘密捜査官・内田君シリーズ」。詳細は「雑記」参照ください。
○堀万太郎『快走鞍馬小天狗』(太閤堂書店/発行年不明)
 ――貸本漫画。1960年前後の発行か。鞍馬天狗のバッタもん。かなり笑えそうだ。
○若月てつ『どんな文太(もんた)君』(小学五年生1959年12月号付録)
 ――少年発明家が活躍するSF漫画。
古書モールで古本な方々にお会いし、誘われてお昼をご一緒する。
帰宅すると急ぎの仕事が入る。なかなか時間に余裕が出来ないなあ(タメイキ)。
そのため、急遽図書館へ資料探し。こんな時でも(笑)ついでに古本屋。
○友成純一『獣儀式』(マドンナメイト/1986年)
 ――友成純一の初期作品。2冊目なのかな。えろスプラッタ小説です。
マドンナメイトなのに、表紙折り返しの推薦文は栗本薫なのね。へー。
久美沙織さんの『小説エマ2』原稿で読了。ファミ通文庫から近日刊行予定です。
ヴィクトリアン考証協力のため。で、考証作業へ。

8/20(土)だから暑いってば。ベランダに何度も打ち水。
ジョージ・R・R・マーティン『タフの方舟 1禍つ星』読了。SF好き全員にオススメ!
『クルンバーの謎』翻訳手直し、ようやく完了。

8/21(日)藤原事務所の藤原義也氏と受け渡し&打ち合わせ。
帰路、近所の書店へ。
○デイヴィッド・ピリー『患者の眼』(文春文庫/2005年)
 ――ホームズのモデル・ベル博士とドイルが活躍するTVドラマの小説化。
新宿へ。「アンドリュー・ワットコレクション 100年前の未来画展」鑑賞。
レトロフューチャーなイラストが一杯。とても楽しい。図録購入。
○『100年前の未来画展』(ブルージエイ/2005年)
 ――ジャケも付いて図録というより画集になってるのが嬉しい。
ワット氏サイン入り本、最後の1冊を購入。ラッキー。
売店でなぜか古本を売っている。古いSFマガジンとかはまあ分かるが、
アニメージュとかニュータイプがあったのは、何故?

8/22(月)柳あきら『新刊・同人誌文庫』読了。同人誌文庫をずらりと紹介。
タイトルなど、わたしの『新刊! 古本文庫』を踏襲している(キタハラ公認)。
わたしも欲しい本が何冊かあるなあ。なんにせよ、労作である。
ファミレス読書。ついでに古本屋。
○江戸川乱歩/藤子不二雄『怪人二十面相(2)』(ブッキング/2002年)
 ――1冊だけ持ってて、確か一巻だったはずなんだけど……。
(帰宅して確認)あってましたっ! あー良かった。
○横溝正史/JET画『八つ墓村』(角川書店/1996年)
 ――チラシの50円割引券があったので、55円で買えました。
寿司屋で呑む。旨い。

8/23(火)レイ・ブラッドベリ『死ぬときはひとりぼっち』読了。
ミステリ長篇でも、やっぱりブラッドベリ節でした。

8/24(水)忙しくて先週は泳げず。今週こそ、とプールへ。
子供もいたが、さほど多くない。たまった宿題でもやっているのであろう。
ネット注文の古本届く。
○加納一朗『きょうふの人形』(6年の学習1972年11月号付録)
 ――恐怖小説。文庫資料。ネット古書店で買った古本中でもたぶん一番安く購入。
そんな時に限って、古書店主がわたしの読者と判明。恥ずかしいったらござんせん。
夜までに読了。ブードゥーの呪いを早くも取り入れているのに感心。

8/25(木)台風で大雨。でも近所の書店へ。
○東雅夫編『妖怪文藝<巻之壱>モノノケ大合戦』(小学館文庫/2005年)
 ――充実の妖怪アンソロジー、第一弾。
解説を執筆した本届く。
○モーリス・ルブラン『カリオストロ伯爵夫人』(ハヤカワ文庫/2005年)
 ――新訳で訳者はポール・アルテの平岡敦氏。売れ行き次第では全巻出るそうだ。
解説目的で買うのも可です。……それにしても、なんて背表紙の色だ(笑)。
レイ・ブラッドベリ『黄泉からの旅人』読了。ミステリ長篇第二作。
撮影所が舞台で映画ネタてんこもりなので、前作以上に楽しめた。

8/26(金)台風一過。神田の古書即売会へ。ぐるっと一回りするが収穫ナシ。
古本な方々に誘われてお茶。更に古書モールへ行くがやはり収穫ナシ。
別れてからもう一度即売会場へ。なんとか買う本を見つける。いかん買い方だなあ。
○『非常時の金と景気の話』(「日の出」昭和7年12月号付録)
 ――くだけた読み物形式の経済解説。
○『大衆健康法』(「実業之日本」昭和4年4月号付録)
 ――岡本綺堂や巌谷小波も健康法を語っている。各人短いけど。

8/27(土)高円寺の古書即売会へ。
アサイチで行くつもりが、目が覚めたらもう開場時間。
慌てて駆けつけるが、もう知り合いは誰もいませんでした。
○宮崎惇『忍法新陰流』(双葉新書/1965年)
 ――『蜃気楼の少年』等のSF作家による「時代スパイ小説」だそうだ。
背表紙には「山手樹一郎監修」としかなかったせいか、残っていた。ラッキー。
……それとも、別にみんなは、宮崎惇の時代小説など欲しくないのか。
一旦帰宅。夕刻、再外出直前に色々と本届く。まずは謹呈本。
○『都筑道夫少年小説コレクション(1)幽霊通信』(本の雑誌社/2005年)
○『都筑道夫少年小説コレクション(2)幽霊博物館』(本の雑誌社/2005年)
 ――ああっ、正にこれから買おうと思っていた本ではないか。本の雑誌社様、多謝。
同社で小説の復刊をするのは初?。皆さん、是非とも応援しましょう。
○増村道雄『ホームズ君の賢い病院のかかり方』(神戸新聞総合出版センター/2002年)
 ――ネット注文の古本。うーむ、ぎりっぎり、ホームズパロディだな。
こういうヘンな本が出てたりするから、地方出版も侮れない。
昨日に続きまた神保町へ。日本古典SF研究会の例会。ついでに古書街を流し見。
○加藤一『妖弄記』(マイクロマガジン社/2005年)
 ――「ルナティック・ウォーカー シリーズ」という叢書から出た怪談集。
叢書名も出版社名も、知らないなあ。
池袋西武イルムス館古本市でわたしが見落としていた本をダイジマン氏が買ってきてくれる。
ダイジマン様、ありがとうございました。
○『希望の友』(潮出版社/1969年8月号)
 ――読み物&漫画の昔の少年誌。ホームズ物「黄色い顔」掲載。他には石森章太郎、
久松文雄、ムロタニ・ツネ象、関谷ひさしの漫画、武部本一郎、石原豪人の挿画など。

8/28(日)新宿へ。大型家電屋を物色するが結局何も買わず。
餃子専門店にて夕食。満腹。
東雅夫編『妖怪文藝<巻之壱>モノノケ大合戦』読了。貴重な作品ばかりである。
藤原審爾『大妖怪』からも採録されているが、部分的にしか読んでなかったから、
いい機会なのでまとめて読んでみようか。
三年分溜めてる確定申告をしようと一念発起。まずは領収書の分類。
……それにしても、やっすい本ばっかり買ってるな>俺。

8/29(月)確定申告作業続き。用紙をもらいに税務署へ。ついでに古本屋。
○大下宇陀児『未決囚人』(愛山社/1948年)
 ――聞いたことのない題名。あっ、でも中身が……。詳しく調べてから報告します。
○団鬼六『奇譚 伊藤晴雨傳』(譚奇会・三崎書房/1972年)
 ――歌舞伎舞台装置家でもある高名な責め絵師(SM画家)の評伝小説。
挿画の関係で元版を探してた。当時の定価以下だったので喜んで購入。

8/30(火)吉祥寺のミステリ専門書店TRICK+TRAPへ。
喜国雅彦氏&国樹由香氏、西澤保彦氏の合同サイン会。
○喜国雅彦+国樹由香『メイフィストの漫画』(講談社/2005年)
 ――ミステリネタてんこ盛りのマンガ。もう、笑いっぱなしで一気読み。
サイン会特別オマケのハガキも嬉しい。
○西澤保彦『笑う怪獣』(新潮社/2003年)
 ――特撮ミステリ。表紙&挿画が喜国雅彦氏なので、両氏にサインしてもらえるのだ。
もう1冊、予約のサイン本も購入。
○石塚公昭『乱歩 夜の夢こそまこと』(パロル舎/2005年)
 ――人形と人間が入り混じり、江戸川乱歩が自らの作品世界を跳梁する写真小説集。
お客として小説家のN氏やK氏もいらしていた。さすがはお三方の人徳である。
本当は30分ごとの入れ替え制だったのだけれど、店番(笑)の戸川安宣氏の許可を得て
最後まで居続け。喜国氏らと古本話で盛り上がる。どうもお邪魔致しました。
国樹氏から可愛い同人誌を拝受。
○国樹由香『なつのうた』(こたくんといっしょ/2005年)
 ――犬好き必見のマンガ。とっても和みました。喜国氏も描いてるぞ。
国樹様、本当に有難うございました。(しまった、これにもサイン貰えばよかった!)

8/31(水)確定申告作業で肩凝り気味なのでプールへ。がしがし泳ぐ。
人は少なかったけど、夏休みもホントに最後だからか子供が多い。
宿題やったか?(ハー、ビバビバ)
帰路、古本屋には寄りませんでした(ホントに)。
いや、告白すると一軒寄ろうとしたんだけど、まだ開いてなかったんです。
でも帰宅すると、色々と本届く。
○コナン・ドイル『緋色の研究・恐怖の谷』(集英社コンパクトブックス/1964年)
 ――ネット古本。表紙に名画版と横尾忠則版があり、これは後者。よっしゃ。
○『終世遺恨 中国SF資料之四』(中国SF研究会/1990年)
 ――中国SFを翻訳した貴重なファンジン。拙著『SF万国博覧会』中国の項でも紹介。
これで創刊号を除いて七号まで揃った。林久之様、ありがとうございました。
○森薫『エマ(5)(6)』(エンターブレイン/2005年)
 ――以下は謹呈本。これは仕事の関係で。……いよいよ大展開ですな。
○吉岡平『シャルロット・リーグ1 招かれた小鳥』(ファミ通文庫/2005年)
 ――広義のホームズパロディ。旧作「T・レックスの瞳」も同時収録。
レイ・ブラッドベリ『さよなら、コンスタンス』読了。文藝春秋社より近日刊行。
『死ぬときはひとりぼっち』『黄泉からの旅人』に次ぐブラッドベリ・ミステリ第三部。

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7/1(金)神田と高円寺の古書即売会をハシゴ。ハシゴしたのに文庫2冊。
合計も五百円ちょい。……古本買いまくり週間は先週で終わってたみたいなり。
○『大正文化小史』(北陸銀行/1981年)
 ――『黄金バット』の加太こうじ他著。表紙は竹久夢二。図版が多く楽しい。文庫資料。
○手塚プロダクション『ユニコ』(サンリオ・ギフトブック/1977年)
 ――手塚治虫のマンガの小型絵本版。これだってサンリオの文庫だ。文庫資料。
某新人賞下読み終了。ふう。あとはどれを残すかだが……。

7/2(土)シャーロッキアンの友人たちとレストラン「迷宮の国のアリス」へ。
コンセプトは「ゴシック&ロリータ」とあったので期待して行ったが、
ウェイトレスのエプロン姿が黒基調でなく水色。
一同協議の末「黒ではないのでゴスではなく、普通のメイド」との結論となりました。
わたしの印象では、レジのガネっ子メイドが一番可愛かったかと。
(一般人の方へ――「ガネっ子」=「メガネっ子」の意です。)
帰路、地元で古本屋をのぞくが収穫ナシ。

7/3(日)「SFマガジン」原稿「レオノール・フィニ展」執筆。
荒木和博『北朝鮮崩壊、日本大混乱』読了。北朝鮮情勢に関する予測小説。
某新人賞下読み通過作品選定。

7/4(月)ネット注文の古本届く。
○コーナン・ドイル『古城の怪宝』(博文館/1939年)
 ――表題作ほか全5篇収録。「死の濃霧」はどのホームズ作品か判りますか?
中澤天童『名古屋遷都理論』読了。名古屋が首都になったらというSFパート有り。
「SFマガジン」原稿執筆続き。
珍しく、夜ファミレス読書。

7/5(火)肩が凝りかけてるので今日は「ほぐす日」に決めた。
午前はプールへ。2週間ぶりだ。暑い日に泳ぐのは気持ちいい。
帰路、輸入食品店でアジアンビールなど買い物。
お昼はスパイスたっぷりのカレーを食べに行く。大汗。
午後、整体治療を受けに目白へ。整体の先生が目白に移ったもので。
帰路、高田馬場のBIG BOX古本市&古本屋へ。
○北村小松『銀幕』(東方社/1955年)
 ――映画界を描いた内幕小説。ミステリでもSFでもないが北村小松なので。
○高橋治夫『猫魔山』(近代文藝社/1994年)
 ――巨大猫怪獣が出現する怪奇科学小説。にゃーっ。
○島津出水『機械じかけのマリアン』(メディアックス/1996年)
 ――ヴィクトリアンえろSF。エロゲーが原作らしい。連載『SF奇書天外』資料。
帰宅すると『本屋にはないマンガ』再校が届く。なかなか時間が空かない。
謹呈本が届いている。
○ロビン・ホブ『帝王(リーガル)の陰謀〔上・下〕』(創元推理文庫/2005年)
 ――異世界ファンタジイ「ファーシーアの一族」シリーズ第2弾。

7/6(水)「週刊新潮」書評執筆。
『本屋にはないマンガ』再校校正。
神楽坂へ。月一の本好き会合に参加。
友人から古本を譲って戴く。N君、多謝。
○宮城谷昌光『管仲〔上・下〕』(ねふぇる工房私家本/2003年)
 ――雑誌連載の小説を個人で打ち込み、レイアウトしてプリントアウトし、
手作業で布装の文庫の形に製本したもの。その熱意に頭が下がる。文庫資料。
○山崎松夫『ぼくとマリー ぼくの宇宙戦争 第2部』(マツオ文庫/2002年)
○山崎松夫『あこがれの火星航路 ぼくの宇宙戦争 第3部』(マツオ文庫/2003年)
 ――自費出版文庫SF。年賀状代わりに配ったらしい。わたしなら喜ぶけど、親類は
困ったろうなあ。あと第1部と第1.5部があるらしいが、探さんといかんのか>俺。
○『推理小説研究』7号(日本推理作家協会/1969年)
○『推理小説研究』10号(日本推理作家協会/1972年)
 ――N君がかなりまとめて手に入れたダブリ部分。ええい妬ましや。
ついでに飯田橋のブックスサカイ深夜+1で新刊。
○R・L・スティーヴンスン&L・オズボーン『難破船』(早川ポケミス/2005年)
 ――『宝島』の作者らによる海洋冒険小説。すごいぞポケミス。
○ジョージ・R・R・マーティン『タフの方舟2 天の果実』(ハヤカワ文庫SF/2005年)
 ――大好きなSF作家の連作集、第2弾。早く読まなきゃ。
○ロバート・J・ソウヤー『ヒューマン―人類―』(ハヤカワ文庫SF/2005年)
 ――『ホミニッド』に続くシリーズ第2作。これも早く読みたいっ!
○E・W・ホーナング『最後に二人で泥棒を ラッフルズとバニー。』(論創社/2005年)
 ――ラッフルズシリーズ完結。いっそ長篇やバリー・ペロウン作の続篇も出せばいいのに。
帰路、呼び出されて東中野の寿司屋で一杯。いや、数杯か。

7/7(木)ファミレスで『本屋にはないマンガ』再校校正。
瀬田龍造『ポリティア・タレンティ』読了。2025年にタレント内閣ができるという
自費出版SF。でも名前もじりばっかりで、SF度はかなり薄し。
「本の雑誌」掲載の「北の国古本買いまくりツアーリベンジ篇(下)」ゲラ届く。
例の古本屋へ。店主氏が「どこで聞きつけたんですか」とおっしゃるので訊ねると、
仕入れたばかりの古い児童書(但し状態は不美)を出すところだったとのこと。
これはラッキー、と早速見せて頂く。
○ドイル/山中峯太郎『名探偵ホームズ 謎屋敷の怪』(ポプラ社/1955年)
 ――一番最初の「世界名作探偵文庫」版。本当はそれなりのお値段のはずだったのだが、
落丁が発見され、一気に格安に。それなら、と持っている巻かもしれないが購入。
帰宅して確認したら……持ってました。抜け頁をコピーで補完して人に譲ります。

7/8(金)古書即売会がないので神田へは行かず。
ファミレスで『本屋にはないマンガ』再校校正。
『日本推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ2005』見本届く。
拙作「愛書家倶楽部」も選ばれている。装丁が昨年までとがらりと変わってカッコいい。
夕方、プールへ。空いていたので最低ノルマ以上に泳ぎまくる。
夜、近所の整体へ。マッサージに加え、ヘラでゴリゴリやるコースを加える。……痛。

7/9(土)高円寺の古書即売会へ。
○ミルコ・アルデマーニ/下位春吉『今日のイタリヤ』(大民文庫/1940年)
 ――イタリア大使館の情報官と、ムッソリーニと親交のあった日本人が執筆。文庫資料。
○エラリイ・クイーン『恐怖の研究』(早川ポケミス/1967年)
 ――ポケミスでも文庫でも持ってるんだけど、紹介文入りの函付きだったので。
帰宅すると、本が届く。古い本も、新しい本も。
○ベルヌ/福島正実『ダンカン号南へ』(4年の学習 1962年3月号付録)
 ――ネット注文の古本。付録文庫資料。原作は『グラント船長の子供たち』。
○柳原慧『いかさま師』(宝島社/2005年)
 ――こちらは謹呈本。第2回『このミス』大賞受賞作家第2弾。
「本の雑誌」掲載の「北の国古本買いまくりツアーリベンジ篇(下)」ゲラ校正。
夜、凄い雨。雨が降るのを見るのが好きなので、ベランダに出てしばし眺める。

7/10(日)晴れたので買い物で新宿へ。天麩羅など食す。ついでに新刊書店。
○マリ・デイヴィス『英国占領〔上・下〕』(二見文庫/2005年)
 ――第二次大戦でナチスドイツが英国を占領したら、という改変歴史SF。
某新人賞下読み通過作品コメント執筆。
『本屋にはないマンガ』再校校正終了、送付。
朝比奈知彦『辞めるが勝ち』読了。「近未来ビジネス小説」とあるから読んだが、
SF性は薄いし、そもそも小説として詰まらなかった。

7/11(月)国際非暴力行動委員会編『基地がなくなる日』読了。
沖縄の基地問題を描いたもの。途中からSFになる。
「本の雑誌」連載コラム「北原バカ本道」執筆。
ネット注文の古本届く。
○レスリー・チャータリス『暗黒街の聖者』(小学五年生 1963年11月号付録)
 ――怪盗サイモン・テンプラー物。付録文庫資料。
近所の書店へ。
○P・G・ウッドハウス『ジーヴスの事件簿』(文藝春秋/2005年)
 ――英国のユーモア作家の選集。国書刊行会からも最近出始めてて、嬉しいんだけど
中身に重複があるのがちょっと困りもの。
マンガを中心に、本を40冊ほど処分。処分して後で「しまったぁ」となる率が
比較的低いのがマンガなので。見た目は全く減った感ナシ。……当たり前か。

7/12(火)「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆。

7/13(水)プールへ。ノルマ以上にがしがし泳ぐ。
髪を切りに美容室へ。さっぱり。
謹呈本届く。
○平山夢明『ふりむいてはいけない』(ハルキホラー文庫/2005年)
○平谷美樹『百物語 第四夜』(ハルキホラー文庫/2005年)
 ――ハルキホラー文庫最新刊。ほかハルキ文庫×3。
図書館で調べ物。ついでに古本屋。
○『夏涼冬暖之楽土 房州案内』(普久社/昭和2年)
 ――80年前の千葉の観光・保養案内。広告は地元の商店だけでなく
「森永コーラス」とか「滋強飲料カルピス」とか「新型サクマ式ドロップス」とか
「理研ヴィタミンA」とかイカス。
マリ・デイヴィス『英国占領〔上・下〕』読了。「ドイツが英国を占領したら」という
設定はSFだが、本筋は戦記冒険小説ですな。結構リアルで読ませてくれた。

7/14(木)「週刊新潮」書評執筆。
ファミレス読書。
図書館ハシゴで調べ物。ついでに古本屋。
○『俳諧京』(中田與兵衛/1953年)
 ――京都が主題の俳句集。「最終のケーブルに乗り月を背に」とかイイですね。
序は高浜虚子。非売品。文庫資料。
○ジュール・ヴェルヌ『洋上都市』(パシフィカ/1979年)
 ――「海と空の大ロマン」叢書、何冊か抜けてて……と買ったら、持ってる巻でしたっ。
○ルブラン『怪盗ルパン 白鳥の首のエディス』(春陽堂くれよん文庫/1989年)
 ――文庫資料。中身はありきたりだが、くれよん文庫は見なくなってきた。
○山科薫『パラサイト・ハート』(示現社/2002年)
 ――死んで女性のクリトリスに寄生した男の話。で、SFミステリーなのだそうだ。
帯の推薦文は愛染恭子だし。こんな本、見つけちまったら買うしかないでしょ>俺。
著者はAV男優もしてるらしい。それで愛染恭子か。ナットク。
でもこの人、田中角栄の義理の甥らしい。へー。

7/15(金)五反田と神田の古書即売会ハシゴ。
○『絵ばなし世間学』(キング昭和10年新年号付録)
 ――色々な逸話や教訓。池田宣政・菊池寛・佐々木邦など執筆、伊藤幾久造ほか画。
洗濯都々逸「絹や毛物にカルキは法度、色が黄ばんで痩せ細る」とか楽しいぞ。
○デフォー/笹山狂郎『絶島奇譚 ロビンソン漂流記』(立川文明堂/大正13年)
 ――名作の古い訳。文章も古めかしく、味わい深い。文庫資料。
○竹村浪の人『南信濃の名山 風越山と天竜舟下り』(風越書房/1961年)
 ――長野県飯田市の観光案内。信州ヤクルト株式会社など広告もグー。文庫資料
映画『ルパン』試写のため御茶ノ水→四谷→麹町と移動。暑いしもうヘトヘト。
でも日本ヘラルドの試写室は椅子がソファーになってて非常にラクチンでした。
特に映像が時代色たっぷりで、十分堪能しました。9月公開なのでみんな観ましょう。
モーリス・ルブラン『カリオストロ伯爵夫人』読了。映画のメイン原作は本作なのです。
他の話幾つかもうまく盛り込んでおり、しかも××が××でもうタイヘン。
飯田橋へ。ブックスサカイ深夜+1で新刊を物色。
○デイヴィッド・イーリイ『大尉のいのしし狩り』(晶文社/2005年)
 ――おおっ、異色作家イーリイの短篇集ではないか。これは買わねば。
帰宅すると謹呈本が届いている。
○紀田順一郎・東雅夫編『日本怪奇小説傑作集T』(創元推理文庫/2005年)
 ――江戸川乱歩・夢野久作・大泉黒石・泉鏡花など収録の大名作集。

7/16(土)SF大会HAMACON2出席のため横浜へ。暑い。
本日の第一目的は旭堂南湖氏の企画「SF寄席〜原始怪物ガニラvs蠅男」。大ウケ。
ゲストルームで色々な方にお会いしご挨拶。
ディーラーズルームへ。厳選して同人誌を購入。
○中谷育子編『みちしるべ―矢野先生の作品目録―』(星海企業記録出版室/2005年)
 ――矢野徹氏の書誌。書誌は買わないとね。
○都筑由浩『絶滅!? SF研の死闘』(UpsideDown文庫/1998年)
 ――プロ作家による同人誌文庫。他の巻も欲しいなあ。文庫資料。
○『宇宙鏖 創刊準備号』(千葉県柏郵便局私書箱五四号城方/2005年)
 ――歴史あるSFファンジン『宇宙塵』のパロディ同人誌。
初日終了後、日下三蔵氏ら知り合いにくっついて中華街で夕食。
近場の大会なので、泊まらずに帰宅。帰ると短篇ゲラが届いている。締切は連休明け。
ひゃあ、急遽仕事だ。
ネット注文の古本も届いてました。
○『探偵推理ブック』(小学六年生1962年新年号付録 ダイヤモンド・シリーズ)
 ――探偵手帳や推理クイズなど。ドイル、クリスティ、ルブラン、F・ブラウン、
R・スタウト、佐々木味津三、野村胡堂作品の短縮版も収録。
もう一人ベチョファー・ロバーツって誰かと思ったら創元推理文庫の江戸川乱歩編
『世界短編傑作集』一篇だけ訳されてる人でした。わざわざそんなマイナーな人を。
翌日の企画で紹介する本を、数時間汗だくで捜索。一冊、どうしても見つからず。

7/17(日)SF大会HAMACON2、二日目のため再び横浜へ。暑い。
『ヴェルヌ』企画で、横田順彌氏、永瀬唯氏、星敬氏らとともに登壇。
ヴェルヌ系の奇書など紹介する。どうもお耳汚しでした。
参加者の方から、わたしには読めない国の言葉のヴェルヌを二冊戴く。
……すみません、どこの国とどこの国でしたっけ?
もしここを読んでいらしたら、もう一度教えて下さいませ。マヌケですいません。
帰路、花火大会のため、みなとみらいも横浜も人ごみでぐちゃぐちゃ。疲れました。
そのまま避暑&湯治のために蓼科へ直行。夜は寒いくらいである。

7/18(月)8月刊行の異形コレクション「オバケヤシキ」に寄稿した短篇の校正。
郵便局へ持って行くが、休日のため集配が終わっている。しまった。
横手の搬出入口が開いていたので声を掛けると、受け付けてくれた。
しかも着日や料金まで確認してくれる。田舎の(失礼!)郵便局員さんは親切でした。
温泉「河童の湯」へ。ペットボトルのお茶と本を持ち込む。
露天風呂につかりながら、読書。サイコーに気持ち良い。
で、ルブラン『奇岩城』読了。
先日の映画『ルパン』に奇岩城の要素も取り込まれていたので。
夕食は「そば庄」で天ざるそばの定食に、地ビールの生。これまたサイコーである。

7/19(火)再び温泉「河童の湯」へ。またまた露天風呂につかって読書。
ルブラン『怪盗ルパン 白鳥の首のエディス』読了。ふうむ、ルパンは短篇の方が好みかも。
昼食は「三五十家」でやっぱり天ざるそばの定食。昨日の店と違って、これまた美味い。
夜、駅近くで地ビールを呑んでから帰宅の途につく。

7/20(水)やっぱり東京は暑いね。
午前中プールへ。休み休み泳いだのにノルマ以上に泳げた。
もしかして速くなってるのか>俺?
蓼科にも海があったら泳いでたけど、何せ高原ですから。白樺湖で泳ぐわけにもいかんし。
(でも昔、野尻湖でなら泳いだことあったな。)
午後、藤原事務所の藤原義也氏と『ドイル傑作集』第3巻の打ち合わせ。
お待たせしましたが、なんとか年内には出そうです>皆様。
帰路、古本屋。
○『LIFE IN THE 1870s』(Times Books/1974)
 ――タイムズ紙の三行広告に見る19世紀英国の世相史。ヴィクトリアン資料。
「行方不明の犬を探して下さい。報酬は2ギニー。特徴は……」なんてのもあり楽しい。
夕方、近所の男の子を連れて、小学校校庭で開かれる親子夏祭りへ。まあ、盆踊りです。
男の子は両親がレストラン営業中のため、代理の保護者であります。
浴衣姿のちびっ子の踊りとか、楽しませて戴きました。暑かったけど。

7/21(木)ルブラン『カリオストロの復讐』読了。映画原作本の後日譚。
その後どうなったのか、確認のため。
司悠司『エスパー・ミュウ 超おサワがせ学園』読了。えろSFでありながら、
『時をかける少女』『狼の紋章』『ねらわれた学園』などのパロディでもある。
夜、西荻窪の欧風料理「華」で、ヨーロッパから帰国中の二十歳のバレエダンサーらと
夕食。もちろんその娘は奢り。頑張って出世してね。

7/22(金)神田の古書即売会へ。
○松永義弘『猿飛佐助は女だった』(日本文芸社/1968年)
 ――題名通りのエロっぽい時代小説。帯だと「時代ミステリー」だそうだ。
以前見かけてパスしたんだけど、やっぱこれ買うのは俺かな、と(笑)。
○村上元三『猿と放下師』(同光社/1956年)
 ――時代短篇集。怪談「鍋島の猫」「怪談累ヶ淵」「有馬怪猫伝」など収録。
桃太郎が雉丸や犬介と鬼ヶ島の海賊を退治する、時代小説版「桃太郎」も。
○『岡田式静座法』(実業之日本社/明治45年初版・大正4年改訂増補)
 ――なんで、正座の仕方を語るのに440頁もかかるんですかい。
でも巌谷小波や高田早苗も書いてるから買ってしまいました。文庫資料。
○うちの・すみを他『13人の天使』(少女クラブ 1957年7月号付録)
 ――とってもおもしろい探偵まんがなのよ。懸賞で素敵な商品も当たるのよ。文庫資料よ。
○ドン・ホワイトヘッド『犯罪世界地図』(東京創元社/1961年)
 ――4冊しか出なかった創元ブックスの1冊。持ってたけど帯付だったので。
帰宅するとネット注文の古本届く。最近、即売会かネットでばかり古本買ってますね。
○伊東杏里『バター・ウォーズ』(新書館/1978年)
 ――スターウォーズのパロディ。ずっと翻訳だと思ってたが、日本人が書いてた。
当時は見向きもしなかったが、資料として必要なので購入。
午後、所要で新宿へ。ついでに大書店で新刊。
○横山秀夫『震度0(ゼロ)』(朝日新聞社/2005年)
 ――横山秀夫の最新作。阪神大震災が絡む警察小説。
『クルンバーの謎』翻訳手直し。
夜、荻窪で一杯。

7/23(土)渋谷へ。バレエ『エトワール・ガラ』鑑賞。
キリアン、フォーサイス、ノイマイヤー作品他。
特にマリ=アニエス・ジローが最高でした。気分が良くて、つい昼間だというのに
休憩時間にビールを呑んでしまいました。
終演後、渋谷の古本屋。
○三鷹うい『背中にはしまもよう』(角川ティーンズルビー文庫/2001年)
 ――有名なネットバトラーの書いたやおい?小説。一部好事家の間ではレア本。
帯付美本が百円でした。これで三鷹うい単行本コンプリート。二冊しかないけど(笑)
建物の2Fにいる時に地震。結構揺れる。
シャーロッキアンの集まりへ。飲み会の途中から参加。
ダブらせたマンガ誌(ホームズ物掲載)の引き取り手見つかる。ああ良かった。
地震で電車が止まったりしていたが、無事に帰宅。
おそるおそる書庫を見ると……書棚の上の方に積んだ本が数箇所で落ちてた程度。
被害は軽微でした。
謹呈本が届いている。
○エドモンド・ハミルトン『人工進化の秘密!/魔法の月の血闘』(創元SF文庫/2005年)
 ――キャプテン・フューチャー全集8巻。スペオペって、いいよね。

7/24(日)終日『クルンバーの謎』翻訳手直し。

7/25(月)神田の古書即売会へ。
○木村晃郎『小説哲学辞典』(私家版/1975年)
 ――辞典形式の社会風刺。もう1冊「日本編」と並んでて、わたしはどちらかを持っている。
だがどっちだったか、はっきり覚えいない。いっそ両方買おうかとも考えた末、本書を掴む。
帰宅するや確認すると……珍しく(笑)あってましたっ! あー良かった。SFパートも有。
これで、とても引き取り手のなさそうなダブリ本を出さずに済みました。
こんなヘンな本(かつマイナーな本)を、揃えられるとは思ってなかったよ。
よく見ると、蔵書票に「コーロー」とあるから作者本人のものらしいぞ。
○森村豊『英米文学評伝叢書 ウェルズ』(研究社/昭和10年)
○新里文八郎『英米文学評伝叢書 デラメア』(研究社/昭和10年)
 ――SF作家とファンタジイ作家の評伝。欲しい巻のカバ付が安値で見つかり嬉しい。
帰路、新宿で途中下車するつもりが、本に夢中になって降り損ない、中野から折り返す。
目的地は大型家電店。修理完了の扇風機を受け取る。
ネット注文の古本届く。
○貝塚渋六(堺利彦)『猫の首つり』(松本書院/大正7年)
 ――大正期にはこういう突飛な題の本がよくある。随筆集だが小説もアリ。
短篇ゲラ届く。更にまた忙しくなってしまった。
夕方、友人が遊びに来る。西荻窪北口の中華料理屋へ。旨い。ここはまた行かないと。
ロバート・J・ソウヤー『ヒューマン―人類―』読了。今回は奇想アイディア爆裂はないが、
やっぱ面白い。次のシリーズ完結篇が今から楽しみだ。
短篇ゲラ校正。『クルンバーの謎』翻訳手直し。

7/26(火)台風。窓から雨を眺める。
郵便で本届く。雨濡れが心配だったが、無事でした。ホッ。
○都築由浩『美少女英雄アストロムーン』(UpsideDown文庫/1995年)
○都築由浩『美少女英雄アストロムーンS〜星々の運命〜』(UpsideDown文庫/1996年)
 ――キャプテンフューチャー+セーラームーンという凄い設定の同人誌文庫。
しかも作者は電撃文庫・スニーカー文庫・青心社文庫にてスペオペで活躍中の都築由浩氏。
それは興味があるぞ、という方は
こちらへ。
都築様、お送り戴きありがとうございました。
短篇ゲラ校正。『クルンバーの謎』翻訳手直し。

7/27(水)台風一過で死ぬほど暑い。でも自転車で外出。
図書館とプールのハシゴ。まるで夏休みの小学生だ。
『クルンバーの謎』翻訳手直し。

7/28(木)新宿京王百貨店の古本市へ。夏の京王古本市は会場が広く、
一周するのに2時間かかってしまう。疲れた。
○舟木重彦『盲人国物語』(拓南社/1943年)
 ――ウェルズの短篇をベースに話をふくらまし、主人公を日本人にするなどした翻案。
本日最大の収穫。
○巌谷小波『小波お伽全集5巻 児童劇集』(吉田書店/昭和9年)
 ――古典SFとして有名な「閻魔裁判鯰髯抜」ほか「七匹の子山羊」を日本に置き換えた
「羊の天下」や、星の王(スターキングに非ず)とか出て来る「日の出神楽」や、
桃太郎・聖徳太子・ヤマトタケルなど出演の「日本一物語」とか充実の内容。
○ドイル/水谷準『名探偵ホームズ』(筑摩書房/1956年)
 ――水谷準訳の児童向けホームズ。函付で状態も割と良。長篇1・短篇7本収録。
○『小学六年生 夏休み増刊号』(小学館/1958年)
 ――実話集。ドイルがオスカー・スレイター事件を解決する「名探偵の怒り」収録。
子供向けにこの話が紹介されてるなんて知りませんでしたよ。
○『未来少年コナン』(てれびくん1978年6月号付録)
 ――マンガ版コナン。描いてるのは宮崎駿雄…ではなく、スーパージェッターの久松文雄。
久松版ラナも結構可愛いです。
整体へも行くつもりで一日乗車券を買ったものの、予約が明日になる。
仕方なくモトを取るため(笑)途中の駅の古本屋へ。
○ウィーダ/楠田匡介『フランダースの犬』(日本メールオーダー/発行年不明)
 ――訳者が昔の推理作家の楠田匡介。物語はでもネロが事件を解決したりはしません。
たぶん盛光社版をハードカバー化したもの。全集売りをしていたものらしい。
地元へ帰り、郵便局で振込作業。
ファミレス読書。帰路、新刊も買う。
○有川浩『海の底』(メディアワークス/2005年)
 ――『空の中』の作者の最新作。怪獣小説らしいので楽しみ。
夜、呼び出されてインド風中華料理店へ。更に河岸を変えて呑む。

7/29(金)神田の古書即売会へ。
○『科学物語 ピコちゃんの冒険』(少女クラブ1950年5月号付録)
 ――科学解説書だがSF設定になってる。夢オチだけどね。
○三宅雪嶺『雪嶺名作選集』(坂東三弘社/大正14年)
 ――『日本及日本人』の三宅雪嶺の作品集。
一旦帰宅後、目白へ。整体受ける。水泳のせいか、腿が凄く硬い。痛てててて。
ついでに古本屋。
○蛭田充『まんが関宿町と関宿城の歴史』(関宿町教育委員会/1995年)
 ――『ウルトラマンA』を描いた蛭田充の、地方マンガ。
帰路、友人の女子大生が店番をしているという古本屋を覗く。
なんか『下妻物語』みいたなロリな格好している。自前だそうだ。
ブックカフェになっているのでお茶する。古本は買わず。残念。

7/30(土)高円寺の古書即売会へ。古本市三日連チャン最終日。
珍しく注文品が2冊あり、珍しく両方当選。
ところが。1冊は目の前でビニール袋から値札を取り出す際、
値札を袋の内側に留めていたセロテープが表紙に貼り付いて、
べりっと表紙が破けてしまったのだ! あーあ。
一瞬、空気が凍る。
帳場の人がセロテープのその部分をハサミで切って回収したものの
「どうします?」と言われて、わたしは困ってしまった。
破れていないものを買おうとしていたのと同じ値段で、
破れたものを買いますかと訊かれたわけで。
「すみません、やめておきます」ということにした。
結局、収穫は以下の当選品1冊+1冊ということに。
○P・G・ウッドハウス『ウッドハウス短編集』(冨士書店/1966年)
 ――英国のユーモア作家の余り知られてない短編集。最近ウッドハウスづいてるなあ。
○アタウラー・マルダーン『犯されて』(富士見ロマン文庫/1978年)
 ――ちょっとあんまりなタイトルなので気付きにくいが、実はヴィクトリア朝資料。
ワトソン博士も従軍したアフガン戦争絡みのポルノなのです。
エンターブレインから小冊子届く。
○『SCRIBBLES 森薫・ラフスケッチ集』(発行所記載ナシ/2005年)
 ――アニメ『エマ』DVD特典小冊子。ありがたや。
ルブラン『カリオストロ伯爵夫人』解説執筆。

7/31(日)支那蕎麦屋で昼食。ついでに古書店へ。
○『ミステリーボニータ』(秋田書店/2005年7月号)
 ――人形サイズのホームズが登場する「Dearホームズ」第3話掲載。
あんまり暑いので風呂の残り水で打ち水をする。これで少しは涼しくなるか。
『カリオストロ伯爵夫人』解説執筆続き。
届いた資料映像など観る。

7/後半 横山秀夫『震度0(ゼロ)』読了。横山秀夫最新作の警察小説。
いつ読み終わったか分からなくなってしまいました。

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6/1(水)多忙のため、所沢の古本市は泣く泣くパス。
その時間分、ファミレス読書。
雨宮雨彦『人食鬼』読了。自費出版本。美しき人食鬼の物語。
某新人賞下読みも一本読了。バツ。
郵便局で色々振込。古本屋も寄るが収穫ナシ。
帰宅すると謹呈本が届いている。
○伊藤典夫編『SFベスト201』(新書館/2005年)
 ――ファン必携の最新SFガイドブック。出る出ると聞いてウン年、遂に出たぞ!
神楽坂へ。月一の本好き会合に参加。本の話はホント、楽しいよね。

6/2(木)某新人賞下読み続き……バツ。もう一本……やっぱりバツ。
雨宮雨彦『冬の女王の瞳』読了。自費出版本。『人食鬼』の続篇。

6/3(金)神田の古書即売会へ。会場でS氏にお会いする。
古本方面の方なので会っても全然不思議じゃないですが、翌日も会う(予定)なもので。
○ハシント・グラウ『西班牙人形綺想曲』(弘文堂書房・世界文庫/1940年)
 ――人間世界と人形世界が交錯する幻想戯曲。
○永来重明『花嫁はどこにいる(1)空をとぶ恋』(創世社/昭和30年)
 ――ラジオドラマの小説版。映画もあり、監督は『八つ墓村』の野村芳太郎で、
出演は佐田啓二・中村メイコ・草笛光子など。小説は飯沢匡版もあるらしい。
○青木義久『復讐は誰がやる』(文芸評論社/1957年)
 ――ギャング映画の原作集。表題作の出演は三橋達也・西村晃ほか。
「女真珠王の復讐」の出演は宇津井健・三ツ矢歌子・丹波哲郎・天地茂ほか。
「地獄の札束」の出演は水島道太郎ほか知らない人ばっか。
実写版『鉄腕アトム』『鉄人28号』主題歌作詞者も青木義久だけど、同一人物?
献呈署名入。献呈先の植野晃弘は天地茂の明智小五郎モノ等のプロデューサー。
○『鴛鴦宝典』(発行所・発行年不明。戦後初期?)
 ――昔の地下出版本。モロな図解入りで体位が解説されてますから。
新刊書店でSF評論家牧眞司氏にお会いする。
古書モールでは古本方面のM氏やIさんらとお会いする。今日はよく知人に会うなあ。
某新人賞下読み一本……バツ。
雨宮雨彦『魔王の扉』読了。自費出版本。『冬の女王の瞳』のまた続篇。

6/4(土)某新人賞の下読み原稿入りの箱(第2弾)届く。
シャーロッキアンの集まりがあったが多忙のためパス。Sさん、申し訳ないです。
謹呈本届く。
○倉阪鬼一郎『紫の館の幻惑 卍卍教殺人事件』(講談社NOVELS/2005年)
 ――ゴーストハンターシリーズ。黒猫ミーコちゃんも登場だ。倉阪さん、多謝。
雨宮雨彦『機関車物語』読了。自費出版の鉄道小説集。

6/5(日)ファミレスで仕事。某新人賞下読み2本。
雨宮雨彦『ケンタウロス』読了。自費出版のファンタジイ。さすがに飽きてきた。

6/6(月)いつも行ってるプールが清掃で一週間休みだったせいもありますが、
忙しくてついついプールから足が遠のいてたので、えいやで出かける。
新しいゴーグルをおろす。視界が広く、使い勝手はよろしい。
でも学校が休みとかで子供が多く、泳ぎにくい。最低ノルマをぎりぎりクリア。
帰路、古本屋。収穫ナシ。
某新人賞下読み。
夜、買い物ついでに近所の書店で新刊。
○『サスペリア ミステリー』(2005年7月号)
 ――付録の「まるごと一冊!金田一耕助の事件簿」が目的。
漫画版『獄門島』「魔女の暦」を収録。本誌でも『八つ墓村』を連載中だ。

6/7(火)高田馬場BIG BOX古本市初日だが多忙のためパス。
ファミレス読書。雨宮雨彦『アリスの機関車』読了。自費出版の鉄道小説。
近所の書店で新刊。このところ「古本的日常」なのは週末だけだな。
○新井潤美『不機嫌なメアリー・ポピンズ』(平凡社新書/2005年)
 ――イギリス人の階級意識を、小説と映画から読み解く。英国関連資料。

6/8(水)腹痛。仕事が忙し過ぎてストレス溜まってるのかなあ。
謹呈本届く。
○ハセベバクシンオー『ダブルアップ』(宝島社/2005年)
 ――『このミス』大賞優秀賞受賞作家第二弾。歌舞伎町ギャンブル戦争の話。
雨宮雨彦『魔法使い』読了。これで改訂増補作を除いて全て読了。ホッ。
夜、散歩がてら行きつけの古本屋へ。収穫ナシ。しばらく茶飲み話。
ワールドカップアジア予選・日本×北朝鮮戦の真っ最中のため、お店は閑古鳥状態でした。

6/9(木)腹痛は回復したが体調にイマイチ自信が持てず、プールをパス。
『本の雑誌』連載コラム「北原バカ本道」執筆。
『SFマガジン』連載コラム「SF奇書天外」執筆。
仕事でリーディングしていた原書読了。時間掛かった、情けない……。

6/10(金)体調は相変わらずイマイチ。
神田の古書即売会は一枚物(掛け軸とか)なのでパス。
新井潤美『不機嫌なメアリー・ポピンズ』読了。非常に勉強になりました。
『SFマガジン』連載コラム「SF奇書天外」執筆続き。
「本の雑誌」掲載の「北の国古本買いまくりツアー リベンジ篇<上>」ゲラ届く。

6/11(土)高円寺の古書即売会へ。ようやく古本的日常である(笑)。
○ルーシー・セーマー『フロレンス・ナイティンゲール』(メヂカルフレンド社/1965年改訂)
○Z・コープ『ナイチンゲールと六人の弟子』(医学書院/1972年)
 ――期せずして同系列の本2冊。有名な看護婦とその弟子について。ヴィクトリアン資料。
午後、シャーロッキアンの友人達と上野で「植物画 世界の至宝展」を鑑賞。
ヴィクトリア女王のお抱え絵師の作品も展示されている。
銀座の「ドラキュラ・カフェ」で夕食。そういう内装なのです。
帰宅すると謹呈本が届いている。
○シオドア・スタージョン『輝く断片』(河出書房/2005年)
 ――スタージョンのミステリ短篇集! すんごい嬉しい。

6/12(日)実家へ。
ついでに久々(十数年ぶり?)に実家近くの図書館へ。うわあ変わってない。
金のない高校生時代、ここでSF借りたりしたんだよなあ。
で、調べ物。近所の図書館になく、ここに所蔵してる資料があったため。
更に、これまた久々にその近所の叔父宅に顔を出す。何故か大下宇陀児の話になる。

……って、叔父貴はリアルタイムで大下宇陀児を読んでたんだから不思議はないか。

帰路、実家近くの古本屋も覗く(こっちはたまに行ってる)。……収穫ナシ。
『SFマガジン』連載コラム「SF奇書天外」執筆続き。
並行して『本屋にはないマンガ』手直し。

6/13(月)新宿西口地下広場の古本市へ。いつもの古本な方々にお会いする。
○坂元邁『地球維新 間もなく日本で大混乱がおこる』(マイナス科学の会/1980年)
 ――明らかにトンデモ本。同じ作者の別な本も持ってるぞ。全然自慢にならないが。
ノストラダムス大予言の1999年地球滅亡は本書で救われるそうだ。良かったですね。
「本の雑誌」掲載の「北の国古本買いまくりツアー リベンジ篇<上>」ゲラ校正。
『本屋にはないマンガ』手直し。

6/14(火)「週刊新潮」書評執筆。
図書館をハシゴ。ついでに古本屋。収穫ナシ。
クリス・ウッディング『ポイズン』読了。ヤングアダルト向けファンタジイ。
これは『魔物を狩る少年』解説執筆のため、原稿で次回翻訳作を読ませてもらったもの。
で、『魔物を狩る少年』解説執筆開始。
『本屋にはないマンガ』手直し。

6/15(水)プールへ行こうと思ったら……雨だ。
『魔物を狩る少年』解説執筆続き。
『本屋にはないマンガ』手直し、とりあえず終了。
夜、近所の整体へ。吸玉もやる。背中の跡が凄いことになる。

6/16(木)今日も雨。まあ、梅雨だからね。
西荻窪に古本屋が新規開店。開店と同時に突入というのをやってみることにする。
正午開店というので5分前に行ってみると……ああっ、もう開いてる!
しかも店内は結構込み合っている。知った顔もいるし。
ずっと探していた本を某氏に先を越され、非常に悔しい思いをする。
結局、買ったのは一冊。これだけで開店の記念品を戴いてしまう。申し訳ないっす。
○C・M・シュルツ『めいたんていスヌーピー』(鶴書房/1978年)
 ――スヌーピーがホームズの格好で事件を解決。広義のホームズパロディです。
原書は持ってたけど、こんな昔に翻訳が出ていたとは知らなかった。谷川俊太郎訳。
森英俊氏に誘われ、古本関係の方々とお茶。色々と濃い古本話で盛り上がる。
その後、ぞろぞろと別な古本屋へ。
帰路、更に別な古本屋の店頭で、喜国雅彦氏とばったり遭遇。
やはり例の店の開店襲撃だったとのことでした。
森氏らと別れ、今度は喜国氏とまたまたお茶。またまた古本話に花を咲かす。
帰宅してメールを確認すると、ネット注文していた古本が既に売り切れとの連絡。
悔しい。今日はそういう日なのだな。
悔しいので(笑)友人に連絡して探求書を聞き、先刻の古本屋を再訪問。三冊購入。
『魔物を狩る少年』解説執筆続き。

6/17(金)神田の古書即売会へ。
○『間一髪』(三省堂書店/明治41年)
 ――注文品が当選! 前日からのモヤモヤがこれでスッキリ(笑)。
中身は昔の対訳書。ドイル「叙勲顛末」「折衝秘聞」+α収録なのです。
○『天授秘薬 民間療法 第一集』(婦女界 大正10年1月号付録)
 ――民間療法の体験談集。文庫資料。ドクダミは痔にも寝小便にも効くそうだ(笑)。
○宇佐美省吾『龍山*譚』(森井書店/1979年) *=喜+喜
 ――黒四ダム開発譚なのに、龍だの妖怪だのが出て来る奇書。
この作者の別な本は『SFマガジン』の拙連載「SF奇書天外」で紹介しております。
会場でSF評論家・牧眞司にお会いし、お茶する。
昨日から知り合いに会ってはお茶してばっかりだぞ>俺。
帰路、昨日の開店の古本屋をまたまた襲撃。流石に買う本ナシ。
帰宅すると謹呈本届く。
○田中光二『鬼ノ剣 十兵衛刺客始末』(ハルキ文庫/2005年)
 ――SF作家として知られる田中光二の時代小説。ほかハルキ文庫新刊8冊。
夕刻、渋谷のレオノール・フィニ展内覧会へ取材。非常に見ごたえのある展覧会であった。
図録も資料性高し。是非、会場へ足をお運び戴きたい。
編集氏と夕食。帰り道に書店で新刊。
○ジム・トンプスン『鬼警部アイアンサイド』(早川ポケミス/2005年)
 ――トンプスンが人気TVシリーズを小説化していた!
短篇執筆。

6/18(土)謹呈本届く。
○アン・ハリス『フラクタルの女神』(創元SF文庫/2005年)
 ――新鋭女流SF作家、注目のデビュー作。
池袋へ。日下三蔵氏が編集した『天城一の密室犯罪学教程』の本格ミステリ大賞受賞を
祝す会へお呼ばれ。末席を汚させて戴きました。
(日下さん、本当におめでとうございました!)
新刊書店にも古本屋にも寄らなかったのに、M氏に古本を譲って頂いてしまう。
○コナン・ドイル『クルンバーの謎』(創元推理文庫/1959年)
 ――猫マークの帯版。後のカバー版は持ってるがSFマークなのだ。かなりレア。
○コナン・ドイル『海底都市アトランチス』(中学生の友2年3月号付録)
 ――「中学生宇宙文庫」カッコイイね。このバージョンは持ってなかった。
○コナン・ドイル『のろいの魔犬』(小学館/1973年)
 ――児童版ホームズは多すぎるので全部は買わないようにしてたんだけど、
この全集は巻末に全然ホームズと無関係な氷川瓏の短篇が載ってると御教示戴いたので。
以上、ドイル三点セット(笑)でした。
更にI氏にも古本を譲って頂いてしまう。お二方とも、ありがとうございました!
○清水正二郎『真昼の抱擁』(ポケットブックス社/発行年不明・60年代?)
 ――シミショウ(後の胡桃沢耕二)の山窩小説。こんなの、知りませんでしたよ。
二次会まで参加。久々に結構酔っ払う。楽しい時間を過ごさせて頂きました。
初めてお会いした皆様(結構多かった)、今後とも宜しくどうぞ。

6/19(日)所要で高田馬場へ。ところが目的地がやってない! がーーん。
仕方なく、日曜日は殆ど閉まっているのを覚悟の上で早稲田の古書街へ。
ムキになって探したところ、二軒だけやってました。
一応、古本も買いました(一冊だけど)。
○土師清二『朱唇捕物帖』(新小説文庫/1951年)
 ――文庫資料。巻末の目録や予告を見ると三橋一夫『天国は盃の中に』とか、欲しい本が
あるなあ。『初恋トンコ娘』とか『私は魔女です』とか『強情いちご』とかソソる題名も。
歩き疲れてお茶。一休みして帰宅。
短篇執筆。

6/20(月)神田の古書即売会へ。収穫全くナシ。注文品もハズレ。
ムキになって会場近くの古書店の店頭本を漁る。ようやく一冊。
○栗林平佐・齊藤寛『小学理科物語 六年の上』(小学館/大正14年)
 ――童話・童謡仕立てで楽しい。「みみずの囈言(たわごと)」は我輩小説だ。
即売会で収穫があったらこれは見つかってなかったのだぞ、とようやく落ち着く。
短篇執筆。

6/21(火)上京中の堺三保氏と高円寺でお茶。色々と茶飲み話。
解散後、久々に高円寺の古本屋巡り。高円寺には古書即売会でよく来るが、
いつもは誰かに会ったりしない限り、即売会場だけで帰ってしまうのであります。
○一条明『金太郎侍』(春陽文庫/1974年)
 ――タイトル買い。桃太郎侍しか知りませんでしたよ。あとは何だろう。浦島太郎侍。
ものぐさ太郎侍。大馬鹿三太郎侍。岡本太郎侍。平井太郎侍。……すみませんでした。
(注・平井太郎は江戸川乱歩の本名です。)
○中嶋ラモス『がんばれ、エスパー長井クン!』(ナポレオン文庫/1994年)
 ――えろSF。「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」用資料。
○『ポケットモーニング娘。Vol.2』(鹿砦社/2003年)
 ――モー娘。の安部なつみ・矢口真里・後藤真希・飯田圭織の写真集。もうOBの娘も。
でもぜーんぷ私服のスナップ写真。というか肖像権無視の投稿写真?(お宝映像って言うの?)
モー娘。のことはよく分からないのですが、なんで買ったかというと、文庫資料です。
通りかかった酒屋に輸入ビールがあったので、覗いてみる。
「ホブゴブリン」という格好いいイングリッシュ・エールがあったので買ってしまう。
「↑」はイギリスの「小鬼」のこと。ラベルも良いです。
地元に戻ってからも、更に古本屋。例の開店したばかりの店です。
○ジュール・ベルヌ『十五少年漂流記』(同和春秋社/1956年)
 ――「世界少年少女名作選集」の一冊。ちょっと珍しいかも。
短篇執筆。

6/22(水)雨。傘を差して自転車で図書館へ。借りていた資料返却。
シャーロッキアンの友人H氏宅へ。まとめ輸入してもらった本を受け取る。
○『Japan and Sherlock Holmes』(The Baker Street Irregulars/2004年)
 ――日本人によるホームズ研究の英訳。江戸川乱歩や甲賀三郎、小酒井不木らも収録。
ついでに古本屋。
○ティム・ラヘイ&ジェリー・ジェンキンズ『トリビューション・フォース』(いのちのことば社フォレストブックス/2002年)
 ――トンデモSFっぽい近未来「予言」小説第2弾。第1弾も持ってるし>俺(笑)。
でも調べたら原書は8冊+児童向け姉妹編12冊も出てて、邦訳も最近6冊目が出てる。
買い続けないといけないのか>俺?……とりあえず古本屋で揃えます。
帰宅すると郵便で本が届く。
○コナン・ドイル『マイカー・クラーク 下』(エミルオン/2005年)
 ――限定百二十部のドイル全集、早くも5巻。これで通して読めるぞ。
短篇執筆。

6/23(木)プールへ。おっと、そういえば先週は行ってなかったぞ。
なので、結構混んでいたけれど、がしがし泳ぐ。
『本屋にはないマンガ』ゲラ届く。ファミレスにこもってゲラ校正。
夜、古本仲間の日下三蔵氏から電話が。
なんと、例の古本屋を襲撃したため近所におられるとのこと。
で、急遽我が家にお招きする。
日下氏のオマケで(笑)ブックスサカイ深夜+1の店長・浅沼茂氏も一緒にやって来る。
大慌てで書庫を掘って通路を確保し、書棚をお見せする。
日下氏はウチの本棚の一番濃ゆ〜いところを、舐めるように眺めておられました。
また逆に、氏が例の店で買った古本を見せて頂く。あっ、付録文庫だ。かなり悔しい。
濃い古本話に、花が咲く。
しかし氏は自宅で深夜アニメ録画のビデオテープ入れ替えをせねばならない(笑)ため、
さほど遅くならないうちにお帰りになりました。

6/24(金)暑い中、五反田→神田と古書即売会ハシゴ。まずは五反田。
○山岡荘八『星吠ゆる海』(神田出版/1948年)
 ――本日最大の収穫!『新・日本SF古典こてん』で紹介されてるのを読んで以来、
ずっと探してたけど初めて現物に遭遇。近未来海洋冒険SFなんだけど、作者があの
『徳川家康』の人なのだ! 虫食いに表紙ハズレとボロいけど、安かった。
○三上蕃『ペコリントンの世界ひとまわり』(3年の学習 1961年2月号付録)
 ――登場人物も物語も滅茶苦茶に改変されてるが『八十日間世界一周』のリライト。
○三橋一夫『日本の妙薬』(ルック社/1968年3刷)
○三橋一夫『続・日本の妙薬』(ルック社/1968年3刷)
 ――三橋一夫の小説が復刊されても、こういう本は絶対に復刊されないはず。
○黒部渓堂『妖怪変化 狸騒動』(宗高書院/1949年)
 ――化け狸が登場する少年講談。表紙がナイス。
○梶井純『戦後の貸本文化』(東考社・桜井文庫/1976年)
 ――内容的にも、文庫的にも貴重。文庫資料。
ゴジラ研究家の竹内博氏とお遭いし、一緒に神田へ移動することに。
車中、収穫を見せ合いながら古本話に花を咲かす。で、神田。
○加藤正徳編『フランス童話集』(文化生活研究会/大正12年)
 ――「一九五〇年」収録。大正12年に出た本だから、未来SFなのです。発見。
○近藤日出造『家庭科学漫画』(東栄社/1942年)
 ――科学解説絵物語集。SF設定な話もあるので。
SF研究家の牧眞司氏とお遭いする。古書会館のベンチでしばらく四方山話。
やっぱり収穫を見せ合いながら古本話に花が咲く。
帰宅後、昨日悔しい思いをした例の古本屋へ行くことに。
森英俊氏と日下三蔵氏が抜いた後だが、まだ付録文庫が残っているとのことだったので。
しかし、実はわたしは自分が何を持っているかよく把握していない。
そこで持っている付録文庫を全部出し、SFとミステリに分け、作家順に並べ変える。
(この作業のおかげで気付いてなかったダブリが発見されました。)
だが今からリストを作っていては時間がかかり過ぎる。
で、例の古本屋に近いという利点を最大限に活用することにした。
自分の持ってる付録文庫を、ぜーんぶ持って古本屋に行ったのだ!
もちろん、前もって古本屋さんに連絡して、おことわりを入れてからだけれども。
で、ダンボール箱と手提げ袋に分けて、自転車に積み、出発。
現地で、結構大量の付録文庫を見せて頂く。早速、比較作業開始。
これは持ってる。これは持ってない。
しかし、持っていない本が思ったよりあることが判明。
考えた末、SFは全部買い、ミステリは一番興味のあるところのみセレクトすることに。
その結果が、以下の通り。
○A・クラーク『海底パトロール隊』(中学一年コース 1967年2月号付録)
○英米現代SF傑作選『太陽系最後の日』(高2コース 1963年11月号付録)
○ウィルスン・タッカー『大いなる沈黙』(高1コース 1969年2月号付録)
○H・ガーンズバック『27世紀の発明王』(中学一年コース 1965年10月号付録)
○R・A・ハインライン『地球脱出』(中学一年コース 1966年6月号付録)
○シオドア・コグスウエル『ポージーと魔法の世界』(中学三年コース 1974年11月号付録)
○マレイ・ラインスター『地球がこわれる!』(高1コース 1968年10月号付録)
○R・ファーリイ『怒る水』(中学一年コース 1962年3月号付録)
○エドモンド・ハミルトン『失われた惑星』(高1コース 1967年6月号付録)
○豊田有恒『植民星アルテアW』(高1コース 1971年新年特大月号付録)
○福島正実『フォボス接近!』(6年の学習 1972年一学期開始号付録)
○加納一朗『こうもり男』(6年の学習 1972年進級お祝い号付録)
○M・ルブラン『ルパン対ホームズ 古城の対決』(5年の学習 1976年7月号付録)
○レスリー・チャーテリス『快盗セントの冒険』(5年の学習 1971年7月号付録)
○レスリー・チャータリス『ギャングを消す男』(中学一年コース 1965年4月号付録)
○ベロック・ロウンズ『霧の夜の復讐者』(中学二年コース 1963年9月号付録)
 ――厳選してこれですから。最後のは切り裂きジャック小説『下宿人』のリライト。
こんなのまで付録になってたとは知りませんでした。ドイルがなかったのが残念。
夕刻、上野へ出たので「上野古書のまち」へ。この期に及んでまだ古本を買うのか>俺。
○大久保四州『歴史講談 西郷隆盛』(日本青年館/大正11年)
 ――講談小説。文庫資料。同じ作家、同じ版元の本も持ってるな。
バレエ『ニーベルングの指環』鑑賞。午後5時開演、10時終演。つまり五時間!
しかしこれが、実に楽しかった。話が面白い上に、ダンサーが超一流揃いなのだ。
マラーホフは楽しそうに炎の神を演じてました。
巨人族は、竹馬をはいてるし(一回こけた)。
個人的にはブリュンヒルデ率いる「ワルキューレの騎行」が萌えでした。
エナメルっぽい黒のテカテカボディスーツに身を包んで踊るんですぜ。
遅くなったので、近所に戻ってからタイ料理屋で夕食。
……長い長い一日でした。

6/25(土)高円寺の古書即売会へ。
○ウェルズ『とうめい人間』(偕成社/1967年)
 ――「SF名作シリーズ」。カバ欠で安かった。
○下位春吉『伊太利の組合制国家と農業政策』(ダイヤモンド 1933年6月号付録)
 ――当時のイタリア専門家による講演。
帰宅すると謹呈本届く。
○大森望『現代SF1500冊 乱闘編1975-1995』(太田出版/2005年)
 ――20年分のSF時評集。これは凄い。SF者は必読ぞ。大森様、太田出版様、多謝。
○フリッツ・ライバー『ランクマーの二剣士』(創元推理文庫/2005年)
 ――ヒロイックファンタジイシリーズ唯一の長編。
夕方、日本古典SF研究会の例会でまた神保町へ。
もう何も買わないつもりだったのに、店頭の百円均一本が目に付いてしまう。
○Gerry & Sylvia Anderson『THUNDERBIRDS ARE GO』(Armada/1966)
 ――昔の映画版『サンダーバード』の小説版。ゼロX号が出て来るやつです。
洋古書の相場はよく分からないので帰宅後ネットで調べたら英国で40ポンド(八千円)
前後してるじゃないですか。米国だと美品で百ドル(一万円)というのも。
実はレア物だったのね。でも例会でテーブルに置いといたら、
みんな「おっ、サンダーバード」と反応してくれるのが一番嬉しかった。
池田憲章氏は「あと数冊出てますよ」とか教えてくれるし。さすが特撮映像史研究家。
実は他に飲み会のお誘いもあったのだが、バッティングでパス。

6/26(日)短篇執筆。『本屋にはないマンガ』ゲラ校正。

6/27(月)扇風機が壊れる。修理のため新宿の家電屋へ。ついでに東急ハンズ。
○『日本ミステリー名作集』(フロンティア文庫/2005年)
○『日本ミステリー名作集。』(フロンティア文庫/2005年)
 ――風呂で読める文庫シリーズ。村山槐多・小酒井不木・平林初之輔・橋本五郎、
小栗虫太郎・松本泰・浜尾四郎を収録。すげえマニアック。ほんとは汪ェとか
他に欲しい巻があったけど並んでなくて、在庫を出してもらう時間もなかったのです。
短篇脱稿。某新人賞下読み。

6/28(火)ファミレスへ。『本屋にはないマンガ』ゲラ校正&某新人賞下読み。
帰宅後は短篇推敲。
夕刻、SF仲間のダイジマン氏から電話。今から例の新規開店古本屋へ行くとのこと。
営業時間と店の位置を教えてあげたのだが、彼は道を間違って隣の駅まで行ってしまう。
説明が悪かったかなあ、と案内をするべく家を出る。
結局、戻ってきたダイジマン氏と店の前で遭う。
しかし生憎と御主人が不在で、彼の目的の本が見られない。
あと30分ほどで戻る、とのことなので、急遽ダイジマン氏を他の古本屋2軒に案内する。
で、わたしも古本を買ってしまう。
○坪内稔典『おまけの名作 カバヤ文庫物語』(いんてる社/1984年)
 ――おおっ、これは欲しくてずっと探してた本ではないか。すっごい嬉しい。
キャラメルのカードを集めると貰えた児童書に関する貴重な資料です。
ダイジマン氏を案内してなかったら、この古本屋にはしばらく行ってなかったかも。
……情けは人の為ならず、ですな。
再び、例の古本屋へ。ダイジマン氏もまた、付録文庫を買ってました。
日下三蔵氏を招いて彼を招かなくては不公平なので、ダイジマン氏にも我が家の書庫を
お見せすることに。あれこれ本を取り出しては、古本話に花が咲く。
しかし、例の古本屋のおかげで、うちは急に来客が増えたなあ(笑)。

6/29(水)『魔物を狩る少年』解説ゲラ届く。
『本屋にはないマンガ』ゲラ校正&あとがき執筆。某新人賞下読み。

6/30(木)シオドア・スタージョン『輝く断片』読了。
素晴らしい。スタージョンって、ほんとに稀有の存在だと思う。
『本屋にはないマンガ』初校ゲラ校正完了。あとがきも完成。
某新人賞下読み。
『魔物を狩る少年』ゲラ校正。深夜に宅急便出し。
……やれやれ、忙しいったら。
そうこうするうちに、今年ももう半分終わりかい。

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5/1(日)ゴールデンウィーク真っ最中なのでプールは混んでるかな、と思いつつ、
朝ならと午前中に行ってみると……やっぱり混んでいる。特に子供連れ。
それでもがしがし泳ぐ。 
帰路、古本屋。
○『お噺の卵 武井武雄童話集』(講談社文庫/1976年)
 ――童画・版画で有名な武井武雄の大正期ナンセンス童話集の復刻文庫化。文庫資料。
おお「六十六万年後」はSFだ! 安く買ったが、古書市場だと結構するらしい。
○『スポンテニアス 美・健・快』(資生堂ビューティーサイエンス研究所/1990年)
 ――岡崎弘明の短篇収録。資生堂のハードカバー文庫。別な巻は持ってるぞ。文庫資料。
○『鉄の未来の新・モノ語リ』(新日鉄/2004年)
 ――新日鉄の広報文庫。おお、鉄について語るSF絵本だ! 文庫資料。
○雨宮雨彦『ふたご』(鳥影社/1997年)
 ――私家版ファンタジイ。SFマガジン連載コラム用資料。
翌々日のSFセミナー恒例合宿企画「ほんとひみつ」の準備。
本を発掘するのに何時間もかかってしまう。

5/2(月)日本橋へ。「笑福亭たま・旭堂南湖二人会」を鑑賞。
主目的は南湖氏の講談「唇のねじれた男」(ドイル原作)。大いに笑う。
たま氏の落語も、作家仲間の田中啓文氏から「お勧めですよ」と言われていたのだが、
期待以上に楽しめた。
シャーロッキアン仲間数人と銀座へ移動。ビヤホールで午後3時前から飲む。
更にもう一軒、というところでわたしは失礼する。
有楽町まで歩き、交通会館の古本市がまだやっていたのでのぞく。
○『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人形』(ワイズ出版/1995年)
 ――「日本カルト映画全集」第1弾。乱歩関係資料。
帰宅すると謹呈本が届いている。
○実吉達郎『UMA EMA読本』(新紀元社/2005年)
 ――未確認動物研究読本。実吉さん、ありがとうございます。

5/3(火)SFセミナーで御茶ノ水へ。お昼休みに神保町の古本屋までぽこぽこ歩く。
○立原えりか/薄久保友司・絵『いちばんいいもの』(全国青少年教化協議会/1990年)
 ――ファンタジイ絵本。文庫資料。版元は児童向け仏教啓蒙団体らしい。
奥付には「陽の丘第二幼稚園創立20周年記念誌」とあるし。
仏教系幼稚園で配布されたもののようだ。これは珍かも。
昼の部終了。夕食後、友人たちと秋葉原の古本屋へ。収穫はナシ。
セミナー合宿企画「ほんとひみつ」では話者の一人を務める。この企画もなんと十年目。
企画終了後もまったりと朝まで古本話。少しは寝るつもりだったのに完徹してしまう。

5/4(水)早めに切り上げてSFセミナーから帰宅。午後まで爆睡。
寝てると謹呈本届く。
○稲垣足穂『少年愛の美学』(ちくま文庫/2005年)
 ――「稲垣足穂コレクション」早くも第5巻。
○伊藤秀雄編『黒岩涙香集』(ちくま文庫/2005年)
○伊藤秀雄編『快楽亭ブラック集』(ちくま文庫/2005年)
 ――「明治探偵冒険小説集」1&2巻。これは期待のシリーズ。
○『山田風太郎忍法帖短篇全集(12)』(ちくま文庫/2005年)
 ――全12巻に網羅した風太郎忍法帖の短篇集、遂に完結。
夜、吉祥寺のライブハウスへ。ガレージシャンソンショーの「シアトル蟻地獄」を楽しむ。
ゲストの一人はなんと佐野史郎。佐野史郎の音楽も聞いてしまいました。
でもやっぱり、ガレシャンが最高でした。
帰路、英国パブでエールを一杯。酒が呑めるって、いいなあ。

5/5(木)ゴールデンウィークとはいえ三日連続で出かけてしまったので、一日仕事。
でも合間に近所の古本屋。超掘り出し物。
○ル・キュー『密偵の告白』(博文館/昭和14年)
 ――「古本屋に掘り出し物はない」とは言われるが、一万回に一回位はこういう本を
相場の十分の一で見つけられるから、掘出物はあるのだ。「名作探偵」叢書。

5/6(金)神田の古書即売会へ。
○川口露華『鬼髯の診断』(弘文社/大正13年)
 ――実験用モルモットが一人称で語る「吾輩物」小説でちゅう。
○『世界名作特選』(中二時代夏休み臨時増刊号付録/1972年)
 ――ベルヌ「秘密都市ブラックランド」や少女探偵ナンシーの「ささやく彫像」収録。
○牧野吉晴『虹の誘惑』(講談社ロマン・ブックス/1956年)
 ――昔の大衆小説。著者署名入り。
○石井義人『メリポン物語』(世紀出版/1987年)
○石井義人『華麗なる学園』(世紀出版/1990年)
 ――『奇天烈! 古本漂流記』で紹介した作家の別シリーズ。どうして書いてしまうと
直後に新資料が見つかるかなあ。最後はSFになるらしいが、余り読みたくない……。
大書店で新刊も買う。
○二階堂黎人『稀覯人の不思議』(光文社/2005年)
 ――手塚治虫コレクターが殺される古本ミステリ。このテーマでは読まないと。

5/7(土)高円寺の古書即売会へ。
○半藤一利『漱石先生ぞなもし』(奥付無/1989年)
 ――後の新田次郎文学賞受賞作。単行本より先に豆本(文庫版)で出ていたとは。
本人刊行の豆本シリーズで、本書が最後の第10弾らしい。やや珍か。文庫資料。
○平塚武二/小山内龍画『ニッポンノアマ』(ほるぷ出版/1987年)
 ――昭和22年「少国民絵文庫」の復刻本。海の世界と海女の生活。文庫資料。
○パウル・シェーアバルト『永久機関』(作品社/1994年)
 ――ドイツの幻視作品。「バベルの塔から世界を眺めて」連載時に既読。
二階堂黎人『稀覯人の不思議』読了。手塚治虫古本の薀蓄満載でした。
柏でバレエ『眠れる森の美女』鑑賞。遠かった……。
某シャーロッキアン氏宅で開かれた、シングルモルト試飲会に参加させて頂く。
わたしはやっぱりピート臭の強い種類が好きです。
主催者W氏から戴き物。ありがとうございました。
○『創元推理コーナー6』(東京創元社/1971年)
 ――昔の創元推理文庫のおまけ小冊子。アンケートやベストテンなどかなり面白い。
終電ぎりぎりまでお邪魔してしまう。
いい気分で帰宅すると、本が届いていてますますいい気分。
○『地球にやさしい新・モノ語リ』(新日鉄/2001年)
○『みんなの地球の新・モノ語リ』(新日鉄/2002年)
○『鉄から生まれる新・モノ語リ』(新日鉄/2003年)
 ――1日に入手した本の仲間。新日鉄の広報に連絡するともらえることが判明したのだ。
基本的にSF絵本になっているぞ。さあ、みんなも新日鉄のサイトにレッツ・アクセス!

5/8(日)神田で古書即売会があるが気分でパス。そういうこともあるんです。
買い物ついでに近所の書店で新刊。
○井上雅彦監修『魔地図』(光文社文庫/2005年)
 ――「異形コレクション」新刊(今回は不参加です)。
清水正二郎『浮気の大地』読了。留学生FBI捜査官・内田君シリーズ。
「週刊新潮」用書評執筆。

5/9(月)プールへ。がしがし泳ぐ。
『本の雑誌』連載コラム「北原バカ本道」執筆。

5/10(火)スタンリイ・エリン『特別料理』読了。
エリンの短篇こそ、最高の特別料理である。
近所の書店で新刊。
○恩田陸『『恐怖の報酬』日記』(講談社/2005年)
 ――飛行機恐怖症の作者が機上の人となるところが最高。行き先は英国だし。
古本も買う。
○葉影立直『熱砂の惑星』(ナポレオン文庫/1993年)
 ――えろSF。「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」用資料。
『SFマガジン』連載コラム「SF奇書天外」執筆。↑を扱った訳ではないです。

5/11(水)『SFマガジン』連載コラム「SF奇書天外」執筆続き。
新作短篇の冒頭も少々書いてみる。……ふむ、いけそうである。
恩田陸『『恐怖の報酬』日記』読了。
高田馬場BIG BOX古本市へ。でも収穫はナシ。
神楽坂へ。月一の本好き会合に参加。
飯田橋のブックスサカイ深夜+1で新刊。
○ジョン・クリストファー『トリポッド(3)潜入』(ハヤカワ文庫/2005年)
○ジョン・クリストファー『トリポッド(4)凱歌』(ハヤカワ文庫/2005年)
 ――ディズニー映画化決定のジュヴナイルSFシリーズ、遂に完結。
○『ミステリーボニータ』×2(2005年1月号,5月号)
 ――ホームズパロディが載ってるのでわざわざバックナンバーを取り寄せたら……
なんじゃこら(タメイキ)。

5/12(木)プールへ。がしがし泳ぐ。
吉祥寺のまんが専門書店(新刊書店)へ。
○吾妻ひでお『うつうつひでお日記』(アズママガジン社/2004年)
 ――普通のお店には置いてないのです。吾妻氏の読書傾向が非常に興味深い。
夜、宅急便出しでコンビニへ。ついでに古本屋。
○『へんしんひみつじてん』(小学二年生 1972年12月号付録)
 ――ウルトラマンAとかアイアンキングとか。突撃!ヒューマンなんてのも。
表記はないが、内山まもるとかが絵を描いてるぞ。

5/13(金)五月だというのに寒い。神田の古書即売会へ。
○『内地飼育 銀狐の栞』(白峰農園養狐場・多田鉄之助/昭和10年)
 ――毛皮のための狐の飼い方。老後、養狐を始める時に役立つぞ(笑)。
銀狐養殖の発祥は『赤毛のアン』のプリンス・エドワード島(カナダ)だそうだ。
そういえばTVドラマ『アボンリーへの道』でも狐を養殖する話があったな。
○正木不如丘『強壮への道』(帝国生命保険健康増進部/昭和4年)
 ――そりゃ保険会社は、客が健康な方が有り難いわな。作者は探偵小説も書いてるし
「非売品」だったので。
ウィル・マッカーシイ『アグレッサー・シックス』読了。ミリタリイSF。
人類が異星人相手に、かなり絶望的な戦争をするのであります。
雨宮雨彦『ルウ』読了。自費出版の短篇集。表題作は架空の国の血塗れ皇女の物語。
この作家の本、まだ何冊も読まなければならないのだ。ふう。
前日古本屋で見かけた本が、どうしても必要になるという強迫観念にかられ、
吉祥寺へ自転車を走らす。店に駆け込むと……ない!
一縷の望みを抱いて、本を整理していた若い女性店員(たぶんバイト)に訊ねると……。
「それなら、こちらに下ろしました」。良かった! 重い本だから下ろしたのかもね。
レジでは、小さい女の子を膝に抱いた女性(たぶん店長の娘)が、袋に入れてくれる。
女の子は、セロテープ台にシールを貼っており、「そこに貼ったら切れないわよ」と
お母さんに言われておりました。本人は、お手伝いしてるつもりなんだろうなあ。
○『ファッション・プレート全集 (4) 19世紀後期』(文化出版局/1983年)
 ――ファッション画集の、ヴィクトリア朝後期の巻。小説執筆の資料。
前日見送ったのは、絶対に持ってないという自信がなかったんですぅ。

5/14(土)高円寺の古書即売会へ。実際は二冊購入。でも帰宅して調べたら、
一冊は持ってる本でした。あーあ。結局、収穫は百円の文庫一冊のみ。
○後藤静香『HANATABA』(希望社・ローマ字文庫/大正10年)
 ――大正期の社会教育者のローマ字本。文庫資料。この人の本、他にも持ってるなあ。
表紙と本体がはずれていたので接着剤で補修する。結構うまく出来たので嬉しい。

5/15(日)髪が伸びたので切りにいく。さっぱり。

5/16(月)所要で武蔵野警察へ。
外出ついでにDVDを買ってしまう。
○石井輝男監督/江戸川乱歩原作『盲獣VS一寸法師』(2004年)
 ――劇場公開時に忙しくてパンフしか買いにいけなかったんだけど、DVD出たのね!
帰宅すると謹呈本が届いている。
○照下土竜『ゴーディーサンディー』(徳間書店/2005年)
 ――第6回日本SF新人賞受賞作。読むのが楽しみ。
○北國浩二『ルドルフ・カイヨワの憂鬱』(徳間書店/2005年)
 ――第5回日本SF新人賞佳作入選作。これも楽しみ。
夜、近所で整体。久々にほぐされる。

5/17(火)プールでがしがし泳ぐ。帰路、古本屋へ寄るが収穫ナシ。

5/18(水)ファミレス読書。資料探しに古本屋を廻るが収穫ナシ。

5/19(木)いつものプールへ行ったら、しまった定休日だった!
仕方なく古本屋へ(どこが仕方なくだ)。
○山田風太郎『黒衣の聖母』(ハルキ文庫/1997年)
 ――誰かにあげようと思って買ったが、もしかしたら持ってないのか>俺?
午後、改めて別なプールへ。がしがし泳ぐ。ついでにまたまた古本屋。
○泉大八『セクシートラベル』(桃園文庫/1986年)
 ――千分の一サイズで女体旅行したり、惑星間飛行するエロ「SF風冒険小説」(笑)
○ダブル金田一研究会編『金田一家の一族』(ワニブックス/1996年)
 ――金田一耕助と金田一少年を比較した謎本。
帰宅すると謹呈本が届いている。
○エドモンド・ハミルトン『宇宙囚人船の反乱/異次元侵攻軍迫る!』(創元SF文庫/2005年)
 ――キャプテン・フューチャー全集7巻。後半はハミルトンじゃないんだけどね。
夜、渋谷のアミューズCQNで韓国SFアニメ『ワンダフルデイズ』鑑賞。
配給のガイナックスさんから、鑑賞券を戴いていたのです。
(ガイナックスさん、ありがとうございました。)

5/20(金)神田の古書即売会へ。
○眞継雲山『お経の上げ方 信心を得る法』(日本仏教新聞社/昭和22年)
 ――対話形式の仏教入門。この人の本、何冊も持ってるなあ。
○『近代春宮集』(奥付無)
 ――昭和30〜40年頃のエロ小説。文庫資料。
○都々逸坊冬扇編『粋ごのみ 都々逸集』(文雅堂書店/昭和29年)
 ――「三味線枕に あなたと二人 ばちのあたるまで 寝てみたい」とか。洒落てるね。
帰宅するとネット注文した本が届いている。
○小室孝太郎『スサノオ』(山陰中央新報社/1985年)
○小室孝太郎『オオクニヌシ 青雲編』(山陰中央新報社/1985年)
○小室孝太郎『オオクニヌシ 建国編』(山陰中央新報社/1986年)
 ――島根で刊行された出雲神話マンガシリーズ。作者は御存知『ワースト』の人。
午後、ファミレス読書。

5/20(金)神田の古書即売会へ。
○眞継雲山『お経の上げ方 信心を得る法』(日本仏教新聞社/昭和22年)
 ――対話形式の仏教入門。この人の本、何冊も持ってるなあ。
○『近代春宮集』(奥付無)
 ――昭和30〜40年頃のエロ小説。文庫資料。
○都々逸坊冬扇編『粋ごのみ 都々逸集』(文雅堂書店/昭和29年)
 ――「三味線枕に あなたと二人 ばちのあたるまで 寝てみたい」とか。洒落てるね。
帰宅するとネット注文した本が届いている。
○小室孝太郎『スサノオ』(山陰中央新報社/1985年)
○小室孝太郎『オオクニヌシ 青雲編』(山陰中央新報社/1985年)
○小室孝太郎『オオクニヌシ 建国編』(山陰中央新報社/1986年)
 ――島根で刊行された出雲神話マンガシリーズ。作者は御存知『ワースト』の人。
午後、ファミレス読書。

5/21(土)この週末中に必要なのに、どうしても家の中で見つからない本がある。
仕方なく、電車を一駅づつ降りて古本屋巡り。……ない。
最後の希望は、原宿の某大型古書店。
わたしの記憶では、確かあそこの棚にあったはずなのだ。
行ってみると……あった!
すごいぞ>俺の記憶!
というわけで、二冊目を買ってしまったのが……
○横山まさみち『選択の人 法然上人』(浄土宗/1998年)
 ――「やる気まんまん」の人(笑)が書いた、仏教マンガ。ああよかった。
途中、探していたわけではない古本も買ってしまう。
○『ひらめきパワーパズル』(4年の学習2000年2月号付録)
 ――「少年名探偵 波武人 事件ファイル」「星園タエ子 スターへの道」の二本立。
○星野ぴあす『次元特捜EXERON』(ナポレオン文庫/1998年)
 ――えろSF小説。ウルトラマンのパロデイ。連載コラム「SF奇書天外」資料。
○『武蔵野ところどころ』(武蔵野市/1993年)
 ――武蔵野市発行の「武蔵野文庫」。文庫資料。
○『名探偵ホームズ()』(徳間書店/2004年)
 ――絵コンテ&演出=宮崎駿のアニメの絵本版。ホームズだから買わないと。
推理作家協会の土曜サロンへ参加。垂野創一郎氏から、ドイツ怪奇譚の話など伺う。
垂野氏の翻訳出版記念オフに出席出来なかったので、今回サインを戴く。
後ろ髪を引かれつつ二次会をパス。
志村坂上の国書刊行会へ。「国書文芸カレッジ」開校の打ち合わせ。
錚々たるメンバーの講師陣が勢揃い。
懇親会散会後、巣鴨で途中下車して一部メンバーと焼き鳥屋。
結構食べたのに、滅茶苦茶安かった。さすがは巣鴨。

5/22(日)御茶ノ水の山の上ホテルへ。
翻訳家にして小説家、ミュージシャンでもある西崎憲氏の結婚パーティに参加。
(『ドイル傑作集』は西崎さんとわたしの共編であります。)
翻訳家・作家など、各方面の著名人が多数出席。
(藤原事務所の藤原義也氏など、仕事関係の方も。)
牧眞司氏夫妻、長山靖生氏、天野護堂氏と、古典SF研のメンバーも出席。
倉阪鬼一郎氏は、なんとオカリナ演奏を披露。
新郎もギターを弾いたり歌ったりと大活躍。ミュージシャン西崎氏を初めて見ました。
実は西崎氏の音楽の生徒さんに、わたしの大学時代の先輩(T夫人となったKさん)がいて、
久々にお会いする。「あの人は今何してるの」などの話に花が咲く。
記念配布の小冊子を戴く。
○西崎憲『指輪の物語 King of the Ring』(私家版/2005年)
 ――パーティ参加者(ほぼ)全員が登場する『指輪物語』のパロディ。
間違いなくどこにも再録されない、今日以外に入手不可能の珍品。
照れる西崎さんに、日付入りでサインをして戴く。
帰路、地元で古本屋。
だって御茶ノ水には行ったけど日曜だから古本街やってないし(←言い訳になってない)。
○ラーソン&サーストン『宇宙空母ギャラクティカ』(三笠書房/1979年)
 ――当時はバカにして買わなかったんだよね。TVドラマSFのノベライズです。
帰宅後、仕事の資料本を箱詰め&発送作業。死ぬほど重かった。

5/23(月)プールへ。泳いでる途中でゴーグルのストラップ部がぶち切れる。
参った。まあ、随分使ったからなあ。取りあえず無理矢理つないで使用。……きつい。
帰路、古本屋へ寄るが収穫ナシ。
夜、西荻窪の欧風料理「華」で夕食。
帰りにまたまた古本屋。今度こそ収穫アリ。
○『ウォッチメン 日本語版』(メディアワークス/1998年)
 ――アメコミ。先日、高橋良平氏がこの作品の魅力を熱く語ってくれたもので。
コミックで初めてヒューゴー賞を受賞。でももう絶版で、みんな探してるらしい。
ネットで調べたら……うわ、ゼロがひとつ多い値段がついてるよ。

5/24(火)いきつけの古本屋でお茶をご馳走になり、話し込む。収穫はナシ。残念。
クリス・ウッディング『魔物を狩る少年』読了。
やや異なる歴史を辿り、魔物の跳梁するロンドンが舞台の、怪異と冒険と恋の物語。
解説を書きます。創元推理文庫から近日刊行予定。かなり面白いですぜ。

5/25(水)新しいゴーグルを買い忘れてプールへ行けず。

5/26(木)江戸川乱歩原作のオムニバス映画『乱歩地獄』関係者試写会へ。
会場は五反田のイマジカ。……これは凄い! 秋公開なので、必ず観るように!
映像評論家I氏らとお茶。色々と業界裏話を伺う。
帰路、古本屋。
○安田タツ夫『わくわくファミリー 日本の時代を買う』(日本証券新聞社/1989年)
 ――証券マンガ。描いてるのはダイナミック系の安田タツ夫。
○朝比奈知彦『辞めるが勝ち』(ビジネス社/1996年)
 ――近未来ビジネスSF。面白いかのなあ……。
帰宅すると謹呈本が届いている。
○機本伸司『僕たちの終末』(角川春樹事務所/2005年)
 ――小松左京賞作家の最新長編。受賞作は好みだったので、これも楽しみ。
○H・G・ウェルズ『宇宙戦争』(創元SF文庫/2005年)
 ――新訳、しかも初出誌イラスト入り! トム・クルーズ主演でスピルバーグが映画化。
○ロバート・ネイサン『ジェニーの肖像』(創元推理文庫/2005年)
 ――名作ファンタジイの新訳版。「それゆえに愛は戻る」も併録。

5/27(金)五反田と神田と高円寺の古書即売会三つをハシゴ。……疲れた。
○イヤーン・フランミンゴ『乳房に弾丸をぶちこめ』(浪速書房/1969年)
 ――007のパロディP07。持ってなかった「SWEET BOOKS」版。これは嬉しい。
○須藤誠吉『叙事詩 死後の通信』(美久仁寮/1940年)
 ――死後の世界を描いた幻想詩。主人公が霊界で様々な体験をする。文庫資料。
○エチ・イ・スターレット『ゆかしきたしなみ』(教文館/大正12年)
 ――女子のための道徳指導書。フェリス女学院Uさんの記名アリ。文庫資料。
○『寸鐵』(大正8年4月号)
 ――文庫版の雑誌。加藤朝鳥のSF「爆弾の花嫁」掲載。文庫資料。
○『探偵倶楽部』(1956年2月号)
 ――今日泊亜蘭や木々高太郎の長編、大河内常平の短篇、山村正夫や狩久の怪奇短篇、
潮寒二のSF短篇、オランダの翻訳SF等等、超豪華な内容。
○木村彦三郎『長谷観音ゆかりの文学者1 高山樗牛 国木田独歩 生田長江』(鎌倉長谷寺/1956年)
 ――お寺刊行の文庫。著者献呈署名入。献呈先はロシア翻訳者の米村正一か。文庫資料。
○『幸福への鍵 女性の衛生』(貴命堂本家/昭和初期)
 ――婦人病の薬「恵乃玉」をPRする本。漫画もあって結構面白い。
更に阿佐ヶ谷で下車して図書館へ。もうへとへと。
足が擦り切れて短くなってしまいましたよ(短いのは元からだって?)。
速達で郵便届く。『ザ・ベストミステリーズ2005(推理小説年鑑)』収録の、
拙作「愛書家倶楽部」ゲラでした。
雨宮雨彦『ふたご』読了。自費出版短篇集。表題作以外の二篇がSF。

5/28(土)図書館へ資料探し。ついでに古本屋。
○『現代ソビエト短編集 りんご漬』(ソビエト社会主義共和国連邦大使館広報課/1963年)
 ――ソ連大使館刊のアンソロジー! なんとドニェプロフのSFも収録! 大発見なり。
○中原涼『非登場人物』(地人書館/1989年)
 ――X文庫アリスシリーズの作者のSF短篇集。解説は横田順彌氏。
○桑原三郎・千葉俊二編『日本児童文学名作集(上)』(岩波文庫/1994年)
 ――押川春浪「万国幽霊怪話 抄」収録。文具が対話する巌谷小波「三角と四角」も。
荻窪のS書店は店頭本が充実しており、他に人へ譲る本も三冊買ってしまいました。
帰宅すると宅急便届く。某新人賞の下読み原稿入りの箱(第一弾)でした。

5/29(日)知り合いの店でフリマを手伝う。ついでにわたしもマンガを少々放出。
20冊並べて、売れたのは5冊。四分の一しか売れなかったというべきか、
四分の一も売れたというべきか……。
なんにせよ、本が減ったぞ。(雀の涙ほどだけどね。)

5/30(月)新橋駅前広場で古本市が始まってるが、パス。雨だし、中止だったかな。
某新人賞下読み原稿、一本目読了。面白かったので残します。
続いて二本目読了。……まるで駄目でした。

5/31(火)資料探しで図書館のハシゴ。自転車であちこち走り回り、疲れました。
ついでに古本屋も何軒か寄ったが、収穫は全くナシ。
某新人賞下読み、三本目読了。……うーん、微妙。微妙な時は残すべきか。
四本目読了。ジャンルが違うなあ。送るべき新人賞が違うだろう。
夜、近所の整体。ほぐされる。吸玉もやってもらう。すっごい跡が残った。

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4/1(金)神田の古書即売会へ。
本当はもう一冊買ったのだが、帰宅して調べたら持ってた。あーあ。
○西村真琴『話題の科学』(時潮社/昭和10年)
 ――ロボット「学天則」製作者の科学逸話集。『科学綺談』『大地のはらわた』も所有。
拙著新刊『奇天烈! 古本漂流記』見本を受け取りに筑摩書房へ。
おおっ、カッコイイぞ。カバー画の喜国雅彦様、本当にありがとうございました。
みんな買ってね。
ちくま文庫の謹呈本も一緒に頂いてくる。
○稲垣足穂『ヰタ・マキニカリス(下)』(ちくま文庫/2005年)
○稲垣足穂『ヴァニラとマニラ』(ちくま文庫/2005年)
 ――「稲垣足穂コレクション」3&4。タルホっていいよね。

4/2(土)ネット注文の古本届く。
○清水芳太郎『東亜をどうするか』(平凡社/昭和14年)
 ――偉人が復活して時局を語る。戦中の全集版だと削除されてて、ようやく完全版入手!
ネット系ミステリ者のイベント「MYSCON」初参加で本郷へ。
初めてなのにオークションにまで出品してしまいました。
一冊も落札できず、今日は本が減っただけ……と思っていたら、
突然現れた大森望氏から謹呈本を頂く。
○北上次郎×大森望『読むのが怖い!』(ロッキング・オン/2005年)
 ――2000年代刊行の200冊を対談、というか激論して紹介。

4/3(日)朝、MYSCON閉会後、古本系の方々と朝食し、茶飲み話。
解散後、途中でふらふらと古本屋へ。
○松村昌家編『ヴィクトリア朝小説のヒロインたち』(創元社/1985年)
 ――ヴィクトリアン資料。
どうも喉の調子が悪いと思ったら、熱が39度に。インフルエンザか?

4/4(月)検査をしたら風邪でした。寝ていても本は届く。
○コナン・ドイル『マイカー・クラーク 中』(エミルオン/2005年)
 ――限定百二十部のドイル全集4巻。これで下巻が出れば読めるぞ。
寝てるしかないので、たまっていた『仮面ライダー響鬼』をまとめて観る。
……知らない間に「息吹鬼」という仲間も登場してるし。

4/5(火)まだ風邪。仕方なくたまっていた『ウルトラマンネクサス』をまとめて観る。
……知らない間にウルトラマン代替わりしてるし。

4/6(水)まだ治らないため、月イチの本好き会合はパス。
必死で『本の雑誌』連載コラム「北原バカ本道」執筆。

4/7(木)なんとか起き上がり翌日の準備。
外出したついでに久々に(笑)古本屋。
○橋本治=文辞/岡田嘉夫=画飾『女賊』(集英社/1998年)
 ――江戸川乱歩の「黒蜥蜴」を画文集に仕立て上げたもの。
○ヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』(創元推理文庫/2005年)
 ――届いた謹呈本。古典的怪奇小説の新訳。短篇も収録。

4/8(金)やや体調不良のまま、毎年恒例のマレーシア・ランカウイ島へ出発。
クアラルンプールで乗り換え、夜、到着。ホテルのビーチのレストランで食事。

4/9(土)コテージのテラスで昼寝などして終日過ごす。
贅沢なことに、ビーチはおろかプールサイドにすら出ませんでした。

4/10(日)ビーチで一日過ごす。
咳が原因でまた肩や背中が凝ってしまったため、クロールでがしがし泳ぐ。
リゾート地の海で、そんなふうに泳いでいたのはわたしぐらいでした。

4/11(月)レンタカーで島内巡り。
まずは現地在住の友人、リョーコさん&ジェイミイ夫妻宅へ。
この夫妻にもらった本もネタに使った『奇天烈! 古本漂流記』を謹呈する。
続いて免税店で買い物。更に繁華街のクアタウンへ。海沿いの中華レストランで昼食。
クアタウンのショッピングモールで買い物しまくり。本は買ってません(笑)。

4/12(火)プールサイドでのんびり。またしてもクロールでがしがし泳ぐ。
リゾート地の海で、そんなふうに泳いでいたのは(以下同)。
夕方からスパへ。夜、ランカウイ発。機内泊。空いていたので中央席で横になる。

4/13(水)早朝、成田着。NEXの車中、平岡正明『皇帝円舞曲 第5部』読了。
無事帰宅。
ランカウイへ行っていたため、8日からの神田、10日からの高円寺、
11日からの神田と三つの古書即売会を連続してパス。
……わたしといえど、そういうこともありますってば。
「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆。
この日、某オフ会のお誘いもあったのだが、原稿が終わらなかったのと、
疲れて動けなかったのとで、申し訳ないがパス。

4/14(木)「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆続き。
早朝完成。

4/15(金)三時間ほど睡眠の後、五反田と神田の古書即売会をハシゴ。
○長沼アンネット『欧米の礼儀と作法』(日本文化出版社/昭和13年)
 ――初歩的な英会話と、洋食の際のナイフ・フォークの使い方の本。文庫資料。
○野火晃『虎』(講談社/1980年)
 ――都会に幻の虎が現れるという(初期)平井和正的児童書。
破滅SF『ノア 終末への黙示録』の作者。
○『すれすれ体験論』(「実話と秘録・爽秋ムード読本」1959年11月号付録)
 ――龍膽寺雄、城戸礼、清水正二郎などの作家や、林家三平、柳亭痴楽などが執筆。
○北村小松『戯曲集 猿から貰った柿の種』(原始社/昭和3年)
 ――裸本でやや安かった。表題作は猿蟹合戦をモチーフにした現代劇。結構面白そう。
飯田橋へ。ブックスサカイ深夜+1で新刊。
○レオ・ペルッツ『最後の審判の巨匠』(晶文社/2005年)
 ――オーストリア作家による伝説の作品。垂野様、おめでとうございます。
○L・P・デイビス『忌まわしき絆』(論創社/2005年)
 ――『四次元世界の秘密』の作者のホラー・サスペンスでは買わずばなるまい。
○パトリシア・A・マキリップ『影のオンブリア』(ハヤカワ文庫FT/2005年)
 ――ファンタジイです。マキリップ読むの、20年以上ぶりかなあ。
○ウィル・マッカーシー『アグレッサー・シックス』(ハヤカワ文庫SF/2005年)
 ――最新のミリタリーSF。うむ、面白そうである。
○東雅夫編『ゴシック名訳集成』(学研M文庫/2005年)
 ――前回買ってたんだけど、カバーが破けててお取替えしてもらいました。
「頼まれてたのはこんなものだよね」と店長のA氏に言われ、
なんか少ないなあと思いつつ精算。あとで考えたら三冊も抜けてるやんけ!
一旦帰宅後、夕方、赤坂の整体へ。
治療後、古典SF研の代島氏の勤める赤坂見附の旭屋書店へ。
新刊ポケミス『ベスト・アメリカン・ミステリ・ジュークボックス・キング』を勧められる。
これはさっきブックスサカイ深夜+1でも勧められたぞ。
確かに、ホームズ役者が探偵役を務める短篇が一つ入っているのだが。
北原尚彦は、それだけでこれを買わないといけませんか。
……結局、地元で見つけられなかった別な本を購入。
○イ・ビョンホ『コックリさん』(角川ホラー文庫/2005年)
 ――韓国ホラー映画の原作。
中野へ移動。中野ゼロ大ホールへ。
大谷哲章バレエスタジオ・アプロン第7回発表会のゲネプロに立ち合わせてもらう。
ゲネプロゆえのバタバタも含めて、たっぷりと堪能させて頂きました(多謝!)。
友人のE氏の令嬢(2歳)が、音楽に合わせて観客席通路で踊っていたのも、
超楽しませて頂きました(腹抱えて笑ってました)。
帰路、中野駅近くでそばをたぐる。美味。

4/16(土)咳が原因の凝りをほぐすためプールで水泳。がしがし泳ぐ。
帰路。古本屋をのぞくが収穫ナシ。でも、帰宅すると郵便で古本届く。
○Robert Quackenbush『SHERLOCK CHICK & THE CASE OF THE NIGHT NOISES』(Parents/1990年)
 ――ヒヨコのシャーロックがあやしいじけんをかいけつするよ!
お気に入りのシリーズなのだけど、本作だけずっと探してました。
ふと、なにげにネットで注文してみたら簡単に買えるじゃないですか。
便利な時代になったもんです。
謹呈本も届く。
○『ヴィクトリアン・エイジ・ヴァンパイア』(アトリエ・サード/2005年)
 ――ヴィクトリア朝を舞台にしたTRPGのサプリメント。これだけでは遊べません。
○山田風太郎『外道忍法帖』(河出文庫/2005年)
 ――九年前にノベルスで出たまま絶版だったのね。傑作です、是非。日下三蔵さん多謝。

4/17(日)イ・ビョンホ『コックリさん』読了。韓国ホラー。
思ってた以上にリーダビリティありました。
「週刊新潮」書評執筆。

4/18(月)プールへ。忘れてて水着を昨晩干したため、生乾き。
どうせこれから濡れると分かってても、生乾きの水着を着る瞬間て、気色悪いよね。

4/19(火)ファミレス読書。北澤秀樹『文明盗賊』読了。自費出版SF。
同時収録の「妄想」がホラー風でまあまあでした。
帰路、近所の書店へ。
○芳賀たかし『愉快な小熊・坊やの密林征服』(創風社/2005年)
 ――昔の貸本漫画(中村書店)の復刻。素晴らしい!
○萩尾望都『バルバラ異界(2)(3)』(小学館/年)
 ――気付かぬ間に三巻まで出てたので慌てて購入。一巻しか買ってませんでした。
通して読めると思ったら、今度は一巻が見当たらない。やれやれ。
○フリッツ・ライバー『妖魔と二剣士』(創元推理文庫/2005年)
 ――届いた謹呈本。この巻から本邦初訳!

4/20(水)池袋西口公園古本市へ行こうと思ったら雨。
仕方なく買い物して帰ろうと思ったら、サイフを持ってない!
ファミレスとかに入って、会計の時に気付いたじゃなくて良かった。
雨なのでプールにも行けず。
笠井六夫『五万年前の世界への旅』読了。自費出版SF。うむむ……。
新宿へ。某大書店で新刊。
○M・コナリー&O・ペンズラー編『ベスト・アメリカン・ミステリ ジュークボックス・キング』(ハヤカワポケミス/2005年)
 ――結局買ってしまいました。しかも目的の短篇、既訳あったのね。
夜、上京した未読王氏を囲む東京オフ会へ。未読王氏は大学時代の先輩。
先輩方とネット系古本者諸氏がごたまぜに集まって、奇妙な風景。

4/21(木)今日こそ池袋西口公園古本市へ。
SF評論家牧眞司氏やシャーロッキアンN氏に遭遇する。
○黄石洞老仙『眉で判る人相学 人相精説』(聖道百一年会/1955年)
 ――トンデモな人相学本。文章もヘン。しかも「福徳券ツキ」。
福徳券って何かと思ったら、賞金が当たったらしい。ただし、五十年前にね。
○宮崎惇『魔界剣士タケル』(ソノラマ文庫/1979年)
 ――和製ヒロイックファンタジイ。
もう一冊『小説どろろ』も買ったら、既に持ってた。……そんな気はしたんだ。
帰宅すると謹呈本届く。
○ASAMATSU KEN,Ed.『NIGHT VOICES, NIGHT JOURNEYS Vol.1』(Kurodahan Press/2005)
 ――日本クトゥルー神話アンソロジー『秘神界』英訳版! 画期的な出来事である。
プールに行こうと思ったら休館日。仕方ない、明日だ。
BINBUN『時渡りでござる』読了。私家版SF。菊地秀行的伝奇バイオレンスSF。

4/22(金)神田の古書即売会へ。
○ステイブンスン『ヂーキル博士とハイド氏』(日本週報社・週報文庫/1948年)
 ――アメリカの軍隊用文庫みたいに横長なのが珍しい。文庫資料。
○東京琵琶歌会編『薩摩琵琶歌集』(大学館/明治38年)
 ――島原合戦とか時代物だけかと思ったら、「明治の御世」「台湾入」「常陸丸」など
現代物(つまり明治物)もあって、ごちゃまぜ。なかなか興味深い。文庫資料。
○川原久仁於『天眞らんまん記』(蒼生社/1946年)
 ――戦後すぐのユーモア小説。時代色たっぷり。
帰路、ふらふらと近所の古本屋へ。
「尚ちゃん! 今日はもう三つも買ったでしょ。我慢しなさい!」
「やだい、やだい! これも欲しいんだい。わぁーん」
泣く子には勝てず、購入。
○『ページ目眩めく!』(日本雑誌広告協会/1981年)
 ――雑誌広告の研究・PR本。文庫資料。ビジュアルが多く、見てて飽きない。
ああっ、SFショートショートが二編載ってる!(買って帰ってから気付いた)。 
ほーら、やっぱ買って良かったじゃん。
午後は、今日こそプールへ。がしがし泳ぐ。
石川隆史『宇宙の彼方へ』読了。私家版SF。小説というよりほとんど粗筋。疲れた。

4/23(土)高円寺の古書即売会へ。
○清水正二郎『浮気の大地』(新流社/1961年)
 ――拙著『奇天烈! 古本漂流記』で二冊紹介したFBI捜査官のシリーズ発見!
でもどっちとも繋がってない。ってことは、最低で五部作になるのか。……はあ。
推理作家協会の土曜サロンへ。
近年フランスで発掘された20世紀初頭のポルノを、版元の方に解説を頂きつつ鑑賞。
真っ昼間からカーテンも閉めずにエロ映像を見れるとは、いい時代になったもんです(笑)。
帰路、古本屋。
○グループ建設21『建設2001物語』(都市文化社/1988年)
 ――建設業界SF。資料。
○雨宮雨彦『ルウ』(近代文藝社/1995年)
 ――私家版ファンタジイ。何冊も本を出してる人。
更に近所の書店で新刊。
「尚ちゃん! 今日ももう三つ買ってるでしょ! 我慢しなさい!」
「やだいやだい、さっき買ったのは古本で、これは新刊だもん。買うんだもん、わーん」
子供の論理には勝てず、購入。
○ジョージ・R・R・マーティン『タフの方舟1 禍つ星』(ハヤカワ文庫SF/2005年)
 ――大好きなSF作家の連作集。読むのが楽しみ!
○桑田次郎『超犬リープ(下)』(マンガショップ/2004年)
 ――昔朝日ソノラマ版で下巻を買い損なったらあっという間にレア化してしまった作品。
上下で揃わないのでどうしようか悩んでたが、また読めなくなっても困るので。

4/24(日)読書&原稿執筆。

4/25(月)列車事故報道に気を取られてプールへ行くのが夕方になる。
空いてるかと思いきや、いつも通り。かえって7時過ぎは混んできた。
仕事帰りの人たちだな。
勝由人『蒼空』読了。自費出版のタイムトラベルSF。

4/26(火)山下新『MY WORLDT』読了。
数年前、わたしが台本を書いたバレエ『名探偵ホームズ登場』を公演した
バレエ団の早川恵美子先生の還暦&バースデーを祝うパーティへ。
ワトソン氏、ハドソン夫人などの方々にもお会いする。
もちろん、それらを演じたダンサーの方々という意味です(笑)。

4/27(水)山下新『MY WORLDU』読了。人の記憶に潜る、夢枕獏的私家版SF。
吉祥寺の大書店へ。
○佐藤マコト『サトラレ(7)』(講談社/2004年)
 ――これでようやく8巻まで通して読める。最近このパターン多いな。

4/28(木)佐々木政晴『小柴又十郎 火星巡視旅』読了。私家版小説。
設定だけSFで殆ど時代劇。ヘンな話。
弘法和尉『遊泳する翼』読了。私家版。帯にSFとあるから読んだが、純文学ですな。
近所の古本屋へ。
○水野雅士『シャーロック・ホームズ、チベットへ行く』(青弓社/2004年)
 ――ホームズクラブ会員の著書。次々とよく書けるなあ。
○RYO『守護霊・結婚物語』(橘出版/1990年)
 ――コスモメイトの心霊コミックシリーズ。マンガ資料。

4/29(金)神田の古書即売会へ。休日なので普段より混んでいる。
○『日本のあけぼの―講和問題の常識―』(欧亜協会/1951年
 ――おばちゃんを主人公にした、講和条約を結ぶに当たって共産主義に気をつけよう、
という啓蒙小説。「時局シリーズよみもの版」1巻。帰路の車中で読了。
adidasのセールへ。色々と買うが、今回は収穫少なめ。

4/30(土)古典SF研究会例会で神保町へ。早めに行って古本街をぐるっと巡る。
○篠原文雄編『科学のミステリー』(新興出版社・真昼文庫/1963年)
 ――科学奇談集。「五〇万年後の人間」なんて項もアリ。文庫資料。
同じ真昼文庫では『民謡の旅』というのを持ってるぞ。
例会では森下一仁氏より高知土産を頂く。
○『日本探偵小説の父 森下雨村』(高知県立文学館/2005年)
 ――開催中の企画展の図録。貴重な資料をありがとうございました。
二次会でファミレスへ移動。23時近くまで話し込む。

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3/1(火)あまりにも肩凝りが治らないので、久っびさにプールへ。
調べたら半年ぶりだった。反省。
更に赤坂の整体へ。ほぐされながら爆睡。

3/2(水)反省したので連日プールへ。
BIG BOX古本市&高田馬場近辺の古本屋へ。
○『続寝室秘技百科宝典』(『モダン夫婦読本』昭和27年6月号付録)
 ――「おあづけは御馳走の味を倍にする。夫をぢらすのも一つのコツ」とか(笑)。
月一の本好き会合で神楽坂へ。
飯田橋のブックスサカイ深夜+1で新刊大量買い込み。
○吾妻ひでお『失踪日記』(イースト・プレス/2005年)
 ――うわ(絶句)。何とも凄まじい内容がほのぼのとした絵柄で描かれる。大傑作。
○ロバート・J・ソウヤー『ホミニッド―原人―』(ハヤカワ文庫SF/2005年)
 ――待望のソウヤー! 三部作の第一部だが、我慢できないから読んじゃうもんね。
○レックス・スタウト『編集者を殺せ』(ハヤカワポケミス/2005年)
 ――巨漢探偵ネロ・ウルフ物にしてビブリオミステリ、遂に邦訳成る。
○トマス・M・ディッシュ『アジアの岸辺』(国書刊行会/2004年)
 ――出たのは12月。注文しててようやく届いたのである。
○E・W・ホーナング『またまた二人で泥棒を ラッフルズとバニーU』(論創社/2005年)
 ――訳文がイマイチ肌に合わないが、ラッフルズなので仕方がない。
○『橋本五郎探偵小説傑作選(1)』(論創社/2005年)
 ――マニア歓喜の「論創ミステリ叢書」11巻。早く春浪出してくれ。
○青池保子『エロイカより愛をこめて(31)』(秋田書店/2005年)
 ――シリーズ最新刊。今回はオール番外篇。
○石川賢/国枝史郎原作『神州纐纈城(4)』(講談社/2005年)
 ――遂に完結! 原作は未完なので、どう決着させているのだろうか。
○村枝賢一『仮面ライダーSPIRITS(7)』(講談社/2005年)
 ――久々の新刊。ライダー世代なので燃えます。
○ふくやまけいこ『ナノトリノ(3)』(ワニブックス/2005年)
 ――ありゃりゃ、2巻が出たのに気付いてなかったよ。探さなきゃ。
○佐藤マコト『サトラレ(8)』(講談社/2005年)
 ――う……中身見てからやっと気付いた……これも7巻買ってない……。

3/3(木)三日連続プールへ。帰路、近所の書店へ。
○津原泰水『赤い竪琴』(集英社/2005年)
 ――津原泰水最新長篇は恋愛小説。前日、深夜+1になかったので。
北野安騎夫『ウイルスハンター』読了。コンピュータウィルスバスターの美女が活躍す
るヘンな話。もっとエロいかと思ったら、濡れ場ゼロでした。

3/4(金)雪の中、神田の古書即売会へ。天候のせいか、やや人が少ない。
○中西芳朗『子供の喜ぶ童話劇資料叢書12』(コドモ藝術学園/昭和7年)
 ――2/11購入書の他の巻。SF「カラダの中見物記」収録。
新宿高島屋の東急ハンズで新刊。
○コナン・ドイル『シャーロック・ホームズ作品集』(フロンティア文庫/2004年)
○海野十三『海底都市』(フロンティア文庫/2004年)
○夢野久作『瓶詰地獄』(フロンティア文庫/2004年)
○岡本綺堂編『世界怪談名作集』(フロンティア文庫/2005年)
 ――何故ハンズで本かというと、「フロで読める本」なのである。
だから、フロアも「バス用品」なのだ。
日本SF作家クラブ総会へ。引き続き徳間書店パーティへ。御土産戴く。
○『SFJapan 2005 SPRING』
 ――リニューアルされた最新号。日本SF大賞&新人賞特集号。
帰宅すると謹呈本届いている。
○メルヴィン・バージェス『ブラッドタイド』(創元推理文庫/2005年)
 ――神話に基づいた英雄叙事詩。
○フリッツ・ライバー『霧の中の二剣士』(創元推理文庫/2005年)
 ――ヒロイック・ファンタジー「ファファード&グレイ・マウザー」3巻。

3/5(土)『奇天烈! 古本漂流記』3校ゲラ届く。図版がたっぷり入って楽しいぞ(←自画自賛)。
高円寺の古書即売会へ。
○『名俳句集 名川柳集』(キング昭和11年新年号付録)
 ――「日本刀いつでも来いと云ふ光」など時代性を感じる句多し。

3/6(日)国分寺の実家へ。
帰宅して「本の雑誌」連載コラム「北原バカ本道」執筆。

3/7(月)プールへ。帰路、古本屋へ寄るが収穫ナシ。
『奇天烈! 古本漂流記』3校ゲラ校正。

3/8(火)ファミレスで『奇天烈! 古本漂流記』3校ゲラ校正。
ロバート・J・ソウヤー『ホミニッド―原人―』読了。超オススメ品。
ネアンデルタール&並行宇宙テーマなのだが、やはりソウヤーは安心して読める。
プールへ。帰路、吉祥寺の新刊書店へ。
○野村宏平『ミステリーファンのための古書店ガイド』(光文社文庫/2005年)
 ――近所の書店になくて、ようやっと買えました。
図書館で資料探し。帰路、近所の古本屋へ。
○エドガー・ソールタス『サロンの錬金術』(エディション・イレーヌ/2003年)
 ――宇野亜喜良の装画に惹かれて。錬金術・犯罪・法廷と面白そうだ。

3/9(水)所沢の古本市へ。
○『読切小説読物 恐怖スリラー読物特集』(昭和32年9月特大号)
 ――陶山密、江崎俊平、志摩達夫、森川哲郎、平野威馬雄らの怪異小説掲載。
○平岡正明『皇帝円舞曲 第2部』(ビレッジセンター/1996年)
 ――平岡正明の奇想SFだと! しかも調べたら第5部まであるらしいし。ぐわあ。
○『第1回ムー・ミステリー大賞傑作選』(ムー1984年1月号付録)
 ――トンデモなノンフィクション3篇収録。
帰宅すると謹呈本届く。
○セバスチアン・ジャプリゾ『長い日曜日』(創元推理文庫/2005年)
 ――フランスミステリ。映画『ロング・エンゲージメント』原作。
「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆。

3/10(木)プールへ。帰路、ファミレス読書。
「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆続き。
ネット注文の古本届く。
○『明治捕物 生首正太郎』(日昭館書店/昭和25年)
 ――明治時代の犯罪実話を基にした講談調の探偵読物。

3/11(金)神田と高円寺の古書即売会をハシゴ。
○眞継雲山『霊界現証 地獄極楽めぐり 全』(日本仏教新聞社/昭和31年)
 ――『古書ワンダーランド』で横田順彌氏が紹介した本……だと思って買ったら、
あちらは『冥土の旅日記 地獄極楽見物 全』だ!……別な本?
○クレメンス・デイン『離婚法案』(新潮社/大正14年)
 ――舞台は1933年……って、刊行は大正14年(1925年)だから近未来SFだよ!
 ああっ、しかもこれは山中峯太郎の××の××ではないか! がーん!
○山田風太郎『春本太平記』(桃源社・ポピュラーブックス/昭和44年)
 ――いくら風太郎は復刊が進んだとはいえ、これが百円とは安過ぎでしょう!
○『一休禅師』(大川屋書店・講談文庫/大正元年)
 ――立川文庫の亜流の講談本。文庫資料。ボロッボロだけど百円!
「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆続き。
肩凝りと偏頭痛で暫く禁酒していたが解禁。西荻窪の「和々っ亭」で久々に呑む。

3/12(土)プールへ。これで2週間中7日、つまり平均一日おきペースだ。
レックス・スタウト『編集者を殺せ』読了。
もっと出版業界裏話てんこ盛りの作品を期待していたので、やや肩すかし。
夕刻、クロネコヤマトで荷物発送。ついでに古本屋へ寄るが収穫ナシ。

3/13(日)エドガー・ソールタス『サロンの錬金術』読了。
そのデカダンな雰囲気は気に入った。他にもあるらしいので入手してみよう。
ネット注文の古本届く。
○山中峯太郎『陸軍反逆児』(小原書店/昭和29年)
 ――峯太郎の半生を描いた自伝的作品。

3/14(月)プールへ。今月はフィットネスクラブに入っても元が取れかも(笑)。
古本をネット注文したらお店が荻窪だったので、御願いして直接買いに伺う。
○平岡正明『皇帝円舞曲 全5巻』(ビレッジセンター/1996〜7年)
 ――第2部は先日買ってるが、残りをバラで探すより揃いで買った方が安いなり。
津原泰水『赤い竪琴』読了。
恋愛小説だとは聞いていたが、幻想色が全くないとは思わなかった。
拙作「愛書家倶楽部」が『二〇〇五年推理小説代表作選集』に選出されたとの連絡。
非常に嬉しいことである。

3/15(火)午前、ファミレス読書。
午後、赤坂の整体へ。
ネット注文の古本届く。
○山中峯太郎『大陸非常線』(妙義出版社/昭和27年)
 ――戦記冒険小説。カバ欠。

3/16(水)ファミレス読書。セバスチャン・ジャプリゾ『長い日曜日』読了。
前半がもたついた感があるが、後半は一気読み。

3/17(木)午前、いつもと違うプールへ行ったら、今日に限って休み!
やれやれと帰宅し、「週刊新潮」書評執筆。
午後、いつものプールに出直し。
藤沢の古本市に注文品を問い合わせたら――残念、ハズレ。
当たっていたら遠いが行こうかとも考えていたが、はずれたのでやめにする。
近所を歩いていたら数年間会っていなかった知人に出くわし、お茶する。
謹呈本届く。
○久美沙織『小説エマ1』(ファミ通文庫/2005年)
 ――ヴィクトリアン考証で、お手伝いしたのであります。
夜、夕食がてらファミレス読書。フリードリッヒ・フレクサ『伯林白昼夢』読了。
このようなマニアックな作品を訳してくれた垂野創一郎氏に拍手。

3/18(金)五反田と神田の古書即売会をハシゴ。その割に収穫は一冊のみ。
○北川幸比古『とびだすエンピツ』(新日本出版社/1970年)
 ――SF童話。こども研究員サクラちゃんが不思議なエンピツを発明する。
帰宅すると謹呈本届く。
○エドモンド・ハミルトン『反対進化』(創元SF文庫/2005年)
 ――本邦初訳を含む短篇集。これは素晴らしい!
○エドモンド・ハミルトン『彗星王の陰謀/惑星タラスト救出せよ!』(創元SF文庫/2005年)
 ――キャプテン・フューチャー全集6巻。
○ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『時の彼方の王冠』(創元推理文庫/2005年)
 ――『ハウルの動く城』原作者のファンタジイ。
夕方、髪を切りに行く。帰路、近所の古本屋。
○スタンリイ・エリン『九時から五時までの男』(ハヤカワポケミス/1967年)
 ――先月読んだエリンの『最後の一壜』があまりにも面白かったので。

3/19(土)推理作家協会の土曜サロンへ。ゲストは本多正一氏。貴重なお話を拝聴。
二次会のお茶、三次会の飲み会にも参加。古本な方々と話が盛り上がる。
ネットの古本女王・石井春生氏から本を譲って頂く。本当にありがとうございました!
○『(検死官の秤)』『(青いダイヤの婦人)』『(テムズ河の賊)』(1928年以前?)
 ――オスマントルコ時代にイスタンブールで刊行されたホームズ物。にょろにょろ文
字で全く読めず。表紙の怪しげなイラストから推測するに、正典ではなさそうだし。
赤坂見附に移動してバー・ですぺらへ。やはり酒が呑めるのは嬉しい。
バーでも本を買う(笑)。 
○ロード・ダンセイニ『戦争の物語』(西方猫耳教会/2004年)
○『PEGANA LOST Vol.9』(西方猫耳教会/2004年)
○『PEGANA LOST Vol.10』(西方猫耳教会/2004年)
 ――ダンセイニの翻訳と研究誌。ダンセイニ、好きなんです。

3/20(日)日本シャーロック・ホームズ・クラブ大会で住吉へ。
昼食休憩時間に抜け出して(笑)神田の古書即売会へ。
○シーマアク『盗まれた秘宝』(芸術社/昭和32年)
 ――当選した注文品。怪盗モノ叢書「西洋講談」3巻。持ってたけどカバ欠だった。
○高田畊安『平和主 神武天皇』(南湖院/昭和13年)
 ――神武天皇崇拝とキリスト教をごたまぜにした奇書。また奇天烈本が増えた……。
オークションで本を十数冊放出。焼け石に水ですが。
錦糸町での二次会、三次会と参加。やっぱり、酒が呑めるのは嬉しい。

3/21(月)山田正紀『神狩り』読了。『2』を読むため再読――のつもりだったが
話に全く覚えがない。初読だったのか>俺?

3/22(火)今日はいつものプールが休みなので、別なプールへ。
勝手が違って戸惑いつつも、がしがしと泳ぐ。
平岡正明『皇帝円舞曲 第1部』読了。三浦半島が独立するSFと言えばSFなのだが、
あとがもう滅茶苦茶。読んでいてげんなりしてくる。
謹呈本届く。
○山田正紀『神狩り2』(徳間書店/2005年)
 ――三十年目の続篇。プルーフで読み始めたところでした。
○三島浩司『MURAMURA 満月の人獣交渉史』(徳間書店/2005年)
 ――第4回日本SF新人賞受賞作家の受賞後第一作。面白そうだ。
○片理誠『週末の海 Mysterious Ark』(徳間書店/2005年)
 ――第5回日本SF新人賞佳作入選作。

3/23(水)郵便で本届く。
○創元推理倶楽部秋田分科会編『定本 金田一耕助の世界《資料編》《投稿編》』(2005年)
 ――滅茶苦茶凄い本である。通販でしか買えないのでお見逃しなく!
夜、スクウェア・エニックスのパーティで新宿へ。
壇上には若手芸人やアイドルたちも上がったが、わたしにはよく判りませんでした。
アイドルヲタの人からは、羨ましい限りだったのかも。
唯一覚えている娘が「浜田翔子」。知り合いの名前に似てたもんで。
但し外見は全然似てな(あわわ)。
彼女らの進行でビンゴ大会もあったが、何も当たらず。そんなもんである。

3/24(木)朝イチでプールへ。早起きのせいか運動のせいか、昼食後に爆睡してしまう。
プールに行って、昼寝して。
わしゃ夏休みの小学生かい。
でも、こんなに集中的に泳いだのって、確かに小学校の夏休み以来かも。
荷物を発送がてら近所の古本屋。収穫ナシ。

3/25(金)神田の古書即売会へ。
○シャカン・ファブル『難破船のきょうだい』(講談社・世界少女小説全集/1962年)
 ――兄妹がタイタニックで遭難し、カナダに流れ着くフランスの冒険小説。
旧所有者の読書感想文(の下書き?)も挟まってました。
○『新編柳樽 第一』(六厘社/明治38年)
 ――明治期の川柳集。テーマ別だが「小人島」「鬼ヶ島」「極楽」なんて項も。
「龍宮」の項の「龍宮で水芸をやる馬鹿な香具師」など、なかなか笑える。文庫資料。
執筆メインは剣花坊と六厘坊。調べたら、川柳史上重要な本らしい。
○『栗山大膳』(岡本偉業館・史談文庫/大正3年)
 ――講談版「黒田騒動」。立川文庫の亜流たる講談文庫の一種。文庫資料。
神保町の新刊書店へ。
○ふくやまけいこ『ナノトリノ(2)』(ワニブックス/2004年)
 ――ようやっと入手。これで3巻も読めるぞ。
○『トーキングヘッズ叢書 昭和幻想絵巻』(アトリエサード/2005年)
 ――謹呈本届く。実相寺昭雄対談がポイント。佐伯俊夫・丸尾末広・山本タカト等々。
スタンリイ・エリン『九時から五時までの男』読了。エリンの短篇は、やっぱり絶品。

3/26(土)高円寺の古書即売会へ。珍しく時間前に着いてしまう。
前もって荷物を預かってくれたりしなかったために、開くと同時に大混乱に。うへえ。
おかげで、わたしはスリッパをゲットできず、足が冷たかったです。
でもわたし的には大収穫があったので大満足。
○『アルミニウム物語』(軽金属協会/1966年)
 ――タイムマシンで過去や未来へ行って、アルミの歴史を学ぶアルミSFなのだ!
○『随筆もやもや帖』(あまとりあ社/1955年)
 ――「怪談」の章は香山滋・関川周・北林透馬。香山作品は怪奇小説だ!
○青木日蔭・村田天籟編『英雄の面影』(中村書店・成功叢書/大正4年)
 ――神武天皇・ナポレオン・乃木大将・ネルソンとバラバラの人選。文庫資料。
○司悠司『エスパー・ミュウ 超おサワがせ学園』(新声社/1999年)
 ――『豊臣三国志』現代訳とか『文庫ハンターの冒険』の人のえろSF。
会場でSF評論家・牧眞司氏夫妻に遭遇し、喫茶店で茶呑み話をする。
帰宅すると本が届く。
○リチャード・モーガン『オルタード・カーボン』(アスペクト/2005年)
 ――P・K・ディック賞受賞作の500部限定の見本。函入りでカッコイイのだ。
夜、友人の小説家・森奈津子さんの結婚を祝うパーティへ。おめでとうございます!
山田正紀氏をはじめそうそうたるメンバーが揃い、大盛会。
山田氏が連れていらした令嬢・日奈子さんがすっごく美人で、騒然となる。
小説家N氏と久々にお会いしたので挨拶すると「ああ、ヌーディストの」と言われる。
……ヌーディストじゃなくてゼンラー(それも夏期の自宅内限定)なんですけど。 
二次会にも参加。アニメの話などで盛り上がる。
日奈子さんとも話し、山田氏の作品を『神狩り』ほか少ししか読んでいないというので
『エイダ』は読んでおくように、と説教、ではなく、オススメする。
三次会は赤坂見附のバー・ですぺらへ。先週別件で行ったばかりなんですけど(笑)。
酒がまた呑めるようになってから初のモルト。美味し。
まだリハビリ中なので、今日はずっとゆっくりペースで呑んでましたが。
明け方四時過ぎに散会。皆様、お疲れさまでした。
ひとりまだ暗い赤坂見附を歩いていたら、中国人のお姉ちゃんに「マッサージ行コウヨ」
と腕を掴まれて無理矢理引っ張っていかれそうになる。
スケベ心のある酔っ払いオヤジはこういうのに引っかかって毟り取られるのだな。
わたしは振り切って(←本当)、うらめしそうなお姉ちゃんをあとに残して去りました。
――だって、そんな金あったら古本買うさ!
四谷まで歩き、始発で帰宅。

3/27(日)おかげで一日眠い。
(いやだからお姉ちゃんにマッサージしてもらったせいではなく、始発で帰ったから。)
中尾明『きえた火星ロボット』読了。
火星では事故防止のため20年使ったロボットは捨てねばならないが……というSF童話。
平岡正明『皇帝円舞曲 第2部』読了。五部作だからまだあと三冊もある。はあ。

3/28(月)新橋機関車広場の古本市へ行こうかどうしようか考えていたら、雨。
この古本市は屋外なので、悩むまでもなく雨天中止でありました。
かわりに(という訳でもないが)ファミレスへ出かけて読書。
欲しい新刊が近所の書店で見つからず、傘をさして吉祥寺へ足を伸ばす。
○山田正紀『ロシアン・ルーレット』(集英社/2005年)
 ――作者新境地のホラー・サスペンス。同時期に出た『神狩り2』ばかり目立って、
こちらは余り話題になってないと山田氏は残念がっておられました。。
平岡正明『皇帝円舞曲 第3部』読了。
でも4・5巻がやたら分厚いため頁数的にはまだ半分以上残ってると判明し、愕然。

3/29(火)どんより曇り模様。でもネット注文の古本が届いて気分は快晴。
○総合経営研究所編『英国衰亡論に学ぶ 国は内より滅びる』(都市文化社/1985年)
 ――このタイトルだと何だと思うだろうが、明治期に書かれた古典SFを復刻した上、
それをテキストに経済論を語る、という奇書。存在を知って以来ずっと探していたのだ。
午後、原稿執筆がひと段落したので、プールでがしがし泳ぐ。
帰路、近所の書店へ。
○P・G・ウッドハウス『比類なきジーヴス』(国書刊行会/2005年)
 ――英国ユーモア小説。神保町の大きなS書店などでは早くも二刷で焦ってたら、
地元に初刷がありましたとさ。青い鳥はすぐ近くにいたのね、チルチル。

3/30(水)ようやくきれいに晴れたので、新橋駅前機関車広場古本市へ。
でも着くのが早過ぎたので、新橋でファミレス読書して時間調整。
帰宅後に調べたら、この古本市へ行くのはなんと二年半振り。その理由はというと。
……思い出した。買うものがあまり見つからないからでした。
で、探しに探して見つけた本が、一冊。
○庄野英二『アルファベット群島』(偕成社/1977年)
 ――架空の島々を巡る空想旅行譚。児童書なのにカルヴィーノっぽいかな、と購入。
後で調べたら赤い鳥文学賞受賞作で、復刊リクエストの多く寄せられてる本でした。
ふと思い立ち、ぽこぽこと有楽町のガード下まで歩く。
会社勤めしてた頃によく食った「ミルクワンタン」を久々に食べたくなったのである。
食後、電車を乗り継いで芦花公園へ移動。世田谷文学館へ。
企画展「よみがえる横溝正史」を見る。展示品はさほど多くなかったので、ビデオブースで
「横溝正史と『新青年』の作家たち」と「江戸川乱歩の9ミリ半フィルム」を鑑賞。
更に「ムットーニのからくり劇場」で萩原朔太郎「猫町」海野十三「月世界探検記」
中島敦「山月記」を鑑賞。これはムットーニ(武藤政彦)作のからくり人形が、
作品の朗読と音楽に合わせて動くという楽しい小劇場(十三は音楽のみ)。
「山月記」などは、ちゃんと人間が虎に変身するのだ。よく出来てます。
他の映像も観ようとビデオブースに戻ったら、あらら、塞がっている。
えーい、今日んとこは、これくらいでカンベンしといてやらあ(←セリフ誤用例)。
帰りに受付で資料購入。
○『横溝正史旧蔵資料』(世田谷文学館/2004年)
 ――初版は横正宛乱歩書簡のCD-ROM付と聞いていたので、恐る恐る注文したら
……まだ初版でした。ああ良かった。
山田正紀『ロシアン・ルーレット』読了。ほんっとに小説巧いよなあ。
「週刊新潮」書評執筆。

3/31(木)午前はファミレス読書。眠くて十五分ほど気を失ってしまう。
帰宅するとネット注文の本がクロネコブックサービスで届く。
古本じゃないけど新刊じゃない、旧刊本。
○谷口靖彦『明治の翻訳王 森田思軒』(山陽新聞社/2000年)
 ――『十五少年』を翻案した人の評伝。古本で探してたら、版元にまだ在庫があった!
明治翻案ファンはいますぐ注文だ!
根性で一日読み続け、平岡正明『皇帝円舞曲 第4部』読了。あと一冊!

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2/1(火)ファミレス読書。帰路、古本屋。
○『資生堂製品 販賣讀本 二巻』(資生堂/昭和15年)
 ――65年前(太平洋戦争開戦前年)のセールスガイド。
製品カタログとセールストーク例が併記されており何度見ても楽しい。
「ルージスチツク」は口紅ですな。
午後、郵便物届く。
○レオ・ペルッツ『アンチクリストの誕生』(エディション・プヒプヒ/2003年)
○モーリス・サンド『迷路』(エディション・プヒプヒ/2004年)
 ――ビブリオテカ・プヒプヒ1、2巻。私刊本の幻想小説。puhipuhi様、ありがとうございます。
○『さっぽろの古本屋 第2号』(札幌古書籍商組合/2005年)
 ――唐沢俊一氏らのエッセイも収録の連合目録。S書店さま、有り難うございます。
早速注文してしまいました……。

2/2(水)ファミレスへ。今日は最初から混んでて、禁煙席へ坐るのに待つ。
テーブル席へ。混雑は続き、好みのカウンター席(一番端でソファになってる)が空いたので移動
しようと思ったら、同じことを考えてた人に先を越される。結局、3時間の予定を2時間で出る。
中野独人『電車男』読了。普段は滅多にベストセラーは読まないのですが。
おかげで2ちゃんねる用語をタプーリ覚えたディス。
松井今朝子『大江戸亀奉行日記』読了。亀を飼う奉行の話かと思ったら、亀世界の奉行の話!
 石亀慎太郎とか亀野千鶴子とかも登場。奇書って、こうして生まれるんですな。
夕刻、高田馬場へ。改札近くで翻訳家O氏にばったりでくわす。
BIG BOX古本市&高田馬場近辺の古本屋へ。
○類田管『LAUGHING STORY 365』(類田管/昭和37年)
 ――私刊本のエロ小咄集。数百円で買ったが、値札の下に「4500」と書いてある。
値下げしたのか、前の古本屋の値段か、有難みを増すためにわざと書いたのか。
○ニュータイプフィルムブック『金田一耕助の事件簿』(角川書店/1996年)
 ――豊川悦司版『八つ墓村』公開時に刊行。こんなの出てたの知らなかった。
月一の本好き会合で神楽坂へ。本を何冊か譲る(焼け石に水)。
飯田橋のブックスサカイ深夜+1では欲しい新刊本が未入荷で収穫ナシ。

2/3(木)ファミレス読書。近所の古本屋へ。
○レイチェル・ベイカー『世界最初の女性医師 エリザベス・ブラックウェルの一生』
(日本女医会/2002年)
 ――史上初の女医となった英国人の伝記。ヴィクトリアン資料。版元もいいね。

2/4(金)神田の古書即売会へ。ちょっと高めの本を注文したら当選してしまう。
○『銀貨をにぎる骸骨 セクストン・ブレーク探偵物語』(民友社/大正13年)
 ――ホームズのライバルの一人、セクストン・ブレイク探偵。
この人もベイカー街に事務所を構えてます。
○『寸鐵』(大正8年9月号)
 ――文庫版の雑誌。「火星人地球襲来」連載。文庫資料。
○『實話と講談』(昭和19年1月号)
 ――那河良二の戦記小説掲載。
○清水正二郎『新作珍作 春歌名曲集(4)』(有明書房/昭和44年)
 ――後の胡桃沢耕史のエロ歌集。
○加納一朗『イチコロ島SOS』(朝日ソノラマ/昭和44年)
 ――〈サンヤング〉シリーズ。函欠で安かった。
○『レ・ミゼラブル』(秀文社/昭和3年・9年譲受発行)
 ――表紙は「レミ・ゼラブル」だ(笑)。「世界文学集」2巻。文庫資料。
昼過ぎにファミレスへ。滅茶苦茶混んでおり、すごすごと帰る。
夕刻、出直してファミレス読書。原田正彦『小さな宇宙人』読了。
宇宙人が延々と御説教を垂れ続ける、しょうもないSF。
郵便で古本届く。
○D・マクダニエル『0011・ナポレオン・ソロ 人類絶滅計画』(中学生傑作文庫/昭和42年)
 ――「中学一年コース」の付録。かなりレアなので嬉しい。

2/5(土)取材で靴工房にて靴製作教室を体験。結構ハマるかも。でも疲労困憊。
帰宅すると本が届いている。
○奈良泰明編『初期創元推理文庫 書影&作品目録』(湘南探偵倶楽部/2005年)
 ――大労作! ミステリ系の古本者は必携の、貴重な書誌資料。奈良様、多謝!
○F・ポール・ウィルスン『始末屋ジャック 見えない敵〔上・下〕』(扶桑社ミステリー/2005年)
 ――扶桑社ミステリー最新刊、謹呈本。始末屋ジャックシリーズ最新刊。
○マンリイ・ウェイド・ウェルマン『ルネサンスへ飛んだ男』(扶桑社ミステリー/2005年)
 ――同。タイムトラベルSF幻の傑作。こんなものを訳してくれるとは!

2/6(日)「本の雑誌」連載コラム「北原バカ本道」執筆。

2/7(月)曽田英夫『幻の時刻表』読了。今はなき戦前の鉄道を時刻表で追う。
近所の古本屋へ。
○ビル・ピート『ワンプのほし』(あかね書房/1971年)
 ――SF童話。平和的な動物ワンプの住む星に、ヨゴース星人がやって来て、
文明化しては星を汚してしまう。クトゥルー神話のヨゴスではないです。読了。
少々風邪っぽいので早めに寝る。

2/8(火)起きたらもう復活。吉祥寺で映画『ハウルの動く城』観賞。
構えずに観たら思ったより楽しめた。『もののけ姫』や『千と千尋』よりも
エンターティメントに徹してる分、面白い。キムタクの声も気にならなかったし。
帰宅すると謹呈本届いている。
○エドモンド・ハミルトン『輝く星々のかなたへ!/月世界の無法者』(創元SF文庫/2005年)
 ――鶴田謙二表紙のキャプテン・フューチャー全集、第5弾刊行!!
「週刊新潮」書評執筆。

2/9(水)M・W・ウェルマン『ルネサンスへ飛んだ男』読了。
65年前に発表された作品だが少しも古びておらず、非常に楽しんで読めた。オススメ。
ファミレス読書。
帰宅すると一部執筆している『SFが読みたい!2005年版』(早川書房)が届いている。
謹呈本も届く。
○朝松健・えとう乱星編『伝奇城』(光文社文庫/2005年)
 ――書き下ろし伝奇時代小説アンソロジー。朝松様、ありがとうございます。
「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆。

2/10(木)「SFマガジン」連載コラム「SF奇書天外」執筆続き。
『奇天烈! 古本漂流記』再校ゲラ届く。
一緒に謹呈本届く。
○『山田風太郎忍法帖短篇全集(9)(10)(11)』(ちくま文庫/2004・5年)
 ――風太郎忍法帖の短篇を全12巻に網羅。
○稲垣足穂『ヰタ・マキニカリス(上)』(ちくま文庫/2005年)
 ――稲垣足穂コレクション第2巻。
○日野日出志『地獄小僧』(ちくま文庫/2005年)
 ――日野日出志の怪奇漫画がちくま文庫から出る時代が来ようとは。
○長山靖生『おたくの本懐』(ちくま文庫/2005年)
 ――「学界と文壇のはざまを滑走するコレクターシップの系譜」図と
「古典SFとの出会い」の項にわたしも登場。そういうことは先に言っておいて下さい>長山さん。
熱田伊佐夫『天の羅摩船』読了。何でもかんでもUFOにつなげるトンデモ小説。

2/11(金)神田の古書即売会へ。
○中西芳朗『子供の喜ぶ童話劇資料叢書』(コドモ藝術学園/昭和11年)
 ――硫酸や硝酸が話す「理科対話セルロイド物語」や「科学童話劇 雪のお砂糖屋」収録。
本は706頁から始まっているが、分冊か? 帰路の車中で読了。
ファミレス読書。チェックを依頼されていた****『*****』読了。

2/12(土)高円寺の古書即売会へ。
○町田柳塘『滑稽日本史』(晴光館/明治39年)
 ――日本史を面白おかしく語った読物。浦島太郎まで出てくるし。

2/13(日)講談「幻の南湖」で、お江戸両国亭へ。主目的はホームズ物の新作探偵講談
「六つのナポレオン」だったが、講談紙芝居「原子怪物ガニラ」にも大笑い。
抽選会で当選してしまう。少年探偵団B.D.バッジをGET。
打ち上げ宴会にも参加。
散会後、ホームズ関係数名で吉祥寺のアイリッシュパブへ。

2/14(月)神田の古書即売会へ。
○谷屋充『新作 丹下左膳』(岡倉文庫/昭和26年)
 ――林不忘じゃない人が書いた『丹下左膳』。そういや林不忘の原作持ってないな。
漫画なら小沢さとる版と中井矢之助版を持ってるんだが。文庫自体も珍しい。文庫資料。
○森暁紅『ままよ三度笠 道中あごの紐』(富田文陽堂/大正8年)
 ――大正期のユーモア作品。いわゆる道中記モノ。文庫資料。

2/15(火)赤坂の整体へ。徹底的にほぐされる。気分はほぐし鮭。
帰路、古本屋。
○布施はるか『近未来新海洋戦記 オリハルコンソード』(ナポレオン文庫/1996年)
○松井淳『フォース! 第4の処女天使』(ナポレオン文庫/1997年)
 ――連載「SF奇書天外」用資料。えろSF。
スタンリイ・エリン『最後の一壜』読了。名品とは本書収録作の如き作品を言うのだ。

2/16(水)早朝に地震。本の山、幾つも雪崩。
池袋西武の古本市へ。
○坂東白雲『人心収攬 人間学』(京文社書店/昭和7年)
 ――後半は「女たらしの法」「男たらしの法」。「たらし」ってのがイイ。
○アレクサンドル・デュマ『巌窟王』(新文社/昭和22年)
 ――「世界名著物語文庫」。文庫資料。
○黒田礼二『舞姫ローラ・モンテス』(河出新書/昭和30年)
 ――ルードウィッヒ一世をたらし込んだ妖女の実録小説。ヴィクトリアン資料。
帰宅すると謹呈本届く。
○『悪魔はあくまで悪魔である』(ちくま文庫/2004年)
 ――「都筑道夫恐怖短篇集成」第1巻)
○稲垣足穂『一千一秒物語』(ちくま文庫/2005年)
 ――稲垣足穂コレクション第1巻。

2/17(木)ジョン・ノイマイヤー率いるハンブルクバレエの『眠りの森の美女』でNHKホールへ。
今回は三階席で観賞。コールド・バレエの配置の美しさをたっぷりと堪能。

2/18(金)山梨県の石和温泉で湯治。
車中では、甲州(山梨)が大変なことになる国枝史郎『神州纐纈城』を読んでいた。
数日前から読んでおり、ほんとうにたまたまなのである。

2/19(土)たっぷりと温泉に浸かって、旨いものを食して帰宅。
国枝史郎『神州纐纈城』読了。

2/20(日)『奇天烈! 古本漂流記』再校ゲラ校正。

2/21(月)『奇天烈! 古本漂流記』表紙ラフ届く。
喜国雅彦氏のカバー画が怪しげで格好イイぞ!

2/22(火)『奇天烈! 古本漂流記』再校ゲラ校正。

2/23(水)サンシャイン古本市で池袋へ。その前に(笑)駅構内で古本。
○仁賀克雄『リジー・ボーデン事件の真相』(河出書房新社/2004年)
 ――米国で起きた連続殺人。ヴィクトリアン資料。
いよいよサンシャイン古本市へ突入。
○Doug Cushman『AUNT EATER'S MYSTERY HALLOWEEN』(Harper Collins/1998年)
 ――ハロウィーンでホームズに扮したアリクイおばさんが怪事件に遭遇する絵本。
○北村小松『基地』(晴南社/昭和18年)
 ――SFではない戦記小説のようだが、北村小松なので。
筑摩書房で『奇天烈! 古本漂流記』ゲラ付き合わせ作業。

2/24(木)DVD&HDDプレイヤーの調子が悪く、修理工が来る。
HDDにウルトラマンとかデカレンジャーとか入っててちょっと恥ずかしい。
楊佩瑾『七星剣』読了。朝鮮戦争を舞台に中国志願軍を主人公にした戦記冒険小説。
ヤンキーの鬼ども(米軍)と李カイライ軍(韓国軍)がひたすら悪者。

2/25(金)神田の古書即売会へ。
○野口*風『超健康』(国民体力改造同志会/昭和3年)*=りっしんべん+豈
 ――健康器具カタログも兼ねたチョー健康本。文庫資料。「丹田集力器」って何だ!
神保町の古書モールへ。M氏やI女史ら古本者な皆様にお遭いしてしまう。
○榎本進一郎『最新 小唄集』(榎本書店/大正13年)
 ――俗謡集。実際の事件に材を取った「由利刑事」や「少女殺し」なんてのまであるぞ。
何でも唄にすりゃいいってもんじゃ……。文庫資料。
帰路、途中下車してヨン様グッズも売っている例の古本屋へ。
ヨン様靴下、まだ売ってる……。

2/26(土)高円寺の古書即売会へ。
○花散里『大正お伽ぞろひ』(春江堂書店/大正4年)
 ――表紙欠で安かった。巻末広告の「探偵文庫」が非常に気になるなあ。文庫資料。
古典SF研究会の例会で神保町へ。古本屋もちょっと覗くが何も買わず。

2/27(日)謹呈本届く。
○平谷美樹『黄金の門』(角川春樹事務所/2005年)
 ――小松左京賞受賞作家による「エリ・エリ」三部作完結篇。
花散里『大正お伽ぞろひ』読了。お伽話というより現代(つまり大正期)の悲話物ばかり。
一話ごとにノンブル(頁番号)が1に戻るから、バラで出ていたものの合本かも。

2/28(月)嶋優夏里/高橋美幸/古田浩之『ぼくたちの小説』読了。
少年少女の書いたファンタジー3作収録。……疲れた。
「週刊新潮」書評執筆。
近所の古本屋へ。
○本庄桂輔『サラ・ベルナールの一生』(新潮社/1970年)
 ――19世紀の女優の伝記。ヴィクトリアン資料。

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1/1(土)〜2(日)温泉で湯治&取材続き。 

1/3(月)帰宅。謹呈本が届いている。
○井上雅彦『1001秒の恐怖映画』(創元推理文庫/2005年)
 ――ホラー&SF映画をテーマにしたショートショート集、文庫化。

1/4(火)まとめて届いた年賀状を整理。

1/5(水)所用で所沢へ。寒いです。

1/6(木)ちくま文庫『奇天烈! 古本漂流記』ゲラ届く。
牧眞司氏と新宿で「本の雑誌」用の対談。
帰路、近所の古本屋。
○桂竹丸『人生〆め鯖』(トムプロダクション/1993年)
 ――「竹丸文庫」。落語家の真打昇進記念の非売品。師匠の桂米丸をはじめ、
嘉門達夫、KAN、マギー司郎、松居直美など芸能人の祝辞も多数収録。文庫資料。

1/7(金)神田の古書即売会へ。
○楊佩瑾『七星剣』(外文出版社/1978年)
 ――朝鮮戦争が舞台の、中国産の戦記冒険小説。中国では「抗米援朝鮮戦争」と呼ぶらしい。
中朝が手を取り合って米国と戦うのだ。日本語だが版元は中国。挿画もナイス。
○カミ『怪盗幽鬼事件』(審美社/昭和34年)
 ――『名探偵オルメス』の別版。
持ってるが、目次には載っている解説がなかったため買い直しのだが、これにも無い!
この版には、解説は無いのか?
『本の雑誌』連載コラム「北原バカ本道」執筆。
夕方、映画『ターミナル』観賞。もっとシリアスなのを想像していたが、十二分に面白かった。
トレッキーネタには爆笑。

1/8(土)高円寺の古書即売会へ。
○木村晃郎『小説哲学辞典(日本編)』(私家版/1975年)
 ――辞典形式の社会風刺。ビアス『悪魔の辞典』をもう少し読み物風にした感じ。
「君が代」の項は西暦3000年の辞典を引用する設定になってたりする。

1/9(日)日本シャーロック・ホームズ・クラブ東京例会、久々に出席。

1/10(月)エドモンド・ハミルトン『フェッセンデンの宇宙』〈河出書房版〉読了。
スペオペだけでなく短篇も非常に面白いので、是非!
図書館で調べ物。ついでに古本屋。
○佐治芳彦『世界最終戦争(2)(3)』『新・世界最終戦争 最終戦争の戦士たち(1)(4)』
『世界最終戦争・新世紀篇(2)』(KKベストセラーズ/1993〜9年)
 ――奇天烈なシミュレーション戦記SF。場所塞ぎだけど仕事だから仕方ない。

1/11(火)近所の整体へ。
『SFが読みたい! 2005年版』用原稿執筆。

1/12(水)今年初のファミレス読書。久々なのでなかなか集中できず。
帰路、古本屋。
○梨木香歩『丹生都比売(におつひめ)』(原生林/1995年)
 ――小出版社刊の古代史ファンタジイ。らしい。
帰宅すると謹呈本が届いている。
○實吉達郎『UMA解体新書』(新紀元社/2004年)
 ――未確認動物研究本。年末のたけしの番組で見せてた本ですな。實吉さん、多謝。
○フリッツ・ライバー『死神と二剣士』(創元推理文庫/2004年)
 ――傑作ヒロイックファンタジー連作第二巻。
夜、月一の本好き会合で神楽坂へ。
ついでに飯田橋のブックスサカイ深夜+1で新刊。
○ジョン・クリストファー『トリポッド(2)』(ハヤカワ文庫/2005年)
 ――ディズニー映画化決定のジュヴナイルSF第2弾。

1/13(木)ファミレス読書。
塚本晃『2025年地球横転す』読了。トンデモなネタてんこ盛り。
近所の書店へ。
○芦奈野ひとし『ヨコハマ買い出し紀行(12)』(講談社/2004年)
 ――深夜+1で買おうと思ってたのにいつまでたっても入荷しないので。
「SFマガジン」連載エッセイ「SF奇書天外」執筆。

1/14(金)五反田と神田の古書即売会ハシゴ。注文品は2冊とも当選。
○村井弦斎『酒道楽・女道楽』(博文館/大正4年)
 ――いい題名だ(笑)。『酒道楽』は盗聴器か何かが出てくるSF(らしい)。
以前買ったら200頁も抜けた大落丁本だったので、買い直しました。
○ドイル『名探偵ホームズ』(中学生の友昭和37年9月号付録)
 ――学習誌の付録文庫。3篇収録。文庫資料。
○『情艶新集』(昭和25年8月号)
 ――昔の通俗雑誌。宇宙大ロマン小説「宇宙の妖精」掲載。
○横田順彌『水晶の涙』(徳間文庫/1992年)
 ――押川春浪&鵜沢龍岳シリーズ。人に譲るつもりでかったが、確認したところ
自分の本棚に見当たらない。持ってなかったのか?>俺。
○樫田十次郎『脳の衛生』(実業之日本社/大正4年)
 ――昔の医学解説書。「不自然な性欲の遂行と神経衰弱」とか笑える。文庫資料。
○佐治芳彦『最終戦争の戦士たち(3)』『新・世界最終戦争(2)』(KKベストセラーズ/1994〜8年)
 ――また場所塞ぎ。やれやれ。
赤坂の整体へ。ほぐされる。
帰路、古典SF研の代島氏の勤める赤坂見附の旭屋書店へ。
まだ棚に並べてもいない最新刊を出してくれる(有り難うございました)。
○スタンリイ・エリン『最後の一壜』(ハヤカワポケミス/2005年)
 ――短篇集。中身を確認したらアレはアレだけだったのでホッ。
帰宅すると早川書房と本の雑誌社からFAXでゲラが立て続けに届く。

1/15(土)青学推理小説研究会時代の先輩K氏宅訪問の予定だったが、順延。
参加者の一人の住む多摩西部が積雪のため。ウチの辺りは雨でしたが。
『本の雑誌』用「岡山万歩書店で天国と地獄を見た!」ゲラ校正。
『SFが読みたい!2005年版』用「海外作家ガイド」ゲラ校正。

1/16(日)神田の古書即売会へ。
○オイリ=タンニネン『ロボットのロムルスくん』(講談社/昭和47年)
 ――フィンランドのSF童話。ずっと探してたんです。
同じ古書会館で開催された『子不語の夢 江戸川乱歩小酒井不木往復書簡集』記念トークショーへ。
スピーカーのみならず観客席まで豪華絢爛。会の後の懇親会にも参加。
○フリードリッヒ・フレクサ『伯林白昼夢』(エディシン・プヒプヒ/2004年)
 ――その際、譲って頂いた貴重な私刊本。puhipuhi様、ありがとうございます。

帰宅して『奇天烈! 古本漂流記』ゲラ校正&加筆。

1/17(月)ネット注文の古本届く。
○コナン・ドイル『遥かなるメッセージ』(The Vail/1997年)
 ――昔新潮から出てた『コナン・ドイルの心霊学』を訳者の地元広島で復刻したもの。
こんなの出てたのも知りませんでした。
『奇天烈! 古本漂流記』ゲラ校正。

1/18(火)『奇天烈! 古本漂流記』ゲラ校正&加筆。

1/19(水)有楽町で映画『ネバーランド』観賞。
ドイルが出て来るから――というだけの理由で観た訳ではないです(苦笑)。
デップのファンだし、百年前のロンドンが舞台なので。
ジョニー・デップ、最高でした。オススメ二重丸の、非常にいい映画です。泣けます。
帰宅すると謹呈本が届いている。
○H・P・ラヴクラフト『ラヴクラフト全集7』(創元推理文庫/2005年)
 ――クトゥルー神話の創造主の文庫版全集、遂に完結! 素晴らしい。
○フィリップ・K・ディック『ドクター・ブラッドマネー』(創元SF文庫/2005年)
 ――サンリオSF文庫から出ていたディック作品、新訳による復刊。目出度い。
『奇天烈! 古本漂流記』ゲラ校正&加筆。
自分の古本エッセイ↑のゲラを読んでいたら、夜中なのに無性に古本を買いたくなり、
深夜までやっている近所の古本屋へ。そうしたら掘り出し物が!
○黒岩涙香『非小説』(春陽堂/昭和8年)
 ――文庫版の涙香全集第2巻。明治期の翻案探偵小説。

1/20(木)『奇天烈! 古本漂流記』ゲラ校正&加筆&発送。

1/21(金)神田の古書即売会へ。
○阿部知二『微風』(創元社/昭和14年)
 ――割と珍しく、目録だと高値だったりする。函が壊れ掛けていて格安だった。
「アフリカのドイル」収録。創作なんだか実録なんだか「?」である。
○奥山*伸『愛川欽也の猿飛佐助』(ケイブンシャ/昭和50年)*=にんべん+光
 ――パロディ講談。超能力を使ったりUFOが出てきたり、もう滅茶苦茶。
『愛川欽也のラジオ劇場』で放送されたもの。
夜、有楽町で『MOMIX』公演を観賞。……面白いパートもあったが、全体に退屈。
演出次第でもっと楽しく出来ると思うのだが。
西荻窪の和々っ亭へ。どれも旨いが、なめろう太巻が特に美味でした。

1/22(土)高円寺の古書即売会へ。
○森川淡水『小学修身から生れた お伽六學年』(弘文社/昭和6年)
 ――「一郎の地下旅行」などSFなネタもアリ。
○和田垣謙三『処世訓話 餅』(修文社/昭和4年)
 ――食物の餅ではなく「気持」「心持」などの話。でも表紙は海老。何故だ。
○『どうして金を作るか』(「実業之日本」昭和5年10月号付録)
 ――偽札造りの話>嘘。お金を稼ぐための本。
○P・G・ウッドハウス『ゴルフ人生』(日本経済新聞社/昭和56年)
 ――英国のユーモア作家のゴルフユーモア小説集。
SF評論家の牧眞司氏夫妻とお遭いし、お茶する。
帰宅すると謹呈本が届いている。
○杉江松恋『バトル・ロワイアル() 外伝』(太田出版/2005年)
 ――映画のノベライズのそのまた外伝(前日譚)ということらしい。杉江さん多謝。
午後からシャーロッキアンの集まりへ。二次会まで参加。三次会はパス。

1/23(日)ファミレス読書。日曜なので混んでおり、カウンター席でも少し待つ。
肩凝りが酷くて余り本を読んでいなかったため、なかなか集中出来ず。
ふと顔を上げると、窓の外は雪がちらついていた。しばらく見入る。

1/24(月)ジョン・ダニング『失われし書庫』読了。今回は歴史ミステリ。
その分、古本屋探偵としての面白味が薄かった気がするのは残念。
牧眞司氏との『本の雑誌』対談「SF古本珍本トリビア」ゲラ届く。校正。
有馬敲『芦生の森』読了。鳥の世界の出来事を描いた地方出版のファンタジイ。

1/25(火)「私のベスト3」アンケートに答えた『ミステリマガジン』3月号届く。
図書館へ調べ物。ついでに古本屋。人に譲る本のみ。

1/26(水)映画『カンフーハッスル』観賞。大いに笑う。チャウ・シンチーの
前作『少林サッカー』の方が笑いのツボはありましたが、それでも十分に堪能。
新宿伊勢丹の催事サロン・ド・ショコラへ。
雨宮雨彦『魔王の腕の中で』読了。自費出版ファンタジイ。

1/27(木)ネット注文の通販本届く。
○高木彬光『悪魔の山』(神月堂/2004年)
○高木彬光『夜の皇帝/深夜の魔王』(神月堂/2003年)
 ――超レアな児童向け高木彬光作品の復刻版。神月堂様、ありがとうございます。
雨宮雨彦『胸に潜む蝶』読了。自費出版ファンタジイ……かな?

1/28(金)神田の古書即売会へ。
○中山由五郎『モダン語漫画辞典』(洛陽書院/昭和7年改訂版)
 ――昭和初期の新語を漫画入りで楽しく解説。漫画は田中比佐良ほか。
このミス大賞パーティで半蔵門へ。受賞された深町秋生様、水原秀策様、おめでとうございます。
二次会まで参加。三次会もあったらしい。

1/29(土)郵便で本届く。
○コナン・ドイル『マイカー・クラーク 上』(エミルオン/2005年)
 ――限定百二十部のドイル全集3巻。下巻まで出てから読むことにします。

1/30(日)「SF奇書天外」用にノーマン・リキヒサ『宇宙の囁き』読了。
UFOで宇宙人から超能力を与えられてインフィニティマンになる私家版SF。
「北原バカ本道」用に山田孝之助『漆器一代』読了。漆器会社創設者の自伝。

1/31(月)自転車でドン・キホーテ小金井公園店へ。収納用ケース5個。
ついでに古本屋。
○スティーブン・ナイト『切り裂きジャック最終結論』(成甲書房/2001年)
 ――邦文ジャック研究書でこれだけ持ってなかった。ヴィクトリアン資料。
○タッド・ワイズ『テスラ 闇の科学者』(大栄出版/1996年)
 ――謎の発明家テスラの伝記小説。ヴィクトリアン資料。
○佐治芳彦『創世記「竹内文書」傳(2)』(KKベストセラーズ/1995年)
 ――偽書の古文書をベースにした古代史SF。連載「SF奇書天外」用資料。
○荒神伊火流『スカイ・ウェブを突破せよ!』(ナポレオン文庫/1994年)
○荒神伊火流『銀河帝国の興亡 皇女セシルの冒険』(ナポレオン文庫/1995年)
○荒神伊火流『銀河を駆ける少女』(ナポレオン文庫/1994年)
○工藤俊彦『女艦長レイコの報復』(ナポレオン文庫/1996年)
○森亜亭『贖罪の宇宙』(NAPOLEON XX NOVELS/1998年)
 ――以上5冊SFエロ小説。これまた連載「SF奇書天外」用資料です。
そうでもなきゃ買わんわな。しかも今日まで使える割引券があったので。

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