○ 人獣共通感染症の予防
動物からうつる病気(感染症)について気にされる方が増えてきました。とても良いことです。必要以上
に神経質にならなくても良いですが、基本的な事は、充分理解しておくべきでしょう。
以下に、@感染症についての考え方、A予防法、B主な感染症の種類について解説します。
@ 考え方
・ 動物飼育は、有史以来、あらゆる民族、人種で行われています。
・ 人間に危険な病気をうつす動物であれば、いわゆるペットの地位を得てはいません。
・ 子供、高齢者は免疫力が弱いので、動物由来の病気に感染し易いと考えている方がいます。
しかし、感染症の権威である米国疾病管理予防センター(CDC)が、免疫が極度に低下する
エイズに罹患しても、飼育動物を手放す必要はないと通達しています。
(http://www.cdc.gov/hiv/pubs/brochure/oi_pets.htm)。
・ 人間から動物にうつる病気もあります。お互い、清潔に。
・ 動物からうつる病気と、動物にアレルギー症状を示すのは、まった概念が異なります。混
同しないで下さい。アレルギーは、残念ながら人間側の問題です。
A 感染予防方法
・ 感染症の症状、感染経路について十分理解すること。
・ ノミ、ダニを動物に寄生させないこと。
・ 消化管内寄生虫(回虫 等)を定期的に検査・駆除すること。
・ 節度のあるスキンシップをすること。キスや食器の共有はさけること。
・ 糞便、尿を直接触らないこと。触った場合は、良く手を洗うこと。
・ 海外旅行時は、動物への接触を避けること (狂犬病の項を参照)。
・ 咬傷、引っかき傷による病気の伝播が最も多いと言われています。
・ 爪きりは、まめに行 うこと。
B 主な感染症の種類