★☆★すこし寄り道★☆★
高橋製作所 ドール・カーカム式望遠鏡
ミューロン250について。口径250mm 焦点距離3000mm
1995年から使用していますが、実に素晴らしい望遠鏡です。眼視性能は、よく周辺部でコマ収差が多いように言われますが気になるようなことは有りません。中心部はシャープで例えば球状星団は鋭い針で突いたような星像で、ドブの世界とは異次元です。
もちろんミューロンの性能をフルに発揮できるのは惑星に於いてで、その性能は素晴らしいものです。ピント調整は副鏡をモーターで移動させる方法でスムーズなものでミラーシフトは皆無ですが、移動範囲がシュミカセに比べると短く、例えば双眼装置と天頂プリズムとの併用は出来ません。テレビュー・ビノビューは使いづらく双眼装置はスターベース製45度傾斜式を使用しています。また接眼部には重量のある部品を付けても問題はありません。バランスウエイトは0.4Kgと1.1Kgをマグネットで鏡筒のレールに取り付けられ、落下の心配は有りません。
主鏡セルにはセルカバーがあり外すとシースルーになり、主鏡の気温に対する馴染みは早いようですが、冷え過ぎもあるようで適度に馴染むとセルカバーをしたほうが良いようです。ただこれだけの望遠鏡になると性能を発揮出来るような日はめったに訪れません。
重量は約14kgほどで、ファインダーを持って移動出来、あまり大きさ重さを感じません。ファインダーは本体に固定されていて、接眼部のみがシフトする方法で丈夫に出来ていて、ファインダーを持って移動しても狂いは有りません。
お気に入りのアイピースはテレビューのPL55mmで、倍率54倍、実視野0.92度。視野全面にわたりシャープな星像を見せてくれます。
また清原ハイコン15mmが2本あり、倍率200倍、これで覗く双眼視が結構気に入ってます。
ペンタックスのOr5mm、倍率600倍で二重星を見ると、カタログ通りの分解性能を見ることが出来ます。
写真のピラーは反射用で下に下駄をはかしています。大きな空き缶にネジを仕込み中をセメントで固めています。写真撮影用に作ったもので、すごく重いのですが、気に入っていて車で移動する時でも使用しています。
惑星を見るのにミューロン250、オメガ4541とでどちらが良く見えるかといえば、なんとも難しいのですが、ともに双眼装置で覗いて、あたりまえですが、その惑星の明るさが全く違うのです。ミューロンがすごく暗く見えてしまい、オメガの方が見やすいというか、オメガの方がシーイングが良くなれば、とんでもない像を見せてくれるのではと期待してしまいます。
惑星を見るのに、しんどい思いをしてでもオメガ4541を庭に出してしまい、最近すっかり出番が無くなったミューロンです。
火星接近の時にはミューロンに活躍してもらいましょう。