常滑市大野町探訪(平成11年晩冬) 常滑市大野町を訪ねました。これは、愛知建築士会の研修見学会に参加 させていただいたものです。地元商店街の活動で、とかく家にこもりがちな 高齢者にもできるだけ外出しやすいよう、さまざまな工夫をこらしながら、 あれこれと街づくりが進められているところです。 人は歩くのが基本、道はくつろぎと出会いの場、道は歩くものです。市も こうして生れ、やがて町が形成されていきました。やはり歩かなければ。歩 くことに熱中できれば、おのずと賑わいも生れてくる、そういうものが醸成 されつつある、と感じられた大野町。 郷愁を誘う路地(露地とも書かれます、いい言葉です)、情緒漂う街並、 歩くことが実に心地よいところでした。ただ、ここでも車をどうするか、が 課題です。私は、経済合理性優先の車社会からの一刻も早い脱却による、歩 くことを基調にしたゆったりとした人間的な社会の形成を心から望むもので す。![]()
名鉄常滑線大野町駅、名鉄本線神宮前駅から約30分でしょうか。 この大野町で街づくりに意気込む人たちの活動拠点が、この看板のところです。 大野町駅から徒歩5分くらいのところにあります。
![]()
元気村事務局前。古い街並が見られます。右側の商店の前には、木の看板が店の前にあります。 古い町だなあ、と感じさせます。
![]()
![]()
町のあちこちに貼られている、案内図。これは、なかなかよく出来ています。さて、真ん中は側溝 のふた。これが歩道の役割を果している。車優先社会を象徴するものでもあります。右はふと見た しゃれた外観の家と古木。
![]()
![]()
大野は海岸(伊勢湾)沿いの街、小型船舶が係留され、磯の香りもしてきます。真ん中はごらんの 通りの看板。路地ですねえ。右は十王堂というお堂に向っているところ。
![]()
![]()
十王堂は、由緒あるもののようです。甍もなかなかのものです。
![]()
![]()
途中で見かけた街並風景。こういうのを見ながら(鑑賞しながら)歩くのって、楽しいですね。 趣味は散歩っていうのも、素敵なものと思います。右のは、蔵らしい。やっぱ、古い町です。
![]()
![]()
食料品店。ああ、こういうお店、なっつかしいー。右と左下は街の案内図の掲示版。格子戸に 貼られています。情緒たっぷり。
![]()
![]()
真ん中は私の大好きな、狭い道。右は電柱と看板と照明と電線、典型的な町の光景。電線地中 化なんて、野暮ったいんじゃない!?
![]()
![]()
でました、路地。「この先せまし」が散歩心をそそります。真ん中、尾張大野郵便局は右です。 右は立派な「うだつ」。
![]()
![]()
お菓子やさんの看板、郷愁をさそうじゃありませんか。 さて、真ん中、焼物の街、常滑らしいお店がありました。右はこれも常滑を代表するものた ちです。
![]()
![]()
その名もずばり、どかん屋。真ん中と右は古木の大樹。右は大きく見たところです。あちこち に古木がありました。これも見所の一つです。
![]()
![]()
どかん屋さんの周辺です。左の写真の真ん中、狭い道があります。この道を行くと、踏切、つま り線路があります。踏切も狭い。そこから線路沿いにこれまた狭い道を左に行くと、間もなく名 鉄大野町駅です。こういう狭い道が私を歓待してくれた(と、勝手に思っている)のでした。
![]()
![]()
先ほどのお菓子屋さんを別方向から。いい看板です。真ん中は名鉄大野町駅。先ほどの狭い道 を行き、線路沿いの道からの遠望です。右は「おかめ寿し」。きっとネタは新鮮、うまい店に 違いない。そういえば途中に鮮魚店があって、アサリのいいのが店先に置いてありました。魚 介類関係は文句なしに安くてうまい、のではないでしょうか。
![]()
![]()
駅に行く線路沿いの道で見た、案内看板、大樹、水仙の小群落です。目を楽しませるものが、 随所にありますねえ。
![]()
![]()
駅近くで見かけた竜の船と、その脇にあった看板。「大野龍神祭」とあります。ちょいと、 寂しそうでした。右はえびせんべい屋さんでしょうか。ここでおみやげを買って帰ろうと思っ て、忘れてしまったのでした。えびせんべいといえば、蒲郡の海老萬というところのがなかな かおいしいので、ここのはどうかな、って思ったのです。ここのも、おいしそうな看板です。
![]()
![]()
大野駅入口の標示。道は狭いです。名古屋から30kmにあることが分ります。右は海に行く 道、ただし車では行けないのです。昔は駅から大勢の海水浴客がこの道を通って行ったそうです。 「両角食堂」とありますね、昼食はここでとりました。なかなか古い洋食堂、おいしかった。
![]()
![]()
上の大野駅入口の標示下の道、狭い。真ん中は「両角食堂」前、右は店内の大きな木の看板。 昔は海水浴客で大賑わい、満員で入るのを断るのに苦労したそうです。古くておいしい洋食堂、 いつまでもあってほしいものです。
![]()
![]()
「両角食堂」店内にある、街道図。真ん中は入口正面。右は再び元気村事務局近くのお店。 さっきも見ましたね。
![]()
![]()
そのお店前の木の看板をよく見たところです。真ん中もそのお店の看板。こうして見ると、 看板も実に様々ですね。右は元気村事務局の大金庫。実は、事務局は元銀行の支店の跡を利 用しているのです。金庫は大きくて外には出せない(じゃ、どうやって入れたんだい)し、 開けることもできないそうです。これも、面白いじゃありませんか。
元気村事務局内の元気村絵図。これを見れば歩きたくなりますよ、きっと、誰でも。 なお、この写真は3枚を合成したもので、色合が途中で異なっていますが、本物はこん なことはありません。 尾張大野元気村、今後の展開が気になる街です。企画案内していただいた皆様に心から 感謝いたします。