JGC'97・ダビスタBGデモゲームの競走馬名の由来 1999/02/15
清松みゆき
古い話ですが、JGC'97では、ダービースタリオン・ボードゲームのデモゲームを行ないました。そのときに使った競走馬は架空のものですが、それぞれモデルが存在します。そのモデルと架空馬名の由来です。
- (父)カツラボンバー
- ゆうきまさみ著『じゃじゃ馬グルーミンUP!』に登場した馬名。「その名にふさわしく爆発的なスピードでスプリンターズ・ステークスを連覇して引退、1200mから1400mまでなら、10戦9勝」とどこかで聞いたような馬。ということで、そのまんま サクラバクシンオー の架空名に流用させてもらった。
- (外)ハワイアンヨコヅナ
- ハワイ出身の横綱といえば曙。つまり、ヒシアケボノ。名は体を表わすで、550キロをはるかに越える馬体でスプリンターズ・ステークスを制した馬。ちょっちヒネリが足りなかったな。弟 アグネスワールド は、SNE社内ペーパーオーナー・ゲームでの僕の持ち馬。復活してほしいものだ。
1999/02/21付記:アグネスワールドは、淀短距離ステークス(OP)で2着。明るい兆しと言っていいか?
- (父)コントクイーン
- よしだみほ著『馬なり1ハロン劇場』で、本編(大作映画)の俳優 ナリタブライアン がショートコントに進出したという形で、高松宮杯出走をパロってた。このときにショートコントの女王として登場したのが フラワーパーク。高松宮杯(当時、現在は高松宮記念に改称)を見事勝利、 ナリタブライアン を4着に沈めた。その年は、スプリンターズ・ステークスも勝って、最優秀短距離馬の地位を堂々と射止めている。
- (地)(父)カントリーサムライ
- 地方の侍。地方競馬(浦和)の出身にして、地味な血統でありながら、7歳にして中央入り。マイルCS、安田記念のGI2つを含み、地方でも中央でもマイル戦は無敗の名馬 トロットサンダー。馬主の名義貸し事件に巻きこまれ、無念の引退。馬に責任はないのにねえ。
- ジーニアスガール
- 天才少女。3歳時には阪神三歳牝馬ステークスを制して最優秀3歳牝馬。4歳時には桜花賞、スプリンターズ・ステークスを制して最優秀4歳牝馬、最優秀短距離馬の表彰に輝いた ニシノフラワー。だが、天才もハタチを過ぎれば何とやらで、古馬になってからはGIは一つも勝てず。
1999/02/21付記:初仔ニシノセイリュウのことを忘れていた。これも僕のペーパーオーナー・ゲームの持ち馬なのだ。本日4歳OP若駒ステークスを見事勝利。クラシック路線に乗った……かな?
1999/04/18付記:ニシノセイリュウ、勇躍皐月賞挑戦もまったく競馬にならず。ブライアンズタイム産駒だし、楽しみは秋以降ってところかな?
- (外)ブラックレディ
- 黒の貴婦人。トランプでのスペードのクイーン。シンコウの真っ黒の勝負服を背に、マル外のハンデを跳ねのけて勝ち星を重ねた シンコウラブリイ。マイルCSを制し、歴代牝馬賞金女王(当時)となって引退。
- サユリソング
- 石川さゆりの歌と言えば『津軽海峡冬景色』。北への旅行ということで、ノースフライト。『津軽海峡〜』のほうは、船旅という気もするけど(笑)。デビュー遅れで春のクラシックには間に合わなかったものの、素質が開花するや、府中牝馬ステークス、阪神牝馬特別、京都牝馬特別、マイラーズカップ、安田記念、マイルCSと勝ちに勝ちまくった名牝。
- (父)ウェストウィンド
- 西風=zephyrで、ヤマニンゼファー。そよ風(zephyrのもう一つの意味)というよりは、疾風というにふさわしい馬だった。安田記念、天皇賞・秋とGIを2勝しながら、1勝の ビワハヤヒデ に年度代表馬を持ってかれたのは不幸だよね。もうちょっと気の利いた名前を考えてあげたかったな。
- ムーディームーニー
- ムーディーは気分屋、ムーニーはおむつの商標で、合わせて「気分屋のお子様」。風が吹いただけで走る気を無くして岡部幸雄を嘆かせた皐月賞馬 ジェニュイン。マイルCSも勝ってるんだが、どーにも、信頼性には乏しかった。
- (父)ハートアタック
- 心臓発作。4歳で芝1800mの日本レコードを記録するなど、レコード勝ちを積み重ね、5歳には天皇賞・秋も制した超快速の中距離馬 ネーハイシーザー。だが、菊花賞ではもともと距離不向きの上に、心房細動まで発症して大差のドンジリ負け。肺出血あがりの ナリタタイシン との馬券を買っていた愚か者はわたしだ(大差のブービー、そしてドンジリ)。
- ダブルフェイス
- 日本語でもそのまま二面性のある奴という意味。よしだみほ著『馬なり1ハロン劇場』で「自在怒筋」と描かれた バブルガムフェロー。オグリキャップ もなしえなかった、4歳での天皇賞・秋制覇を達成。
- スパルタカス
- 古代ローマ時代の英雄。もっとも、ここではスパルタ教育に引っかけて。故戸山調教師のスパルタ調教に耐え、無敗のまま皐月賞、ダービーを制した名馬 ミホノブルボン。能力が高いがゆえに逃げる以外の戦法はなかったという、本家ダビスタ(96)のブリーダーズカップ最強馬戦に出てくるような馬だった。
- (外)セックスチェック
- スポーツ競技において、その性別を医学的に確かめること。男が女性の中に混じっちゃ反則だわね。牝馬どうしではもちろん、並みいる牡馬さえも蹴散らし、勝ち続けた女傑 ヒシアマゾン。そのパワフルな走りに、「本当に牝馬か?」の声がなかったわけではない。
- (父)グラスフットエース
- ガラスの脚のエース。皇帝 シンボリルドルフ を父に持ち、無敗でダービーを制したときには、誰もが父子3冠を信じた トウカイテイオー。ところが、その後骨折判明で菊花賞は出走もならず。さらに、天皇賞・春、ジャパンC、有馬記念と、2400m以上を激走した後は、必ず身体を壊していた。ぼんぼんと思う人も多かったが、身体を壊しながら能力以上に根性で走っていた気力の男だったと見るべきでは?
- (父)サプライズフリーア
- びっくりの逃亡者。同じメジロの両雄 メジロマックイーン、メジロライアン の陰に隠れ、ついには障害レースにさえも挑戦させられた。それが、宝塚記念、有馬記念の2つのドリームレースを逃げきってしまったのだから恐れいったの メジロパーマー。
- キアリーインマイト
- 実力に疑問ありの意味。三冠馬には違いないし、有馬記念も勝って4歳時代は無敵の強さ。ところが、古馬になってからは結局GII阪神大賞典を勝っただけの ナリタブライアン。股関節炎による頓挫がなければ、そのまま勝ち続けたのだろうか? 屈腱炎がなければ、復活したのだろうか? もちろん、今ではもはや確かめるすべはない。しかし、死ぬのはあまりにも早過ぎた。
- (父)ナイスミドル
- 夏に力をつけた典型的上がり馬で、秋に菊花賞で戴冠。古馬になって後も毎年GIを勝ち続けた メジロマックイーン。タマモクロス と並ぶ晩成の英雄である。ただのステイヤーでないことは、結果的に進路妨害で最下位降着ながら2位以下をちぎってゴールしてのけた天皇賞・秋や、引退レースとなってしまった京都大賞典で、2'22"7の驚異的コースレコードを樹立したことが示している。ここ数年の日本競馬史では間違いなく最強の馬(断言)。
ところが、怪我やら降着やらあっと驚く ダイユウサク やら、どうにも運がない馬でもあった。結局、東のレースは一度も勝ってないんだよね。「オレは秋天が嫌いなんだよ」(よしだみほ著『馬なり1ハロン劇場』)
- シルバーコレクター
- 朝日杯、皐月賞、ダービーと銀メダルを続けた ビワハヤヒデ。夏に大きく成長し、菊花賞で念願のGI制覇を圧勝で飾る。さあ、これからは自分の時代と思いきや、有馬記念では トウカイテイオー の奇跡の復活に屈してしまった。その後、天皇賞・春、宝塚記念を完勝したものの、結局GI戦では1着3回、2着4回と銀メダルのほうが上回った。こいつも東のGIじゃ、勝ち星なし。
同じ相手には二度と負けないくせに、すぐに違うライバルが出てしまう。『少年ジャンプ』の主人公のようなやつだった。
- アンダーレイテッド
- 過小評価されている、の意味。3年連続、合計4つのGI勝利(4歳菊花賞、有馬記念、5歳宝塚記念、6歳天皇賞・春)は、質でも量でも歴代名馬に並び、殿堂入りしたっておかしくない実績。それなのに、「最強馬」の称号はなぜか彼を通り過ぎていった、かわいそうな マヤノトップガン である。長さが4本全部ばらばらのソックス(白い脚)がお洒落だった(ホントカ?)。
- アーリーアプレイズ
- マヤノトップガン はGI4勝。サクラローレル は2勝。それなのにこっちにだけ「現役最強馬」はちょっと評価が早過ぎるんじゃない? と思って命名(当時)。その秋での決着を楽しみにしていたが、結局、両者故障引退で痛み分け。
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