球場で試合を直接見る。僕のようなひねたプロ野球ファンであっても(笑)、やはり、一番楽しいのはこの生観戦に尽きる。
実は、ここのところ、「一人寂しい」土曜日が続いていた。妻が、子供二人を連れてお出掛けしてしまうためである。いや、不仲なのではない、妻が自分の用事で外出しなければならず、その間に子供二人の面倒を見ることを、僕が断固拒否しているからである。何しろ、妻の用事というのは「RPGのGM」である。おめーが遊んでるのに、何で、俺が子供の面倒見にゃならんのだ!
で、「野球でも見にいくかあ」と呟いたら、「かってにどうぞ」ときたもんだ。日程調べたら、GS神戸ないし大阪ドームで、土曜日観戦が可能なのは、07/01、バファローズ戦(大阪ドーム)である。
「じゃ、7月1日、行くからね」
「あ、その日は、プレイヤーの都合が悪くて、キャンペーンお休みなんだ」
はい? だが、一度思い立ったら、中止する気にならないのが人情である。行くったら行く。絶対行くんだ。
「はいはい、ご自由に」
ここで、僕は失策をおかした。ひょいと智矢を持ち上げ、「お前も行くか?」と聞いてしまったのである。
「うん」
「栞理ちゃんも行く!」
げっ。
「お母さんは行かないから」
げげっ。
俺に、子供二人の面倒見ろと?
「だって、高いお金払って、子供二人押さえつけながら、よくわからない野球見なきゃいけなくて、そこまでしてあげても、結果しだいじゃ、お父さん、不機嫌になるだけでしょ!」
はう、言葉もない(笑)。何しろ、妻は、家庭の平和のためにホークス勝利を祈り続けている毎日である。月曜日が安息日になっているほど。
つーわけで、子供二人抱えての観戦となった。土曜日にこだわる意味がなくなったので、観戦日は07/02に決める。07/01は、珍しいTV中継があるからね。見る機会をなるべく減らしたくないのである。

試合前練習の湯上谷、便利屋らしく(笑)、一塁と二塁でノックを受けていた。
いよいよ、プレーボールである。
こんなふうにしか見えない席だった。
先頭打者柴原。
柴原が出塁するも、本間が凡退(最近、調子落ちてんな)、吉永にいたっては投ゴロ併殺とイヤな流れになって、バファローズの攻撃。
ただのショートゴロが内野安打になる。「平下って速えーなー」と後ろで声が上がるが、あれは、井口が悪い。何をのんびりした送球してんだか。1塁判定の前に、俺はやばいと思ったぞ。で、斎藤和がストライクが入らない。あげく、1死1・2塁から苦し紛れの球を「ぶんぶん中村」に3ランを浴びる。おいおい、不機嫌な俺に子供の面倒見させるつもりか?(笑)
結局、さらに四球から1点を献上していきなり4点のビハインドである。
中村対策何とかならんのか? あれだけ振り回してくるバッターに正直にストレートでストライク取りにいっちゃな。的場も若い。


投手交代のあいまに、柔軟体操をする外野三人。
せっかく、打線が逆転したのに田之上がぴりっとしない。で、「係長」渡辺正が登板。まあ、確かにあの風貌はサラリーマンだわ(笑)。残業手当山ほどもらっとけな。
んでもって、きっちり訪れる2死満塁・バッター中村の絶体絶命。ハラハラさせてくれるぜ。結局、フェンス際まで飛ばされたもののライトフライ。全打席全球ホームラン狙いというのは、こういうときには、逆に助かる。そりゃあ、グランドスラム喰らえば一挙に逆転だけどさ、同点タイムリーでランナー2人残しだって、同じくらいイヤなもんなんだよ。
むろん、プロ野球はエンターテイメントであるから、中村の個性として、その姿勢は尊重する。けれど、それは、チームの勝ちを犠牲にしていることも事実。兼ね合いは難しいが、僕は、小久保の姿勢のほうを支持するね。
この大ピンチを凌いだところで、7回表には追加点。あ、勝っちゃったなとこの時点で思う。3点差あれば、よしんばローズ・中村に連続ホームラン喰らってもまだリードしている。何より、たかだか2点ビハインドで松本登板など、バファローズ梨田監督もまた、この時点で勝負を投げてしまっていた(ファン怒るぞ)。
吉田−篠原−ペドラザが1イニングずつの無失点リレー。ちなみに、僕は、これを「方程式」と呼ぶのにどうも違和感を感じてしかたない。どちらかと言えば、「公式」と言ったほうが、用語として正しくないかな? 「終盤リード+吉田+篠原+ペドラザ=勝利」の、どこに未知数があるんだい? どれについて解くべきなんだい? しょせんは、ナガシマ語で、日本語ではないってことだね。
かくて試合終了。時計を見ると予定を1時間オーバー、お互いに四球が多かったなあ。
4番・サード・湯上谷。もちろん、守備固めで打席はなしだったんだけど(笑)。
子供連れの観戦はやはりしんどい。すぐにお菓子や飲み物を欲しがる。あげくに、栞理が「自分もメガホン叩きたい」などとのたまう。さらに、いいところで、「トイレ行きたい」ときたもんだ(苦笑)。すいません、通路際のご夫妻。何度も何度も前を行ったり来たりして。m(__)m
ちらりと触れたが、応援団はうるさいだけ。絶対に不要だ、あんなもん。放っておいても、盛り上がるときには盛り上がるんだ。降板していく相手投手にサヨナラ・コールなんて、最悪だ。
1日置いた今日でも鼓膜が痛い。難聴になったらどうしてくれる(怒)。
本間の調子が、かなり落ちている。当てにいくよくないバッティングになっている。きっちりとスイングしないとね。
篠原の球速がガタ落ち。それでも、中村を内野フライに仕留めるキレは残っていたが、でも、休ませたいと、ひしひしと思う。
一方で、ペドラザは絶好調。ずっとこの調子でいてくれな。
妻と合流後、大阪ドーム内のビア・レストランで食事。ここからでも観戦できるんだよね。僕らの座っていた席より、よほどいいアングルだ。次は、こっちにしようかな?
で、食事中に、何かの少年野球大会の開会式が始まったのでタダ見を決めこむ。あまりの没入ぶりに、妻に、「本当に野球、好きなんだねえ」と呆れられる。
その風景が、僕自身の少年時代を思い出させたのは確か(いや、こんな立派な球場で試合したことはないが)。観戦するだけでなく、実際にプレーしたいなあ……。
応援団がうるさかろうと、席が悪かろうと、生観戦はやっぱり最高だ。また、機会があったら行ってみようと思う。
今度は、子供抜きで……。と思っていたら、
「お父さん、また、連れてってね」
はううっ。お母さん、何とかなりませんか?(笑)