〜 自作アンプ 〜
オーディオの世界においてアンプは非常に重要な機器です。
真剣に音楽再生をやろうと思えば、安物のキットアンプなんて言語道断です。
しかし、マクロな視点で見れば、ソースデバイス(CDプレイヤー等)や
スピーカに比べて、劇的な変化の起きにくい機器である事も事実です。
つまり、5万円のスピーカから10万円のスピーカに買い換えるほどの変化が
同様のアンプには起こりにくいと言うことです。
これが、ぼくがアンプの性能を軽視している理由なのですが
それ以上に作る楽しみと自分の好みに合わせてデザインできるメリットもあります。
市販のプリメインアンプはデザインが画一化されていて個性がなく
不必要に大型の物が多いのです。ぼくの狭い部屋には完全にオーバークオリティです。
ですが、低価格のアンプキットが市販の製品の代用になることはありません。
残念ながら、音質、S/Nに関しては絶対に追い越せないものがあります。
しかし、オーディオの世界において音質を追求すればキリがありません。
それだけで高級車が買えるようなオーディオ機器なんてザラにあるのですから。
思いきった妥協をしてチープに楽しむのも一つの楽しみ方だと思うのですが、いかがでしょうか?
【 秋月アンプ1号 】
記念すべき自作アンプの第1号がこれです。
これ以前にも幾つか作ったのですがぼくの技術不足で鳴らすことができませんでした。
そういうことで、実用レベルに達したのがこのアンプが初めてとなるわけです。
でもこのアンプは、現在は隠居生活を送っています。先日、調子に乗って大きな電圧を
かけたために動作がおかしくなってしまいました。完全に壊れたわけではありませんが、
長時間使用するとノイズが発生するため、もう鑑賞用には使えません。
このアンプの最大の特徴はその大きさです。手のひらにスッポリ収まるほどで、ソニーもビックリです。
音質は取り立て良いわけではありませんが、FE83を使用した自作スピーカとのマッチングが抜群で
セットで使用して大活躍しました。
〜 構成 〜
名前を見てもわかるように、アンプ本体に秋月電子のキットを使用しています。
アンプの石は東芝のTA8202Kです。これはアーケードゲーム基盤に採用されているのを
見たことがあります。恐らく価格が安いからでしょう。このキットの値段も、なんと400円!
他の部品と合わせても千円を少し出るくらい・・・と言う激安アンプです。
ケースはパーツショップで良く見かけるテイシン電機製のもので、値段が安く加工が容易なので気に入っています。
音量調整に50KΩの可変抵抗を2つ使っています。なぜかBカーブを使ってる所に当時の無知さが伺えます。
あえて2連ボリュームを使わずに、左右独立ボリュームにしているのはぼくの自作アンプの特徴で
すべてがこのアンプからスタートしました。ぼくの部屋はスピーカの設置場所に自由度がなく
左右のバランス調整機能は必須なのです。
【 秋月アンプ2号 】
名前は“2号”ですが、中のアンプ本体は1号よりも前に作ったものです。
しかし、上手く鳴らすことができず、長い間封印されていたのですが
1号の不調で復活計画が持ち上がり、やっと日の目を見ることになったのです。
このアンプはなかなかクセのあるシロモノで、自力では鳴らすことが出来ませんでした。
結局、師匠の力を借りてなんとか鳴るようになりました。それでも、実用レベルになるには
さらに加工が必要だったのですが・・・。
このアンプ、今までで一番苦労したわけですが、その苦労あってか音質はなかなかのものです。
聴いていて「おっ!」と思うことがあります。非常にリアルで存在感のある音です。
ただ、このアンプで残念なのはS/Nが悪いことです。
スピーカに耳を近づけなければわからない程度ですが、やはり無いに越したことはありません。
しかし、それさえ気にしなければ、なかなか良いアンプになったと思っています。
〜 構成 〜
アンプ本体は、秋月電子の「Hi-Fiオーディオアンプキット」を使用しています。
アンプの石は東芝のTA7240APで、カーオーディオ用に作られた物のようです。
DUAL接続(ステレオ)時は6W+6Wの出力が取り出せます。
この6Wと言うのは、ぼくの部屋には大き過ぎる出力で、少々扱いにくさを感じます。
ケースは今回もテイシン電機のモールドケースです。
放熱器の部分はメッシュになっていまが、これは鑑賞魚用の活性炭が入っていた袋です。
音量調整は、例によって100KΩの可変抵抗を2個使用しています。
そして、今回から入力端子にRCAタイプを採用しました。
前回の物はミニピンプラグだったのですが、やはり音質を考えると心細いです。
それと逆行するようですが、出力端子にはワンタッチタイプを採用しています。
【 エレキットアンプ1号 】
秋月1号が壊れてから、使える自作アンプ不在の期間がしばらく続きました。
メインで使ってるミニコンポは嫌いな音質で鑑賞用には使いたくありません。
そして、秋月2号の製作が始まりましたが、これがなかなか手強いヤツで
上手く鳴ってくれません。もう、この状況に我慢できず新しいアンプキットを
新調することにしました。今回は、パーツショップで簡単に入手できるエレキットです。
肝心の音質は、クセが無く好きな音です。S/Nも満足できるレベルです。
だた、秋月2号と比較すると、少し大人しい感じでしょうか。
もっとも、このアンプは28Vの電圧をかけたときに最高のパフォーマンスがでるようなので
本来の性能で聴いているわけではありません。ウチにはそんな電源が無いので・・・。
〜 構成 〜
アンプ本体はエレキット(イーケイジャパン)の「ステレオパワーアンプ(PU-2102)」です。
このキットは、実は半完成品で放熱器を取りつければ直ぐに鳴らすことができます。
しかも、基盤上にネジ式の端子が付いていて、ハンダ付けせずに配線が完了します。
ハンダ付けの苦手な人には、お勧めのシリーズですね。
ケースは今回の目玉です。これは¥100ショップで売っている缶のティッシュケースで
大きさが手ごろでデザインも華やかです。上部のティッシュを出す部分は廃熱に使えます。
スチールの缶は加工が面倒ですが、それさえ出来れば後は非常に楽な作業でした。
ボリュームは、今回も左右独立で50KΩを2個使っています。
出力端子は今回は奮発しました。バナナ端子が使えるタイプで1個150円もします。
ツマミ部分がアルミのソリッドで非常にカッコ良く回しやすいです。
入力端子は今回もRCAタイプです。でも、この端子「変な位置に付いてるな〜」と思いますか?
これは一応、信号線を最短にしようと工夫した結果なのです。内部写真を見れば
入力のケーブルがスッキリしているのが、わかってもらえるでしょうか?
逆に出力ケーブルがウネウネして不細工ですが・・・。
自作アンプ番外編
【 電源くん1号 】
自作アンプの安定動作用に作った電源です。
普段はACアダプターを使用しているのですが
この電源を使用すると、少し音質が向上します。
構成は単純で、12V 2Aのトランスとエレキットの
整流電源ユニットを組み合わせたものです。
将来的には金属製のガードを付ける予定なのですが
適当な物が見つからず、現在はそのまま使用しています。