【 デジタルアンプ1号 】
前々から欲しかったデジタルアンプを遂に自作しました。 デジタルアンプと言えばカマデンのキットが有名ですが 既に3台も自作アンプがある上に5千円と言う価格もネックになり なかなか手が出なかったのです。(5千円も出せば中古のプリメ インアンプが買えますもんね)しかし友人に聞かせてもらった カマデンアンプの音は素晴らしいの一言で、いつかはデジタル アンプをゲットしようと虎視眈々と狙っていたのです。 そしてそれを実現する機会が意外に早くやってきました。 株式会社ビックスが新しいデジタルアンプキットを発売したからです。 このアンプの特徴は何といっても低価格でしょう。 最新のチップを搭載したキットが3千円を切るんだから これを買わない手はありません。こうして遂に我が家にも デジタルアンプ時代が到来したわけです。
〜 製作 〜
パッケージを開けて部品をチェック。そしていよいよ製作スタート。 一番ワクワクする瞬間です。それにしても部品数の多い事・・・ 今までの自作でこれほど部品を付けたことはありません。 部品のピッチも狭くてなかなか手強かったです。 ハンダ付け初心者にはとてもオススメできません。
ハンダ付けも終わり基板完成です。コネクタ類を仮付けして ちゃんと鳴っているか入念にチェックします。 最初の音出しは期待と恐怖が入り混じった何とも言えない瞬間で 最悪の事態を想定しながら電源を入れます。そして今回の場合 あっさりとクリアな音が鳴り響き、踊り出したい気分でした。 この状態を見て疑問に思う人がいるでしょう。 そうです。放熱器が無いのです。デジタルと言えども アンプなら何らかの放熱手段が用意されているものです。 ぼくもかなり疑心暗鬼だたのですが全て杞憂でした。 このアンプ全く然熱くならないんです。それどころか 温くもならないんです。いったいどんな仕組みなんだろ?
アンプ本体は無事に完成したので、いよいよ組み立てに入ります。 ここからが一番手間が掛かる作業ですが自作としては腕の見せ所でもあります。 今回のケースはジャンク箱を漁っていて見つけた100円ショップのスピーカです。 大きさもピッタリだし曲線がスタイリッシュで見栄えが良さそうです。
この状態でほぼ完成です。しかしここまで到達するのに相当苦労しています。 出力側のコネクタは目一杯端に取り付けたのでネジ止めできずエポキシで 接着しています。配線では信号線を最短にする工夫をしているので ハンダ付けは困難を極めました。あとケースはそのままでは高級感が ないので黒で塗装しています。塗装作業も久しぶりでした。
前回のエレキットアンプと並べて比較します。並べてみると 今回のアンプがいかに密度が高いか分かってもらえるでしょう。 ちょっと自慢したくて撮った写真でした。
今回はとにかく見た目にこだわったので色んな部分で凝りまくっています。 この電源ONで光るLEDもその一つで、切り取ったPP系の素材をエポキシで 固定し、LEDを埋め込んでいます。性格的にこういうことをやりだすと 手が勝手に動いて夢中になってしまいます。ただ、これに関しては凝り過ぎ で周りが明るいと点灯しているのが分かりにくくなってしまいました。
〜 試聴 〜
これはデジタルアンプの特徴だと思うのですがアナログアンプに比べて 高域が非常にクリアで良く伸びます。低域も含めた全体のレンジも 広がったような感じです。相性の良いソースを鳴らすと音像が恐ろしく リアルで、キットアンプでここまで鳴るのか・・・と感動します。 なんだか良い事ばかり書いていますが、これはもう実際に聞いて もらうしかありません。間違い無くアナログとは違う音です。 ぼくはアナログアンプも大好きですがデジタルアンプを否定する 要素が全く見つかりません。これはレコード>CDのような時代の流れ であって低価格化が進めば間違い無くアナログアンプは駆逐されるでしょう。 今回のアンプは、そんなことを再認識させられる内容でした。 ただし、1つだけデジタルアンプにもアキレス腱があります。 それは電源です。電源の良し悪しで極端に音質に変化が出ます。 それなりに安定した電源なら問題無いのですが、この辺が デジタルアンプを扱う上での注意点となります。
〜 まとめ 〜
今回のアンプは音も素晴らしいですが実用オーディオアンプとしての 完成度にもこだわりました。とにかく今回のアンプ製作は、ぼくが 今までの自作で培った電子工作技術の集大成で、デザインや使用感 にまで注意を払って製作しています。その為に入力コネクタの近くに 電源コネクタがあると言った無謀な事までやってしまっています。 結果として非常に満足な出来映えになったと思います。世界に たった1台のオーディオ機器です。こんな楽しい事止められません。
【 電源くん2号 】
今回のデジタルアンプ用に電源も自作しました。 とは言ってもACアダプタを改造したものなので 完全な自作とは言えないかも知れませんが・・・ 僕が普段使っている電源はACアダプタで、つまり トランス>ブリッジダイオード>コンデンサ で直流電流を取り出すものです。これでも十分な 性能なんですが、3端子レギュレーターを付加して 安定化電源にすると、さらに良質な電流になります。 そして、その効果は・・・ 残念ながら今のところ目立った違いが分かりません。 このにレベルなるとスピーカの限界なのかもしれません。 それとも僕の耳の性能限界かも・・・