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これがホントの 皆 殺 し !!
そしてやってくる 地 球 滅 亡 !!
アミノ監督は、ミニ四駆みたいにチマチマした話を作っちゃいけませんよ!
そんな、ローラーの大きさの何ミリかの違いが、勝敗を分けた! なんてミニマムな話はしません!
同じ球体でも、地球なみ、半径6378キロメートルぐらいのスケールのでかい話が似合っているんです!
で、肝心の最終回なんですが、
要は地球温暖化で南極の氷がすべて溶けて大洪水が起こるから、みんなで地下シェルターに逃げようっていう話なんですけど、
地球すべてを飲み込むような巨大な波がいよいよやってくるって時になって、シェルターに欠陥があるってことが発覚する(笑)!!
そんなアホな〜!
で、いつもピンチになると助けてくれたエイトロンも、
洪水が来る直前に、最後の動力エネルギーになるために、高炉へロケット・ダイブした直後なんだよね。もうあとかたもなく溶けちゃったあと。
そんなアホな〜!
人類の命運はすべてシュウ達の手にゆだねられたんだけど、そんなの間に合う分けない。それでも可能性がある限りはって、みんなが必死になって修理しているところに無常にもエンディング間近の音楽がかかってるんですよ(爆笑)
ふたりは微笑みあい、
メイ (ヒロイン)「シュウ、またいつか会えるといいね!」
シュウ( 主人公 )「うん!!」
今生の別れのあいさつを交わしているところにやってくる波。
(脚本:柿沼秀樹、絵コンテ:アミノテツロー、演出:織田美浩)
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| 巨大津波 ■■■ |
| ↓ ■■■■■■■
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| ……←吹き飛ばされた破片 ■■■■■■■■■■|
| …/ ■■■■■■■■■■■■|
| ○←シェルター ■■■■■■■■■|←画面
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そんなアホな〜!
巨大シェルターがゴミみたいに小さく描かれている画面で、
こんなデカイ波が来て、しかも破片がバラバラ散ってたら、
人 間 が 生 き て る ワ ケ な い だ ろ 〜〜!!
で、エピローグ。
一面が「海」になってしまった地球。
ところが、人間が一人だけ浮いていたんですよ。
生きていたんですね〜。
D T を 保 有 し て い な か っ た フ ィ ア
が、ねっ!
そんなアホなー!
朝日がのぼり、水面から魚が一匹飛び跳ねる。
フィア(川澄綾子)が満面の笑みでこたえる。もしかしたらシュウの生まれ変わりかもしれない魚に向かって、微笑みかける。
「 シ ュ ウ 。」
場面暗転。流れるエンディングテーマ Jungle Smile「おなじ星」。
これで終わり?
そんなアホなー!!!
DTっつーのは、動物が本能的に持っている環境適応能力のこと。
つまり、地球がどんなに荒廃しようとも、DTを持っている人間がいさえすれば、なんとか人類の種は保たれるんだよね。
で、そのDTを保有しているのが主人公のシュウであり、「リターナー」と呼ばれるレジスタンス、アインやメイっていう仲間だったんだよね。彼らは劣悪な環境で育ってるから、要は「免疫」があるんだよ。
つまり、DTさえ保有していれば、洪水後の世界でも、宇宙環境でも、人間のすべてをデータ化して生き延びようとする「データニア」の世界でも生きるために適応することが出来るんだよね。
ところが、唯一まともな形で生きていたフィアはDTを持っていない。
つまり、死ぬのは時間の問題(笑)!
一応、悪人どもの一部はデータ化して宇宙に脱出している人類もいたんだけど、
ヤツらはDTは持っていないし、
砂漠と化した地上に見切りをつけ、水中で生活するために人体改造したヤツらもいるんだけど、まともな人間じゃないしね。どうせ死ぬよ。
……つまり、結論としては……。
人 類 皆 殺 し !!!!
イカス〜!
アミノ監督サイコーっす!!
これまで、DTエイトロンのストーリーっていうのは、自己犠牲の精神に満ちた話だったんだよね。
さまざまな有害物質に汚染され、とても人間が生きて行くことができないほどに荒れてしまった地球で、人々が生きていくためには、
「たとえ自分は死んだとしても、仲間のために捨て身になる」
っつー究極の助け合い精神がなければダメだ。
それほどに、過酷な世界なんだよ。
たとえば、
主人公グループのなかに、スアンっていう少女がいる。
彼女は、脱出不可能な湖の孤島の街に住んでいた。
みんな、浮かべた船もとけてしまうほど有害物質に犯された湖を越えて脱出しようとするんだけど、何をやってもうまくいかない。
そんなことをしている間に、みんなが老人になってあとは死ぬだけ。
ほかの子どもはこんな環境に耐えられずにみんな死んでしまったのだろう。唯一の希望は、最後に残された子どものスアンだった。
で、そんな島に迷い込んでしまった主人公グループは、脱出しようとグライダーを作るんだけど、老人達が「手伝ってやるから、この子(スアン)だけでも外の世界に連れていってくれ」って頼む。
老人達は、この島で老いて死ぬだけ。そこで、最後の力をふりしぼって、グライダー作りの手伝いをするんだ。スアンのために。成功の確率は低いんだけどね。
それは自分たちの子孫を残したいという本能でも、若者ならこの荒廃した世界をなんとかしてくれるとかいう希望でもなんでもなく、ただ、自分たちの子どもであるスアンに一分一秒でも長く生きて欲しいという純粋な気持ちなんだよね。
(この際、なんでそうなる前にグライダーを作らなかったんじゃい! というツッコミは置いておく・笑)
努力の甲斐あって、グライダーはやっとのことで空を飛ぶ。
オレは久しぶりにTVアニメで泣いたね。
シュウたちは、洪水の中から自分たちだけが助かる方法はたしかにあったんだよ。でも、敢えてシェルターを作ることを決断したのは、決して優等性的な発想でも何でもなく、汚れてしまった地球とともに生きるための術として、そうすることを選択したんだよね。
生きるっていうことは、時には死ぬこと以上につらく、苦しい。
でも、人間は生きているからこそ、さまざまなことを経験できるんじゃないかな。
それは、愛とか、友情とか、熱血とか、仲間意識とか、そんな生やさしい言葉で語れるもんじゃない。
「大切な人のために、なにかがしたい」っていうベクトルを世界観全体で表現するっていう手法はいかにもアミノイズムだね。
今回の「DTエイトロン」っていう作品は、はっきり言って見ていて眠いっていうくらい淡々とした話だったが、きちんと「地球滅亡の危機感」を煽りつつ、そこで繰り広げられる人間模様を丁寧に描いていたよ。
極限状態での人間関係がやたらとネガティブな「グランダー武蔵RV」とは正反対に、さわやかさんばかりが登場する話だったけどね!
ま、深夜なんだし、こーゆー番組もいいかな、とひいき目におもうのでした。
だけど、アミノシナリオは「生きる」ことを許さなかった。
最終回直前の次回予告で、笑顔で微笑み合うシュウとフィア。
これは絶対助かるなぁ〜。って思ったんだけど、実際には皆殺しですからねぇ。
あれは、彼岸の世界の映像だったわけですね!!
まぁ、素直に考えれば、人間の存在なんて自然の驚異の前では微々たる力しかないもんない。困難な状態でも、あきらめずに乗り越えようとしていくのが、人間のできることなんだ。愛する人たちのために。
たまたま、今回は結果が「滅亡」だっただけだ。確率的には「成功するか失敗するか」なんてフィフティフィフティだからね。あくまで今回のラストシーンは結果論でしかない。
ただ、アミたん的に言いたかったことは……。
たとえ、人類が死滅したとしても、ただ一つ残っているものがあるじゃん。
酸性雨に犯されたために強酸性になってしまったアレです……。
そう、海です!
しかも、成分的にはきわめて原始海水に近い。
つまり、またバクテリアがクラゲになって、魚になって、カエルになって、恐竜になって、人間になる。
もっともっと、数十億年後の地球の環境に適応した、DTを保有した真の人類が復活できるってことなんでしょ?
それが、最後にはねたサカナなわけですよ(笑)
壮大だ! 壮大すぎる!! アミノ監督ぅ〜〜〜!!
そのへんの無常さを、主題歌「陽はまたのぼりくりかえす」の作詞者兼作曲者兼DragonAshのボーカル、弱冠19才の降谷建志くんが切々と歌い上げていたわけですよ(^_^;
くしくも、オイルショックが起こった1970年代の映像をつけたアミたん。
オレはあのフランス映画みたいなけだるいOPは結構好きなんですよ(笑)
……というわけで、私は「26話TV 川澄綾子は地球を救う!」というアニメ最終回の規格を提唱したいと思います!
最近、川澄綾子がヒロインの番組がやたらと多いじゃん。
とりあえず、ヒロインは川澄綾子にしとけば、か弱そうでファンが「萌えー」って言ってくれそうだからって制作者側が安易にキャスティングしただけだと思ってたんだけど……。
実は川澄綾子をヒロインに起用しないと、地球の未来に希望が持てないという国連決議があったんですよ(笑)。
たとえば、来週放映予定の「頭文字D」最終回。
宿命のライバル対決を繰り広げている良介(子安武人)とタクミ(三木真一郎)。彼らが榛名山の下りでバトルしているときに、いきなり土屋圭市から電話がかかってくる。
「大変だ! クルマの乗りすぎで地球温暖化になって、南極の氷がとけはじめた!みんなでシェルターを作るんだ!!」
しかし、定職にも就かず、手に職ももっていないクルマ遊びばっかりしていた連中が、シェルターなど作れるわけもなく、洪水は容赦なく襲いかかる。
良介 「タクミ、いつかまたバトルできるといいな!」
タクミ「あぁ」
ざっぱーん。
洪水後、地表がすべて海に飲み込まれた地球。
人が、ひとりプカプカ浮いている!
イツキのハチゴーに乗っていたので、ナツキ(川澄綾子)だけが助かったのだ!
魚が一匹跳ねる。まるでタクミの生まれ変わりのように!
ナツキ「タクミくん!」
でも、ナツキは援交のヤリすぎで、HIV感染してるから、じきに死ぬんだけどね!(←ここだけ「神様、もう少しだけ」チックだな)
つまり、 人 類 滅 亡 !!!!
全然、救われてないやんけー!
たとえば、半年後あたりに打ち切りになるだろう「まもって守護月天」最終回。
シャオとルーアンがまたしょーもないことでケンカして、ルーアンがヘマをやらかして南極の氷がとけはじめるんだよ(笑)
しょうがないから、地下にシェルターを作ることになったんだけど、自分らの痴話ゲンカが原因で人類存亡の危機に立たされているという悲壮感がヤツらにあるわけもなく、太助をとりあってせっかく作ったシェルターを壊してしまう。
波はもうそこまで迫っている!
シャオ「私は守護月天……。
太助様、また太助様をお守りするのが私の使命。」
太助 「あぁ」
ざっぱーん。
洪水のために一面が水浸しになってしまった地球。
弁当箱がひとつだけ水面に浮いているんだよ。
中を見ると、璃珠(声:川澄綾子)が……!
ルーアンがシャオを妨害するために、弁当箱にとじこめていたのだった。
……璃珠が目を覚ますと。
パァン!
魚が一匹、水面にとびあがる。まるで、太助の生まれ変わりのように!
璃珠「太助様!」
人類の希望となるべき璃珠だったが、あまりの小ささのために、そのまま魚の餌になってしまったとさ。
つまり、 人 類 滅 亡 !!!!
全然、救われてないやんけー!!
「聖ルミナス学院」
川澄綾子は出ていないけど、エンディングでアミノ監督のお子さんが波とたわむれている……! これはひょっとして地球崩壊を暗示しているのか!!
長くなっちゃいましたが、最終回の1話前から見てもらえば、すばらしいラストシーンが堪能できます。ポケモンカードで築いたメディアファクトリーの財産を、アミたんが食いつぶしたわけですね!
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