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「北の国から」の最終回の視聴率が前編38.4%、後編33.6%だったようで、日本中があのドキュソ家族がどうやって、ケツをまくるのか固唾を呑んで見守っていたようです。
いやぁ、今回も純の期待を裏切らないヘタレっぷりで、我々を熱くさせましたね。
純と正吉は草太の遺した牧場を倒産させてしまい、それぞれ1500万円の借金を作って富良野を追われます。正吉は妻の蛍にも連絡せずに黙々と借金を返すのですが、我らが純がそんなマジメに借金を返すとは思えません!
ほんの数ヶ月で馬鹿馬鹿しくなって月3万円の返済をバックレてしまい、流れ着いた知床半島の羅臼で出会い系サイトでパケット代を浪費したり、人妻の結(内田有紀)とイチャついてたりして相変わらずダラダラと暮らしているのだった……。
借金も返さない上に、ダラダラと暮らしているだけなのだが、「富良野に帰りたい」などと泣き言を言っているのである。あれほど富良野を捨てて、東京に行きたがっていた純が、である。
で、なんだかんだ言って、結局中畑の奥さんの葬式にかこつけて、ノコノコと富良野に帰ってくるわけですよ。
債権者の三沢のジィさんはすでに寝たきりになってたんですね。もちろん、ジイさんの家族は純に対して冷たい視線を浴びせています。しかし、ジイさんは人がいいですから、「自分の貸した金のことで富良野に居れなくなったのだったら不憫だ」という言葉につけこんだ純は、毎日ジイさんの家に通って、手を拭いて許しを請うわけですよ。
1500万円の借金、手を拭いただけでチャラ!
結局、純は結と富良野の五郎の家で自給自足の生活をしながら暮らしていくことになるわけです。
現金収入ないのにどうやって借金返すんだよ!
という大きなツッコミを残しつつ、物語は五郎の「遺言」で結ばれます。
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遺言
純、蛍。俺にはお前らに残してやるものはなにもない。でも、お前らにはうまく言えんが、残すべきものはもう残した気はする。金や品物はなにも残せんが、残すべきものは伝えた気がする。
(中略)
金なんか望むな、幸せだけを見ろ。ここにはなんもないが、自然だけはある。自然はお前らを死なない程度には十分毎年食わしてくれる。自然から頂戴しろ。そして、謙虚に、つつましく、生きろ。それが、父さんのお前らへの遺言だ。
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この遺言を見るにつけ、あの根性のない純がとても借金を完済したとは思えませんね!
吉岡秀隆は、21年間ずっと自分と黒板純が同一視されていることにものすごい違和感を感じていたと言います。思春期の頃、じぶんが何者かもわからないのに、街を歩いていればつねに純君、純君と呼ばれてしまい、ついには黒板純そのものを憎むようになっていったそうです。
そりゃ、こんなサイテーな男と同一視されたら、それはグレたくもなりますわな。
だいたい、この男、責任というものをとったことがありません。
丸太小屋を燃やした罪を正吉になすりつけ、正吉を富良野から追い出し、
初恋をすれば、れい(横山めぐみ)が黙って去ったことを逆恨みし、
東京に出れば、タマコ(裕木奈江)を孕ませて、カボチャ6つで片づけようとするし、おかげで五郎は丸太小屋の丸太を売っちゃうし、
シュウ(宮沢りえ)がAVに出ていたと知ると逆ギレするし。
自分が情けなくて無力なことはサッサと棚に上げて、ふてくされてるだけなんだよなぁ。素晴らしいです。
今回も、結と結婚するまでには、父親代わりをしている前夫の父親であるトド(唐十郎)を説得しなくちゃいけなかったんだけど、「少しは闘え! 人の女房ぶんどりてえんなら、それ位の覚悟と気概はもつもんだ」とかえって応援されちゃうほどお気に入り。おまけに、最終的には、結に猟銃かまえさせて自分は土下座するだけなんですよねぇ。
まぁ、人の善意につけこんでチョーシにのってるんですね。
どっちにしても、21年間たって、成長していないのは純だけだということです。まったくこんな男のどこがいーんだか、オレにはさっぱりわかりませんよ!
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