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■ 稲田石とは
稲田石は茨城県産の黒雲母花崗岩です。「白みかげ」と呼ばれる白色系の美しい花崗岩で、建材用の石材から墓石まで広く利用されています。笠間市「稲田」を中心に東西8キロ、南北6キロにわたる通称「石切山脈」の一帯から産出され、年間約1万2千トンにものぼるその採掘規模は日本一といわれています。
■ こんなところも稲田石
美しい色と輝きを持ち、硬く耐久性に優れた稲田石は、大量に採れ搬出の便もよいこともあって、昔から墓石のみならずさまざま建築物にも使われてきました。現在でも、大型の建築には必ずといっていいほど稲田石が使用されています。
稲田石でつくられた歴史的建造物
・三井銀行本店(明治35年竣工)
・日本橋の橋げた(明治40年竣工)
・第一生命ビル(昭和10年竣工)
・鹿島神宮大鳥居30尺(昭和43年竣工)
ほかに明治神宮、最高裁判所、広島・平和都市記念碑などでも稲田石が使われています。 |
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■ 真壁石とは
「真壁小目石(こめいし)」などとも呼ばれます。茨城県産の花崗岩で、小さな石目が揃っていて上品な味わいがあり、墓碑には昔からよく使われてきました。白色系ですが青味の強いものほど高級品とされています。筑波山系のひとつ加波山の一帯で産出され、産地としては真壁町・大和村が知られています。小目石よりやや目の粗い「中目石」もあります。
■ こんなところも真壁石
硬質で吸水率が低いほか、結晶の変化が美しく自然焼けしないのも真壁石の特色です。墓石や灯籠以外にも、多くの建造物で利用されており、普段からよく目にすることができます。
真壁石でつくられた歴史的建造物
・迎賓館赤坂離宮(明治42年竣工)
・日本銀行本店(増築部分)(明治36年竣工)
・皇居前広場 楠 正成像台座(明治33年)
・皇居前広場 縁石
・三越本店 ライオン像台座(大正3年) |
■ 仕上げ方で変化する表情
優れた原石である真壁石は、さまざまな表情を見せてくれる石としても好まれています。ビシャン、のみ切り、小タタキ、コブ出し、バーナー、本磨きなど、その仕上げ方によって思い思いの質感を楽しむことができます。 |
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