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イギリス
香りがするものに
囲まれているだけで幸せ。



私のまわりの
ブリティッシュなものたち
をご紹介します。

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BRITISH FLAVOUR


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絵画のような風景

あのウィリアム・モリスが「イングランドで最も美しい村」と賞賛したという、コッツウォルズのバイブリー。この村の顔となっている、<アーリントン・ロウ>と呼ばれる長屋ふうの家並みは、私の大好きな風景です。ここは、14世紀に羊小屋として建てられ、17世紀には機織り職人の家となり、現在はナショナルトラストによって管理されています。ライムストーンで作られた家々の端正なたたずまいを眺めていると、心が安らぎ、時が止まったような気さえしてきます。そのそばを流れるコルン川も、とてもきれいで、マスが泳いでいます。川に架かる橋のたもとには、ナショナルトラストの看板が立っていて、鳥の卵を踏まないようにといったことが書かれていました。日本でこんな看板を見かけることは、まずないでしょうね。こういうのどかな風景に出会うたび、イギリスのこんな田舎で静かに暮らしてみたいなと思うのです。

Item20 2003/8/28


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イギリス料理はおいしいよ

今、ロンドンでいちばん気に入っている場所はバトラーズ・ワーフ。タワー・ブリッジ南東の倉庫街を改装してできた、おしゃれな地区です。古い建物と新しい建物がみごとにマッチしているところがイギリス的でいいなあ。ここの仕掛け人はテレンス・コンラン卿で、至るところにコンラン・プロデュースのお店が。食材店で売っているパンやサンドイッチは、ここはイギリス?と思うほどおいしかったし、種類豊富なスパイスやシーフードのディスプレイもきれいで、見ているだけで楽しかった! 今度はぜひ<デザイン・ミュージアム>に行ってみたい。ここのショップでオリジナルのおしゃれなおみやげを買い、最上階のレストランで大好きなタワー・ブリッジを眺めながら食事をするのが夢です。そういう夢が多すぎるのが困りものだけれど……。

Item19 2003/7/7


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感動の一冊

『チャリング・クロス街84番地』(中公文庫)は、読後にじわっと心が温まる一冊。私の愛読書のひとつです。本書の著者、古書好きのアメリカ人作家ヘレーン・ハンフ女史が、ロンドンのチャリング・クロス街84番地にある古書店<マークス社>に本を注文したことから、店員のフランク・ドエル氏との交流が始まります。二人の間で長年にわたってやりとりされた書簡は、アメリカ人の率直さとイギリス人の謙虚さの対比がおもしろく、ユーモアたっぷり。二人が本を通して静かに心の交流を深めていく様子を読んでいると、とても幸せな気分になってきます。『本を愛する人のための本』の副題どおり、本好きにはたまらない一冊です。のちにアンソニー・ホプキンスとアン・バンクロフトの主演で映画化もされました。私がチャリング・クロスを訪れたときにはマークス社はもうなくなっていましたが、それでもその建物の前に立って当時の二人に思いを馳せると、じんとくるものがありました。

Item18 2003/6/12


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ケルトの石

イギリスで発行されている日本人向け情報誌『BR:Z(ブリーズ)』。写真(中)の号で紹介されていた石占いに、ただ今、興味津々です。古代ケルト人の僧侶、ドルイド僧は、占星術や魔術を駆使して王にアドバイスを与えていました。そのドルイド僧が占いによく使ったのが、紀元前2世紀ごろに作られた神秘的な文字「ルーン(RUNE)」。その文字が書かれた石、ルーンストーン25個を袋に入れて、自分の知りたいことを考えながら袋の中から3つ取り出し、それぞれの石に刻まれたルーンの意味を考えるのだそうです。1つめが過去、2つめが現在、3つめが未来を表すのだとか。こんなシンプルな占いなら、私にもできそうだし、なんといっても、丸くて小さい石がかわいい! インテリアとしても活躍しそうですね。今度イギリスを訪れる際は、ぜひ手に入れたいと思っています。

Item17 2003/5/28


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コッツウォルズの思い出は……

コッツウォルズを訪れたとき、<フォス・ファームハウス>に泊まりました。このカントリーホテルのオーナー兼シェフは、林望先生との共著『英国田園譜』(東京書籍)で日本でもおなじみのキャロン・クーパーさん。ご自慢のAGA(クッキングストーブ)や、アンティークのかわいいスプーンなどがさりげなく置かれている彼女のキッチンで、スコーンの作り方を教わりました。材料と指導がいいせいか、我ながらなかなかのできばえのスコーンをダイニングルームでいただいたあと、近所を散歩。美しい田園風景を堪能して部屋に帰ってきたまではよかったのですが……。そのあと、旅の疲れで急に高熱を出してダウン。洒落たアンティークで飾られたお部屋で、寝ているだけに終わってしまいました。楽しみにしていたその日の夕食も、翌日の朝食もパス。キャロンさんとはその後、日本で再会しました。私がイギリスの本を出すときには手伝ってくださるとのことで、それが実現する日が楽しみです。フォス・ファームハウスをもう一度訪れ直す日も。

Item16 2003/4/21


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オレンジ、オレンジ、オレンジ

オレンジの香りが大好きです。洗剤、芳香剤、アロマオイル、ボディジェル、お香……。気づくと、なんでもかんでもオレンジのものを買っています。不思議なことに、みかんやネーブルなどは、そう食べたいと思わない(たぶん皮をむくのが面倒くさい)けれど、キットカットのオレンジ味や、オレンジピール入りの紅茶やお菓子は大好き。この写真は、先日友人が輸入食品店で買ってきてくれたイギリスのキャンディの缶。オレンジ味のハードキャンディの中にチョコレートが入っていて、とっても好きな味でした。最近、門司に旅行した際に立ち寄った輸入食品店に、このシンプキンズのシリーズが置いてあって、感激。チョコミント、ホワイトミント、ベリーの味があって。しかもそこの隣は、イギリスのアンティークのお店。門司っていいところです!

Item15 2003/3/25


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ごめんなさい


アガサ・クリスティの小説『バートラム・ホテルにて』(早川書房)のモデルとして知られている<ブラウンズ・ホテル>へ行ってきました。ここは、ヴィクトリア女王即位の1837年に創業、ロンドンでも屈指の歴史を誇り、アフタヌーン・ティーがおいしいことでも有名で、行ってみたいとずっと憧れていたのです。落ち着きのあるすてきなインテリアに、行き届いたサービス、そんな中でゆったりとお茶をいただいていると、時間も忘れてしまいました。器もとてもきれいだったので、思わず写真を撮っていると、「お撮りしましょうか、マダム?」とウェイターが声をかけてくれました。なのに私ったら、「いえ、私は写らなくていいんです」と邪険にしてしまって。でも、きれいなものだけを写真に残したかったのです……。それをていねいに説明できる英語力があったらなあと、つくづく思った瞬間でした。

Item14 2003/3/18


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犬はエラい


昔は荷受港として栄えながら、スラム化していたロンドンの東部、ドックランズ地方が近年に再開発され、ドックランズ・ライト・レイルウェイ(DLR)という無人運転列車が走るようになりました。この車内で見かけた犬が印象的でした。座り込んだりせず、しっかりと立って乗っているのです。人間は列車が揺れるとよろけていましたが、さすが四本足のワンちゃんは、びくともしませんでした。それを見ながら、「ドックランズにドッグとは、こはいかに」なんて考えていた、犬よりばかな私……。

Item13 2003/3/13


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歴史の重み?

はて、これはなんぞや? これは、大英博物館を訪れたときに買ってきたロゼッタストーンのペーパーウェイトです。書見台を置けない場所で翻訳の仕事をするとき、開いた本の上にこれをどーんと置いています。ほどよい大きさと重さで、大活躍してくれているのですが、欠点がひとつ。これを見ていると、大英博物館や古代エジプトについ思いを馳せてしまい、仕事の手が止まってしまうことがあるのです……。イギリスの次に好きな国は、たぶんエジプト。両者にどんな共通点があるのかと考えたら、私は、歴史ある古いものが好きなのかもしれないと思い当たりました。そういえば、ギリシャで古代遺跡を見たときも、とても感動したっけ。家の中を見渡せば、ツタンカーメンの置き物なんかがちらほら。それらを紹介するページも増設したい……と、ほら、こんなふうに仕事を忘れて思いにふけってしまうのです。

Item12 2003/3/12


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Diana

1997年8月31日、世界を悲しみが包みました。私も、たまたまテレビを観ていてニュース速報に絶句しました。あの日のことは今でも忘れません。たしかに生前はいろいろとスキャンダルもあったダイアナ元妃でしたが、彼女が私たちに多くのものを遺してくれたのは事実だと思います。同年の冬にイギリスを訪れたとき、彼女の冥福を祈りたくてケンジントン宮殿に行ってきました。亡くなってから数カ月経ってもまだ、ゲートのところには花束やカード、プレゼントなどがたくさん置かれていました。その中で状態のいいものは、施設や病院に贈られるのだそうです。私にはイギリス流の祈り方はわからなかったので、場違いかとも思いましたが、日本流に手を合わせてきました。ケンジントン宮殿は、豪華絢爛という感じではありませんが、イギリスらしく質素ながら温かみがあって、広い庭にはリスが駆け回り、池には白鳥が泳いでいました。こんなにのどかですばらしい場所に住んでいても、彼女の心が満たされることはなかったのでしょうか……。天国では安らかに過ごされていることを願って。

Item11 2003/1/11



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