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プロフィール

工房那木沙を主宰する みずまやえ のプロフィールページ。

 

 

 

 「ふるさと考」

 

 出身地を問われると、しばし悩む。親が所謂転勤族だったため、自分がどこの人なのか判然としない。しかしふるさとと呼びたい場所なら、小学生時分を過ごした横浜にあった。
 高度経済成長期の、旧い「新興住宅地」。家々の佇まいにはゆとりがあり、庭先には在来の趣のある植物たちが四季折々の花を咲かせていた。家のすぐ裏から広がる雑木林には子どもしか通れない木イチゴのトンネルがあって、初夏には手や服を棘に引っ掛けながら実をほおばった。夏にはクズの花のブドウのような香りに酔い、秋にはイガに刺されながらの栗拾いや、自然薯のムカゴ採りにも夢中になった。林から流れ出る小川付近ではツクシも採れた。採るのは楽しかったが、持ち帰ったときの母の嬉しそうな顔と、採ってきたものを食べる喜びは、また格別だった。
 小川にはドジョウやザリガニもいて、格好の遊び相手だった。夏にはホタルも追った。自分の背丈よりも高いガマの穂を見ながら源流探検をしたり、下流へたどって知らない町に着き、心細くなって帰ったこともある。斜面を段ボールやトタン板で滑ったり、大人立入禁止の「基地」を作ったり、何もないところから遊びはいくらでも生まれた。
 自然豊かな場所を大切に思い、ふるさとと感じるのは特別な感覚ではないだろう。私のこのふるさとはしかし、画一的な建物が並ぶ今様の新興住宅地と化して、もうない。
 必要な開発はあるだろう。だが、首を傾けたくなる「開発」も多い。沖縄で大切に思っていた場所のうち幾つかは、すでにそのような「開発」で失った。けれど、潮を数え貝や海藻を獲りに行く海はまだ残っている。植物たちの四季の変化に合わせて出かけたい森もある。そんな自然があるうちは沖縄に住んでいたいし、ずっと住み続けられたらと願っている。沖縄は第二のふるさと…
 これから身近な自然について書いていきたいと思います。どうぞよろしく! (水間 八重)

 [琉球新報連載コラム「落ち穂」2000年7月8日掲載] 

 

 

 工事中!

 

 

 

 

 工房那木沙グッズ取り扱い店と関った書籍

 

 那覇市のエコアンテナショップ「がじゅまるガーデン」

【工房那木沙の絵はがき取扱店!!】

 『干潟の図鑑』 ポプラ社

「泡瀬干潟」の項目の写真と執筆を担当しました。

 『沖縄オバァ列伝番外編 オジィの逆襲』(単行本)

  双葉社

泡瀬の海辺で出会った個性的な二人のオジィについて書かせていただきました。

 『オジィの逆襲―沖縄オバァ烈伝番外編』 (双葉文庫)

双葉社

上記の本の文庫版。

 『自然再生事業―生物多様性の回復をめざして』

  築地社

「湿地の保全と再生」の項目で泡瀬干潟の写真を使っていただきました。

 『海洋白書 2004創刊号 日本の動き 世界の動き』

シップ・アンド・オーシャン財団刊

図第1部扉, 図2-5で泡瀬干潟の写真を提供しました。

 

 

 

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