ヘリアンフォラの交配はかなり行われて、その種類も多い。しかし、花が咲いても花粉がとれず
交配は難しいように思う。海外では盛んのようだが、是非そのテクニックを教授願いたいもの。

交配種は原種に比べれば、格段に扱い易くなる。Beginerの方は、交配種から始められるといい
でしょう。

    H.nutans x ionasii (Ilu,Tramen Tepuy)

                  

フランスから導入。Natural hybrid とされている。Ilu  とTramen にあるらしい。想像だが、いろんな
タイプの交雑があるのだろう。
画像のものはヘリアンフォラらしいヘリアンフォラかも知れない、が言い換えれば面白みはない。


   H.heterodoxa x ionasii (man made)

      

前種と同じ、フランスから。同じionasii の交配であるが、こちらの方がionasii の特徴がで
てcoarsa hair(剛毛)である。


    H.minor x heterodoxa (man made)

             

minor の血がよく出て、heterodoxa の丈夫さを引き継いだよい交配だと思う。非常に素直な育成を見せる。


    H.nutans x heterodoxa (man made) (?)

      

これはラベルに疑問の残る交配種。なぜなら、minor が掛かっていると思われる。上記の交配H.minor x heterodoxaとも
非常によく似ていて(全く同じではない)育成環境によっては区別が付かなくなる。
交配種の中でも繁殖力は旺盛で、株別れも抜群によい。反面乾燥に弱い一面もある。


    H.heterodoxa x minor (man made)

       

八丈島の一正園から導入。heterodoxa と minor の両方の特徴がよく出ている。成長も早い。


    H.ionasii x heterodoxa (manmade)

                    

独のChristian klein氏から導入されたものと聞く。
広く開口するイオナシイと管状でやや細身のヘテロドクサの特徴を併せ持った逆三角形の捕虫葉が印象的。
ネクターキャップはヘテロに似てあまりくびれないが、内壁の逆毛はやや荒く、縦に淡い脈が走るところは
イオナシイの性質が現れたといえるだろう。
個性に乏しいとされる交配種のなかでひときわ目立つ存在であろう。

    H.minor x heterodoxa (man made)

                     

独のTomas Carow氏から導入されたものと聞く。
豪のExotica Plantsなどからリリースされている同名の品種とは別のクローンではないかと思われ、当方が両者を同一環境にて
比較栽培した結果、本種はネクターキャップがやや小型で支柱部が著しく長く立ち上がるというおもしろい性質をみせている。


    H.heterodoxa x (heterodoxa x minor) (man made)

      



ビオパルコ三明よりリリースされている珍しい3元交配です。成長も早くなかなか面白いと思う。
一見してヘテロドクサに近いが、株の若いうちは翼の閉じ合わせ部にミノールの性質が見られる。また、筒の上部内壁が
赤く染まるのもミノールの性質であろう。ネクターキャップがきわめて暗赤色に染まるのはバッククロスによりヘテロドクサ
の性質がより強く発現したものでないかと想像するが、端整な姿に交配種らしからぬ野趣を併せ持つ魅力的な品種といえる
だろう。


   
   H.neblinae x hispida  (Mt. neblina)

       



さまざまなバラエティーがある、とされるH.neblinaeとH.hispidaの交配種。H.neblinaeの特徴がよく出ている。これもどのような
形になるか、とても興味深い。


     H.heterodoxa x nutans  (man made)

        


八丈島 一正園からの導入。ヘテロドクサとヌタンスの特徴を併せ持つ、わかりやすい交配種。
しかし、栽培は困難を極める。導入当初の親葉からまた親葉に戻るまで、1年半を要した。成長も遅い。



Return