H.minor Gleason (1839)


現在入手可能なタイプは以下、4タイプ。

   Auyan tepuy
一番普及しているタイプ。みなさんがミノールと聞いてイメージされるのもこのタイプではないでしょうか。
葉丈8〜10cm、栽培品で10cmといえば最大クラスであろう。Figは8cm。
栽培難度は、やさしいと言われているが、なかなかどうして。枯らさない程度なら、なるほど高湿度を保てば簡単であろう。が、本来の草体にするには、かなり難しい。親葉になっても環境に合わないとすぐに幼葉に戻ったり、そこまでは行かなくとも蜜線のない葉になってしまう。そうなるとミノールは成長が遅いため、元の形にもどるまでかなりの時間を要する。本来の形は、Wistuba氏のHP(www.wistuba.com)にあるような蜜線が内側に折れ曲がったような形。赤い葉脈も魅力的である。
ヘリアンフォラのなかでも高湿度を要求する。株分かれしやすい。
このAuyanのミノールは
古典ともいえる種で、日
本に来ているものの由
来はそう多く無いのかも
れない。その後株分けに
よる更新だけで、種による
更新はされていないので
あろう。発根は遅い、成長
は遅い、用土の劣化に弱
い、といいところなし、で
ある。しかし、草体はそれ
を補ってあまりある美種。
自家受粉でない新しい
種の導入が待たれる。

    Akopan Tepuy
ドイツWistuuba氏から入手できる。
このタイプは、幼株の時にはストローを斜めに切ったような葉をしている。幼葉の形もAuyan minorのそれとは違う。同HPによると親葉の毛は、粗で剛毛である。これに魅せられるヘリアンフォラーも多いと聞く。(うそ)誠文堂新光社刊の「花アルバム 食虫植物」の裏表紙の柴田先生撮影のミノールがこれではないかと思うが、素晴らしい、の一言である。* この写真について柴田先生にお伺いする事ができました。やはりAkopan のminorであるとのこと。しかもあれは連なった1株である、とのこと。驚きの事実!

上の2枚を見比べて頂きたい。ほぼ同じと言ってもいい。
しかし、これらの由来は、まったく別で1つ(左)は’96年
にS先生がakopanを調査された時の種からの発芽株で、
右の画像はドイツWistuba氏のリリース株である。当然別
クローンであるが、ここまで同じと言うことはakopan独自
の個体群である、とみてもいいのではないでしょうか。
ネクターキャッ
も出来てきま
した。赤い葉脈
が印象的
この株は導入直後に成長点がつぶれてしまった。その
後2年間全く動きがなかった。しかし2年の休眠を経ての
新芽の展開は、それまでの苦労を補ってくれるものであ
る。ここまでくればこっちのものである。


   Chmanta Tepuy
Wistuba氏、フランスから入手できる。
このタイプは、幼葉は見ていない。前出の柴田先生によると「かなり大型でネクターキャップ(蜜線)に特徴があり、Auyan Tepuyのミノールと同種とは思えない」とされている。紫外線を浴びた株は、真っ赤になり、ネクターキャップは下に開く。このタイプも剛毛で、虫でなくとも飛び込んでみたい衝動にかられる。
Figは、フランスからのもの。赤い葉にはcoarsa hair(剛毛)の片鱗が見られる。が、残念ながら新しい葉は、つるつるであった。

1年経過、すごみが出てきた!
いかがでしょうか? ころころ変わる 剛毛復活!

    Ilu Tepuy (?)
2001年の末、スリランカよりリリースされた。が、Iluにミノールがある事を記述された事は、作者の知る限りない。しかし送られて来たものは、ミノールである。Auyanミノールによく似ているが、葉の根本の部分が細い。ちょうど N.campanulataのようである。毛はあまり目立たない。ネクターキャップは小さく、これはこれで上品である。これがどのような成長を見せるかは非常に興味深いところ。invoiceには「Summit,Ilu Tepuy」とある。
* これについても柴田先生にお聞きしたところ、先生は見ていない、とのこと。しかし広いテプイで絶対ない、とも言い切れない。業者によれば実生から、とのことである。


10 ヶ月経過。従来の
ミノールと違い成長速
度が格段に早い
全体像はほぼ同じアン
グルです。1年ちょっとで
4枚の葉の展開で、2芽
の脇 芽 と言う事になる
う〜ん優等生


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