Q&A

☆イオン飲料 ☆熱さまし ☆薬はいつまで ☆便秘

☆イオン飲料

質問「6才男子ですが、ポカリスエットなどを水がわりに飲んでいます。良いのでしょうか。」

答え;「子どもが下痢している時、よくアクアライトとかポカリスエットなど飲ませて下さいと言うことがありますが、何もない時に水がわりに与えて良いかというと問題がやはり有ります。吐いたり下痢しているときは本当はこれらの飲料では入っている電解質の量が少なくてこれだけでは足りないのですが与えないよりましだからすすめているのです。逆に普段、水がわりにというと話が違います。健康な子どもは食事の中で必要な塩分、糖分は補給できています。わざわざお金を払ってこれを与える必要は全くありません。これらを飲ませることによって全く水を飲めない子にするのはよくありません。栄養がよいからといって牛乳を水がわりに与えてアトピーの子をつくったり、水がわりにジュースばかり与えていて肥満児にしたりしていることが割合多いのです。お金をだすほど子どもに良いとはかぎりません。かえって害になる事が多いと信じています。コマーシャルに惑わされない賢いお母さんになってほしいと思っています。

☆熱さまし

質問「4才男児でのどが弱く、よく扁桃をはらして熱が出ます。そのたびに熱さましの座薬をつかうのですが熱さましはいつ使えば良いのですか」

答え;「体の中にカゼのウィルスなどの病原体が入ると白血球やリンパ球との戦いが始まり、その残骸から熱を上げる物質が出て来ます。そして熱があるほうが白血球やリンパ球の働きが活発になり、病原体をやっつける化学物質の働きもよくなります。それで熱が上がるのは体の正常な防衛反応の一つなのです。だから熱が上がるからといって無闇に熱さましをつかうのは考えものです。一応38度5分以上を目安として使って良いのですが、熱が高くても元気そうであれば使わないで様子をみても良いと思います。又、熱が低くても悪寒があったり、まだ上がりそうだったり、けいれんを起こしやすいときは、早めに熱冷ましを使って下さい。熱を下げる目的は高い熱により体力を消耗して病気に対する抵抗力を失うのを防ぐためです。熱の出はじめは熱の勢いが強いので熱冷ましを使っても一度ぐらいしか下がりません。2〜3時間で又、上がってしまうこともあります。どうしても下がらず、ぐったりする様なら点滴などの処置が必要になって来ます。熱があるときは熱さましを使う以外に水分をたくさんとる事です。体内の水分が足りないと汗をかかないので熱も下がりづらくなります。又、頭やオデコを冷やす事より、脇(ワキ)の下や首を冷やした方が熱を下げる効果があります。お湯につけたタオルをしぼり、体をふくと汗の代わりに熱を奪うので有効です。

☆薬はいつまで

質問「風邪をよく引くので一年中くすりを飲んでいる様な感じです。薬はいつまで続けていけ ば良いのでしょうか」

答え;「風邪を繰り返しているとついに薬に頼りがちになるのは無理のない話です。しかし風邪 の薬を飲んだからといって風邪の予防になるわけではありません。薬をのむのは風邪がこじ れて肺炎になったり、他の合併症を起こさない様にさすため、或いは症状を軽くして患者の負 担を少しでも少なくしてやるためなのです。体にそなわっている免疫力、つまり自然治癒力を 高める事が大切なのです。いつまで薬を続けかどうかは、病気の種類や状態、そして薬の種 類によってきまります。その都度、医師に聞いてほしいと思います。薬の使い方は二通りあっ て一つは「対症療法」といって今ある症状をとる治療です。これは咳や鼻水、或いは熱を下げ る、お腹の痛みをとる、下痢を止めるなどでこれは病気を予防する力はありません。症状をお さえる事によって体力の消耗をおさえ、病気の回復を早めようとする目的ですので、症状がと れれば当然、薬もう一つは原因を取り除こうとする薬です。例えば抗生物質などがそれで、体 内に侵入した細菌を殺す働きがあります。これは一見、症状がとれても完全に細菌 がなくな るまで続けて飲む必要があります。医師の指示を正しく守って勝手にやめない事です。そのほ かに、長く続ける薬にアレルギー薬、ぜんそくの薬やけいれん止めの薬などもあり、医師が指 示した通り薬を飲み続ける必要があります。薬にはいろいろの副作用がつきものです。だから 長く薬をのむのが不安なことは当然ですが、薬の副作用と病気を起こさない様にすることとを ハカリにかけて続ける必要があります。医師に副作用も含めてくわしく聞いてほしいのです。 お互いに納得しあって治療をつづけたいものです。」

☆便秘

質問;「7歳の女児ですが便が3日も4日も出ない様で時々お腹を痛がります。便秘なのでしょ うか」

答え;排便の回数が少ないのが便秘ですが人によってどれまでが正常か異常か違います。 排便の回数が少ないと、多くの場合直腸に便が停留しますから水分が吸収され硬くなり、ま すますでにくくなります。近頃の小学生は便秘傾向でそれが当たり前の様になっています。便 秘そのものは特別の病気がない限り心配ないのですが生活のリズムが大いに関係していま す。便秘は生活時間が夜にずれ込んできたこと、その結果として起床時間が遅く朝食を食べ ないまま登校することが関係している様です。朝出来なかった事が習慣となり、それが尾を引 いてますます便秘を増長させています。その原因が夜更かしであると知るべきでしょう。昼に なったら交感神経が働いて活動が始まり、三度の食事を十分に取って、夜になったら副交感 神経の働きによって食物を消化し、その結果の朝の排便というからだの本来の生理が乱され ているのです。腹痛を訴えている子どもの半分以上は便秘なのです」