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冬季下痢症(ロタウイルス性下痢症)

冬季下痢症とは...
主に冬季に乳幼児の間で流行するウイルス性の下痢症のことをいいます。
冬季にみられる乳児下痢症の約80%はロタウイルスによる下痢症です。2才未満の小児を中心に11月頃から翌年5月頃までみられます。流行のピークはその年によって変わり、11月、12月あるいは1月、2月に大流行することがあります。

原因は...
ロタウイルスによる糞便からの経口感染です。流行時期には1才未満の乳児の下痢症から70%前後に下痢の原因となるロタウイルスが分離されます。感染しても症状のみられない不顕性感染が20〜30%みられます。またふん便中にロタウイルスがあっても必ずしも下痢発症とは限りません。

症状は
下痢と発熱、おう吐です。おう吐と下痢が突然出現することで家族は驚かされますが、おう吐の方が始めにおこることが多く、約半数の乳幼児がおう吐で発症しています。このおう吐は下痢が始まる数時間から24時間前頃から始まり、2〜3日続くことが多いようです。下痢も必発で5〜7日間続きます。
下痢は水様で粘液を含みますが、あまり悪臭はありません。血便もみられませんので、血便があれば他の病気を考えます。ロタウイルス性下痢症の30%に程度の差がありますが、米のとぎ汁のような白色水様便がみられます。

合併症は
乳幼児では下痢が続くと、二次的に乳糖不耐症をおこすことがあり慢性の下痢を合併することがあります。
下痢による脱水症や腸重積、その他、けいれん、稀ですが脳症などがあります。

治療は...
通常の下痢嘔吐症の内服治療を行います。下痢は無理やり薬で止めるとよくないことがあります。
最も大切なのは下痢おう吐の食餌療法です。また脱水があり経口摂取が困難な場合は点滴による水分補給があります。

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