歴史人口学については、以前から関心があったが、差別問題を考える中で、本格的(?)に取り組むようになった。
県内の近世史料をみる際に、狭義の差別問題関係資料だけではなく、関係しそうなものはできるだけ確認した。人口を記したものもその一つである。
差別の問題は関係性の問題であるが、第一義的には多数者側が変わってしまい、少数者の異議申し立ての意味もわからずに天才バカボンのパパのように「これでいいのだ」と思い込んできている点が課題である。相手の言うことをもう少しよく考えてみれば、その意味もわかり、選択も少しは変わったはずであるが、差別意識がそれを妨げてしまったというのが、結論である。
島根県教育センターの研究紀要H17年度(センターHP)の中で近世島根県域の人口史料から何がわかるかについて述べている。