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アキノタムラソウ (秋の田村草)


写真@
@ アキノタムラソウ (花姿)   京都府井手町 万灯呂山 2004/10/16 Photo by Kohyuh
アキノタムラソウ (花姿)
京都府井手町 万灯呂山
2007/10/16 Photo by Kohyuh



写真A
A アキノタムラソウ (花姿)   京都府井手町 万灯呂山 2007/10/16 Photo by Kohyuh
アキノタムラソウ (花姿)   京都府井手町 万灯呂山
2007/10/16 Photo by Kohyuh



写真B
B アキノタムラソウ (立ち姿)   滋賀県 永源寺近郊 2004/11/07 Photo by Kohyuh
アキノタムラソウ (立ち姿)   滋賀県 永源寺近郊
2004/11/07 Photo by Kohyuh




 アキノタムラソウ (秋の田村草) *112 更新日 2012/03/31
シソ科 Labiatae
アキギリ属
 学名 Salvia japonica
 英名 ???
 多年草
 花期: 7-11月

 田村草というのは、何かいわくありげな名前である。 ところが、その由来話については、どれもこれも根拠がないようで、紹介するに値しない気がする。

 「殺陣
たて 田村」 をご存知の方も多かろうと思うけれど、この "田村" という言葉と、その剣舞の様に洗練された殺陣の立ち回りの美しさから、それこそ古くから伝えられてきたものという印象と、この "田村草" が、私にはだぶって見えたのであった。








「殺陣 たて 田村」
 それが殺陣田村は、意外に新しいもので、大正の頃の創作と言うから、残念ながらそのままでは、田村草の由来話には使えそうにない。



 その殺陣田村は、謡曲の「田村」 をBGMとして、立ち回りを演じたところから名付けられたそうである。 そして、"世阿弥作 謡曲田村" というのは、征夷大将軍である坂上田村麻呂 (さかのうえ の たむらまろ) が天皇の命を受けて鬼退治をする話らしい。

 ただ、この謡曲では、単に、鈴鹿山の鬼を退治してめでたしめでたしで終わるが、当時の鈴鹿山は盗賊がはびこり、それが、巷 ちまた では鬼に例えられていたのである。

 田村麻呂の鬼退治は、そのような状況下でなされたのである。 ただ、その鬼は女盗賊だったというのがもっぱらの噂であった。 ならば "田村草" との因縁話は容易に語れるのではないか。



 
タムラソウの由来?
 よくある話ではあるが、田村麻呂が鬼退治をしたのはよかったが、それが女人と分って哀れみを覚えたのは仕方がない。

 その亡骸を手厚く葬り、征夷大将軍としてこれから出逢うであろう数々の戦に対して、鬼神の力添えを祈ったのである。 そして、その霊験新たかなることは、その後の田村麻呂の活躍振りを見れば分かる。

 お礼参りにと、その場所を再び訪れた田村麻呂が見たものは、初めて見る可憐な花であった。 まるで旗印を掲げるように咲いていた、というものである。


 しかも、夏の頃にも咲き、それが消えて無くなったにもかかわらず、また、秋になって再び咲き揃うという不思議な花であったという。

 あたかも田村麻呂の情けに応えるように、その可憐な花を、力の限り咲かせようとするがごときに ・・・ そして、いつしか、人はその花のことを "田村草" と呼ぶようになったということである。


 また、実際に、夏に咲く田村草のことを "ナツノタムラソウ" といい、秋に咲く田村草のことを "アキノタムラソウ" という。

 そして、花の姿を正面から見れば、尼さんが法衣を着て手を合わせ、軽く会釈するような姿にも、見えなくもない。






秋の田村草 あきのたむらそう
シソ科の多年草
山野に普通。 高さ約 60cm
は四角く、は羽状 複葉小葉 は 3〜7枚。 秋、先端に淡紫色の唇形花を穂状にをつける。
近縁にハルノタムラソウなど。
漢名: 紫参
広辞苑第五版から引用




学名の意味】 *112
Salvia アキギリ属
Salvia は、同属のセージの古いラテン名
japonica 日本の
  



英名の意味
 
 



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【履歴】
2012/03/31 ロゴ追加更新
2007/11/07 初版リリース











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