@ アレチウリ (雄花)  八幡市 背割堤 2007/09/01 Photo by Kohyuh
@ アレチウリ (雄花)  八幡市 背割堤 2007/09/01 Photo by Kohyuh

A アレチウリ (雌花)  八幡市 背割堤 2004/09/16 Photo by Kohyuh
A アレチウリ (雌花)  八幡市 背割堤 2004/09/16 Photo by Kohyuh

B アレチウリ (草姿) 八幡市 背割堤 2004/09/16 Photo by Kohyuh
B アレチウリ (草姿) 八幡市 背割堤 2004/09/16 Photo by Kohyuh



アレチウリ
アレチウリ
 ウリ科 アレチウリ属

 1年草 つる(蔓)性
 雌雄同株

 帰化植物 北アメリカ原産
 特定外来生物指定

 学名 Sicyos angulatus
 英名 Bur cucumber


 花期: 8-10月
by 特定外来生物法

【2007/09/15】
 特定外来生物に指定され、駆除が実施されているという嫌われものらしい。
 ・果実に鋭い棘を密生する
 ・アレチウリが大量にある場所では、他の植物がほとんど生育しない
 ・河原の固有種との競合や駆逐のおそれあり




 人間にとって害あることはよく分かるが、生存の価値がまるでないのかというと、そんなことは考えられないのではないか。

 何でもそうであるが、もの言わぬ者たちの善悪を決めるのであれば、独断と偏見があってはならない。

 ちゃんとしたアセスメントの手順に乗っとって実施されなければならないであろう。


アセスメント assessment
 物事の是非などを決めるために行う、調査 (に基づいた評価)
 by Shin Meikai Kokugo Dictionary, 5th edition (C) Sanseido Co., Ltd. 1972,1974,1981,1989,1997


 要するに、この特定外来生物法の指定理由を見る限り、アレチウリにも、きっとある筈のよい部分が読み取れないのである。




雄花と雌花の位置
 アレチウリは雌雄同株であるが雄花と雌花が勝手気ままに咲くことはない。 ちゃんと自分の居場所を心得ている。 写真Bには、まるで機雷のように見える、"ひっつきもんつき" が何個も集まったような塊が見えるであろう。

 これがアレチウリの実になるものであるから、その位置に雌花 (写真A) があったことが窺い知れることになる。 雌花が集まって球状となし、葉柄の付け根あたりに花開くのである。 まるで、傘の下で日焼けせぬように大切に守られているような感じに見える。

 一方、雄花は、葉よりも上まで長く伸ばした花序の先端部にまばらに集まって咲く。 不思議なことではあるが、"性差" は動物とか植物とかによって変わるものではないような気がする。 そもそも、生命の起源に思いを馳せれば、元は一緒であるからだ。



感情移入 empathy
 科学に感情移入は良くないという人も居ろうが、私は、科学者に限らず、何ごとにも感情移入ができないようでは、セレンディピティ に恵まれる機会から遠ざかるような気がしてならない。

 ニュートンにしても錬金術や他人から見れば妖しげな奇行の人であったという。 動植物の研究なら未だしも、物理の世界での感情移入は、他人から見れば妖しげに見えることだろう。 しかし、それもこれも想像力の賜物である。 それなくして独創は生まれない。

 逆に言えば、繰り返される戦争も、それを止めることが出来る人達の想像力の欠如から来るものと、私は断言できる。 即ち、全て相手あるということに、また、それに感情移入ができないでいるということに、気付かないでいると。
 (2007/09/17 補追)





【学名の意味】
Sicyos  
angulatus  
  



【英名の意味】
bur T (クリ・ゴボウなどの実の) いが
U (いがのように) くっつくもの
 have a bur in the throat のどに何かつかえて [くっついて] いるようだ;
声がしわがれている
cucumber 〔植〕 キュウリ
 by New College English-Japanese Dictionary, 6th edition (C) Kenkyusha Ltd. 1967,1994,1998



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【履歴】
 2007/09/17 雌花の写真と補追追加
 2007/09/15 初版リリース