Colt Percussion Cap Revolvers


◇History and Comments◇

  Modelguns of percussion cap revolvers had not been very popular since the beginning of the modelgun history in Japan, so only a few  models were made by some makers till 1990s. They were Colt M1851 Navy by MGC, Colt M1860 Army by Marushin, and M1851 & M1861 Navies by Craft Apple Works (CAW). Among them, the MGC and Marushin models were made from zinc alloy, while the CAW models are made from heavy weight plastic, though CAW's first production was made from Locklite.
  The CAW 51 & 61 Navy models are fantastic! They are made precisely in the same size of the real guns, and they look really cool and work well! You can also enjoy disassembling and reassembling it just like the real gun. At first they released a 3rd model as a standard model and they have added a lot of variations in terms of production age and barrel length.
  Good news is that HWS has started producing some old Colt percussion revolver models since 2009 as some of their so called "vintage replica model series"; they are so far Texas Paterson, Walker M1857, Dragoon M1858 and M1860 Army, which no other modelgun makers had made before (except M1860 Army by Marushin), whereas CAW released M1848 Baby Dragoon and M1849 Pocket Model in 2011 and is planning to release M1860 Army in 2012.

Colt Repeating Pistol No. 5 "Texas Paterson Model" Blueing Custom (HWS, blued by a toygun shop staff, blued HW, cap firing, 575g)  実銃は、1936年に製造が始まった世界初の量産リボルバーとして知られているモデルであり、サミュエル・コルトの名前を広く知らしめた記念碑的なモデルでもある。当時の会社(The Patent Arms Manufacturing Company)がニュージャージー州のパターソンにあったので、「パターソン・モデル」と呼ばれているが、当時の正式な名前は Colt's Repeating Pistol であった。バリエーションとしては、bP(ポケットまたはベビー・モデル)、bQ(ベルト・モデル:ストレート・グリップ)、bR(ベルト・モデル:フレアー・グリップ)、bT(テキサスまたはホルスター・モデル)、4thエーラー・モデル、5thエーラー・モデルなどがある。ここで紹介するモデルは、これらのバリエーションの中で「テキサス・モデル」と呼ばれるものである。
 ハートフォードは、1996年の東京おもちゃショーでテキサス・パターソン・モデルの開発を発表し、その試作品を展示した。しかし、まったくの新規制作モデルであったために実際の設計はなかなか進まず、ファンはとうにパターソンの開発は頓挫したものと思っていた。ところが、2008年秋になって発売が間近なほど開発が進んでいることが発表され、ついに2009年1月に発売が開始された。
 開発当初は外観の再現に重点が置かれていたようであるが、開発を進めている間にメカニズムの正確な再現も目指すようになり、特に本モデルの最大の特徴であるシース・トリガー・システムは実銃のそれが忠実に再現された。実銃は大変高価なコレクター・アイテムとなっているため、実銃を忠実に再現した本モデルガンは、世界中の実銃コレクターにも支持される可能性がある。なお、発火の可否はキャップ火薬をニップル・キャップにはめ込んで発火させる発火式となっている。
 表面仕上げは、本体がHWのナチュラル仕上げとなっており、マットなグレー色をしている。トリガー、ハンマー、バック・ストラップは亜鉛合金製で、黒色仕上げである。しかし、このようなアンティーク・モデルがナチュラル仕上げであるのはどうしても我慢できなかったので、ある大手ショップの店員が全体をブルーイング処理したモデルを購入した。簡易仕上げであるが、さすがにプロの技であり、HW製のボディー及び亜鉛合金製の部品共にきれいに仕上がっている。もっとも、HWSにもそのようなマニアからの不満が寄せられていたものと思われ、発売後1ヶ月ほどで、本体がメタル色に塗装処理され、金属部品がケースハードン処理された「アップ・グレード・モデル」がスタンダード・モデルの1万円高で限定発売された。
Colt Repeating Pistol No. 5 "Texas Paterson Model" 4-3/4" Short Barrel Upgrade Model (HWS, limited production, metalic silver coated HW with casehardened zinc alloy parts, cap firing, 550g)

 HW素材はメッキが難しく、各社ともメッキ製品にはABS素材を使うことが多い。メッキ技術には定評のあるHWSでも、一部の特殊技術による高額なメッキ製品以外はHW素材の表面仕上げは長年の課題だったようである。そこで、同社はHW製品には塗装で対応することにし、2009年春にほぼ同時期に発売されたSAAシェーン・メモリアル・モデルとテキサス・パターソン・モデルに「オールド・アイアン・フィニッシュ」という特殊塗装を施した。マニアにはこれが大変好評で、特に後者は「アップ・グレード・モデル」というカスタム部品付きモデルであったこともあり、瞬く間に売り切れてしまうほどのヒット商品となった。そこで、HWSは同社製品の多くに同仕様のデラックス・モデルを追加展開することになった。
 ここで紹介するテキサス・パターソン・ショート・バレルの「アップ・グレード・モデル」もその1つであり、ショート・バレルのスタンダード・モデルが発売されてから1ヶ月と経たない間に追加発売された(第1ロットは60挺限定販売)。件の表面仕上げは、ブルーイングによって素材を直接表面処理するものに比べると、塗装の厚みが感じられてややボテッとした外観になってしまっていること、オールド・アイアン・フィニッシュという割にはほとんど銀色であることがやや残念であるが、ナチュラル・仕上げのスタンダード・モデルに比べればはるかに高級感がある。なお、表面にクリアーの保護膜があるので、多少ぶつけたくらいでは色が剥がれるということはない。また、本当にケース・ハードゥン処理されたウェッジとルーフ・プレート、ケースハードゥン風ブルーイングがされたバック・ストラップが外観上の高級感をさらに高めている。さらに、標準長バレルの同仕様には付いていなかった彫刻入りシリンダーが標準装備されているのが嬉しい。しかも、スタンダード・モデルではオプション販売であったケース・ハードゥン処理されたクラシック・レンチ(写真にはない)も付属している。もちろん、これだけのスペシャル装備の製品であるので、値段が4万円を超える高額モデルとなっている。

Colt M1847 Walker Model Cal. 44 Caseharden Blueing Custom (personal custom based on HWS's standard model, caseharden-like blued HW, cap firing, 1,090g)

 実銃は、正式には「コルトM1847」という名前である。しかし、製作を依頼したウォーカー大尉の名前を取って、「ウォーカー・モデル」と呼ばれることの方が多い。テキサス・レンジャーでもあったウォーカー大尉は、パターソン・モデルの優秀さに感動して、サミュエル・コルトに自分が望むリボルバーを製作してくれるよう提案した。コルトとしても、当時倒産を繰り返していたので、ウォーカー大尉の申し出は渡りに船であった。何度かの交渉の末に完成したのは、44口径、全長約40センチ、重量2s余りという巨大なパーカッション・リボルバーであった。軍はこのモデルを1,000挺注文し、1847年にM1847として制式採用した。最初に納入された2丁はウォーカー大尉に贈られたが、大尉はそれを受け取った4日後に2丁を手にして壮絶な死をとげた。ウォーカー・モデルは、その特異な存在からバリエーションはほとんどなく、翌年にはM1848、つまり、ドラグーン・モデルへと進化した。外観、メカニズム共にパターソン・モデルを元にしているとのことであるが、むしろその後に発売される51ネービーに近いように思われる。現在、実銃は大変希少なモデルで、2008年にアメリカのとあるオークションに出品されたモデルは100万ドル(1ドル100円で1億円)で落札されたそうである。
 HWSは、「古式銃レプリカ・モデルガン」シリーズとして発売したテキサス・パターソンが好評であったため、コルト社としてはその後継モデルにあたるウォーカー・モデルをシリーズ第2弾として2009年末に発売した。製作が進行中であることがアナウンスされてから発売されるまでの期間はほんの数ヶ月であり、パターソンが製作発表されてから発売されるまでに12年もかかったのと比べると、特筆すべき早さであった。
 そのモデルガンは、外観、メカニズム共に実銃のそれが忠実に再現されている。外観に関しては、レシーバー、シリンダー、バレルはHW製で、他の主要なパーツは亜鉛合金製であるが、トリガー・ガードは実銃どおりの真鍮製とされ、ウォールナット製木製グリップがおごられた。また、メカニズムは、トリガーやハンマー等の内部構造がすべて実銃とおりに再現され、メイン・スプリングもパターソン譲りの折れ曲がった板バネ状のものが使われている。そして、その常識はずれの大きさから、普通のHW製モデルでありながら、総重量は1,100gに達している。なお、その巨大さがよく話題になるが、単品の写真を見ただけではなかなか想像できないので、ここでは比較のためにCAWの51ネービーと並べた写真を用意してみた(最下段中)。
 最初に発売されたスタンダード・モデル(税抜き36,800円)はHW材の地色であるナチュラル・ブラック色のものであったが、発売から1ヶ月ほどたった2010年新春にはレシーバーがケースハードン風にブルーイングされ、シリンダーとバレルがブルー塗装され、ハンマーやローディング・レバーもケースハードン風にブルーイングされた「ケースハードン・カスタム」がスタンダードの約10,000円高で発売された。また、同年2月にはプレーンのHW製部分を機械で磨いた「エイジド・フィニッシュ・カスタム」も発売された。
 さて、上のモデルは最初に発売されたスタンダード・モデルを前オーナーが自らの手でレシーバーとローディング・レバーやハンマー等をケースハードン風にブルーイングし、バレルとシリンダーを普通にブルーイングしたものを2012年1月に中古で手に入れたものである。個人によるブルーイングであるが、なかなか丁寧に仕上げられており、プレーンのHW色で、しかも金属製部品も含めて仕上げがかなり粗いスタンダード・モデルでは味わえない美しい姿が演出されている。ただし、表面の研磨が入念になされたからか、シリンダーとフォーシング・コーンのクリアランスがやや大きくなってしまっており(各部のエッジはだれていない)、そのためにウェッジをかなりきつく占めないとバレルが少しがたついてしまう。
 次に、下のモデルは発売されたと同時に新品で購入したメーカー純正カスタムの「ケースハードン・カスタム」である。1挺ずつ手作業でブルーイングしたというレシーバーや金属製部品(ハンマー、ローディング・レバー、ウェッジ)のケースハードン風仕上げは、さすがにメーカー純正カスタムだけのことはある。しかし、残念なのはバレルとシリンダーの塗装仕上げであり、何やらボテッとした、いかにも青く塗りましたのような感じになっているのはいただけない。やはりここもブルーイング仕上げとしてほしかった。先にこちらのモデルを手に入れていながら、後で上のブルーイング・モデルを手に入れたのもそのためである。

Colt M1847 Walker Model Cal. 44 Caseharden Custom (HWS, limited production, caseharden-like blued & blue-coated HW, cap firing, 1,100g)
Colt M1847 Transition Walker Model Cal. 44/Whitneyvill-Hartford Dragoon Custom (HWS, special limited production, HW, cap firing, 1,015g)

 ウォーカー大尉の要請によって作られたM1847、通称「ウォーカー・モデル」は、そのあまりの巨大さ(全長40p、重量2,070g)が災いして、計2,100挺あまりしか生産されなかった。また、その特殊性故にそのままの形でのバリエーションもなかった。そこで、1847年末にコルトは銃身を9インチから7.5インチへ短くした改良モデルを作った。このモデルは後に1つのモデルとして認められるドラグーン・モデルへ発展するまでの過渡期のモデルであり、ウォーカーの余った部品を使って作られたので(そのため生産数は約240丁)、一般的には「トランジション・ウォーカー」と呼ばれるが、ホイットニービルからハートフォードに工場を移設してから最初に作られたモデルであることから、「ホイットニービル=ハートフォード・ドラグーン」(Whitneyvill-Hartford Dragoon)と呼ばれることもある。
 HWSは、2010年2月にドラグーンの2ndモデル(同社では「ジェネレーション」ということばを使っているが、「世代」を意味するこのことばの意味ほど1つのモデルの生産期間は長くないので、ここでは「モデル」とする)を標準モデルとして発売したが、その2ヶ月後の4月には1stモデルとホイットニービル・モデルをほぼ同時に限定生産した(各50挺)。
 モデルガンのホイットニービル・ドラグーンは、実銃の外観やメカニズムがよく再現されている。すなわち、一見した外観はウオーカーとドラグーンの中間的な姿がよく演出されているのである。例えば、レシーバーは3本スクリューが右側に突き出ないものが使われている、グリップはレシーバーに食い込む形のものが用いられている、バック・ストラップが真鍮製ではない等はウォーカーであるが、バレルやシリンダーの長さが短い、ローディング・レバー・ロックがある、等の点はドラグーンである。また、2ndモデルになって変わるメイン・スプリングはウォーカーと同じバック・ストラップ上で2つに折れ曲がったタイプのものである。標準モデルに対してこれだけのちがいがあるにもかかわらず、この限定モデルを標準モデルと同価格で発売できたのは、実銃同様にすでにあったウォーカーの部品を流用できたためであろう。

Colt M1848 Dragoon 1st Model Cal. 44 Aged-Finish Custom (HWS, special limited production, aged-finished HW, cap firing, 1,045g)  実銃のドラグーンは、正式には「コルトM1848」と呼ばれるが、その正式名称からもわかるとおり、1年前に軍の制式銃として採用されたM1847、すなわち「ウォーカー・モデル」の後継機種である。一般的に、ウォーカーにはバリエーションはないとされているが、広い意味で言えばドラグーンがそのバリエーションであると言えなくもない。
 ドラグーンの1stモデルがウォーカーと異なる点は以下のとおりである。
 @バレル前方下部にローディング・レバー・ロックが設けられた。
 Aトリガー・ガードだけでなく、バック・ストラップも真鍮製になった。
 Bフレーム後方形状が変わり、グリップ形状もSAA同様のやや太い形になった。
 Cウェッジの挿入方向が右から左になった。
 Dボルト・スクリュー、トリガー・スクリューがフレーム右側に突き出るデザインになった。
 Eシリンダーのセーフティー・ピンの数が1本から6本になった。
 さて、HWSは、2010年2月に2ndモデルのドラグーンを標準モデルとして発売したが、2ヶ月後の4月にはそのバリエーションとしてホイットニービル・ドラグーン(直上のモデル。過渡期のモデルであるので「トランシジョン・ウォーカー」とも呼ばれる)と1stモデルを各50挺限定で発売した。そして、ここで紹介する1stモデルは上記の実銃の特徴を余すところ無く再現している。標準モデルとして発売された2ndモデルとのちがいは、ボルトの形状とそれに伴うシリンダーのボルト・ノッチの形状、ハンマー・ローラーの有無、メイン・スプリングの形状の3点であったので、ウォーカーの製造工程を使えばそれほど生産は難しくなかったと思われる。ただし、本モデルは「エイジド・フィニッシュ」と呼ばれる機械研磨が施された表面処理がされたモデルだけが発売され、スタンダードのブラック・フィニッシュである2ndモデルより2,600円高い価格設定とされた。なお、直上のホイットニービル・モデルより重量が30g重いのは、実銃と同じくバックストラップが亜鉛合金製から真鍮製になったためであろう。
Colt M1848 Dragoon 2nd Model Cal. 44 (HWS, HW, cap firing, g)

Will be up in the near future.





Colt M1848 Dragoon 3rd Model Cal. 44 Aged-Finish Custom (HWS, special limited production, HW, cap firing, 1.060g)

 M1848ドラグーン・モデルには、大きく分けて3つのモデルがある。すなわち、1848年〜1950年に約7,000挺生産された1stモデル、1950年〜1951年に約2,700挺生産された2ndモデル、1851年〜1861年に約10,500挺生産された3rdモデルである。
 HWSは、2010年2月に2ndモデルのドラグーンを標準モデルとして発売したが、2ヶ月後の4月にはそのバリエーションとして1stモデルとホイットニービル・ドラグーン(トランジション・ウォーカー)を各50挺限定で発売し、その1ヶ月後の5月には3rdモデルを200挺限定で発売した。ここで紹介するモデルは、スタンダードのブラック・フィニッシュに対して「エイジド・フィニッシュ」と呼ばれる機械研磨が施された表面処理がされたモデルとして発売されたもので、スタンダード・モデルより2,600円高い価格設定とされた。ただ、1つだけ残念なのは、他のHWS標準モデルにも共通する亜鉛合金製部品(ローディング・レバー、ハンマー等)の仕上げの悪さで、側面に削り痕が残り虹色に光っている部分はきれいに仕上げてブルーイングしてほしかった。
 3rdモデルが2ndモデルと異なっているのは以下の点であるが、HWSのモデルガンもそれらが忠実に再現されている。
@トリガー・ガード後部が円形になった。
Aローディング・レバー形状が変わった。
Bローディング・レバー・ロックの方法が変わり、51ネービーと同じものになった。
Cプランジャー・スクリューの挿入方向が左からに変更された。
 なお、HWSによれば、実銃ではさらに次のような特徴が見られるという。
D1st、2ndタイプのローディング・レバーを装着したモデルも相当数存在する。
Eバックス・トラップ、トリガー・ガード共スチールという組合せのモデルも確認されている。
Fバレル・トップの刻印の向きが前後両方あることが確認されている。 

Colt M1848 Baby Dragoon Cal. 31 4" Model (CAW, HW, dummy nipple cap, 615g)  実銃のM1848ベビー・ドラグーンは、ドラグーンをコンシールドできるサイズにしたコンパクト・モデルで、発売後2年足らずで製造数15,000挺に達した人気モデルであった。後にその改良型として大ヒットしたM1849ポケットの原型モデルとも言えるものである。口径.31の5連発で、オクタゴン(六角形)・バレルには3、4、5、6インチがあった。トリガー・ガードはスクウェア・バックで、ローディング・レバーはなく(ランマー・レス)、リロードするときはシリンダー・ピン(アーバー・ピン)を使って弾を押し込む必要があった。
 CAWは、コルトのパーカッション式リボルバーとしてはM1849ポケットに続く第2弾として2011年10月にベビー・ドラグーンを発売した。前作のポケットで培ったノウハウを生かしながら、実銃の両者が異なっている部分は全くの新規金型でそれらを忠実に再現した。具体的には、件のランマー・レスのバレル、スクウェア・バックの真鍮製トリガー・ガード&バック・ストラップ、短いフォーシング・コーンとそれに伴って短いフレーム、異なる形状のバレル根元下部、長さも形状も異なるシリンダー・ピンなどである。それらの点の詳細については同社HPにある比較写真を参照されたい。また、シリンダーの彫刻もポケットより深くくっきりしたものが入れられている。もちろん、ウォールナット木製グリップは標準装備であり、ダミー・ブレットやダミー・ニップル・キャップも付属している。価格は部品点数の多いポケットよりも4,000円高く設定されているが、その主な理由はトリガー・ガードとバックス・ストラップが真鍮製であるためであろう。
 今回のモデル化にあたっては、1850年に生産されたシリアル・ナンバー「13753」の実銃写真を元にしたそうである。その刻印はバレル根元下部、レシーバー前方下部、トリガー・ガード前方下部、バック・ストラップ底部に入れられている。
 なお、CAWは本モデルについてもバリエーションを展開する計画を立てており、本モデルとほぼ同時に発火仕様が発売されたほか、2ヶ月後の2011年12月には3インチ・モデルが発売された。
Colt M1848 Baby Dragoon Cal. 31 3" Model (CAW, HW, dummy nipple cap, 615g) Wanted!



Colt M1849 Pocket Cal. 31 5 round 4" Model (CAW, HW, dummy nipple cap, 620g)

 実銃は、ドラグーン・モデルを一般人も携行できるように小型化した通称「ベビー・ドラグーン」の改良モデルで、コルト・パーカッション・リボルバーの中では最大のヒット作になったモデルである(23年間で計346,000挺が生産された)。口径は.31で、シリンダーは5発のものがスタンダードであるが、6発のものもあった。そのシリンダーには駅馬車強盗のシーンがエングレーブされているタイプが多かった。オクタゴン・バレルの長さは3”、4”、5”、6”の4種類があり、多くはバレル下にローディング・レバーがあるタイプで、後の51ネービーのスタイルがこのモデルで確定したと言える。なお、バレル下にローディング・レバーのないタイプは「ウエルス・ファーゴ」とも呼ばれていた。
 モデルガンのポケット・モデルは、CAWより2011年8月に発売された。同社は、51ネービー、61ネービー、SAAとコルトのオールド・リボルバーを新規開発してきていたが、実銃の歴史を遡ることになるポケット・モデルの開発は同社の念願だったとのことである。完成したモデルガンは実銃の魅力を余すところなく伝えてくれる素晴らしいできばえである。製作にあたっては、日本国内に古式銃として登録されている実銃(シリアル・ナンバー:160599、1859年製)を徹底採寸し、CADで描いた図面を元に実銃と寸分違わぬスタイルと内部メカニズムを実現させた。できあがった製品は過去の同社のモデルガン同様に、各部品間に隙間が一切無いにもかかわらず確実に作動するモデルとなっている。ただし、HW素材でできているフレームの剛性確保と全体の重量アップの観点から、あえて実銃にはないインナー・シャーシとグリップ・ウェイトを入れた点は、初期の51ネービーなどに見られた”実銃の完璧な再現”という設計方針からは若干の転換が見られる。もちろん、それによって、とても小さいモデルでありながら、本体だけで620gもの重量が実現され、手にするとまるで金属モデルであるかのような重量感を楽しむことができるようになった。刻印はバレル上のアドレス表示(ニューヨーク刻印)のほか、51ネービーや61ネービーにはなかったフレーム左側のパテント表示、フレーム底部前方、トリガー・ガード底部前方、バック・ストラップ底部、シリンダー側面のシリアル・ナンバーが今回は入れられている。
 また、購入者の高級志向に合わせて、木製グリップがおごられ、シリンダーには件の駅馬車強盗シーンのエングレーブがそれこそ目に見えないほど小さな文字まで含めてシャープに刻まれたものが標準装備されている。そして、最近では購入者の多くが発火せずにコレクションしているという事実から、本モデルは初めて否発火仕様が標準モデルとされた(ほぼ同時に発火仕様も追加発売された)。なお、それに合わせて、否発火仕様には実銃のものと同形状のダミー・ニップルが付いているほか、ダミーキャップも実銃用のものに極力似せた銅製のものが付属しており、それが本物を模したアルミ・ケースに入れられている。さらに、ダミー・ブレットが用意されて外観の演出にも配慮がされた。また、直販で事前に予約をした顧客には、別売りのバレル・ウェイト(1,200円)と設計時に試作したトリガーとボルトがおまけとしてプレゼントされた。
 なお、約2週間遅れで発火仕様も若干数生産された。過去の同社の生産方針からすると、今後バリエーションがいくつか出てくるものと思われ、バレル長ちがいなどが最初に出てくるのではないだろうか。

Colt M1849 Pocket Cal. 31 6 round 6" Model (CAW, HW, dummy nipple cap, g)

Will be up in the near future.





Colt M1851 Navy Cal. 36 Prototype Model 6.5" Round Barrel (CAW, 2nd model, limited production, HW, cap firing, 750g)  51ネービーといえば、オクタゴン(8角形)・バレルがすぐに頭に浮かぶが、ごく初期のプロトタイプ・モデルには丸バレルのものも存在したと言われ、別冊Gun誌「コルトのすべて」にもファクトリー試作モデルとして丸バレル・モデルの写真が載っている。
 本モデルはおそらくその試作モデルをモデルアップしたものと思われる。初期のロックライト製モデルが発売されたとき、Gun誌の特集記事にCAW側から1品物として提供されていたが、おそらくそれに対する反響が大きくて生産に踏み切ったのであろう。CAWによれば限定品ではないとのことだが、第1ロット400挺が生産されたのみで、その後の再販は今のところない。
 バレルの長さはスタンダードの7.5インチに対して1インチほど短いが、見慣れるとかえってバランスがよいようにも思われてくる。バレル上の刻印は何もないが、実銃が試作モデルであればそれも当然のことであろう。バレルの根元の太い部分まで曲線が再現されており、スタンダード・モデルの荒々しさに対して上品ささえ漂うモデルとなっている。 
Colt M1851 Navy Cal. 36 2nd Model 7-1/2" Barrel (CAW, 2nd model, HW, cap firing, 720g)  実銃の51ネービーは、これまでの研究によって1st〜4thモデルの4つに大別されている。ここで紹介する2ndモデルの最大の特徴はトリガー・ガード後方がスクエアー・タイプであることで、それによって後にラウンド・タイプになった3rdおよび4thモデルに比べると一層無骨な印象を受ける。
 CAWでは当初3rdモデルを標準モデルとして発売したが、後に2ndと4th(3rdよりトリガー・ガードが少し大きめ)もセミ・カスタムとして作り始めた。それぞれに、3rdではHW製であったグリップを木製にしたスタンダード・モデルと、さらに真鍮製トリガー・ガードが付いたデラックス・モデルがあった。ただし、実銃ではトリガー・ガード以外にも、2ndモデルはローディング・レバー・ラマー・スクリューの頭の向きが右だったりなど、世代間にいくつかのちがいがあるのだが、CAWのモデルガンではそれらは再現されていない。ディテールにこだわった作りが自慢のCAW製だけに、多少の価格アップと引き替えても、それらの部分を再現してほしかった。なお、最初に発売されたときはバレル上面のアドレス刻印がハートフォード刻印だけであったが、後にロンドン刻印とニューヨーク刻印が限定販売された。また、再販されたときは上記3つにニューヨーク/ショート刻印を加えた4つから選択できるようになっていたが、直販の限定販売であったので、どれもあっという間に売り切れてしまった。
 上のモデルは初期のスタンダード・タイプである。すなわち、トリガー・ガードの形状以外に3rdモデルとのちがいはない。ただし、3rdモデルには付いていなかった木製グリップが標準装備とされた。もちろん、その分価格は3,000円アップとなっている。外箱とニップル・キャップの箱を見ればわかるとおり、初期生産品である。
 下のモデルは初期のデラックス・タイプである。すなわち、スタンダードに対してトリガー・ガードとバック・ストラップが真鍮製である点が異なっている。なお、本品は中古で手に入れたものであるが、その時点で前所有者により全体がブルーイングされていた。フレームはケースハードン風にブルーイングされてクリアー・コートがかけられ、バレルとシリンダーは普通にブルーイングされている。また、ハンマー、トリガー、ローディング・レバー等の亜鉛合金製部品もケースハードン風にブルーイングされている。前所有者個人によるブルーイングであるが、表面処理も上手くエッジもほとんどだれていないので、前所有者はブルーイングに対してかなりの腕前がある人のようである。
Colt M1851 Navy Cal. 36 2nd Model 7-1/2" Barrel Delux Type Caseharden Blueing Custom (personal custom based on the CAW 2nd model Delux Type, caseharden-like blued HW with blass trigger guard & back strap, cap firing, 735g)
Colt M1851 Navy Cal. 36 2nd Model 12" Barrel Revolving Carbine (CAW, 2nd model, limited production, HW, cap firing, 1,190g) *nonexistent as a real gun  CAWが2000年にリリースした51ネービー2ndモデルのバリエーションである。実銃には存在しないものだそうだが、CMCのレミントン・カービンや旧MGCのSAAバントライン・カービンを知っている者にとっては、何となくなつかしささえ感じさせる。発売当時のGun誌の記事によると、長い銃身を金型からとるのはかなり大変な作業だったそうで、12インチが400挺、16インチが100挺の限定生産だったとのことである。現在ではネット販売からも落ちて絶版モデルとなっている。
 上のモデルは、12インチの完成品である。ただ、箱の中ではストック&フレーム部とバレル部が2つに分解された状態で収められているので、完成させるには2つを合体させる必要がある。とはいっても、もちろん工具などの必要はなく、ほぼワン・タッチで完成させられるので、普通の完成品と同じと言えよう。なお、本モデルではトリガー・ガードやストック後部の金具が亜鉛合金製となっているが、他に50丁限定でそれらが真鍮製のものも発売された。
 下のモデルは、極少生産であった16インチのキット・モデルである。キットと言っても、主要な部品は完成品と同等の仕上げがされており、しかもバレル部分は組み上げられているので、フレーム内の機関部のみを組み立てるだけで完成させられる。また、箱も完成品とまったく同じ物なので、組み上げ後はバレルをはず した状態で保存できる。完成品とキットとの違いは、前者がトリガーガードとバット・プレートが真鍮製であることに対して、後者のそれが亜鉛合金製であること、ストックの材質が前者がウォールナットで後者がブナであることくらいである(12インチではこれらのちがいはない)。これで定価ベースで30,000円もちがうのであるから、キットの方が断然買い得である。
 両モデルとも、組み立てた状態では長物モデル独特の存在感がある。スラリと伸びた長い銃身とCAWの真骨頂が発揮された高級感あふれる木製ストックが醸し出す雰囲気は、実在こそしなかったものの、オールド・ウエスタンの主人公たらんとするモデルと言えるだろう。
 なお、不思議なことに、総重量は銃身の短い12インチ・モデルの方が重くなっているが、その原因は、ストックの重さが12インチ・モデルの方が55g重いからである。木材のちがいはないはずなので、おそらく12インチのストックの方が少し太めに作られているのであろう(握ると確かにわずかに太く感じる)。ただ、これはおそらく個体差であって、完成品かキットかのちがいではないだろう。銃身部の重さは、16インチ・モデルの方が45g重くなっている。
Colt M1851 Navy Cal. 36 2nd Model 16" Barrel Revolving Carbine (CAW, 2nd model, limited production, HW, cap firing, kit model, 1,180g) *nonexistent as a real gun
Colt M1851 Navy Cal. 36 3rd Model 7-1/2" Barrel (CAW, 1st model, Locklite, cap firing, 650g)  モデルガンのM1851ネービーは、以前に金属モデルとしてMGCなどが作っていたが、金属モデル規制後に消えてしまった。それを見事にプラスチック・モデルとして復活させたのは、長らくカスタム・パーツのメーカーであったクラフト・アップル・ワークス(CAW)であった。
 CAWはコンピューターを使った工作機械で各部品を正確な寸法で作り、見事なまでのモデルを完成した。このモデルを手に取ると、他のすべての量産モデルガンが単なるオモチャ(実際オモチャだが)にしか感じられなくなるほどのできばえである。パーカッション・モデルなので薬莢を入れるというアクションはできないが、実銃とおりにバレルやシリンダーを工具無しで簡単にはずしたりすることができて面白い。もちろん、キャップに火薬を詰めて発火することもできる。
 上のモデルは、初版のロックライト製モデルである。ロックライトは、ガラスに近い素材のためか、金属にぶつかると「チンッ!」という音を立てる。したがって、ハンマーを起こしてシリンダーを回転させると、ボルトが上がってシリンダーに触れる際に、これまでABS製やHW製では望めなかった金属的な作動音を得ることができた。また、エッジの立った切れ味のいいライン加工が可能になったのも、基本設計の素晴らしい本モデルにぴったりであった。
 下のモデルは、ロックライト製の次に発売されたHW製のものである。ロックライトは、重量が軽いこととブルーイングができないという点で不満の声があがっていた。そこで、CAWでは4インチ・モデルとラウンド・バレル・モデルの発売を期して素材をHWに変更し、新たにHW製のスタンダード版も発売した。これによって、重量的には大幅なアップが実現され、その気になればブルーイングもできるようになった。また、加工が楽になったことで、メーカーからも少数のアドレス刻印カスタム(ニューヨーク及びロンドン)が発売されたが、現在は購入時に自分で選ぶことができるようになっている。
 なお、本モデルの詳細はこちらでも紹介している。 
Colt M1851 Navy Cal. 36 3rd Model 7-1/2" Barrel (CAW, 2nd model, early production, HW, cap firing, 785g)
Colt M1851 Navy Cal. 36 3rd Model 5-1/2" Barrel (CAW, 1st model, limited production, Locklite, cap firing, 600g)  実銃の51ネービーのファクトリー製は7.5インチのみであるが、実際にはいろいろな長さの銃身長のものが存在する。それらはおそらくみなカスタムであろう。
 CAWの5.5インチは、ロックライト製スタンダード・モデル(3rd、7.5インチ)が発売された後、最初に出されたカスタム・モデルである。CAWによると、200挺完全限定販売とのことであった。銃身長以外にスタンダードとのちがいはないが、型から出した銃身やローディング・レバーを短く加工しなければならないので、スタンダードより3,000円高い価格であった。51ネービーは7.5インチでこそ美しいスタイルと言えるが、やや短めのモデルも存在感のあるバリエーションである。なお、バレル上部の刻印はいわゆるロンドン刻印である。
 CAW51ネービーのオーナーはディープなモデルガン・ファンが多いらしく、ショップの中古やオークションにもあまり出てこない。特にこの5.5インチは大変貴重なモデルとなっている。 
Colt M1851 Navy Cal. 36 3rd Model 4" Short Barrel (CAW, 2nd model, early pruduction, HW, cap firing, 665g)  CAWの51ネービーには数多くのバリエーション・モデルがあるが、ここで紹介するのはラウンド・バレル・モデルと共に限定販売された4インチ・ショート・バレル版である。実銃はピース・メーカーのシェリフス・モデルに相当するものとして、ファースト・ドローに対応できるモデルなのだろう。
 別冊Gun誌第6号「コルトのすべて」には51ネービーの数々のバリエーション・モデル(といってもほとんどがカスタム・モデル)が紹介されているが、このような短い銃身のものもいくつか見られ、実際に存在したモデルを元にしているものと思われる。バレル上部には London という工場の所在地が掘られているので、これはいわゆる「ロンドン・モデル」の1つとして製作されたようである。ちなみに、当時からコルトの本社はコネチカット州ハートフォードにあり、スタンダード・モデル(7.5インチ)にはそちらの所在地が入っている。
 なお、2004年に再販され、バレル上の刻印を3種類(ハートフォード、ニューヨーク、ロンドン)から選べるようになった。 
Colt M1851 Navy Cal. 36 4th Model 7-1/2" Barrel (CAW, 2nd model, late production, HW, cap firing, 690g)

 実銃の51ネービー・コレクターによると、同銃はその作りの変遷を年代で分けると大きく4つの世代に分けられるそうである(さらに各世代に前期、中期、後期等がある)。最終モデルは第4世代、つまり4thモデルと呼ばれており、3rdモデルと最も大きなちがいはトリガーガードが若干大きくなっていることである。形がほとんど同じなので両者を比べないとなかなかわからないが(写真中段右の上が4thモデル)、実際には縦横比において3rdモデルが0.63:1であるのに対して、4thモデルは0.78:1と20%以上も縦長になっている。これは手袋をした指でもトリガー・ガードに入れやすくするための改良なのであろう。
 CAWでは、スタンダード・モデルは3rdモデルであるが、そのバリエーションとして2ndモデルと4thモデルも発売した。たかがトリガー・ガードの大きさだけではないかと思う人もいるであろうが、マニアにとってはそうしたちがいも大切なものなのである。さらに、CAWが新たな金型を興こすというリスクを冒してまで製作してくれたモデルであることを考えれば、一層の愛着がわくというものである。
 ちなみに、4thモデルには標準で木製グリップが付いており、真鍮製トリガー・ガード&バック・ストラップ付きのデラックス・タイプや4インチ・ショート・バレル付モデルなどのバリエーションもある。なお、一時期だけ限定発売されたリアル・ウエイト・モデルは4thモデルであった。

Colt M1851 Navy Cal. 36 4th Model 7-1/2" Barrel, Real Weight Old Finish Model (CAW, 3rd model, special limited production, blued Real Weight with the brass trigger guard & back strap and French walnut stock, cap firing, 945g)

 CAWは、自社で生産した最初のモデルガンである51ネービーにはかなりの思い入れがあるらしく、モデル、バレルの長さや形状、素材などの様々なバリエーションを展開してきている。そして、その極めつけが2004年末に発売された「リアル・ウェイト・モデル」であろう。
 本モデルの最大の特徴は、鉄と同じ比重8を実現した「リアル・ウェイト」という樹脂素材が使われていることである。同素材はカネボウとの共同開発で実現したもので、すでにSAAにも使われて好評であったことから、51ネービーにも採用されたのは当然のことと思われる。リアル・ウェイト・モデルには、表面が未仕上げの「プレーン」(68,000円)とブルーイング処理された「オールド・フィニッシュ」(80,000円)が用意されたが、特殊な素材の関係から生産総数は約30挺であったそうである。ここで紹介するモデルは、オールド・フィニッシュである。
 さて、同じオールド・フィニッシュでも、SAAはフレーム部分がケースハードゥン風にブルーイングされていたが(SAA2ndの頁を参照)、本モデルは全体がやや紫がかった濃いブルーで統一されている。ブルーイングするために磨き上げられているために、まるで鏡のようにピカピカと光る表面と、エッジが鋭く立った平面及び局面の美しさは、通常のHW製品のブルーイング・モデルではなかなか味わえない最高レベルのものである。また、ピン類は古めかしさを出すためにやや茶色く仕上げられているのが面白い。さらに、本モデルには4thモデル用の真鍮製トリガー・ガードとバック・ストラップが付けられ、フレンチ・ウォールナット製木製グリップがおごられていて、高級感の演出に一役買っている。そして、これらの装備により、945gというほぼ実銃どおりの重量が実現されており、外観及び手にしたときの感触は、過去に生産されたすべての51ネービーの中で最高位に位置するものである。ただし、「カネボウが廃業してしまったため、リアル・ウェイト素材のモデルが今後生産されることはありません」とCAWは言っており、現時点ですでに大変希少なモデルとなっている。
 なお、最下段左の写真は本品を中古で手に入れた際に付いていた2種類のニップルである。左はCAW製であるが、右側は実銃用と思われる(真偽は不明)。右側のものも6個付いているので、前所有者が別途購入したものか、CAWがサービスで付けたものかのどちらかであろう。

Colt M1851 Navy Cal. 36 4th Model 4" Barrel (CAW, 2nd model, limited production, HW, cap firing, 635g)

 CAWはスタンダード・モデルとして3rdモデルを発売したが、後にトリガー・ガードがスクェア・タイプの2ndモデル、3rdより少しトリガー・ガードが大きい4thモデルをバリエーションとして若干数発売した。そして、それぞれのモデルに4インチのショート・バレルも追加した。
 ここで紹介するモデルは、2010年頃に限定生産された4thの4インチ・モデルである。このモデルにはバレル上部のアドレスがロンドン刻印のものとニュー・ヨーク/ショート刻印のものがあり、それぞれにデラックス・タイプ(真鍮製TG&BS付)もある。本モデルはニュー・ヨーク/ショート刻印のスタンダード・モデルである。
 4インチ・モデルは7.5インチのバレルを後加工で短く詰めることによって作られるので、7.5インチ・モデルより3,000円高い値段が設定されている。また、4thモデルは3rdモデルではオプションとなっている木製グリップが標準装備されているので、さらに5,000円高い価格設定となっている。4インチ・モデルは元々生産された数がそれほど多くないが、4thモデルのそれとなると生産数はごく少数であり、大変珍しい希少品である。

Colt M1860 Army Cal. 44 8" Barrel (CAW, limited prduction, HW, dummy nipple cylinder, 1,195g)

Will be up in the near future.





Colt M1860 Army Cal. 44 8" Barrel Caseharden Custom (HWS, limited production, blued HW, cap firing, 720g)

 実銃は、1860年にアメリカ陸軍に制式採用され、1873年までに約20万挺も製造された大ヒットモデルである。44口径、6連発、8インチ銃身(初期は7.5インチもあった)、ワン・ピース・ウォールナット・グリップ、真鍮製トリガー・ガード、弾付のリベイテッド・シリンダー、優雅な曲線のバレル、独特の形状のローディング・レバーなどがその特徴的である。ドラグーン(M1848)以来の久々の陸軍向け新規大型リボルバーであったが(海軍向けM1851ネービーは36口径の中型モデル)、ドラグーンや51ネービーの特徴であった角形バレルやローディング・レバーのメカニズムを大きく変えるものであった。また、ドラグーンに比べると細く長いグリップや段付のシリンダー形状も大型モデルでありながら軽量化を図るためのものであった。
 本モデルガンは、テキサス・パターソン、ウォーカー、ドラグーンとコルトの貴重なパーカッション・モデルを「古式銃レプリカ・モデルガン・シリーズ」として次々とリリースしてきたHWSが、2011年にその第4弾としてまったくの新規金型により生産・発売したものである。設計にあたっては、国内で古式登録されている1862年製の実銃を徹底採寸し、シリアル・ナンバーを含めてそれを忠実にモデル化した。主要なパーツはHW製としてある程度の重量を確保し(シリンダーは彫刻入り)、メカニズムに関係する部分は亜鉛合金製(一部はスチール製)として剛性及び作動性能を保証している。また、フロント・サイトとトリガー・ガードは実銃同様に真鍮製とし、グリップも同様にウォールナット製のものがおごられている(さらに表面がワイピング特殊処理がされている)。さらに、今回はシリーズ最後を飾るモデルとして、標準モデルでありながらフレームがケースハードン風にブルーイングされ、ハンマー、トリガー側面、ローディング・レバーもケースハードン風にブルーイングされた。なお、リアル・ケースハードンされたニップル・レンチやすでに発売済みのウェスタン・ショルダー・ストックを取り付けるためのロング・ハンマー・スクリューも付属している。 

Colt M1861 Navy Cal. 36 (CAW, early production, HW, cap firing, 700g)  CAWからネービーの第2弾として登場したモデルである。一見すると銃身の部分が丸くなっただけのちがいに見えるが、ローディング・ロッドのメカニズムが大きくちがっており、51がロッドを2箇所で支持していることに対して61は1箇所で支持している。
 CAWの61ネービーは51と同様に本当によくできたモデルガンである。また、51ではオプションであった木製グリップが標準でついているのもうれしい。しかも、本モデルは帆船同士の海戦模様が入ったカービング・シリンダー付であり、それをスタンダードと同じ値段で買うことができた。なお、バレルの刻印は次のように入れられている。
 -ADDRESS COL. SAML COLT NEW-YORK U.S.AMERICA.-
 また、カービング・シリンダーには海戦模様の他に次のような刻印が2カ所に入れられている。
・前後方向 COLT'S PATENT NO. 
・前部横方向 ENGAGED 16 MAY 1843
Colt M1861 Navy Cal. 36 4-Screw Model Delux Type (CAW, early production, HW, cap firing, 820g)

 61ネービーにはストックをつけるためのスクリューがレシーバーに取り付けられているものがあり、それによって外観上4つのスクリューが見えることことから、「4スクリュー・モデル」と呼ばれている。51ネービーほど生産数が多くない61ネービーとしては、貴重なバリエーションの1つと言える。
 CAWでは、61ネービーのスタンダード・モデルを発売後ほどなくして、この4スクリュー・モデルをラインアップに加えた。4つ目のスクリュー用ネジ穴は、レシーバーを成型した後に開けられたものと思われる。追加されたスクリューはストックを支えるものであるので、他のスクリューとはヘッドの形が異なっている。ただ、現在はそのストックが販売されていないので、どのようなストックが付けられるかは不明である。また、リコイル・プレート左右下部にはスタンダード・モデルにはない切り込みが入れられており(写真右上・中参照)、実銃のスタイルを忠実に再現するこだわりが見られる。
 今回紹介するモデルは、真鍮製のトリガー・ガードとバック・ストラップ、それにカービング・シリンダーが純正で付いているデラックス・モデルである。真鍮製TG&BSのためか、上のスタンダード・モデルよりかなり重量が増えている(4番目のスクリューの重さは両方でたったの2g)。なお、本品は中古で手に入れたものであるが、その時点でグリップは純正の木製のものではなく、社外品の白いプラスチック製のものが付いていた。


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