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橋本市は紀ノ川の上流、和歌山県の北東端に位置し、東は奈良県五条市と接し交通の重要地点として栄えました。
高野山の宿場町として発展し、大阪方面から高野山へ通じる高野街道と、和歌山方面から伊勢参りをする大和街道 (伊勢街道)が交差する交通の要所として、また紀ノ川を利用した 川船が運んでくる物資の集散地としての商業の中心地でもありました。

橋本市の紀ノ川南岸、奈良県との境に隣接した恋野地区の地名は、中将姫伝説から生まれたと伝えられています。
中将姫は奈良時代の権力者のひとり、右大臣藤原豊成の娘として生まれますが、5歳の時母を亡くします。豊成は後妻に「照夜」と言う女性を迎えますが、 中将姫は成長するにつれ容姿端麗、英知にも富み何事にも優れた女性に成長し、帝より「中将」の位を賜ります。
継母の照夜はこうして中将姫を憎むようになり、その嫉妬心は、ますます強まります。姫の命さえも狙われるようになり、14歳の時、姫は恋し野の里の雲雀(ひばり)山に逃れて、後に父豊成に再会して奈良の都に帰るまでの2年3ヶ月を、この地で隠れ住んだと、言い伝えられています。
中将姫は17歳で大和・当麻寺に入り、剃髪し、後に蓮糸の曼荼羅(まんだら)を織ったと伝えられている女性であります。
そして29歳で波乱であったが、清らかで英知に満ちた生涯を閉じられました。

懐かしい亡き母を思う心が募るばかりの境遇で「母様恋し 恋し野の里や 雲雀山 雲雀の山に来てみれば…」と中将姫が詠んだ歌から[恋野」の地名が生まれました。

恋し野の里には、中将姫伝説にまつわる旧跡がたくさん残っています。
過ぎ去った年の、悲しい思い出を流したと・・伝えられる・・去年川(こぞがわ)
姫がこの去年川にかけたと伝えられている・・糸の懸橋(いとのかけはし)



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山田錦 栽培日誌 2005

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