第2日目.1月31日(金)ロスアンゼルス

カリフォルニアの青い空




午前 7時00分

 起床。アメリカ最初のの朝の目覚めは、♪〜Wake Up Hotel California〜 by イーグルスとは、いかず不快であった。
 バス・ルームへ行き、シャワーを浴び髭を剃ると、すっきりする。

 マニュアルどおりに、枕の下にルーム・メイドへの$1を置き、部屋を出る。朝食〜ファースト・フーズの予定であったが、買っている暇はなかった。かと云って、昨夜のレスランは高そうだし、ここは早くも、2日目にして、ある意味では、「スリリングな外国で食べる日本食!」と決定し、ジャパニーズ・レストラン
『 彩 菜 ( SAISAI )』へ行くことにする。

 カリフォルニア米のご飯(縦長の米で、そうマズくはないが、今思いなおすと、やはり、毎日は勘弁して欲しいと云う味)、納豆(普段、日本にいても、滅多に食べない嫌いなモノ)、生卵(どこの卵でも味は、同じですね)、海苔(同上)、シャケの切り身(カナダ産か!? 結構イイ味でした)、漬物(普段、日本にいても、絶対に食べない大嫌いなモノ)と、日本では、見向きもしない食事も、異国の地では、豪華版!2膳も、食べて、満足。

 

午前 9時00分 オプショナル・ツアーの集合場所ロビーで待機。

 数えて、五人目のツアコンが、迎えにくる。少しニヤけた感じの日本人の男性だった。

 

午前 9時30分 今回の旅の第一目的であるユニバーサルスタジオ到着。

UNIVERSAL STUDIO ユニバーサル・スタジオ〜
 ディズニーランド並の規模を考えていたので、ちょっと拍子抜け、意外にセセこましい感じがした。取敢えず、ユニバーサル・スタジオの看板の前で、記念撮影。
 ここも、日本の松下の所有物である。団体専用入口から、入ると日本語パンフレットをくれる。日本人は何処へ行っても金の力で、優遇されるようだ。Oh! This Is JAPAN Money Power!

 中を通り抜け、エレベーターで下り、バス(バック・ロット・ツアー)乗場へ、約30分程度並ぶ。身長2mほどのフランケンシュタインの着ぐるみが、待っている客にじゃれかかり、待ち時間を和ませる。また天井にはTVがセットされ、新作映画を紹介するなど待ち時間に対する配慮がされている。
 それにしても、ジャッピーの多いことよ。おまけに、オバさんまでが団体で来ている。一瞬、日本の温泉観光地に来たようで、軽いめまいを覚える。

KING KONG〜『 キングコング 』
 TVで、観た通りの大迫力。炎が、本物。熱い位だ。どアップでみるコングの顔は、怒りの表情をゆっくりと見たかったのに、ボロが見えると困るせいなのかバスは、無情に通りすぎる。

EARTH QUAKE〜『 大 地 震 』
 このユニバーサルで、一番の出来栄え。マグネチュード8.3の大地震を再現。地下鉄の中で、再現される電流、炎、洪水と阿鼻叫喚の地獄図。

FLASH FLOOD〜『 大 洪 水 』
 荒れ狂う水が、襲ってくる!このユニバーサルでは、そこそこの出来栄え。ただ、バスが通過しているうちに、水圧で折れたはずの樹木が、バネ仕掛け戻るのが見えて、興醒め。

JAWS〜『 ジョーズ 』
 釣りをしている爺さんがジョーズに襲われる!・・・しかし彼は、文字どおりの『不死身』の人間であった。釣りをしているところを、ジョーズに食われてしまったのに、我々が通りすぎる頃には、再びノンキに釣りを始めていた。セコさが、微笑ましいくらいのアトラクションだった。

PSYCHO HOUSE〜『 サイコの家 』
 映画『サイコ』撮影で、使われた建物。実際の建物のスケールと比べ、小さい。だが、写真に撮影するとビシッと決まる。良く見ると、家の二階の窓に、ミイラ化したお婆さんがいるではないか!?これも、『旅で出会った人々』か!?彼女は、表情をひとつも変えずに、窓から外をみていた。それほど、息子のことを心配している様子は無かったようだが。

E.T.ADVENTURE〜『E.T.アドベンチャー』
 自転車(風の乗り物)にのって、E.T.の惑星へ、トリップ。彼等に逢うのは初めてなのだが、自分の故郷の惑星へ招待してくれたうえ、帰る時には、名前を呼んで、別れを惜しんでくれた。律儀な奴らしい。しかし、それを喜べる年頃でもないので、素直に嬉しくはなれない。やはり、二十代で来るべきだったのか!?それとも、野郎二人組という組み合わせが、悪かったのか!?

BACK TO THE FUTURE SPECIAL EFFECT SHOW〜『バック・トゥ・ザ・フューチャー』特撮ショー
 バック・トゥ・ザ・フューチャー・パート1のラスト・カット時計台のドクのシーンを再現。我々は、デロリアン(車)をバックに記念撮影。
 このアトラクション会場で一番目立った女の子、歳の頃なら、16、7か。ボーイ・フレンド達と一緒に、学校をサボって、ここに来たようだ。とにかく、会場の中で一番目立つ美形。若さが弾けそうで、おじさん達は、ただ眩しいばかり・・・トホホッ。

MAGIC OF ALFRED HITCH COCK〜『ヒッチコック映画』トリック・ショー
 『サイコ』のシャワー殺人のトリックと『北北西に進路をとれ』の自由の女神からの墜落シーンのトリックを再現。
 バック・トゥ・ザ・フューチャーもそうだが、タネが判ってしまえば、以外に結構チープなトリックなので、しらーとするが、同時に映写されるスクリーンを見ると、最大の効果を上げているので、楽しめる。

 Star Wayエスカレーターで、エンターテイメント・センターへ上がる。途中、ハリウッドの北側の景色が、パノラマに広がっている。広大な景色だ。
 空を見上げれば、抜けるような雲一つない文字通りのカリフォルニア晴れ!おおっ、太陽が眩しすぎる。軽く汗が滲むが、乾燥しているせいか、ベタベタしない。そういえば、喉が渇きを訴えている。
 この青空を見ただけでも、アメリカへ来た価値があると思う。L.A.の乾いた空気と、本当にどこまでも青い空。

 どんな色のペイントをぶちまければ、こんな空の色がだせるんだろうか。心がどこかアメリカの1部に触れたようだった。「これが、アメリカなんだろうか、俺達、きっと、この青空を見たかったんだろか?」「そうだ!これだよ。きっと・・・」
そうだ!きっと我々は、この青空を見にきたんだ!
午後12時30分 昼食〜ビュッフェ式のイタリア料理の店にはいる。
 ビール〜郷に行っては、郷に従えで、バドワイザーばかり飲んでいる。
ソーセージ・スパゲッティ〜パスタ〜ひどいゆで方マズイ。〜ソース〜ただのケチャップまずい。ピッツア〜台の生地が、ただのダンゴ。焼き方は、ダンゴなのでパリッとしてない。目舞いがするほど、マズく1/3ほど食べ、残す。向こうの席で、米国人の子供が、同じ物を残して、叱られている。でも、このマズさには、子供を叱ることは出来ないと思った。













MIAMI VICE〜『マイアミ・バイス』ショー
 日本のTVでも紹介されている、ここの名物ショー。(現在は、あのケビン・コスナーの『Water Worldショー』になっている)
 兎に角、火薬の使用量が凄い。客席まで、爆発の熱さが伝わってくる。スタントも、現実に自分の目で観る事は、やはり大迫力!聞いた話では、彼等は、間違って血まみれになっても、そのまま続けるそうだ。脱帽!
 日本では、消防法の関係で、絶対にこのようなショーは、観れないと言う。ダメダメ禁止行政の国と、自分自身の(厳しい)責任において、自由が保証される国と、どちらが人間らしい生活が出来るのだろうか?
 後に、ハワイで暮らす、日系人に「日本は、共産国より、より生活水準が平等で、豊かな国だ」と言われた事を思い出す。言い直すなら、ダメダメ禁止行政の国だが、弱者でも(ある程度ではあるが) 生きていける国と、自由(自分自身の責任において)保証されるが、ダメになった人間には、何の喜びもない国では、どっちの国に、私は(あなたは)暮らしたいのだろうか?(その代わり、持てる者には、最高の国だと思うのだが・・・。)そんな、単純な選択では計れないのだけれど考えさせられる。

午後2時30分 集合時間、10分前に集合場所に戻る。

 数えて、5人目のツアコン(ニヤけた男)が、所在なさそうに待っていた。きっと毎日のことで飽き飽きしているのだろう・・・と同情する。

「昨夜は、どこへも出られなかったのでしょう?」

「ええ」

「ロスの夜だって、全然危険でない場所は沢山あるんですけどね。私なんて、仕事が、終わっても、ガイドで歩くんで、毎晩家にいないって、カミさんに叱られてばかりですよ」

「グリフィス天文台からみる夜景は、最高ですよ」

「はァ」しばし、ツアコン沈黙・・・・・・・。

「もう、$10も出せば、もうこんな!ブ厚いステーキを食べさせる店があるんですよ」

「ほぅ」しばし、ツアコン沈黙・・・・・・・。

「中華料理の店も、安いですよ!」

「はァ」しばし、ツアコン苦しそうに沈黙・・・するが、気きを取り直す。

「ストリップをやっている店もありますよ

スッごい、綺麗な女の子もいますよ。すっゴイですよー!」

「へェーっ」しばし、ツアコン沈黙・・・・・・・。

「泥レスをやっている店もありますよ。あれも、結構楽しいですよ。興奮しますよー!」

「ふーん」しばし、ツアコン沈黙・・・・・・・。

「私が、オーダーすれば、ほんの$120くらいで、タクシーも2時間、貸し切り出来ますしね。安いですよ」

「そーですかー」業を煮やし彼は、次に集合場所に来た、日本人に同じ事を言いに去っていった。田舎者独特の警戒心が、先に立ち誘いを断ってしまったようだ。今考えると、もしかして、騙されたとしても、行ったほうがよかったと思っても後の祭り。



午後 4時00分
University of California ,Los Angeles〜U.C.L.A.

 ウエストウッド大通り(WEST WOOD Blvd.)を通り、UCLAに到着する。大学構内にはいると、淡い色づかいの建物や、木々の緑。「綺麗だな」というのが第一印象。ちょうど、応援団の練習も行っていて、雰囲気も最高!(日本の大学の応援団と違うよ。念のため。)この空気、この環境、良きアメリカの憧れ・・・って奴ですね。


U.C.L.A.大学生協/Ackerman Union in UCLA〜そして、大学生協で買い物。残念ながら、INVENTORY(早い話、棚卸しか?)で、閉店が多い。お土産に買いたかったUCLAロゴ入りのトレーナーを目の前にガッカリ。

 しかし、棚卸しで閉まっている大学生協を、近畿日本ツーリストのツアコン(女性)が、「こんなに日本人のお客を連れてきたのに、どーしてくれんの!」と無理やりオープンさせる。「日本人観光客の売り上げで、潤ってるんだから、当たり前よねー」と言ってたが、ジャッピーぽくって、嫌だなと思う。でもそれは、その通りで、慌てて、UCLAロゴ入りのトレーナーを買いに走る。しゃーねーか。

 UCLAロゴ入りのトレーナーを買う。衣服売場のレジの混雑を見兼ねて、「キャシュの方はこちらでもいいですよ」と大学生協のレジのおねえちゃんが、手を高く上げて、こっちよ〜って感じで、自分のレジまで案内する、その仕草が、とてもキュートでかわいい。ついでに、本場カリフォルニアのオレンジ・ジュースと、ホテルで飲むためにミネラル・ウォーターを買う。ロスの水は、飲んでも大丈夫だという話だったが、昨夜実際に飲んでみると、鉄臭くマズかったのだ。

 

 帰りの道すがら、あの映画『ダイ・ハード』の撮影に使われた、西に沈む太陽の光を受けて、オレンジ色に輝いているナカトミ・ビルや、あのすっかり観光地となった『和美さん狙撃事件』の現場を通る。


午後6時30分 
ビルトモア・ホテルに戻る。
 夕食〜再び、日本食レストラン
『 彩 菜 ( SAISAI )』で、食べることにする。注文したものは、『松風堂膳』と云うネーミングの定食であった。カリフォルニア米のご飯、さしみ、煮物、天ぷら、茶碗蒸し、漬物(日本人ならと、食べてみたかったが、私は残す)と、日本では珍しくもない食事も、異国の地で食べると、満足。

 ホテル内のストアへ行く。絵葉書とみやげとして、日本では絶対売ってないアメリカのカラフルなお菓子を買い、そのついでといった感じで私『
ペントハウス』、N氏『プレイボーイ』を買う。やはり私たちも、ただのスケベなジャップか!?

 ホテル内のストアのレジ係、歳の頃なら四十歳くらいなのに、就職したばかりなのか、若いオネーちゃんから、逆にレジの打ち方を教わっている。この年齢で、レジ打ちから始まりとは!?米国の労働者の厳しさ感じる。

 いったん部屋へ戻り、シャワーを浴びた後、再び昨夜のバーへ行く。今夜は、混んでいるようだ。昨夜の席は空いてなく、カウンターの隅に腰掛け我々は、"
Bud Please."と軽くビールを成長の後がある言い方でオーダーした。
 バーテンのエディは忙しく、練習しておくと云ったオリエンタル・マジックを披露する暇もなく、次から次へと客の対応に追われる。せっかく慣れてきた英会話を楽しみたいのに、彼は、いっこうにかまってくれない。そこへ、またドヤドヤとアメリカン・ビジネスマンが、騒がしく入って来る。N氏の" Your Friends ? "の問いに" Yes "と答えた彼も、あまりの乱恥気ぶりには、眉をひそめる。彼は、自分のバーを自分の雰囲気で守りたいのだ。

 そう、「トム・クルーズの『カクテル』を観たか?」と尋ねた時、彼は、" Only MOVIE "とチャーミングな顔で言った。あれは、「映画の中だけのことさ」なのか、「たかが、映画だぜ」なのか、ようするに、「本物(現実)は違うぜ」と言ってるように、私には、聞こえた。

 " I Shall Return."そう云って、彼と握手を交わしバーを出る。

午前 1時30分 部屋に帰る。
 お待ち兼ねの『ペントハウス』、『プレイボーイ』を観賞が始まる。お互い雑誌のピンナップ・ガールに、勝手に名前を付け、
「オレのジュディは、○○が、☆☆だ。」
「オレのリンダのほうが、@@@の形が、☆☆でスゴイ!」だの、
「こっちのミッシェルだって、○○の色は、△△のようだ。」
「オマエのその◇◇◇はAIDSだ!オレのジェーンは、◎◎◎が、☆☆だ。」としばし張り合った後、やがて疲れと空しさにお互い寝ようと云うことになる。

 楽しかったアメリカの第2日目を終える。明日は、何を見聞きし、どんな夜話ができるのだろうか・・・。