第3日目.2月 1日(土) ロスアンゼルス〜ラスベガス(移動日)
|
甘い寝息を耳に感じ目が醒める。気づくと長いブロンドの髪が、私の鼻先をくすぐっていたー。身体をおこし、朝のまだ、淡い光に輝く彼女の裸身を眺める。 ボーイが、バゲージを取りにきたらしい。ドアを開け" Sorry ."と謝ると、" Your Welcome "と気さくに答える。さすが、ビルトモアは、従業員の躾が So Good ! この時間まで寝過ごすとは、時差からか、連夜のイビキ合戦からかなのかは、定かではない。どちらにしても、相当つかれてたのでしょう。 シャワーを浴び、そして、枕の下にルーム・メイドへの$1チップを置き、部屋を出る。そー云えば、昨日置いたチップは、しっかりと無くなっていた。 |
|
|
オノボリさんよろしく、ホテルの前で、写真を撮っていると、一見、プエルトリカン・ホームレス風の男が、傍へ寄ってくる。結局、男は、「俺とコーヒーでも飲んで、フリートークしないか」と言っているようだった。私は、虫の居所が悪かったのか、"
No !"と怒鳴る。 |
|
|
午後12時00分 昼食を取ろうと意を決して、アルコプラザへ徒歩で向かう。 土曜日のせいか、それとも危険のせいか、ほとんど歩いている人がいない。その辺が、良く判らないのが一番困る。場所は、ロスのセントラル・ライブラリを越えてすぐなのに、その図書館が、見当たらない。よく見りゃ、改築工事中であった。 やっと見つかったアルコプラザは、早い話、札幌地下街。だが土曜日のため、ほとんど閉店。人の姿は、ひとり、二人・・・。遠くに妙な黒人二人連れが・・・トホホッ、警戒しすぎの我々は、L.A.ギアのスニーカーを買う予定も破れ、早々と退散。帰りの道すがら、結構、雰囲気があったので、歩道橋の上で記念撮影する。 |
|
|
午後3時55分 ロス発ユナイテッド・エアライン航空2121便 ユキさんは、「コンベンション(会議)ですか?」と我々に尋ねる。「いいえ、サイトスィーング(観光)です」と答え、どうしてか?と尋ねると、「最近の日本人旅行者にしては、珍しく、スーツ姿で、それに、オプショナル・ツアーの申し込みが入ってなかったもので」「JTBの説明では、現地申し込みになってたものですから」「これからじゃ、間に合うかしら・・・」と云って、すぐ様、携帯電話で歩きながら、連絡をとってくれる。 |
|
|
午後6時00分 車は約20分くらい、Las Vegas Blvd.通称ストリップストリートを通り、フラミンゴ・ヒルトンホテルに到着する。 ユキさんは、ホテル内の施設を詳しく案内してくれ、そのうえ部屋の中まで、一緒に来てくれて、明日と出発日ののモーニング・コールを入れてくれる。 |
|
|
「事務所の電話は、1800-227-6XX0、自宅の電話は、431-2XX6ただし、毎日10時過ぎないといないわ」と、とても親切。 |
|
|
午後6時15分 ディナーショー 「新婚旅行ですか?」の問いに、「いいえ、ただ単に二人で来たんです」と相席になった日本人男女は答えた。『どーなってるんだー!最近の日本のわかーい者の下半身は!!』とネタむ気持ちでいっぱいの我々は、相手の男に辛く当たる態度を取らないようにしようと思うが、それが、かえって逆効果になってゆく・・・。飲み物の注文を取りに来ると、彼の方は、すっかり雰囲気に飲まれてしまい、すっかり、こわばってしまう。 それを見て、「飲み物は何にしますか?」と、親切に彼等二人の分までオーダーしてあげる。彼女、それを見て、そんな彼をどう思ったのかは、皆さんの想像どおり。(笑) 夢に見たベガスのディナーの割には、日本の観光旅館のように、いっぺんに料理が運ばれてくる。サラダ、冷めたロースト・ビーフ、パンで、意外に大したことは、ねーや。って感じ! " Are You Japanese ?" " Yeah ! "(発音は、ほとんど「ィヤー」+語尾上げる) " Do You Know コメコーチ ? "、" What ? コメコーチ ? " " コメコーチ "彼女の云う「コメコーチ」が、全く理解出来ず、 " I Don't Know "それでも、彼女は諦めず、前の日本人男女やN氏に尋ねるが、埒が飽かず、仕舞いに彼女は唄い出した。 「テルテルボーズテルボーズ、アシタテンキニシテオクレー、イツカノネガイヲキートクレー」 " Do You Know ? "と尋ねてくる。 " Oh Yeah ! It's a Japanese Songs." " Do You Know コメコーチ ? "と、再び、彼女は尋ねる。 " Is It Song ? "、" No." " Is It Food ? "、" No." " Is It Name ? "、" Yes. It's Place Name." " Oh Yeah ! It's カミコウチ(上高地)!" " You See ?"、" Yeah !" " I Was Born コメコーチ.・・・コネコーチ?"、" No. KA・MI・KO・U・TI." " KA・MI・KO・U・TI."、" Yeah
!" それでいながら、結構、人種差別を逆さに取った、ブラック・ジョークの隠し味で、私達ジャップには、「ムッ」する場面もあったが、他の日本人には、ピンとこなかったのか、『トヨタさん』と呼ばれ、バカにされているにもかかわらず、一緒にアホみたいに笑っていた。やはりジャップは、意味不明のウスラ笑いが出来る民族なのらしい。 なんと!ジャパニーズ・フェスティバル〜ジャパニーズ・マネーのパワーも、来るところまで来たようだ。何故か、オリエンタルなドラの音と共にオープニング♪和服トップレスのダンシング・ショー「サクラ〜♪ サクラ〜♪ サクラ の はなぁわぁ〜♪」 確かに、ショーは素晴らしかったのだが、今思えば、夢のようなひとときではあったのだが、『あぁ、こんなもんかな』って感じ。その時の私は、なんだか贅沢すぎて、素直に感動出来ない自分と、贅沢に慣らされた日本での生活水準を感じた。 シーザース・パレス(ホテル)の火山噴火〜あのTV番組『なるほどザ・ワールド』でも紹介されたイベントです。その地震サウンドも、噴火の炎もTVより迫力がありました。 |
|
|
ダウン・タウン〜 で、席に着くことにする。やはり、新婚さんは、新婚さん同士。
ギャルは、ギャル同士。 「ロスで、コリアか?って言われたのよー。ショック!」と、軽い乗りで、人種差別(当時)を口にする。見ると確かに、良く似ている。以後、再びシスコで再会する、このおばさん二人組を”コリアおばさん”と呼ぶことにする。 二十四時間、簡単な結婚式が出来る、ウェディング・チャペル(Wedding Chapel)を左に見ながら、帰途に着く。 |
|
|
午後11時30分 フラミンゴ・ヒルトンに戻る。 ホテルに戻り、いつもの『パスポート等、金品をセーフティボックスに預ける』儀式を向かえる。このホテルでは、セーフティボックスはフロントではなく、地下にあると云う。ホテルは広く、少々遠い。地下に行き、ユキさんに聞いた通りに、ブザーを鳴らす。返事のブザーが鳴ってから入る。(勝手にはいると強盗と間違えられ、撃ち殺されるかもしれないという。) 中には、警備員スタイルの黒人の女性が二人。モチロン拳銃付。 ここでは、" Yes sir."などとは、言ってくれない。 小心者の我々は、" Safety Box Please."(あのースイマセンが、よろしければ金庫貸していただけないでしょうか)、 " OK !"(いいわよ)と彼女は言うが、その眼光は鋭く、どうやら我々を値踏みしているようだった。 部屋番号と自分のサインと、更に、ここでは、自分の母親の名字を書かされる。同姓同名を避けるためだと言う。これだけ警備が強固なら、黄門様から預かった印篭だって大丈夫だ。息ヨーヨーとカジノへ向かう。 この日の予算、$300。私は、予定どおり大勝ちし、カジノで出会ったブロンド・バニー娘ふたりを横にはべらせ、取敢えず、円形の泡風呂で、勝利の美酒、シャンペンで祝杯をあげる。 このホテルで一番高い、ロイヤル・スィートに部屋を換えたのだ。じぃんせぃ〜♪ 楽だけー♪ 苦はぁ、ないさぁ〜♪♪♪ N氏、有り金、全部スッてしまい、可愛そうだったので、カジノで拾った気だてのいい黒人娘を二人あてがってやり、その上、彼を気遣い、ダイエット・ペプシまで与えてやる。 ・・・・・と夢を見たのも、プレイする前までの話。 " No Japanese ." せっかく、換金したその金も、1時間もしないうちに底をついてしまい、またもや、キャッシャーへ向うはめになった。 今度は、先程の黒人を避け、一番左端にいるブロンド美人のところへ行き、サイン済のトラベラーズ2枚を渡した。さっきの一件もあったので、"
Change, Please."と、低姿勢に頼む。 " SA・MU・RA・I ? "と彼女が、オウム返しに尋ねる。 " Yeah, SAMURAI. It's Me
!"と訳の判らないセリフをかまし、その場を去る。 |
|