2008年6月
18日
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(2009年1月10日に書いた回顧録です)
事の始まりは、とある掲示板でした。
「里親募集!」とタイトルされたその記事は、
『子猫の里親を探しています。
このままでは保健所に連れて行くことに
なってしまいます。飼える方いませんか?』
というものでした。
そして添付に画像ファイルが。
ノック・アウト。
何というかわいらしさなんでしょうか。これはやばすぎる。
しかし鑑賞会ではないのです。里親募集なのです。
俺が過去に家族として迎えたことがあるのは
犬とハムスター。
ゴキブリやネズミは侵略者であって家族ではありません。
犬やハムスターはペットという気持ちは全くなく、
家族としての思い入れがとても強かったのです。
だからこそ、死に別れの想いが怖く、この10年間
新しく家族を迎えることができませんでした。
命を軽視できないとか、責任を持って飼えなければ
飼う資格がないなんて言えば聞こえはいいんだろうけど、
きっとその命を背負う勇気がなかったんだろうと思います。
だから今回も同様で、常々犬か猫を飼いたいと思っていた
ものの中々その踏ん切りは着かずにいました。
さらに、ウチはお袋が大の猫嫌いで、昔から猫は
拒まれていたので、飼うとしたら犬になるんだろうなとも思っていた訳で。
しかしそれでも、業務終了後俺はその子猫のもとへ
向かっていました。
飼うつもりは全くなかったということはありません。
お袋と逆に奥さんが超絶な猫好きということもあり、
事実とても大きく揺れていました。
「あの、里親募集されてた子猫はどこでしょうか。
いや、とりあえずその、見てみるだけで・・・」
まぁ確かに物凄く可愛らしかったので、飼う気はなくとも
見てみたいという人が多かったのか、ちょっと訝しがられながらも、
掲示した担当さんを案内してくれました。
「あ〜猫ちゃんたちね、もらい手みんな見つかったよ〜」
案内された担当さんは優しく教えてくれました。
残念なような、ホッとしたような、複雑な心境。
「飼いたかったの〜?」
「いやいや、どうせウチじゃ飼えないだろうし・・・」
じゃあ何で見に来たの、という感じが自分でもしてたんですけど、
担当さんは優しく対応してくれて、これから猫ちゃんとこ行くけど一緒に行こっか〜?
と誘ってもらえたので、同行させてもらいました。
一時的に面倒を見てくれているお宅にお邪魔して、猫たちと対面。
4匹居たうち2匹は、既に引き取られており、
残った2匹が箱の中でないていました。
しかし、この2匹ももらい手は決まっているので、一安心。
「せっかくだから抱いてみたら〜?」
とすすめてもらったので、お言葉に甘えてヒョイっと
真っ白な小さい猫を抱きかかえました。
当然警戒しているのでしょう、爪を立てて体重を預けようとしません。
俺の手を逃れるようにして俺の身体に張り付き、
4本の足全てから爪を立ててよじ登ろうとします。
ちょ、おい、俺の仕事着!
歩き慣れてもいないのに無理矢理進もうとするので
ポロシャツがほつれまくり(ノ∀`)
肩まで登っておとなしくなったと思ったら、今度は離してくれません。
引き剥がそうとすると爪を立てて抵抗して、またシャツが傷みます。
でももらい手があってよかった、保健所行きは免れたねと、
一緒に見に行った人たちで話していました。
真っ白な猫を俺から離して、真っ黒な猫も抱いてみます。
こちらの猫はよりアクティブで、せわしなく動き回っていました。
箱に戻した後も兄弟たちはじゃれ合っているのか、噛み付いたりしていました。
主に黒い猫だけが。
白い猫は噛まれたり蹴られたり踏まれたりするんですけど、されるがまま。
上下関係なのか元気がないのか、心配して箱を覗き込むように見ていると、
最後の最後にカプッと黒い猫に反撃をしていたものの・・・
基本的にはずっと相手のターンでした。
黒い猫のもらい手さんが来て、移動用にダンボールを別々にすると、
兄弟は二匹してなきだしました。
黒い猫は箱から這い出て白い猫に会いに行こうとしています。
二匹まとめて引き取れればベストなのでしょうが、
そこまで理想的な里親は現れませんでした。
既にもらい手は決まっているし、最初のささやかだった
「一目みたい」という想いは叶ったものの、何故かその場を
去ることができませんでした。
そうこうしているうちに黒い猫はもらわれて行き、
白い猫だけが残り、ダンボールの隅っこで一人ぼっち、
元々兄弟の中では一番弱かったのか、震えており心なしか
寂しそうにも見えます。
この時には、猫を見ているのは担当さんと俺だけ。
これ以上情が移っても問題なのでいい加減帰ろうかとした時に、
この白い猫の最後のもらい手さんが、やって来たのでした。
長くなった上にまだまだ続きそうなので次回に続きます!
・・・と思ったら書き上げた『次回』を紛失してしまったので、
これで終わりです。
総集編に期待/(^o^)\
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