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5月、ル シァレはしばらくの間 お休みしました。 |
| オープン当初から関わってきたスタッフ2人が卒業して、 新しいメンバーで再び”山開き”です。 |
| 12〜3人でいっぱいになってしまう小さな空間『ル シァレ』。 その狭さが、隣りの人との距離の近さが、何故か心地よく感じてしまう”山小屋”です。 スタッフもお客さんも同じ地平に居る、そんな気取らない優しい空気が流れていて、ちょうど山道で出会った人が見知らぬ同士でも挨拶を交わすように、何の抵抗もなくこのちいさな空間を、そこで過ごすわずかな時間を、共有できてしまうようなそんな気がします。 お隣りから聞こえる面白そうなお話に、いつしか周りの人もいっしょになって相づちを打っていたり・・・。 時には甲田さんもちょこんとその椅子に腰掛けて、何気なくお客さんと言葉を交わしていたり・・・。 |
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| 「隣りが空いたからネ。隣りは借金してでも借りろって言うでしょ?」 甲田さんは、いつもこんな風に周りの状況の方が”向こうからやって来る”という気がします。 かくして『ル シァレ』は”隣りが空いたから”誕生した訳ですが、「アンテナ感度がいいと思う」という中島さんの言葉通り、やってきた状況を自然体で受け止めながら、しっかり自分のものにしてしまう甲田さんのセンスはやっぱりたいしたものだと思うのです。 |
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こんな居心地の良い「場」でありながらも、やはりスタッフ達はいつかは”卒業”して行きます。 ひとつの通過点としての「場」であることの宿命みたいなものは避けられないにしても、常に新しい水が流れる川のように、淀むことなくそこに存在し続けることがとても大切であり、また難しいことでもあるという気がします。 『来るものは拒まず、去るものは追わず』といった風情の甲田さんの開かれた個性に、今迄もそしてこれからも、本当にたくさんの人が惹きつけられ、交流し、また離れて行くのでしょう。 新しい流れを生み出す人、別の水に飛び込む人、またここへ舞い戻ってくる人・・・。 「どんな人がいてもいいじゃない。」と甲田さんは言いそうです。 噂によると『ルヴァン』のスタッフになるのは「順番待ち」だとか・・・? そんなことはありません。これもまた、極々自然な流れに沿って、去る人がいれば来る人がいる。甲田さんの周りでは、ものごとは”自然に”動いて行くんです。 |
| 「今日は月がとってもきれい!」 誰かさんの声に誘われるように、スタッフみんなが片づけの手を止めてお店の外へ飛び出しました。大きくて真ん丸い月が、暗くなり始めた富ヶ谷のそらにポカッと顔を見せています。 「よし!屋上へ行くぞ!!」 甲田さんの一言で、みんなは7Fまで一気に階段を駆け上がります。 踊り場に隠れて、下からくる子を「ワッ!」と脅かす甲田さん。 屋上まで来てもあき足らずに、とうとう伝い梯子をよじ登ってタンクの上にまで上がってしまいました。 みんなもつられてタンクの上へ。立ち並ぶビルの向こうに、遠く山の端が夕闇に霞んでいくのを眺めながら、ほっと一息です。 『師匠』はまだまだお若い”ガキ大将”。 こんなピュアな一面がまた、甲田さんの持つ魅力のひとつ、なんでしょうねぇ・・・。 |
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| *ルヴァンというパン屋* | *ルヴァンのパン* |
| *絵のおはなし* | |