比較広告ってなんじゃ?       

比較広告とは、複数の商品を比較してその中で自社製品の優位を訴えるタイプの広告である。
日本ではまだまだ数は少ないが、アメリカではよく用いられた表現なのである。

これは2種類の電池を比較した
新聞広告。電池の寿命をエライ
人の寿命でメタファーした、
ちょっぴり過激でペーソスの
利いたもの。

左はゴルバチョフ。
  この電池は寿命が短い。
右はエリザベス女王。
  こちらは大変、長持ちする。

もちろん広告主は右側の電池。
直接にライバル商品をたたく
表現ではないが、左側で
ゴルビーがもっている電池、
見る人が見ればデザインから
「ああ、あれ だな」
とわかる仕掛け。

日産自動車が2000年5月に打った
15段(全面)広告の一部。
朝日新聞の記事の引用、という
形式だが、各社の代表車種が
ずらりと並び、安全性が比較
されている。
(切り取ってスクラップしたように
 みえるデザインなのである。別に
 僕がスクラップしたわけではない)


日産の車は軒並み「AAA」
ランクの安全性だが、他社は
そうではない、という表現。

全体のメインコピーは
「安全第一」。

こうしたデータを出しての比較
は消費者保護の観点から推奨
されているのだが、なかなか
見られない。

比較広告というと、ペプシ対コカコーラのような、
ややもすると相手をコケにする広告、というイメージが
あり、日本ではなかなか受け入れられない
そのため、「当社比較」とか「代表的な○○に比べて」という
中途半端な表現が多い

また、比較広告には批判的な意見がかなり見られるが、
「本当の比較広告」を知らずに批判
するタイプのものが大多数である。

比較広告は、なんといっても「よくわかる」表現である。
また客観的なデータによる比較は、 消費者にとってメリットがある。
過剰な表現やおまけでの差別化よりも正当な広告表現であり
可能性の多い手法なのである。