いろいろあります公的融資制度


 民間金融機関は、政府から不良債権を2〜3年以内に最終処理するようにもとめられており、民間金融機関の中小企業に対する融資姿勢はより厳しくなると思われます。
 そこで、資金調達先の一つとして、政府系金融機関等を検討してはどうでしょう。

政府系金融機関」とは?
 中小企業を対象とする政府系金融機関には、中小企業金融公庫、国民生活金融公庫、商工組合中央金庫などがあります。
中小企業金融公庫 国の中小企業製作に基づいて長期資金の融資を行い、中小企業を支援。
国民生活金融公庫 民間の金融機関からの融資が困難な中小企業等に融資を行い国民の生活向上に寄与。
商工組合中央金庫 中小企業に安定的に事業資金を供給。融資先は主として中小企業団体とその構成員。

政府系金融機関のメリット】

  • 基本的には貸し渋りや融資態度の急変といったことがない。
  • 金利は低く抑えられていて低金利。
  • 融資の見返りに定期預金、定期積金等の要請がない。

など

地方自治体が独自に設けている制度融資
 政府系金融機関による融資制度のほかに、都道府県や市区町村が独自に設けている制度融資があります。
 基本的には、信用保証協会の保証を条件に、自治体が定めた制度に基づいて金融機関が融資するというものです。融資の制度額は数千万円単位のものが中心です。
 詳細は、各都道府県・市区町村の商工担当課や商工会、商工会議所などにお問合せください。
●信用保証協会の保証による融資
 信用保証協会とは、担保力が乏しく民間金融機関からの借入れが厳しい中小企業等にとって保証人の役割を果たしてくれる公的機関で、直接融資してくれるというものではありませんが、保証を受けると民間金融機関からスムーズに借入れできます。
利用できるのは? 制度名 資金使途 取扱機関 貸付限度額・利率・貸付期間
金融機関との取引状況の変化により一時的に資金繰りが悪化している中小企業 金融環境変化対応資金 運転資金 中小公庫 1億5千万円(別枠)・基準利率・7年以内(うち据置期間2年以内)
国民公庫 3千万円(別枠)・1.65%・5年以内、特に必要な場合7年以内(うち据置期間1年以内、特に必要な場合2年以内)
商工中金 1億5千万円(別枠)・1.65%・5年以内、特に必要な場合7年以内(うち据置期間1年以内、特に必要な場合2年以内)
最近の経済環境の変化等により資金繰りに著しい困難が生じている中小企業 中小企業運転資金円滑化資金 運転資金 中小公庫 8千万円(別枠)・1.7%・5年以内、特に必要な場合7年以内(うち据置期間1年以内)
国民公庫 4千万円(別枠)・1.7%・5年以内、特に必要な場合7年以内(うち据置期間1年以内)
商工中金 8千万円(別枠)・1.7%・5年以内、特に必要な場合7年以内(うち据置期間1年以内)
商工会議所や商工会等の経営指導を受けている小規模企業など 小企業等経営改善資金(マル経) 設備資金
運転資金
国民公庫 550万円+特別枠450万円・1.35%・設備資金7年以内、運転資金5年以内(いずれも据置期間6カ月以内) *無担保・無保証で受けられる。
<注>
  • 貸付利率は平成13年8月10日のものです。
  • 中小公庫は中小企業金融公庫、国民公庫は国民生活金融公庫、商工中金は商工組合中央金庫の略です。
  •  信用保証協会は、全国に52協会あり、各地域で保証業務を行っています。

    【メリット】

    • 信用保証協会の保証を受けると民間金融機関はほぼ無条件で融資してくれる。

    【デメリット】

    • 原則的には借入額の1%の保証料が必要。なお、保証金額の限度額は次の通り。
      個人・法人 組合等
    普通(一般)保証 2億円 4億円
    無担保保証 8,000万円 8,000万円

     

    ●政府系金融機関の見直し
     政府の特殊法人の見直しの一環から、政府系金融機関についても見直しが検討されているので、今後の動向に要注意です。



     
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