
iEditは、いわゆるアイデアプロセッサの一種です。ラベルとテキストからなるノードをアイデアを構成する1つの単位とします。iEditではツリー構造とネットワーク構造を用いてノードを組み合わせ、アイデアを練り上げていきます。アウトラインエディタとダイアグラムエディタが融合したものです。
ツリー構造ではノードの追加・削除、レベルの上げ下げなどが自在にできます。ネットワーク構造においては、ツリー上で同一レベルにあるノードが表示されます。ネットワーク構造ではノードの位置と大きさ、フォント、色が自由に設定できます。
ノードとノードの関連はリンクという概念で表現されます。リンクはネットワーク構造においては線と矢印で表現されます。また、リンク先はノードに限らず、ディスク上のファイルやWebのURLなども指定できます。
ネットワーク図はクリップボードで他のアプリケーションに貼り付け可能な他、テキスト、HTML、XML形式へのデータ出力と、テキスト、XML形式のインポートが可能です。

iEditのアイコンはMFCのアイコンのパクリですが、T・E・Nになってますね。これは、ツリー(T)とエディタ(E)とネットワーク(N)が一体となったソフトウェアという意味を表現しているのでした。>^_^
では、iEditの名前の由来は? これは、idea Editor の略です。
ネーミングした当時はi-modeやi-Appliなど、なにかとiのつくプロダクトが多かったです。公開してから気づいたのですが、iEditというソフトウェアも既にいくつかありました。
イラストは、こど。さんからいただきました。ありがとうございます。m(__)m
本プログラムは、Windows XP SP2で動作確認しています(Windows 2000とかVistaでも動くみたいです)。
本プログラムはVisual C++ 9.0でビルドしています。
iEditは4つのビューからなり、それぞれ連携してアイデアプロセッシングを支援します。

アウトラインビューは、ツリービューです。ツリー上にノードの階層的な関係が表示されます。ノードの階層を上げ下げしたり、同じ階層内での順序を変えたりできます。また、ツリーアイテムのラベルを直接編集することもできます。ツリーアイテムのラベルを変更すると、ネットワークビューにおけるノードのラベルも更新されます。
アウトラインビューはiEditドキュメント内のすべてのノードにアクセスできるナビゲータの役割とどのノードが選択されているのかという状態を管理する役割を果たしています。
ネットワークビューは、右上のペインであり、ノードの階層的な関係ではなく、二次元的な関係を表現します。ネットワークビューの操作は、簡単なドローイングソフトのようになっています。
リンクビューは、ノードとノードの関連であるリンクの一覧を表示するペインです。アウトラインビューで選択されているノードに関連するリンクをリスト表示します。
テキストビューは右下のペインです。ここには、ノードに属するテキストが表示され、編集することができます。テキストエディタとしての機能はメモ帳と同じです。
iEditでは、アウトラインビューで選択されているノードに関する情報が各ビューに表示されます。ネットワークビューではアウトラインビューで選択されているノードと同じ階層のノードだけが表示されます。テキストビューでは、選択中のノードのテキストが表示され編集可能になります。階層構造を持つDFDのような図も描くことが出来ます。

「アウトライン編集」と同じ階層のノードがネットワークビューに表示されています。


「アウトライン編集」の子階層のラベルがネットワークビューに表示されています。
アウトライン編集機能としてノードの階層を変えるコマンド、階層内での順序を変えるコマンドが提供されています。また、ドラッグ&ドロップによる移動も可能です。

ネットワークビュー上は、ドローツールのような操作性でダイアグラムを編集できます。ネットワークビュー上にノードを追加するとアウトラインビュー上にも反映されます。

ノードは長方形、角丸長方形、楕円を選択できます。線の太さや色、塗つぶしの色、フォントなどを自在に設定できます。また、メタファイルやビットマップをノードとして貼り付けることも出来ます。


iEditの個々のビューは標準的なドローツールやアウトラインエディタの操作性を提供していますが、次のような特徴的な機能もあります。
ネットワーク構造、階層構造、リンク情報を駆使すると、かなり複雑な関係図や構造を作ることができます。すべてのビューを使いこなさなくても、アウトラインビューとテキストビューだけを使ってアウトラインエディタとして使ったり、アウトラインビューとリンクビューで、ファイルやURLのリンク集を作ったりもできます。ネットワークビューの機能を主に利用してマインドマップやフロー図を描くこともできます。ダイアグラムを描いてから、階層的に整理していく、あるいはアウトラインを作ってからネットワーク的な関係を作っていくという段階的な使い方も出来ます。
iEditはDFDや業務フロー図の専用ツールではないのでDFDや業務フロー用のノードを持っていませんが、メタファイルを登録する機能を使えばDFDや業務フローに必要なノードを作れます。DFDや業務フローは、ひとつのプロセスやアクティビティの詳細を分解して分析することが多くあります。階層構造を利用してアウトラインビューとネットワークビューをうまく使えば複雑なフローを表現することが出来ます。



状態遷移図は「状態」と「アクション」からなります。個々の「状態」をノードに対応させ、アクションをリンクとして表現します。アウトラインとしてはフラットな構造になります。
作成した図は、クリップボード経由で他のアプリケーション(ワープロなど)に貼り付けることが可能です。

リンクビューにURLの情報を分野別に階層化して整理すると便利です。

バージョンアップ1年以上ぶりです。アーリーアクセス版で随時機能を追加していたのですが、だいぶ更新がたまってきて、ずるずる行くのもなんなのでこのあたりでリリースということにしました。
このバージョンから開発環境をVisual C++ 8.0(VS2005)からVisual C++ 9.0(VS2008)にスイッチしています。あと、Win98での動作確認、もうやめようと思います。
うぃんどうずきゅーじゅーはち? 。。旧世紀のOSですな。。
主な機能追加は以下の通りです
描画順の制御とノードの簡易グループ化機能を組み合わせると、面白い使い方ができます。詳しくは、はてなダイアリーにて。