トップページ

私のホームページ

悪性リンパ腫について

1. 経緯

20年来の通風の治療で薬(ザイロリック)を1ヶ月に一回もらうために病院の 内科に通院していた。
その序でに、胸焼けがする様な症状があると申し出た。
それでは、内視鏡で検査しましょうということで、検査したら十二指腸に潰瘍 があるといわれた。
写真を見せてもらっても、素人には何がどうなっているのか分からない。
入院して精密検査が必要なので、奥さんと来てくださいといわれた。
妻と検査結果の説明を聞きに行く、検査入院で2週間かかると説明があった。
65歳になる今迄に入院した事もなく、自分では、自覚症状や予兆も痛みもなく スポッーをしており入院するという状況が
何か重大な状態に感んじられた。
検査入院手続きに行く時に、娘と関係のある他の病院へ行きたいと申出て 、紹介状を書いてもらった。
新しい病院へ至急入院ということで外科の診察を受ける事とした。
検査内容は、x線、心電図、エコー(心臓、腹部)、負荷心電図、CT検査、 内視鏡検査、超音波検査、ピロリ菌の除菌等行った。
16日間の入院結果は、要観察と言う事で退院した。
1ケ月半後、内視鏡検査で生検をしたら組織が増えているようだと診断された。
手術する必要があると言う事で再度入院する。
手術するための検査として、]線(前、後、横、寝)、心電図、エコー(心臓) 、肺機能検査、胃透視検査、CT検査、内視鏡検査をする。
手術することになり、麻酔科の医師より全身麻酔のやり方として、背中より 管を硬膜をさけて注入する。
その時に、合併症、脊椎の損傷の危険性等の説明があったが、判断できず、 受入れざるを得ないものであった。
出来た場所が十二指腸の乳頭の反対側であったことが幸いした。
もし、乳頭部近くであったら、膵臓、胆嚢その他臓器の処理で大手術となっていた と医師が言っていた。
そして、十二指腸リンパ腫の除去手術を行った。
手術で腹部の、臍の上13cm縦に切る。
鼻から排出チュウブを胃部へ挿入、腹部の手術部横より穴を開け排出チュウブ挿入,
生殖器の先より排出チュウブの挿入、鼻部に酸素の排出チュウブ、腕に点滴 チュウブという状態であった。
夜、苦しくなり無意識で鼻からのチュウブを半分抜きかけたが、気が付いた。
幸い医師がいたので、再挿入してもらった。
手術の翌日、移動式X線検査で確認を行う。
38.7℃の熱があり両脇、両足部に氷を入れて熱を下げた。
手術後2日目で尿管を外す。3日目で背中及び鼻からのチュウブを外す。
その後、X線(前、後、横、寝)2回、胃透視検査を行った。
8日目から胃切食のおもゆから、3部粥、5部粥、全粥となり点滴も終了した。
24日間で退院した。
その後、観察として7回内視鏡検査を行った。
その結果、手術後2年半後に、生長しているきざしがあるということであった。
もう一度、手術することは、難しいので 血液内科に入院して化学療法を受ける事となった。
検査としてX線(前、後、横、寝)、腹部CT検査、心電図、ホルダー心電図 (24hr)、ガリウムシンチ撮影、採血等である。
化学療法(CHOP)は、8回入院する。
1回目は、2週間でその後、3週間毎の間隔を置いて2回目以降は、1泊2日 の入院をして、抗がん剤の治療を受ける。
抗がん剤の治療は、次のものである。
 アドリアン、静脈注射
 オンコビン、静脈注射
 セロトーン、100mlの点滴
 エンドキサン、500mlの点滴
 飲薬として、プレドニゾロン錠5mg、朝昼6錠/1回
       ガスター錠20mg、朝夜
2回目終了後、入浴時に頭を洗った時に毛がごっそり抜けた。とうとう来たかと暗澹たる気持となった。
その後も頭の脱毛が激しくバーコード状態となり思い切って丸坊主となる。
味覚障害で病院食は、受付けず売店で「おにぎり」や「パン」を買って食した。
味覚が変わり、いままで食べなかった夏みかんが食べられるようになった。
5回目終了後、内視鏡検査の結果、患部が小さくなっている。(3cmから1cm)
       味覚障害、手足の痺れがひどくなる。
8回目終了後、内視鏡検査の目視では、患部は消滅している。
       しかし、生検の結果、細胞は消えていない。
5ヵ月後、内視鏡検査で細胞もなく完治している。頭毛も生えて元に戻った。
抗がん剤治療で、一番、気を遣ったことは、白血球数(WBC)の基準範囲 3700〜8000/μlである。
1000μl以下となるとクリーンルームの病室に入り面会謝絶となる。
8回目入院終了後は、白血球数2900/μlまで低下した。
抵抗力の低下による風邪に一番気をつけた。 一度、人込みの中の本屋に行き、帰ってから37.3℃の熱が出た。
氷で必死になって、熱の上昇を抑えた。
もし、38℃を超える熱が出た場合は、即入院と言われていた。
運動障害があることより、退院後しばらくは、車の運転をしなかった。
その後の6ヵ月後、内視鏡検査で生検の結果、細胞は、増えているということで 今度は、入院して放射線治療を行う事となった。
検査として、]線(前、後、横、寝)、CT検査、ガリウムシンチ撮影、をした。
放射線治療は、一日一回(土日は除く)で、15回照射(総線量30Gy)を 行った。
副作用として、味覚障害が生じ、病院食は、食べなかった。
内視鏡検査の結果、異常なし、生検の結果も細胞はなく、寛解しているという 診断であった。
22日間の入院であった。
発症してから4年余であった。
今後は、継続して観察して行くとのことである。

2. 病名

外科で手術した時の病名は、十二指腸リンパ腫の除去手術。
血液内科に入院した時は、悪性リンパ腫
放射線治療のとき、詳しく内容を聞いて分かったことは、次の事である。
 「悪性リンパ腫、非ホジキンリンパ腫、MALT、B細胞、びまん性」

3. 参考図書より

詳しい病名が分かり、これに関連した説明文より抜粋する

(1) (社)日本医学放射線学会(1995.8.25発行)
放射線科専門医があなたの疑問に答える”放射線Q&A”

Q14(P28)より
  がんの種類や進行状況により治療法を選択します。
しかし、腫瘍の種類によっては、手術よりもはるかに確実な場合がすくなくありません。
例えば、外科や耳鼻科の先生でも悪性リンパ腫という病気では手術はしません。
手術するより、放射線治療の方がはるかに確実だということがわかっているからです。
−−−初期には手術せずに放射線治療が選ばれます。

(2) 医薬ジャーナル社(2004年),インフォームドコンセントのための図説シリーズ
 悪性リンパ腫、堀田 知光編

P28, 放射線治療、A.放射線治療についての一般知識より
−−−早期の悪性リンパ腫の場合、治すことを目的に放射線治療がおこなわれます。
−−−一般に悪性リンパ腫細胞は、他のがん細胞に比べて放射線に弱い傾向が あるので、放射線治療でよく治ります。
P38. B.日本人に多い悪性リンパ腫に対する放射線治療について
b. MALTリンパ腫など、広がりにくく悪性度の低いリンパ腫
正常リンパ球が人体への外敵の侵入を最前線で防いでいる粘膜において 発症するおとなしい種類の悪性リンパ腫です。
−−−病期がT〜U期であれば、比較的少ない量30〜36Gyを15〜25 回程度に分割して3〜5週間かける放射線治療により
80〜90%の患者さんが 治癒します。
早期であれば放射線治療だけでよく治るので、化学療法をしなくてもよいと 考えられています。

(3) 文藝春秋刊、近藤 誠著「がん治療総決算」(2004.9.30刊)

表紙カバーより   がんとともに臓器を取除く手術は避けよ
P65.日本では、臓器周辺のリンパ節までごっそり切除することが多く(リンパ郭清) そのために発生する合併症・後遺症があるのです。
−−−郭清の別の問題は、神経を必ず切断してしまうことです。
P98.化学療法で治るがん
がんの中には、化学療法で治るものがあります。
以下に挙げるものがそうです。
−−−非ホジキンリンパ腫のうち、中、高悪性度群
-−−換言すると、他の種類のがんは化学療法では治らないわけです。
P126.−−−放射線治療の対象となる初発がんのうち主なものを以下に示します。
−−−悪性リンパ腫
P163.セカンド・オピニオンは病院を変えて これよりいえることは、患者が受診した診察科目により治療方法が決まると いうことである。
他の治療方法があっても、まず自科の方法で行い、その結果 により他の診療を紹介することである。(患者には選択肢がない)
P195−−−なるべく臓器を温存する方向で考えるのが妥当です。
P196−−−大きくなってから発見しても、がんもどきであれば、転移は していないわけです。

(4)インターネットより
血液・リンパ:ホジキンリンパ腫以外

1. 放射線療法の目的・意義
−−−限局期の低悪性度リンパ腫に対しては、放射線療法単独により治癒もしくは 長期寛解が得られる。
代表的な例を挙げると、MALTリンパ腫や濾胞性リンパ腫 に対する根治照射が挙げられる。

(5)がんを治す完全ガイド(2004.8)
特集。白血病/悪性リンパ腫  

トップページ