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 当サイト「佐野高太郎の世界 すべては究極の一枚のためには、旧サイト「佐野高太郎の視点」を改題、リニューアルし、サブタイトルを付けたものです。
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 写真使用をご希望の方はメールでお問い合わせください。(クリックするとメーラーが立ち上がります)。基本的に都内に居ます(2007年12月、南部アフリカより帰国しました)。

 スライドショーなどのご希望の方もお気軽にご連絡ください。内容等はご相談ください。→クリック
 カラハリ砂漠、北海道、高尾山などの撮影エピソードのほか、これまでどのようにして写真家になったか、みたいな話中心の講演もやります。たいていは1−2時間です。

 写真展で使用したパネルの販売 も、こちらからお問い合わせください。一枚3万円から5万円です(送料込み)。→クリック

メール(クリックするとメーラーが立ち上がります)。



上:写真集 『KALAHARI チーターがいる砂漠 』P11より

動物写真

 写真は(野生動物に限らず、)被写体の魅力に依存します。
 野生動物写真家の僕の場合で言うと、その魅力は、99パーセント以上が被写体である動物、その動物を存在させる場所、にあります。その世界に身を置いた自分が、なにを感じ、どこにピントを合わせ、どう切り取るか。どの角度から、どのようなアプローチをするか、という選択が自分の作業で、それは残り1パーセントなのではないかと考えています。
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上:写真集 『北海道 リスとナキウサギの季節』 P42より

考え方

 僕の作品はその自然と言う芸術作品のなかの“ひとかけら”です。
 野生動物たちが生息する世界は実に奥が深く、クリエイティブに繰り広げられています。僕は人間のなかでは“多い”と思われる時間を、そんな世界で過ごします。多くの時間を彼らと共有する事によって、目にすることを許された世界。それはほんの一部、それは本当にごくごく一部分です。

  知らない事はまだまだ沢山あるし、知らない事の方が多く、一生かかってもひとかけらです。しかしそのひとかけらを見るだけでも、彼らは美しく、可愛いく、研ぎすまされています。
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上:写真集 『KALAHARI チーターがいる砂漠』P80-81より

すべては究極の一枚のために

 写真は切り取る作業でもあります。ですから写真に写っている情報は“ひとかけらの中のひとかけら”なのです。

 良い写真にするために僕はより多くの選択肢を求め、より多くの情報のなかから選択していきます。写真は撮って発表するだけではありません。それを見てもらって、色んな評価を受け止め、たくさんの情報を得て、次の写真の肥やしにします。

 究極の写真。それを僕はまだ持っていません。僕が言う究極の一枚とは、一生に一度撮れるかどうかの、誰も文句のつけどころがない一枚です。きっと僕はそれを自分で撮りたいから写真家なのだと思います。そのとき「究極!」と思って撮った写真も、撮れたときにはすでに究極ではなくなっているのです。その繰り返しが写真家としての僕のあるべき姿なのかもしれません。

  サブタイトル「すべては究極の一枚のために」にはそんな想いが込められています。 僕は写真を撮るとき、10枚の良い写真を撮ろうとは考えません。1枚の最高の写真を撮る努力をします。それが自然に積み重なって何万枚にもなりますが、枚数の問題ではなく、一枚を撮る!という目的のプロセスのなかで撮影を続けています。



上:写真集 『北海道 リスとナキウサギの季節』P84より
ストロボを使いません

 僕はストロボを使いません。かつてその理由は「かわいそうだから」でした。子供のころから動物が好きだった僕は、動物にストロボの光を浴びせると眩しそうな顔をされて、嫌な顔をされる事に我慢が出来ませんでした。写真は被写体あってのもの。被写体に嫌われたらいい写真が撮れない、と思っていました。
  いまでもそう思いますが、ストロボを使わない理由はすこし変わりました。写真を撮り続けているうちに、自然光の美しさを知ったからです。自然界の光源はひとつの太陽であって、それが昇ったり沈んだりすることで、明るくなったり暗くなる。
  朝陽が差し始めたときの、陽の光が当たるところと当たらないところの露出差の世界。日が沈んでからでもわずかに残っている光を長時間露光で拾う光の美しさ、そのなかで当たり前に生活する動物たちこそが、僕のとりたいモノだ!と気づき、それが僕の自然光を求めるスタイルになりました。
 自然光の演出で僕がこだわった風景。例えば南アフリカのカラハリ砂漠。景色だけを見ていると永遠に続くだけの単調な景色。砂漠を何千キロと走っていれば、そんな景色には飽き飽きしてきます。しかし動物たちが走って砂埃を立てそれに朝夕の光が当たる時、風景に命が吹き込まれます。動物によって生きてくる景色、そんな光景がたまらなく好きです。
 そういう自然光にこだわった自分の世界を大切にこれからも撮影したいとおもいます。

上:写真集 『KALAHARI チーターがいる砂漠 』P8より

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