KOtoDAMA企画公演「羊の宇宙」

全労済+(株)スペースゼロ提携公演/Kiryu演劇シリーズ2001 STAGE ART FESTA GUEST

原作 夢枕獏 「羊の宇宙」(文春文庫「鳥葬の山」収録)

脚本 佃典彦 (劇団B級遊撃隊)

演出 寺十吾 (tumazuki no ishi)

出演 児玉信夫 石橋祐 ☆ 小林勝也(文学座) 他



羊の頭の上には宇宙が広がっている。
少年の頭の上にも,
おじいさんの頭の上にも、
そして地球に生きる全ての生物の上に
宇宙は広がっている。

夢枕獏氏の『羊の宇宙』は、とても魅力的で、美しい作品である。

 読む人によって、それぞれの様々な想いが募る、日々忘れかけていることなどをふと思い出す、そんな作品ではないだろうか。舞台とは、摩訶不思議な、夢のような空間である。ほんのひととき日常から離れ、夢を見ているかのような体験をするのである。 この『羊の宇宙』は、そんな夢のようなひとときにふさわしい物語。お客様にはこの『羊の宇宙』が創り出す舞台空間で素敵な時間を過ごしてもらいたい。

STORY

 生きている環境も立場も年齢も、何もかもが違う羊飼いの少年とアインシュタイン、この二人が、ある日出会い語り合う。 二人が語り合うこと、それは、忙しい日常に追われ普段は忘れてしまっていること、草原で風を感じたとき、都会の空に雪が舞う とき、星空を見上げたとき、人がふと感じること、そんなことを語り合う。
誰もが子供の頃は感じていたのに、大人になると共に失っていくことがいっぱいある。
羊飼いの少年が日々感じていることに、 アインシュタインの眼が輝く。大人を経験し、老人となったアインシュタインの心には、子供の頃の様々な想いがよみがえり、 これまで模索してきたことを再認識するかのような時間を過ごす。広々とした平原で、時の経つのも忘れ、無邪気に語り合う二人。 それはこの地球に生きている全ての人に共鳴する【お話】である。
この作品は、子供から大人、そして老人にまで、楽しんでいただける作品である。おじいちゃんが孫を連れて、お母さんが娘を 連れて、観に来てくれる舞台にしたい。特に、子供が楽しめる舞台が少ない現在、見終わった後に、子供と大人が、そのように 〔羊飼いの少年とアインシュタインのように〕語り合ってもらえたら最高である。


舞台は、宇宙をイメージできるプラネタリウムのように...


 初めてプラネタリウムに行った時のことを覚えているだろうか。暗闇が訪れたかとおもうと、一瞬のうちに頭上に広がる満点の星。 自分がどこにいるのか、ついさっきまで何をしていたのか、そんなことは全て忘れてしまうほどの空間がそこにある。 観客は、深い暗闇と煌く星々に囲まれながら、少年とアインシュタインの語らいに耳をかたむける。

舞台に花を添える羊達

 「羊の宇宙」には当然のことながら複数の羊達が登場します。 KOtoDAMA企画では演劇を「観る」楽しさだけではなく、「体験」する事によって演劇のすばらしさを 多くの人に感じてもらいたいと思っています。

「死」を考える

 子供の頃には実感できなかった死。生きていくなかで、人はいろんな死に直面することになる。 それはペットの死であったり、おじいちゃんの死であったり。そして、自分にも必ず死は訪れることを知る。人はこの死への恐怖や悲しみを乗り越えて生きていくのである。

KOtoDAMA企画版「羊の宇宙」では佃典彦によるオリジナルシナリオにより「死」の要素を取り入れ、人の想いの力を ファンタジックに描いている。


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