第1章 これまでの住まい
(1) 結婚当初の住まい
まずは、我が家の家族について簡単にご紹介しよう。
夫/ひので夫 サラリーマン。職業柄、朝の出勤は割と(かなり)遅く夜は定時帰宅で10時半。
妻/ひので フリーでコピー・ライターをしている兼業主婦。今年(2001年)に入ってから、かなり仕事が減り、あせりつつも、家のことを考えているうちに日々が過ぎていく。
子ども/4歳と1歳1ヶ月の女の子2人。ともに保育園児。
ちなみに、住まいは兵庫県阪神エリアである。さて、結婚10年にして、「まさか」の新築となったひので家。これまでの住まいを振り返ってみたい。
●結婚後すぐ〜約4年(1991〜1994)
ひのでは、結婚後もずっと働き続けるつもりではいたが、できれば生活はひので夫の収入でまかないたい、と考えていた。そして新婚当初の住まいとして見つけたのが、2Kの物件である。希望の私鉄沿線で駅から徒歩12分。南に6畳、続きに3畳、北に4畳のDK、風呂、トイレ付き(30平米以下)。「昔の」新婚さん向けに作った鉄筋3階建てで、家賃は4万5000円。共益費を入れても5万円以下。駐車場はなかったが、この際文句はいえなかった。何しろ、この頃はバブルの絶頂期とやらで、不動産屋に行っても、手頃な賃貸物件が、ほとんどなかったのだ。見に行った物件も、これ一件きりである。お金もないし、贅沢はいっていられなかった。
そして、新婚生活。
狭いながらも楽しい我が家、である。しかし、
・インターホンがないので、セールスに居留守も使えない。
・狭い風呂はシャワーなし、洗面ボウルも小さいのが風呂場にあるのみ。
・洗濯機は、二層式しか×(全自動を置くと、ドアがふさがれ、風呂に入れない)。
・ガス(都市ガス)の種火は外にあり、冬には沸くまでに50分かかる。‥と、設備の不具合もさることながら、やはり狭いのは辛かった。
私が仕事に行っている間は良かったが、一旦仕事を辞め、家にいるようになると、とたんに朝、遅くまで寝ている夫が邪魔になる。何しろ、日が当たる唯一の部屋に寝ているのだ。ベランダに洗濯物を干すにも邪魔である。やっと出ていったと思っても、狭い部屋のこと、あまりくつろぎ感はない。それに、月に一度の家賃の支払い。これもなかなかゆーうつだった。隣の隣りに住む大家さんのところへ、現金を持っていくのである。そして、大家さんの奥さん(推定70代)の、息子のヨメに対する愚痴などを、最低30分は聞く。「店子はつらいね〜」という夫の言葉に、初めて「店子」という言葉を知った、無知なひのでであった。
ぜったい、マンション欲しい。買わなきゃ子どもも産まない!と密かに誓っていた(特に子どもが好きだったわけではないのだが)。