第2章 買い換えを考える〜マンション売却
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(1) マンションが狭くなる
(2) すぐそばに新築分譲マンション
(3) 新築マンションに買い換え?
(4) マンションを売りに出す
(5)マンション買い換え断念
(6) 急転直下
(7) マンション売却決定
(1) マンションが狭くなる
気楽な2人暮らしだった我が家にも、やがて子どもが生まれた。自然、同じアカンボをもつ近所の人と挨拶を交わすようになる。同じ世代の多いマンションは、その点とっても楽である。
娘は、8カ月から保育園に入り、私は家で仕事を再開したが、同じように保育園に通わせる人もいたし、また専業主婦の友だちに偏見も持たれず、親子ともに良好なつき合いを育んでいった。
そして、住まい。広さは、もちろん変わらない。しかし、住む人数が増えた。子どもの服やおもちゃが、じわじわと増えていく。本好きな夫の本も静かに増殖し、私の仕事関係の書類も増えていく。
夢のように広かった3LDKが、だんだん狭くなってきた。
それは物理的なモノの多さだけでなく、生活時間の差も大きい。ひので夫は、もともと夜型なのに加え、勤務も昼〜夜が多い。そして朝は遅くまで寝ている。それでも、子どもが小さいうちは、一緒に寝ていた(数カ月頃までか?)。しかし、夜中・朝方のアカンボの泣き声に耐えられず、夫は、ある日こっそり(!)自分のふとんを北側の洋室に移動させてしまったのだ。腹も立ったが、正直、せいせいもした。何しろ、朝、子どもと起きて出かける支度をするにも、寝ている夫を気遣わずにすむというのは、何ともラクチンだ(時々、私にだけコドモを押しつけられているような気がして腹がたち、よくけんかもしたが)。
こうして、北側にある洋室の1つが、夫の布団によってふさがれた(注/引きっぱなしである。)そして、もうひとつの洋室は、私の仕事部屋である(深夜・早朝も使う)。残る和室は、子どもの遊び場兼母子の寝室。ああ、もうひと部屋あればなぁ。そんなことが、夫婦の会話に上るようになった。
この時点で、私たちは漠然と、4LDKマンションへの買い換えを考えていた。中古マンションは下がりつつあるし、それが現実的な線と思えたからだ。
そんな折り、同じマンション内の4LDKが売りに出された。「オープンハウス!」とある新聞の折り込みチラシをじっくりチェック。すごい。こんなに価格が下がっている。これなら買えるかも?同じマンション内なら、今気に入っているこの環境も変わらなくてすむし、引っ越し代も安く済む。何より、ここなら見知らぬ「中古」という不安もない。この日、マンション内の友だちと、冷やかし半分でオープンハウスに行ったのだが、気持ちは結構本気になりかかっていた。
しかし、翌日その不動産屋に問い合わせると、すでに買い手がついたとのこと。がっくり。110世帯のマンション中、4LDKは1割にも満たない。当分出そうもない‥。